とある酒場の店員 作:イタク
「……!」
アイク現在アーニャ達豊穣の女主人の店員とラウル達が居る森まであと5分程の距離に居た……しかし目の前の1人の神に阻まれる
「……なんのつもりですか?……ヘルメス様」
「やぁアイク悪いんだけど……少し待って貰っても良いかな?」
「……嫌です」
アイクは再び走ろうとするが上空から攻撃を受けアイクは空を見るとそこにはアスフィが空を飛んでいた
「……アスフィさん」
「すみませんアイク……ですがヘルメス様の命令なので」
「アスフィさん貴女では私に勝てない」
「ですがこうして足止めは出来ます!」
2人の緊張状態になりながらも1人の神がアイクの前に出る
「話を聞いてくれアイク、別に行くなとは言って居ない」
「どういう事ですか?神ヘルメス」
「実は俺が求めている最後の英雄を見つけた」
「!!」
それは以前酒場でヘルメスから聞いた言葉だった
『実は俺も英雄を求めて探している……英雄候補は居るがどれも駄目だ……俺は【己を賭した者】を探している』
それを聞いた時アイクは
『オッタルさんやフィンさんも自身の目的の為に己を賭していますが?』
『いやダメだオッタルはあくまでフレイヤ様を守るために賭けて居るし【勇者】も一族復興の為に賭けて居る……』
『ふーん難しいですね……』
その言葉にヘルメスは笑う
『そうか?』
『そうですよ……第一冒険者は誰もが賭していますが?』
『うーんそれは違うな……ならもう少し話して置こうか』
ヘルメスは真剣な言葉をアイクに向けて話す
『これはとある神の受け売りなんだが"もし、英雄と呼ばれる資格があるとするならば、剣を取った者ではなく盾をかざした者でもなく、癒しをもたらした者でもない。己を賭したものこそが、英雄と呼ばれる。仲間を守れ、女を救え、己をかけろ。折れても構わん、くじけてもよい。大いに泣け、勝者は常に敗者の中にいる。願いを貫き、想いを叫ぶのだ。さすれば、それが一番格好の良い男だ"って言葉だ』
『…………長いですヘルメス様』
『アハハこれを聞いて最初に出た言葉がそれかい?少し困ったな』
『…………ですが言い言葉ですね…ヘルメス様』
『そうだろそうだろう……だからアイクここの勘定は…………』
『割り勘です』
『…………はい』
その時の会話を思い出したアイクは
「…………そう言えば結局あの時のヘルメス様の酒代の半分立て替えましたね」
「アイク!それはシー」
「ヘルメス様?」
「アハハハハちょと困ったね……」
ヘルメスはアスフィの睨みに少し怯えながらも
「その英雄の卵が今…殻を破ろうとしている…だからアイク……その子が破るまで見ていてくれないか?勿論危険と判断したら助けてくれると助かるのだけど……」
(…………)
アイクは悩んでいた、目の前の神は英雄の卵の殻を破るための試練を与えていた……ただの試練ならアイクは別に構わないと考えている何故なら目の前の神は冒険者の試練を与えるとき生きるギリギリのラインを攻める、実際に与えられた冒険者の成長が高い…………だが今回は失敗すれば森に居る冒険者は恐らく生き残る……だが現地に居る村人となると話は別になる敗北したら確実に死ぬ、勝っても毒に食らうと死ぬ……だがしかし英雄がここで殻を破る為に必要な試練だとして……
「…………私には関係無い」
「アイク!」
「ヘルメス様……もしもここに姉達が居るとしたら……停まりますか?」
「!!」
ヘルメスは一瞬だけ大きく瞳を開ける
「アリーゼちゃん達は助けに行く」
「なら私も助けに行きますよ……私はその姉達の後ろ姿を見て育ちましたから」
ヘルメスは両手をあげ
「降参だアイクもう俺からは何を言っても全て無視すふだろう……でもアイク良いのかい?彼女達との再開が遅くなるが」
「構いませんよ、それに目の前の命を助けないなんて姉達に会わせる顔がありませんし」
アイクはヘルメスに告げると直ぐに大きな竜巻の方向かう
「良いのですか?ヘルメス様」
「あぁ構わない……俺じゃあアイクを止められない……いや止めては行けない……」
