酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

147 / 147
完結のTS幼女おじさん

 

 「乾杯〜☆☆☆」

 

 

 AC6ランクマッチ。

 今期の最終成績はSランク昇格戦到達。

 

 

 ───祝杯だぁ!!

 ───よくやったぞゴロー

 ───ゴローにしては頑張った方だな!

 ───股間ズームアップキボンヌ♡

 ───AC幼女キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 ───リトル・ツィイー!?

 ───サイカワ

 ───めでてぇな

 ───ご褒美キタ☆

 ───ふ〜ん? エッチじゃん

 

 

 「流石に昇格戦はSランカー3連戦で3連敗だったけど、勝てない部分だけ見ても凹むだけだしな! 今はここまで到達出来た事を祝おうと思うのだよ…と、ゆ〜訳で! 今回のコスプレは幼女概念リトル・ツィイーだぁ!!」

 

【挿絵表示】

 

 よっとっと……と呟きながらモニターから離れる。ヒザ下に履いている芭蕉ブーツには機能性が無い事と、両腕に保持したラピュタっぽいバズーカが微妙に重いおかげでバランスが取りづらい。

 

 「およよよっ……とぉ!」

 

 画面に対して大きくお尻を突き出すようなポーズで両腕を振り回すゴローの挙動がコメント欄に高波を起こす。

 

 「よ〜し到着、これで全身映るじゃろ───て、キミらホント〜に変態クソザコ童貞やんな? 幼女のケツくらいで騒ぐなし」

 

 ───ご褒美ありザムァす!!

 ───もっと蔑んで!!

 ───で……うへぁ♡♡♡♡♡♡

 ───びゅるびゅるする…びゅるびゅる……

 ───ゴロチューきんんんんも

 ───俺の童貞を君に捧げますよ…ドゥフフ♡

 ───ゴローを守護れるのは俺だけだ

 

 「にしても、今回もなかなかじゃろ? ケラちゃん最近気合入っててなー? 肩パットや脚もそうだけどこのハングレなんかは既存品を改造して作ってくれたんだぜ?」

 

 バン☆ とポーズを決めてウインク。

 (❛ᴗ˂ )⌒♡.。

 

 幼女オペレーターとしての自覚が芽生えたゴローにとってこの程度のファサービスなどお手の物。

 あざとさ100%なゴローの悪辣なやり口にまたコメント欄がザブザブと揺れる。

 

 「…ってと、そろそろ飲むかぁ〜」

 

 そろそろも何も最初から飲んでいる。飲まずに幼女オペレーターなんてやってられる訳がないので。

 

 「んごッごッごッごッごッ………!!」

 

 ───ぱは〜♡

 ───ぽぴ〜〜

 ───うは〜〜〜

 ───このSEのために生きてる…!!

 

 

 

 そんないつもの日常。

 TSして、幼女になって、頭が狂って。

 

 それでも生きて、生かされて。

 だからこそ、その積み重ねの先に未来があった。

 

 

 

 『洋子…』

 『未来人?』

 『魂を上書きして』

 『もう…二度と戻らない』

 『ウサさんは、二度と………』

 

 真実を知る日もあった。

 

 『行くな』

 

 止められない夜もあった。

 

 『帰ってこい、洋子!!』

 

 叫んだ夜もあった。

 どうしても、己には彼女が必要だと。

 心の底から思えたから。

 

 『なぁ洋子ちゃんさ…』

 『洋子ちゃんは地獄先生ぬ〜べ〜って知ってる?』

 『まぁ古い漫画なんだけど』

 『ユキメちゃんってキャラが居てさ』

 『そうそう、雪女のユキメちゃん』

 『…その娘は1回死ぬんだよ』

 『ぬ〜べ〜を大好きだったけど、それが許されなくてな』

 『山の神様に魂を砕かれて死ぬんだ…』

 『けどさ、ユキメちゃんを形作ってた雪の結晶のひと粒ひと粒はぬ〜べ〜の事を覚えてて、ぬ〜べ〜の事を愛してた』

 『結局、魂は違うし記憶は戻らなかったけど、ユキメちゃんだった雪から産まれた2人目のユキメちゃんはぬ〜べ〜の事をもう一度好きになったし、ぬ〜べ〜もユキメちゃんを選んだんだよ』

 『つまりさ』

 『だから………』

 

 届かない心もあった。

 触れられない心もあった。

 

 ───それでも。

 

 『なあ、俺は誰だと思う?』

 『毛利 前田は死んだ』

 『ここに居るのはゴローだ』

 『前田じゃない』

 『前田だった記憶のある幼女だろ、どう見ても』

 『………そうだよ』

 『だからお互い様だって言ってる』

 『はぁ!?』

 『ずっとずっと前から好きだって言ってる!!』

 『言ってなかった?』

 『じゃあ言う』

 

 絶対に逃さないと、心に決めていたから。

 

 『何回死んでも、何回生き返っても』

 『魂が壊れても』

 『肉体が変わっても』

 『何度でも、君を選ぶ』

 『だから、俺を選んで欲しい』

 『愛してたし、愛してる』

 

