とある酒場の店員   作:イタク

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激闘が終わり結局アミットから説教を受け医療用ベットに鎖を巻き付かれていた


決戦準備

「……アミットさん」

 

「何ですか?」

 

「トイレに行きたいです」

 

「そうですか……なら我慢して下さい」

 

「ここで漏らせと!?」

 

「いえ……少々お待ち下さい」

 

するとアミットは医療用箱から安全尿器を取り出しアイクの目の前に置く

 

「ではこれにして下さい」

 

「私の尊厳は?」

 

「知りません」

 

「「………………」」

 

アイクは黙りアミットは黙々と薬を調合していた…

 

現在敵のモンスターの正体がベヒーモスと判明しリヴェリアの指示で解毒剤のポーションを作成していたその中に調合持ちのクロエが参加する程の急ピッチでクロエ本人も逃げ出そうとするがシルの説得(と言うなの強迫)で解毒剤の作成に勤しんでいた

 

しかし本来その場で調合するアミットがここに居る理由はアミット以外でアイクの脱走を阻止出来る人間は居なかった

 

(そろそろ逃げよう……)

 

アイクはゆっくりと両肩の関節を外しその場から逃げようするが

 

バシッ!

 

アミットは逃げようとしたアイクのおでこを軽く叩いた

 

「何肩の関節を外して逃げようとしているんですか?」

 

「…………すみません」

 

アミットは鎖を緩ませアイクの肩の関節をゆっくりと元に戻す

 

「本来肩の関節を外したら痛いんですけど……」

 

「痛みに慣れているもので」

 

「だとしても駄目です。下手に戻すと血管や神経を傷つけるので止めて下さい」

 

「…………もしそうなったら2大聖女のアミットさんに治して貰いますよ」

 

「…………そうなったらアイクには医療費の代わりにポーションで必要な薬草採取のクエストを大量に発注します」

 

「…………お手柔らかにお願いします」

 

「嫌です」

 

アミットはプイと顔を横にしながら薬の調合をする

 

「…………あまり……怪我をしないで下さいアイク」

 

「……アミットさん」

 

「私は貴方の怪我を治すのは……嫌です」

 

「アミットさん」

 

「私は…………」

 

アミットは何かを言おうとするが

 

「アイクは居るか?」

 

ガレスの突然の挨拶にアミットは直ぐに薬の調合の机に戻る

 

「ん?何じゃあこの空気は?……何かじゃましたかの?」

 

「いえ……何も問題ありませんガレスさん」

 

「ん?そうか……ならアミット悪いがアイクの鎖を解いてくれんかの?」

 

「何故です?」

 

「……ん~わしには用分からんがフィンとリヴェリアがアイクを呼んじょる……何か大事な話しがあるようじゃ」

 

「…………分かりました」

 

アミットはそう言うとアイクの鎖を解き自由になると体を軽く動かす

 

「それで要件は何ですか?」

 

アイクは医療用の服から冒険者用の服に着替える

 

「知らん」

 

「知らんって」

 

「フィンとリヴェリアの2人が頑なに教えてくれんのう。2人に理由を聞いたらお主が今後絶対協力せんと言って一点張りじゃあ……まぁワシは今後のこ事を考えてアイクの協力を失うのは痛いからワシはこれ以上聞かんがのガハハハ」

 

ガレスは豪快さに笑うが

 

(……やはりフィンさんの目には誤魔化せ……いや親指か?)

