とある酒場の店員 作:イタク
「…………フィンさん」
「何だい?アイク」
ろこはフィンの天幕に座るアイクが珍しくフィンに助けを求めていた
「助けて下さい」
「いやーー両手に花で羨ましい限りだよ」
「フィンさん!?」
アイクは目の前のフィンに助けを求めたがフィンはそれを拒否した……理由は
「アイクさんはまだ怪我人です!絶対に安静して貰わないとヒーラーと、して困ります」
「だけどアイクのお陰でモンスターの情報を手に入れた…………アイクの魔法行使だけでも良いのでは無いか?」
「いえアイクさんは寝ているべきです」
「「それは無い」」
ため息をつきながら
「もしアイクを寝かせてもどうせ脱走すんだし、ならせめて目の届く範囲に居るべきよ」
それは現在アイクのどう扱うか悩んでいた
「それにアイクの実力は第一級冒険者と同等だ……休ませるのは惜しい」
フィンの言葉に全員が頷く
「では……」
「いえアイクは休ませます」
テントの外からの声が聞こえその人物はテントの中に入る
「アミット……」
「現在アイクのお陰で全体の半分の竜巻を排除出来ました、今残って要る黒い竜巻は分身体が対応出来ないと判断した竜巻と数が多いい黒い竜巻ですそれにこれ以上動くと」
「フム……そうだな、では第二級冒険者のパーティーで対応出来なかった竜巻を任せるそれとレベル2の冒険者達には数の多いい竜巻をまかせる、そして第一級冒険者は第二級冒険者でも対応出来ないと判断した黒い竜巻を排除しよう……」
フィンの的確の指示に頷きアミットはアイクに近づき
「それと……アイク」
「何でしょうか?」
アミットは鎖を取り出し
「アイク覚悟して下さい」
アイクはアミットの鎖を見ると直ぐに逃げ出そうとするがフィン、ガレスがアイクの逃亡を阻止しする
「すまないアイク、さすがにアミットを怒らせると僕達も怖いんだ」
「そう言う訳じゃあすまないのアイク」
「イーや~だー!!」
その後アイクはアミットに鎖を巻かれ医療テントまで引きずられるのであった
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アイクは後方部隊の荷馬車に乗せられ運ばれていた
(…………暇だ……黒い竜巻はどうなって要るんだろう?)
アイクは寝ている間に冒険の振り分けなど聞いておらずただ予測していた
(それにしても……あの黒い竜巻は?……今までそのようなモンスターは居たっけ?)
アイクは以前冒険者ギルドなどから本を借りモンスターの事について調べていた……しかしその時欲しかったモンスターの情報は無かったがそれでもある程度モンスターの事について知っている
(オラリア外だから図鑑に載って居なかったから知らないモンスター?……でもそんなモンスター居たっけ?)
アイクは1人考え事をしていたオラリアの外のモンスターはダンジョンに比べて弱くなっている……原因について誰かきら説明を受けたような気がするがとにかく忘れた
(…………外のモンスターは基本弱い………筈)
しかし最近ヘルメス様からの依頼で闇派閥の調査を思い出していたそしてその調査報告するために持ち帰った資料を思い出していた
(例外があった……三大クエストだ…………そして詳しくは知らないが以前ガレスさんが言っていたな……確か強いファミリアの冒険者がモンスターの肉を食って止めを刺し…………)
アイクは旋律した、通常の解毒が効かない毒、そして…………
(ドロップアイテムが見つからなかった……そして闇派閥の資料にはそのドロップアイテムを調査記録)
「しくじった!」
アイクは急ぎ治療用のナイフで自身の手首を切った
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「まさか身代わりにした分身体の私からこの情報が来るとは」
アイクはため息をつきながら隣に居るアミットの方を向く
「どうかしましたかアイク?」
「急いでここから退避して下さいアミットさん」
実はアイクは分身体を囮に逃げ出しモンスターを討伐しようとするが結局アミットに見つかり拘束されていた
「実は囮にしていた私がとんでもない推測をしまいまして」
その言葉に後方部隊が通る道に黒い竜巻が現れた
「モンスターの正体が判明しました……モンスターの名前は」
アイクは残っている自身の武器を構い