ヘルメスは何かを考えると
「アスフィ悪いがアイクの援護してくれ」
「はぁー……分かりましたヘルメス様」
アスフィはヘルメス様の命令に従いアイクの後を追うのであった
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「はぁ……はぁ」
1人のエルフの少女は地面に倒れながらも意識を取り戻し頭を振るう
(……何で……何で)
エルフは周囲を見渡すと三十人居た冒険者達の殆どは倒れて居た……倒れて居ない冒険者はいつも通う豊穣の女主人の店員達だけであったがそれでも彼女達は苦しそうにしながらも戦っていた
「リュー!」
「クロエ……分かって居ます……ですが」
1人のエルフはモンスターに攻撃しようとするが小さい黒い竜巻に阻まれる
「モンスターの数が多いい!それに……この毒」
「分かっているニャ……アーニャとルノアは?」
「駄目です……倒れている冒険者を助けるのに精一杯です……それにいつ倒れてもおかしく無い……」
「…………」
クロエは正直今すぐ逃げたい……けど倒れて居る冒険者や仲間を置いて……いや初めて出来た友達を置いて逃げるのは出来ない
クロエは苦しい決断をする……
「リュー…………皆と一緒に冒険者を連れて逃げるニャ」
「クロエ!」
「逃げるニャ!」
「…………」
「リューももう限界ニャ……それに苦しいけど動けるのはクロエだけニャ……ならクロエが残る事で皆を……友達を助けれるニャ」
「…………!!」
クロエの決断にリューは怒りながら
「断ります!」
「リュー!」
「クロエの判断は正しい……ですが……私はもう二度と仲間を……いえ友人を見捨てたりはしない!」
リューは持っている剣を構え
「それに……ここで逃げたらアリーゼ……いえ弟のアイクに会わせる顔がありません」
「……リューはバカニャ」
「そうですね私はバカです……ですがクロエも十分バカです」
「ニャハハハ……確かに……アーニャとアイクのが写ったニャ」
クロエは持っているナイフを構え
「なら……ロキファミリアかアイクが来るまで時間稼ぐニャ」
(……でも正直な話同じレベルのアイクが来てもどうにかなるとは思えないニャ)
クロエは心の中で考えるが
「なら……リューさんクロエさん……僕達で止めます」
その言葉にクロエとリューは振り返るとそこには白い白髪の少年が居た
「クラネルさん!?」
「少年!?」
2人は毒が効かない少年に驚いていた
「……クラネルさん……毒は?」
ベルは自身の装備を見せながら
「実は……ヘルメス様から着ける用言われた防具で、これ毒を通じずらくする防具らしいです……それと」
ベルは続きを言う前に1人の少女が歌う
「【ヴァース・ヴィンドヘイム】!!」
少女の詠唱は竜巻を吹き飛ばす
「わ……た……しは…………私は、レフィーヤ•ウィリディス……ウィーシャの森のエルフ……神ロキと契りを交わした、オラリオで最も強く、誇り高い、偉大なる眷属の一員……決して屈したりはしない!!」
「レフィーヤさん……」
「私には守るべきものがある!私には、守らなくちゃいけないものがある!」
レフィーヤは今戦っている冒険者達に
「お願いします!手を貸してください!団長達が……いえ私達であのモンスターを倒します!!」
現在絶望的な戦況……だがエルフの少女は叫ぶ「倒す」と彼女の事はアイクから聞いていた『レフィーヤさんはいつか最高の魔道士……いえ最高の冒険者になる可能性がある味』アイクがかつて酒場で話していた内容だったそのため嫉妬していたがそれでも酒場の従業員は認めていた……そして
(この絶望的な戦況……私達でさえ足止めが精一杯なのに……この同胞は……)
リューは冷静になり1人の少年を見る
「同胞とクラネルさん!」
「「はい!」」
「今すぐ魔法の詠唱とスキルを発動して下さい!その間私達で足止めします!クロエ!」
「分かったニャ!【フェレス・クルス】!」
2人はモンスターを引き受ける為前に出る
「【今は遠き森の空。無窮の夜天に鏤】」
(平行詠唱!)