 

アイクは理由を考えながら

 

「それならヘルメス様を呼んでくれません?」

 

「ん?神ヘルメスか?」

 

「はい」

 

「それは構わんが……理由は?」

 

「秘密です」

 

アイクは笑顔で答えるが目が笑って無くその異様さにガレスは気がつく

 

「まぁええじゃろう神ヘルメスはわしが呼んでおくからお主は先にフィン達が居るテントに行っとれ」

 

ガレスはテントを出るとアミットは調合を中断し立ち上がる

 

「私も付いていきます」

 

「えっ何ですか?」

 

「それは……アイク()()()()()に関わる事なのでしょ?」

 

アミットの言葉にアイクは笑顔が無くなり冷静な表情をする

 

「……はい」

 

「ならその秘密を知る1人として話を聞く権利はあります、貴方を唯一()()事が出来るのは私だけですので」

 

「そう……ですね……アミットさん」

 

「はい」

 

2人は一緒にテントを出るのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ファミリア連合本部

 

 

 

2人は連合本部のテントに入る

 

「失礼します」

「……」

 

アミットざ先に入りアイクもテントに入るがアイクはフィンを冷静に見ていた

 

「やぁアイク体は大丈夫かい?」

 

「えぇ大丈夫ですよ体は……ただ今は…………」

 

アイクは短剣を取り出し矛先わフィンに向ける

 

「正直に答えろ……どこまで知っている……【勇者】……いやロキファミリア団長フィン•ティムナ」

 

「「アイク!」」

 

アイクの短剣にアミットとリヴェリアは目を大きく見開きアイクを止めようと駆けよろうとするがフィンはそれを手で静止の指示を出す

 

「リヴェリア、アミット落ち着け」

 

フィンはリヴェリアとアミットが静止を確認するとフィンはアイクの目を合わせる

 

「アイク、(キミ)は僕を殺さないいや殺せない」

 

「何故そう思うのです?私が本気を出せばレベル6程度の冒険者は殺せますよ?」

 

「確かにそうだね君は実力を隠している、そしてアイク現に君はレベル6の僕は殺せる……だが第一級冒険者そしてロキファミリアの団長の僕を殺せば三大クエストの黒竜討伐は著しく後退……いや不可能になる」

 

「それだけの価値がフィンさんにあるとでも?貴方が居なくても師匠、いやフレイヤファミリアのヘイズさんが居ます、それに大きな貸しを作る事になりますがフレイヤ様にロキファミリアに魅了をかけて貰えば戦力は十分です」

 

その言葉にリヴェリアとアミットは辛辣する、あのフレイヤ様との交友がある事は知っているがそれでもアイクがあの神フレイヤ様を動かせる事に驚いていた

 

「確かにそれは可能だと思うよ……でも君はしない……それは君の教示が許さない……例え神を敵に回しても……ね」

 

フィンの堂々たる言葉にアイクは眉を動かしテントの中は異様な空気になる

 

「おやおやこれは異様な空気の用だね」

 

そこにアイクの秘密を主神のアストレア様以外で()()()()()()()()神だったあのウラノスも知らないアイクの秘密を

 

「ヘルメス様……」

 

ヘルメスは周囲を見渡すとその場の原因を察した

 

「はぁアイク君【勇者】にそれは効かないよ、さぁ早くその物騒な短剣をしまいな」

 

ヘルメスからの指示にアイクは短剣を鞘にしまう

 

「それに【勇者】も【勇者】だ、それをやればアイクがこの行動をするのは目に見えていただろうに」

 

「ハハでも神ヘルメス、アイクがここまで怒るとは思って無かったんだよ」

 

フィンは少し困った顔をするとヘルメスは「やれやれ」と言いながら

 

「あまり時間も無いし、【勇者】アイクの秘密はどこまで知っている?」

 

「色々と隠しているようだが2つほどかな?」

 

「ほう……2つもか…………それで【勇者】その2つは?」

 

「あぁ」

 

フィンは真剣な眼差しをする

 

「一つ目、アイクは生存関係の【スキル】を持っている事、そのスキルを使えば毒等の状態異常を一時的だが強制的に低下する作用がある、そして二つ目だ、アイクの魔法は回復魔法では無く、前所有者の魔法を扱える事だ、あと一応伝えて置くがこれはリヴェリア達から聞いて無いから彼女達を恨まないでくれ」

 

フィンの洞察力に驚きながらも

 

「……やはりアイクの魔法だけでは無く、スキルを察していたか」

 

「まぁねオッタルみたいに単独で深層に入り、危険な偵察を1人でやるんだ流石には気がつくよアイク」

 

