レイ・ヴァレンシュタイン、転生特典【ガチャ】呪い【超不運】 作:寝心地
翌日
俺達は18階層から更に移動し50階層で休憩を取っていた。ついでに最後の装備確認と作戦会議も兼ねて
51階層からは精鋭のみで行く様で主要メンバー以外は居残りと言う事らしい
食後の運動に軽く歩いていると、椿がアイズの剣を手入れしていた
「レイ、お前の武器も見てやろうか?」
俺の武器は見たくないんじゃなかったのか?
「いつ手前がそんな事を言った?手が掛かると言っただけだ」
確かに、取り敢えずアイズと入れ替わりで青薔薇の剣と千本桜を抜き椿に渡す
「相変わらずお前の武器は扱いづらいな。それにかなり使い込まれている。此方の青い方はそろそろ寿命だろうな」
そうか、ソイツにはかなり救われたのだが
「武器は何時か壊れる、そういうものだ。寧ろこれだけ長い間使われて本望だったろう。何か代わりの武器を考えておけ。取り敢えず今回の遠征位は持たせてやる」
………………分かった
俺は椿から青薔薇の剣を受け取ると軽く振るう。確かに刀身を見ればかなりの傷が目立つ。【ガチャ】で出てからずっとだからもうかれこれ7年か?確かに椿の言う通り持った方だろう
「ほら、此方も済んだぞ。此方はまだ暫く持つだろう。傷も痛みも少ない。最近使い始めたな」
ああ、最近は暗黒期程では無いにしろ物騒だからな
千本桜も受け取り軽く振るうとどちらも鞘に戻しそう言う。やはり【ヘファイストス・ファミリア】の団長を張っているだけあって、とても良い腕をしている。椿と分かれ再び適当に歩くとアイズとティオナが鍛練なのか剣を交えていた
「なんじゃ?不安か?」
隣にガレスが立ちそう尋ねてくる
不安に思わなかった日なんて無い。負ければそこで終わりだ、常にな
「なんじゃ、【アストレア・ファミリア】最高戦力が逃げ腰か?もっとシャンとせんか」
出切るわけ無いだろう。俺はな、アイズと共にあの崖から落ちた日から1度も恐怖から解放された事は無い。どれだけ金を得ようとどれだけ強い武器を得ようとな
「………………それほどだったか、奴は?」
………………ああ、何時か俺もアイツの手に掛かる
「縁起でもない事を言うな。良い酒が入ったんじゃが一緒に飲まんか?」
話題を変えようと思ったのかガレスがそう言う
丁度良かった。俺も良い酒が手に入ったんだ。一緒に飲もう
ガレスは俺の言葉を聞くと喜び自身の天幕に招く。そこにはフィンとリヴェリア、そしてアリーゼと輝夜もいた
「フッフーン2人だけで良いお酒を飲もうなんて許さないわ!!私達も混ぜなさい」
アリーゼの言葉がその場にいる全員の意見の様で、俺とガレスは溜め息を吐きつつ皆に酒を振る舞った