とある酒場の店員 作:イタク
「それにしても……凄い狙撃でしたね」
アイクはそう言いながら残った分身体を少しずつ解除していた
「でも分身体が残ったのは意外だったね」
「でも……残った分身体が……」
そう残った分身体を全員見ていた
「まさかラウルさんの分身体が全部無事とか……生命力高く無いですか?」
「じゃな……ラウルが残るとは……良い傾向じゃあ冒険者は生き残るのが第一だからの」
「そうだな……次期団長としては力は少々頼りないが……生き残る力はあるようだ」
「ガレスさんリヴェリアさん酷くないっすか!?」
ラウルは若干泣き顔で2人にツッコミを入れると
「まぁ落ち着けラウル」
フィンはラウルに落ち着くように指摘しラウルはフィンを見るが
「生き残るのも冒険者として大事な事だなんせラウル以外の分身体は消えているこれはラウルには、極限状態でも生き残る素質があるからだ」
「団長~それ褒めているんすか!?」
「勿論褒めているよ?」
ラウルは涙めをしながら会話をしていると
「ちょと良いか?イカレ野郎」
「何ですかベートさんあと私はイカレ野郎じゃあありませんよ?」
「そんなものどーでも良いんだよ!」
ベートは自身の分身体を指を指す
「何で俺の分身体の耳が猫になってやがる!」
そうベートの分身体の耳は猫そして尻尾も猫になっていた
「えっ……いつも『俺は犬じゃあねぇ!!』って言ってたじゃあ無いですか?」
「違う!!俺は犬じゃあねぇ狼だ!って言ってんだろ!」
「えっ……違うの?」
そこにアイズが介入しベートは頭をかきながら
「アイズ!何で同じファミリアのお前が知らねぇんだ!」
ベートはギャーギャー騒ぐが
「ベート落ち着け……それよりも次の作戦に移行する」
フィンはベートを落ち着かせるがベート自信納得しなかったが何とか落ち着かせた
「椿整備の方は?」
「ウム問題無い!」
椿は既に整備を終え全員に行き渡せると問題が無いと確認を終える
「ではこれより2班に……」
「あっそれちょと待って下さいフィンさん」
「何だ?イカレ野郎」
「残るのは私1人で構いませんて言うか1人じゃあ無いと困ります」
「理由を伺っても良いかい?」
「私の幻術の魔法です……今回は分かりやすく目印をつけましたが…………もし分身体を私だと勘違いされると連携に支障を来しますそれに今度の敵は知能が高い敵です……下手に目印を着けると見破られます……ですので私1人の方が都合が良いのです」
全員がそれに頷く今回の狙撃では明らかに偽物と分かりやすく作ったがもし知能が高いモンスターが居た場合アイクの魔法は連携の邪魔になり下手すると足手まといになってしまうからだ
「そうだね……ではアイクここを任せたよ?」
「任せて下さいフィンさん」
フィンは立ち上がり
「ではこれよりアイクを残し59階層に挑む皆行くぞ!」
フィンの声に反応し声を上げるがアイクは既に壁の方を見ていた
(……明らかに味がする……どこだ?)
アイクの舌からは微妙な苦い味がする……強烈な味の人間でなければ分からない程の人物それはアイク自身分かっていた
「では行ってくぞアイク」
「お気をつけて下さいリヴェリアさん」
ロキファミリアの最後尾のリヴェリアが最後にアイクは完全に1人になった
アイクはまずは
簡単な昼食をここで作る事にした
「メインは肉そして50階層で採取した果実を……」
アイクは簡単な肉と果実の炒め物を作りだす、本来の肉は保存食用の干し肉だがアイクの魔道具により冷凍している肉を使う、そして肉を火で氷で解かし果実をみじん切りにすると肉にしっかりと浸ける、その間にワインを取り出すと同じ果実をフライパンに煮詰め果実に浸けておいた肉をフライパンに投下し、ワインのソースが殆ど無くなるまで火を通すと
「完成十分クッキング」
アイクは果実により肉が普段より柔らかくなり甘く美味しく出来上がり1人美味しそうに食べていた
「ウム……我ながら良いできだ」
その言葉に先ほどアイク達が通ってきた入り口から見知った2人が現れる
「随分と……余裕だな……アイク」
「いえいえ出てくるのはロキファミリアが59階層に到着した頃だと分かっていたので」
そこには赤髪の女……そして
「ダンジョンで料理するとは……随分と
「モニュモニュ、そうですか?ならその仮面を外してくれませんか?黒いローブの人?何なら食べますか?」
「いらない」
「調子が狂う」
黒ローブの人と赤髪の女は武器を構える
「せめて最後の晩餐くらい食べさせてくれませんかね?」
「良いだろ……くれてやるただし」
赤髪の女はアイクの口にめがけて
「鉄の味だがな!」
女はアイクに向けて全力で剣を振るが
「ちっ」
アイクは霧のように消えた
「!!」
黒ローブは直ぐにモンスター達を呼び寄せ周囲を警戒するが
「避けろ!」
既に黒ローブの背後に周りこんだアイクが黒ローブに攻撃する
「!!」
黒ローブはアイクが乗っているモンスターを上に上げ自身はモンスターに投げさせ回避した
「テイマー!?」
アイクは直ぐにモンスターに教われるが直ぐに切り刻む
「まさか黒ローブがテイマーとは……予想外ですよ」
アイクは浴びた皮膚が爛れるがポーションを飲み回復する
「分かっただろ……コイツの幻術は危険だ」
「あぁ分かっている……モンスターの攻撃もこの幻術で破れたみたいなものだからな」
(?……私の魔法を見ていた?どこで?)