「【む無限の星々。愚かな我が声に応じ、今一度星火の加護を】」
(しかも速い!もしかしてアイクさん……いえリヴェリア様以上の速さ)
レフィーヤは目の前の同族のリューの平行詠唱に驚いていた
「【汝を見捨てし者に光の慈悲を。来れ、さすらう風、流浪の旅人、空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾く走れ——星屑の光を宿し敵を討て】」
レフィーヤはリューの速い詠唱に負けまいと詠唱を開始しベルは小さなカネを鳴らす
ゴーン……ゴーン……ゴーン
「【解き放つ一条の光】」
ベルとレフィーヤは2人を信じ詠唱を開始した
「ヴォオオオオオオオ」
しかし時は残酷直ぐにクロエの分身体を腕を振り下ろし消す
「コイツ!大きな体の癖に動きが速いニャ!」
クロエはナイフをモンスターに切付け小さなモンスターを倒しているがしかしリューに任せている巨大なモンスターは魔法で攻撃を受けているが怯むこと無くリューを攻撃する
(このまま此方で引き受ける……だが)
モンスターはゆっくりとベルの鐘の音とレフィーヤの魔力に感づき方向を変える
「チッ」
リューは急いでモンスターを追いかけるが予想外の速さで追い付けない
(間に合わない!)
「【聖木の弓幹。汝……】」
ゴーン…ゴーン…ゴーン
レフィーヤとベルは互いに魔力を高める為に集中しているため動けなかった……下手に動けば魔力は爆発する…ならば一旦魔力を解き動かなければ死ぬかも知れない……だがこれを逃せば魔力を貯めるのが難しくなる……ならば
((今発動するしか無い!))
2人は顔を見ると互いに頷き詠唱を直ぐに速めようとした時
「そのまま詠唱しろ!」
アイクは2人の前に立ちアイクが来た事に驚いたがアイクからの指示に2人は魔力を高める
(とっ言ったものの……今の私ではあれを止められないな……ならば)
アイクは……
「ーーーーーーーーー」
アイクの言葉は聞こえなかった……だがしかしアイクは目の前のモンスターの動きを止めた
((!!))
「【弓の名手なり。狙撃せよ、妖精の射手】」
ゴーンゴーンゴーン
2人は目の前のアイクの前に白い光を発した何かがモンスターの足を止めた
2人は何故か分からないが動きを止めた
「【穿て、必中の矢】」
((今しか無い!))
「【アルクス・レイ】!」
「【ファイア•ボルト】!」
2人は魔法を放ちアイクはそれを直前で逃げる
「「行けーーーーーーーー!!!!」」
2人はモンスターに向けて放ちアイクは驚いていた
(なんだこれは……魔法の融合?……本来魔法の融合はエンチャントにより倍増が主だが……これは魔法が融合して魔法の威力が倍増している!……何だ…この魔法は?……もしやスキル?……いやそれは無い……何だ……何なんだこれは?)
アイクは魔法を観察しているとその威力に驚き
(神の言う『未知の可能性』か)
アイクは1人の驚き笑う、そしてそのまま2人の魔法でモンスターはそのまま魔石を砕き灰になり2人は力尽きそのまま倒れた2人は青い空を見て突然笑いだすが
「……ヘルメス様が言った……英雄の卵……」
アイクも空を見上げ
(やっと……やっと見つけましたよ……困難をはね除け周りを笑顔にする【英雄の卵】を……なら…………今度こそ守って見せる……この命に変えても)
「お疲れ様……【英雄の卵】」
アイクは小さく言うと短剣を掴み回復魔法をかけた
結局アイズとベートは遅れたが周囲のモンスターを倒すのを手伝ってくれた
「いやーー間に合ったし、良いものが見れた……終わったらアストレア様の所に行ってレベルアップしよ~」
「久しぶりに息子が来るわ楽しみね」