「……はぁー」

 

アイクはヘルメスの方を向くと頷きアイクは自身のスキルを語る

 

「スキル名は【生存本能】……このスキルを発動すると毒や状態異常等の効果は一定以上になると無くなります……が一時的にっです、スキルが切った場合は毒や状態異常が帰って来ますのであまり都合がいいスキルでは無いんでけど……まぁどのような毒や状態異常でも死にませんけどね」

 

その言葉にリヴェリアは驚くがアミットは

 

「しかしヒーラーとして言わせて頂きますけど……アイク死なないからと言って毒や状態異常にかかりすぎです」

 

アイクは「アハハ」と苦笑いするがアミットはいつもの鉄仮面だがその言葉には幼馴染みを心配する言葉だった言葉に周囲は黙るがアイクはもう一つの魔法について説明する

 

「それとリヴェリアさんと……【勇者】が確信している魔法について説明します魔法名は【アニミズム】と言います基本オリジナルの魔法の威力が下がり最大8割しか出せんそれに条件が整えても半分近く魔法が発動出来ないのももありますが……基本扱えます」

 

その言葉にフィンは立ち上がり

 

「……と言う事はアイズの武器を使えばアイズの魔法も扱えるか?」

 

「…………使わないとなんとも言えませんがおそらく」

 

フィンは黙り何かを考えると

 

「………………うんやはりに2人しか出来ないな……」

 

「「「?」」」

 

アイク、リヴェリア、アミットの三人は首を傾げるがヘルメスだけはフィンのやろうとしている事を察した

 

「…………【勇者】まさか」

 

「あぁそのまさかだよ……あの黒い竜巻はアイズとアイク2人に任せるつもりだ」

 

「「!!」」

 

(あー成る程そう言う訳か……だから)

 

「だから私の魔法について聞いて……」

 

アイクは気がつく……なぜこうも今になってフィンはアイクの魔法の秘密が今話すのか

 

「フィンさんもしかして貴方は……私の魔法の秘密はもっと前から……知っていた」

 

フィンはニコリ笑顔を向け

 

「あぁ正直に言うと君から秘密を話すのか待っていたが……どうもそう言う訳にはいかなくなった……さすがにアイズ1人に全てを押し付けるのは僕には出来ない……そして僕の大事なファミリアの仲間を見捨てる訳にはいかない……だからこれは派閥連合の指揮官としての命令だ……アイク、どうかアイズを助けてくれないか?」

 

「それ命令ですか?それともお願いですか?」

 

「ハハそれは両方だよアイク……僕には出来ない……そしてアイズ以外で出来る可能性があるのはアイク君だけだ……」

 

フィンの言葉にアイクは目を閉じ

 

「…………アイズさんの武器……いや装備品はありますか?」

 

「ありがとうアイク……直ぐに準備するよ」

 

フィンとリヴェリアはテントを出るとアミットは

 

「私は許していませんが……アイク」

 

「そこは許して下さいよアミットさん……じゃないと幼馴染みのアイズさんがたった1人でモンスターと戦うの事になるんですから」

 

その言葉にアミットはため息をつきながら

 

「全く……私の幼馴染みの2人はどうも厄介事が多く手が掛かりますね」

 

「……私はそんなに厄介事は無いと思いますが……」

 

「どの口が言うのですか?アイク貴方はダンジョンに潜ると人を助けると良く身体をボロボロにして…身体が動けると直ぐに病室から脱走……アイズよりも10倍酷いです」

 

「ヴッ」

 

アイクはアミットの毒舌に心に刺すのであった

 

(……いや~【戦場の聖女】とアイク……青春だね~……いいね……けど2人とも俺の存在忘れて無いかな!?)

 

2人はヘルメスの存在を忘れられ少しは悲しんでしまうのであった




ロキファミリアのフィンとリヴェリアはアイズの武具を受け取るが

「リヴェリア……今気がついてのだが」

「何だ?……フィン」

「アイクはどうやってアイズの装備を着けるのかな?」

「…………」
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