「ベヒーモス……かつて二大派閥、ゼウスファミリアとヘラファミリアが討伐した筈のモンスターです」
アイクは黒い竜巻に突撃するのであった
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フィンが率いる討伐隊
フィンは黒い竜巻の強さそしてアイクがやられた毒そして現在戦っている団員からの証言
「……そうか…………そう言う事か」
フィンはずっと親指の疼きを考えていたアイクが解毒が効かない毒を食らったと聞いた時一瞬それが疼きの原因だと思っていたが…………違っていた疼きの原因は
「ベヒーモス……確かにベヒーモスからはドロップアイテムを入手したと聞いてはいない……もしベヒーモスのドロップアイテムが意志が宿るドロップアイテムだと否定出来ない…………これは作戦を変えないといけない」
フィンはそう考え部隊を下げる事を決めると突然大きい黒い竜巻がフィン達の前に現れる
「どうやら簡単にさ下げらせて貰えないようだね……」
フィンは槍を構え攻撃態勢を取ると新たに後方部隊から自分達より大きい黒い竜巻が現れた……しかし挟撃にしてはその距離は遠かった
(何故あそこに現れる?……挟撃にしては……おそま……つ)
「!!」
フィンは気がつくそれは挟撃の攻撃では無いことを
「目的はラウル達か!!」
フィンは急ぎ反転の指示を出そうとするが目の前の竜巻はそれを許さなかった
「ガレス!アイズ!ベート!足の速い冒険者を連れ急ぎ反転ラウル達の救助に当たれ!」
「どうしたフィン!」
「これはあくまで僕の予測だが今回の黒い竜巻は闇派閥が起こした!そして奴らの目的は僕達第一級冒険者では無く!ラウル達!第二級冒険者だ!」
その言葉にガレスを初め足の速い冒険者達が反転した
「とはいえ、それを救出しようとした僕達も狙われて居んだけどね」
「そうなのか?フィン」
「あぁ……もしアイクの情報が無ければラウルを初めとした第二級冒険者が狙われていただろ……それに僕達ロキファミリア出はなく中枢の冒険者達が狙われている」
「それにしては冷静だなフィン」
「まぁね……何せ後方には…………僕と同じ位カンが鋭いアイクが居るね」
「それもそうだな」
「さぁリヴェリア目の前のモンスターを倒して僕達も一旦後方に下がるよ」
「了解した」
フィンはアイクの考えを読み冷静に対象していた
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「…………そんな事を言って居るんだろうなあの鬼畜勇者」
アイクは1人足の速い獣人の姿で現場に向かう
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大きい黒い竜巻の近くに居るラウル達は……
「あれは……無理す……あれは無理だ」
ラウルは今までの経験で導き出す
「今の戦力で叶いっこない戦いにもなれない!今すぐ逃げるっす!……この村を置いて」
その言葉は全員が同意するが冷静で1人のエルフが問う
「逃げても無駄だ、竜巻のこうか範囲が広すぎる目算でもあの速度……怪我人達を抱えて離脱できない…………」
ラウルはその言葉に答えられなかった…………いや誰も答えられない
「お姉ちゃん…………何あれ…………こっちに来るの?…………私達の里に父様と母様の里に…………」
1人の少女の問いに冒険者達は答えられない
冒険者を初め村人がもつ「世界の終わり」とばかりに絶望する…………ただ1人のエルフの少女は除いて
「―ーー戦いましょ」
「嘆くのも絶望するのもまだ早い私達はまだ生きています!抗いましょう最後まで、いえ守り抜きましょう、沢山の者を……私には守りたいものがある!」
「レフィーヤ…………?」
「お姉ちゃん?」
「待つっすレフィーヤ……やけくそになったって今は……」
「自棄になっていません!逃げる事も隠れる事も出来ないそれじゃあ戦う事しか無いじゃあないです!?」
「オラリアの人間がこんなところで諦めるのですか!?しぶとくて生き汚い冒険者が!」
「団長達が教えた事はそんな者じゃあは無い!」
その言葉に下を向いていた冒険者が顔を上に向き始める
「…………つ!?」
(そうっす…………レフィーヤよ言うとおりすっ……後輩に教えられ……立つ瀬がないっす…………けど…………レフィーヤの言うとおりっすまだ俺達は生きている!)