アイクは一瞬考えるが
「よそ見とは……随分と余裕だな!」
「!!」
赤髪の女は直ぐにアイクを攻撃をギリギリでかわし
「【幻想世界】!」
その言葉にアイクの姿が消え代わりに大量のアイクが現れる
「「「「さて……どれが本物かな?」」」」
アイクは相も変わらず分身を出し一斉に襲いかかるが
「今だやれ!」
赤髪の女は叫び黒ローブは一つの剣を出し
「!!」
アイクは直ぐに後方に移動するが遅かったその剣は魔剣であり攻撃もお粗末な物だが範囲が広くアイクが作りだした偽物は一斉に消えアイク本体が姿を現す
「これでおしまいだ」
その言葉と同時にアイクは剣で防ぐが上空に上げられ地上からモンスターの遠距離攻撃される
「【幻想】……」
「させるか!」
黒ローブはアイクに突っ込み剣で防ぐ
「お前の魔法には発動条件があるのは知っている!発動時周囲に生き物がいない時は発動できないって事をな!」
その言葉通りアイクは一定の範囲に生き物が居ると発動出来ない
「貴女死ぬ気ですか?」
「いや……私は死なない!」
「?」
アイクはその言葉の意味を知らないが一つ不味い事は分かる周囲のモンスターは目の前の人物事攻撃し赤髪の女はそれを防げると考えアイクに向かいもし防げてもアイクを殺せる後方に移動する
(…………幻想世界で防ぐ?無理だ!それとも今から強化?時間が足りない!変化中に殺られる…………武器を使う?不可能そもそも詠唱してないから使えない!)
アイクは持ち得る全てを考えるが単独では不可能そしてアイクの幻想世界を打ち破る作が思い付くとは誰も考えられなかった
「…………はぁ……姉さん達……ごめんなさい」
アイクは覚悟を決め
「ならせめて……道連れだ」
アイクは自身の魔力を高め限界の暴発にかける
一瞬怯むと思ったアイクだったが黒ローブと赤髪の女は攻撃を止めなかった
(…………いやコイツら死を恐れていない?)
「お前ら…………ここで殺しても……生き残るのな?」
「冥土の土産に教えてやる」
黒ローブはアイクに向かい
「私はここで殺しても絶対に死なない存在だ」
その言葉には一切の嘘がなくアイクの顔は青白くなってしまう、片腕を犠牲にしてギリギリ回避が出来る確率が一割も無い、そしてなにより
アイクの視界には新たな赤ローブが四つ程増えてしまうその瞬間アイクは諦めてしまうそうこの瞬間アイクが打てる策は無い、誰も覆られない運命だった……
しかし
運命の天秤は傾いた
「そいやーーー!」
その言葉と同時に赤髪の女は吹き飛ばされ
「フン!」
アイクに近づく黒ローブも吹き飛ばされ赤色のローブは地面に着地する
「イエーい華麗に着地!」
女はピースサインを出すが小人?により腹を殴られる
「バカあまり喋るな!」
「そうですよ~本来私達は姿を現したらダメって言われてるはるからな~」
「お前も黙れ!正体がバレル!」
アイクは警戒する一応味方?と考えるが何故この瞬間現れるのかそれにもしこれが指示を出すとしたら神ウラノスのみしかしあの神の眷属は1人だけだ……しかし目の前には四人居る
「…………神ウラノスの眷属?」
アイクは突然現れた四人に驚き警戒する
「えっ違うよ?私達は……」
「だから喋るなアタイが喋る!」
小人がアイクに近づき喋ろうとするがアイクはとある事に気がつき少し怒りながら
「………まったく…今までなにやってるんですか?」
アイクの冷たい声で意外な言葉に四人は固まる
「えっ何の事?」
「いやそれ無理がありますよ」
アイクはため息をつきながらゆっくりと立ち上がり
「こんなことするのが誰なのか予想つきますよ、それとこれだけは教えて下さい…………
その言葉に申し訳無さそうに答える
「ごめんなさい…………今はまだまその時じゃあ無いの」
「そうですか…………ならもう聞きません」
アイクは刀を敵に構える
「あー可愛くない!こうもっと感動的な再開を期待したのにー!」
「まったくあのひよっこが可愛く無くなって悲しいわー」
「あんたら正体隠すきあるんですか!?」
「アタイ……もう知らん」
2人は秘密など殆ど関係なく喋りきずかない振りをするアイクはツッコミ1人は呆れた
「あーあともう一つ質問がありますが!三人は黙って下さい!もうボロが出るので!」
三人はいじけるがアイクは知った事じゃあ無いと言わんばかりに無視する
「恐らく貴方と私は殆ど会った事無いですよね?」
「一応そうなるかな?」
「なら質問魔法は使えますか?」
