後、書き方は戻しました。自分で見ても違和感すごかったので…
佐倉のカメラ破損事件から数日後。
放課後、俺は清隆達と一緒に電気屋に来ていた。
「それで、本当に修理できるのか?」
清隆が隣を歩きながら聞いてくる。
「まあ多分ね。レンズ交換くらいなら何とかなるだろ」
「よ、良かったぁ……」
後ろを歩いていた佐倉が胸を撫で下ろした。
壊れたカメラは大事そうに抱えられている。
かなりお気に入りなんだろうな。
「でも意外だよね〜黒崎くんが電気屋さん詳しいなんて!」
桔梗がそう言いながら横から顔を覗き込んで話してくる。
詳しいと言うかホワイトルームにいる時に強制的に頭に叩き込まれただけだが。
そんな話をしているうちに学校内の電気屋へ到着した。
流石高度育成高校。
学校内に電気屋まであるのは相変わらず意味分からん。
「いらっしゃいませ〜……」
店員がダルそうな声で迎えてくる。
俺は佐倉からカメラを受け取った。
「ちょっと見るね」
電源を入れ、状態を確認する。
やはり清隆の言っていた通り本体は無事。
レンズ部分だけが割れている。
「うん、やっぱレンズ交換だけで済みそう」
「ほ、本当……!?」
佐倉の顔がぱぁっと明るくなった。
分かりやすいなこいつ。
「ただ純正レンズだからちょっと高いかも」
「うっ……」
「まあ最悪中古でも良いなら安く済むと思うよ」
「ち、中古……」
佐倉が少し悩み始める。
その様子を見ていた桔梗がニコッと笑った。
「でもカメラって大切なものだもんね!」
「う、うん……」
「だったらちゃんとした方が良いと思うな!」
……流石桔梗。
こういう時の会話力は本当に高い。
コミュ力を数値化したら多分バグってる。
「お、黒崎じゃん」
後ろから声を掛けられた。
振り返ると、そこには見覚えのあるモンキー。
「南雲先輩……」
「お前こんな所で何してんだ?」
「友達の付き添いです」
「へぇ〜?」
南雲先輩はニヤつきながら俺達を見る。
特に佐倉と桔梗を見た瞬間、面白そうに笑った。
「黒崎、お前女子とつるむ率高くね?」
「誤解を招く言い方やめてもらえます?」
「いやでも事実だろ」
「まあ…そうだな。」
清隆がボソッと呟いた。
お前まで言うのか。
「黒崎くんって誰にでも優しいからね〜」
桔梗まで便乗してきた。
「そんなことないだろ」
「あります」
「あるな」
「あると思う……」
「あるだろ」
全員一致だった。
酷くない?
「じゃ、俺はもう行くから。女にかまけてばっかで生徒会としての本分を忘れんなよ!」
南雲は場をかき回してそのまま去っていった。マジで何がしたかったんだ…
俺が愚痴を吐いたその時。
「……あ」
佐倉が小さな声を漏らした。
視線の先を見ると、新しいカメラが並んでいる棚があった。
その目が完全に輝いている。
……やっぱ分かりやすいなこいつ。
「気になるの?」
「えっ!? い、いやその……!」
「見てきたら?」
「で、でも……」
「別に買えって言ってる訳じゃないよ」
そう言うと佐倉は恐る恐る棚の方へ向かった。
その後ろ姿を見ながら、桔梗が小さく笑う。
「佐倉さん、ちょっと元気になったね」
「まあカメラ好きなんだろうし」
「黒崎くんのお陰かもね?」
「今回は俺は何もしてないと思うけど?」
「そういう所じゃない?女の子が集まってくる理由。」
桔梗が呆れたように言った。
まあキャラ作りが成功しているならそれでいいが。
と、心の中で思っていたその時。
「おや、黒崎誠ではありませんか。こんな場所で何を?」
「君こそ何をしているんだい?ヘッドホンを何個も付けて。お店の迷惑になるから返してきなさい。」
「嫌です。このヘッドホンはお昼寝用に最適なんです」
「お昼寝用?」
「ええ。これをつけると雑音が消えて円周率を数えながら原っぱで寝やすくなるんです。」
「あれまだやってたんだ…」
初対面でのあの奇行は通常運転なのか…やっぱこいつって面が良い位で誤魔化せれないほどにはヤバイよな…
「黒崎誠、貴方は何を?」
「ああ、俺は佐倉さんの付き添いで。ほらあそこに居る。」
佐倉は店員に修理の依頼をしていたがやけに店員だけがハイテンションで誰が見ても空回りしている状態だ。
「最近はスマホで済ませる人も多いですけど、ちゃんとカメラ使う人って素敵ですよね」
「あ、ありがとうございます…」
「どんな写真撮るんですか?風景?人物?」
「え、えっと…」
やはり原作通りこの店員は雫のストーカーで間違いない。
桔梗も佐倉に付いていてくれているが流石にフォローも限界のようだ、そろそろ終わらせよう。
「すみません少し急いでいまして…自分の住所と電話番号をこの書類に書いておくので。」
「え…い、いやそれは駄目だ!本人の住所と電話番号を書いてもらえないと困りますので…」
「大丈夫です。私と彼女は友達ですしここの系列店で買ったレシートも有ります。佐倉さんもそれで良いかな?」
「う、うん。」
「と、言う事です。何か他に問題点がありますか?」
「ぐっ…わ、分かりました…」
店員は観念したかのように素早く手続きを終わらせた。
「やりますね黒崎誠。まるで困っているクラスメイトを助ける男子生徒の様でした」
「ありがとう森下さん。まるでじゃ無くてまんまそうだけどね。」
「あ、あの…」
「ん?」
「ありがとうございます…く、黒崎くん。」
「大丈夫だよ佐倉さん困っている女の子を助けるのは普通の事だし友達何だからさ。もっと頼ってくれると嬉しいな」
「…」「…」「…」「っ…!」
俺が笑ってそう言うと佐倉の顔が赤くなり森下と桔梗と清隆がジト目になって睨んできた。
「な、何?」
「そーゆーとこだよ。黒崎くん」
「そのスラスラ出てくるキザなセリフは計算して出しているのですか?それとも無自覚系主人公で売り出している最中なのですか?」
「誠…お前いつか刺されるぞ…」
うん…まあ…言ってた俺もそう思う…反省…
自分ではかなりいい文章が書けたんじゃないかなと思っております!
そして森下藍!やっと出せた!この満足感で今日はゆっくり寝ます!おやすみなさい!
唐突ですがこの中で好きな原作キャラは?
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坂柳有栖
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神室真澄
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森下藍
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一之瀬帆波
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椎名ひより
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伊吹澪
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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佐倉愛里
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軽井沢恵
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天沢一夏
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七瀬翼
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椿桜子