「ラウルさん……」
「…………現実的な話をするっす」
(自分は……勇者じゃあ無い……冷静に……慎重に……臆病に)
「あれはきっと団長達にしか倒せない、そして団長達なら、あの竜巻は絶対に捕捉している、だから、救援が来るまで持ちこたえるっす、何だったら自分達が囮になっても良い」
「ラウルさん」
「退路が無いなら…………自分達が根性を見せるしか無い、その通りっす…………レフィーヤ」
ラウルは他の冒険者達の方を見る
「…………とゆーわけで!!お恥ずかしいところを見せましたけど、【ロキ•ファミリア】は腹をくくったっす!」
(団長みたいに上手く行けないけど…………)
「他のみんなはどうするっすか!」
それは団長に憧れ……才能が無くとも彼に追い付きたい1人の男が…………憧れた男に1歩前に進む瞬間だった
「付いてくるっすか!?それとも、震え上がって待ってるっすか!」
ラウルの先導され1人のドワーフが前に出る
「…………戦おう」
そしてその後に1人のアマゾネスが前に出る
「えぇ…………【ロキ•ファミリア】が行くんだから、私達だって!」
「俺も」
「私も」
「自分だって」
1人……また1人と前にでる
「これは……」
「部隊を再編成するっす!魔道士、あとは足の速い前衛を中心に!怪我人でも動ける者はサポーターとして加わるっす」
「「「「おおおおおおおおお!!!」」」」
そのラウルの鼓舞に四人の従業員達が
「……ちょと凄いニャ」
「だね……たまに来るロキファミリアの幹部達がラ……ラ……誰だっけ?」
「ラウルですクロエ」
「それニャ!」
「それでこれからどうするニャ?」
「無論加わります」
「リューはそう言うと思ったニャ……でも正直作戦通りだと」
クロエは地図を全員が見えるように開く
「ここがミャー達が居る森ニャ……でっ」
クロエは地図を指指しながら
「黒い竜巻がここ……だいたい十分後にはここに到着ニャんでロキファミリアの主力が」
クロエは地図を指すそこは明らかに竜巻から遠いい場所だった
「いくら第一冒険者でもここに来るのに30分かかるニャ……まぁ【女神の戦車】は別だけど」
「兄様……」
「ねぇそれだとやばくない?……いくらあたし達が参加するとしても30分も持たないよ?」
「その通りニャ……」
「ですがやらなければならない……でないとここに居る同胞と怪我人が巻き込まれ……いえ私達も無事ではすまない」
「そんな事は分かっているニャ!」
クロエは悩みながらも一つの可能性を話す
「もしニャ……もしもの話しニャ」
クロエは後方部隊の方を指を指す
「ここにアイクが居るニャ……だけどここはロキファミリアと同じぐらい遠いニャ……だけど…………回復したアイクが…………もしいつも通り脱走してたら」
「ここに来る……そう言う事?クロエ」
「その通りニャ……ルノア」
「ならアイクは来るニャ」
「アーニャ?」
「アイクは必ず来るニャ……アイクは絶対に……最後の【天秤】のアイクは……人々を守る為に戦うニャ」
その言葉はクロエ、ルノア、リューの言葉に刺さる……何故なら神の依頼とはいえアイクは3人を闇から救ったからに他ならない
「…………そう……ニャ……アイクはクロエ達を救うために色々と動いたニャ」
「だね~でもそれ最近になって知ったけど」
「そうですね……私の弟は……アリーゼ達に代わりいつも人々を救うために戦っています……この程度乗り越えない弟ではありません」
リューの言葉に四人はクスクスと小さく笑い
「じゃあその【天秤】が来るまで持ちこたえて見せるニャ!」
「分かったニャ!クロエ!」
「よし、いっちょやってやりますか!」
「弟に頼ってしまう情けない姉ですが……最善を尽くします」
「よし、皆で!やってなるニャ!」
アーニャは手を大きく上に上げいつもの元気なアーニャの姿に豊穣の女主人の店員はそれに答えるのであった