「無理かな?魔法を使えば正体がばれてしまうから」
「そうですか」
アイクは考え自身の荷物から複数の魔剣を取り出し投げる
「魔法の代わりです!これでしのいで下さい!」
「フフ~ン、今はアイク?だっけなめて貰っては困るわ」
赤いフードのリーダーらしき人物が前に出て剣を構える
「私達はとっても強いのよ!」
「知ってますよそれくらい!」
アイクは微笑み
「答えられる日を楽しみにしていますよ……」
アイクはそれ以上何も言わず聞かなかったしかしその言葉に四人は何だか嬉しそうに1人答える
「任せなさい!あの頃に比べればあっと言うまよ!」
その言葉と同時に近くに居るモンスターを倒して行く
「…………おいコイツらの存在は知って居るか?」
「残念ながら私も知らない…………何なんだコイツらは?」
赤紙の女と黒いフードを被った人物は急に現れた存在に意識を向ける
「正直に言うと私も知らなかったんだ……貴方達が知ってたら神を恨むよ」
アイクは2人の目の前に立ち言いはなった
「そうか……しかしそれがどうした?私には関係ない事だ死体が一つじゃあ無く五つに増えただけだ」
「そうですか?なら……」
アイクは背負っていた薙刀を構え
「これはどうですか?【幻想世界】【幻想世界……体現し、模倣せよ仮初めの命……再来せよ】【我依り代よ】」
アイクは自身の分身体を3体作り出し自身の武器を手に握らせる東洋の双剣、小人サイズの大剣、ドワーフが使う片手斧に大盾
「「「「とある冒険者の真似をしようと」」」」
アイクの声が重なりアイクの四人は突撃する
「よっ!」「ゆっ!」「や?」「逆じゃね!?」
アイクの四人は連撃で赤髪の女に攻撃すると赤髪の女は防げずとうとう本体の薙刀を防げず攻撃がもろに当たる
「私を忘れるな!」
黒のローブはアイクに短剣で攻撃するが分身体が持つ投げた盾を受け取り攻撃を防ぐ大剣使いの分身体が本体を防ぐ
「別に忘れてない」
その言葉と同時に双剣使いが黒のローブを攻撃する
「誘い出しただけだ」
その言葉と同時に黒ローブの腹を二刀で切るが上手くかわされ
「もう少し踏み込むべきだったな!」
黒ローブは後方に跳躍するが
「連携をなめるな!」
その言葉と同時に斧を振う…………が
「ちっ!」
黒ローブは舌打ちしたと同時に隠し持っていた煙玉を爆発させる
「それで逃げ切れると思っているのか?」
片手斧は見えないが人影を斬るが……
「…………居ない?」
分身体のアイクは周囲を確認するがどこにも姿が無かった
「どういう事だ?……見えない魔道具か?」
アイクは周囲を警戒しながら一度集まる
「どこに行った?」
「知らない」
「魔法を飛ばすか?」
「魔力が持たない、それと魔剣もそんなに無い」
アイクは自問自答しながら解決方法を探していると
「何だ?周囲を攻撃すれば良いのか?」
赤フードはアイクに近づく
「…………えぇその通りですが?」
「ならアタイに良い方法がある」
その言葉にアイクは顔を引く
「…………何か嫌な予感がする」
アイクは急ぎ分身体を解く
「このあとアタイ達は引くあとは頼んだよ」
赤フードを被った人物は大量の魔道具を見せる
「ふざけんな!!」
アイクは急ぎその場から退避し赤髪の女は剣を構える
「全く無茶するわね」
「そうか?」
「えぇせっかく会えたのにまた別れる何て少し寂しいわ~」
「だね!あー速く本当の事言いたいのにー!」
赤いフードを被った人物達は少し談笑していると
「何だもう勝ったきでいるのか?」
「いや今のアタイ達は倒す事は不可能だ……でも
そう言う周囲に魔道具を投げ
「さぁ皆華麗に逃げるわよ!」
中心の人物はそう言うと同時に投げた魔道具が一斉に爆発した
「ちっまたこれか……」
赤髪の女は爆風に巻き込まれ姿を消すのであった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁー久々の再会なのに……相変わらず無茶をするなー」
アイクは倒れながら独り言を呟きながら起き上がる
「でも……元気そうで良かった」
アイクは自身の武器を触る
「通りで上手く扱えない訳だ」
アイクは周囲を見渡し
「腹減った……飯でも作るか」
アイクは1人料理を作り
(最高の料理を調理出来そうだ)
そう思うのであった
赤フード……いったい誰なんでしょうか?(棒読み)
あとお気に入り登録が100を越えましたありがとうございます