 『洋子さん…俺と結婚してください』

 

 「───────はい」

 

 

 

 これが、このTS幼女おじさんのエンディング。

 

 もしかしたら。

 ゴローの肉体は急激に成長するかも知れない。

 

 もしかしたら。

 女性しか居ない世界の未来人だった洋子の知識を活かして二人の間に子供が出来るかもしれない。

 

 もしかしたら。

 その子は弐湖(ニコ)と名付けられるかも知れない。

 

 もしかしたら。

 新しい幼女オペレーションが始まるかも知れない。

 

 もしかしたら。

 もしかしたら。

 

 

 また、ゲームをしよう。

 一緒に。

 下手クソでも良い。

 嘆いたっていい。

 上手くならなくて、上手い人を妬んで。

 たまに勝って祝杯を上げて。

 

 みんなで、また。

 いつか────────。

 

 

 

 

 





 ───と。

 そんな訳で。
 少し唐突かな〜とも思わなくも無いのですが、たぶんここがこの小説のゴールなんだと思います。

 ここまで続けて来れて良かったですし、曲がりなりにも自分でここがゴールだと認識して終わりに出来る小説を書けたのは皆さんの応援があったからだと思います。

 有り難う御座いました。

 またもし作者の名前を見かける事があったらチラッとでも見てやってください。
 喜びます。

 それではまた、いつか。

AC6のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 幼女概念C4-621
  • 幼女概念リトル・ツィイー
  • 幼女概念シンダー・カーラ
  • 幼児概念ハンドラー・ウォルター
  • 幼児概念V.Ⅳラスティ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ダイクン家の二女はアホの子(作者:アキ山)(原作:ガンダム)

 側室に三人目の子供を仕込んだままくたばったジオン・ダイクンのやらかしによって大きく変わる宇宙世紀。▼ サイド7で暮らすマリー・マス、通称マチュはアルマリア・リム・ダイクンという自身の本名も綺麗に忘れた、趣味はなんちゃってジークンドーとロボゲーに格ゲーというアホの子である。▼ そんな日々の奇行の数々で姉を泣かせている小学生が、地獄の一年戦争を如何にして生き残…


総合評価:13615/評価:8.72/連載:67話/更新日時:2026年07月16日(木) 15:36 小説情報

TS・ダウナーお姉さんによる後方師匠面(作者:何が何でもダウナーお姉さんを出したい。)(オリジナル現代/スポーツ)

かつて、チャンピオンとして輝いていた男がいた。▼ドラマティックなカードバトル。逆転劇。筋書きのないドラマは多くの人間を魅了し、カードショップに走らせた。▼だが、時の流れは残酷でいつしか英雄はカビの生えた存在になって、発酵して、TSさせられた挙句、相手をガンメタする様な奴に落ちぶれていた。▼「二度とやるか。こんなクソゲー!!」▼「おう! また明日な!」▼そんな…


総合評価:1321/評価:8.67/連載:54話/更新日時:2026年06月17日(水) 21:40 小説情報

着替えろヴィラン!!魔法少女なんてどうだ?(作者:運命決定)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ヒーローになるための学校らしいが▼気付いたら着せ替えばかりしている気もする▼まあいい▼服は楽しいからな▼今日も誰かが着替える▼多分爆豪だと思う▼AIに描いてもらった主人公ビジュ▼【挿絵表示】▼


総合評価:1266/評価:7.86/連載:36話/更新日時:2026年07月27日(月) 17:02 小説情報

超法規的組織シャーレ で 仕事をしたくない サトウカズマ先生(作者:奈音)(原作:ブルーアーカイブ)

ブルアカでカズマ主人公の作品を誰も書いてくれない▼誰か書いて、書いて…。(奈音@GoodLuckSkill(X)で更新予告してるよ…▼ 【第一部】キヴォトス二大テロリスト▼ 気が付くと連邦捜査部シャーレの先生になっていたカズマは、状況に流されるままではあるが、自らの命を守る為に全力で行動を開始した。一晩で行われた裏社会の掌握、そのトップに立たされる可哀そうな…


総合評価:25456/評価:9.14/連載:52話/更新日時:2026年04月12日(日) 22:00 小説情報

生徒(黄昏接触済)に転生したけど何とか原作以上の結末を目指します。(作者:冴月冴月)(原作:ブルーアーカイブ)

▼ 目が覚めたら目の前にシュロが居た。▼ 絶叫から始まった二度目の人生はキヴォトス、それも目覚めた時点で自分は普通の生徒ではない状態だった。▼「なんで私黄昏に接触してるの? アヤメは??」▼ 脳内を疑問符で占領されつつも、折角転生出来たならと百花繚乱編に限らず、先生を助けるべく奔走することを決める。▼「私が皆の『吉兆』になれるように」▼ そんな思いを抱いて。…


総合評価:1879/評価:8.11/連載:9話/更新日時:2026年05月24日(日) 18:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>