某ベアッガイを見て自由な発想(笑)を得た男がフルスクラッチしたガンプラ?で
世界大会に殴り込みをかけるだけの話

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自由な発想で書いた駄文なので、たぶん後で加筆修正します。


自由な発想でガンプラバトルした結果

第八回ガンプラバトル選手権世界大会

決勝トーナメント一回戦

 

舞台に上がる直前、一年前のことを思い出した。

 

気分転換に観戦したガンプラバトル、そこで綿をつめたベアッガイを見たとき

自分の中に会った薄暗い劣等感がさっぱりと消えるのを感じた。

 

ああ、そうだったのか、ガンプラバトルはこんなにも自由だったのか…

例え、どんなに周囲から愛機を馬鹿にされようとこのフィールドの上では対等で、

ただ単純に自分の作ったものを誇ればいい

こんな単純なことさえすっかり忘れてしまっていた。

 

それからは寝る間も惜しんでたった一つの機体を作り上げた。

子供のころから貯め込んできた自分のすべて、それをこいつに注ぎ込んで、

溢れる想いは武装へと形を変えた。

 

 

対戦相手は前年度優勝者イオリ・セイ、我ながらくじ運がない。

試合前に一度会ったことがあるがこの少年は強い、きっと自分はここで負けるだろう。

だからこそ、ここですべてを出し切ろう、そして自慢してやる。この機体の凄さを…

 

「バトルも終盤」審判も観客も目の前の彼でさえそう思っているだろう。

実際、こちらのドムトレーラーはボロボロで、

彼のビルドストライクガンダム・コスモスは損害軽微といったところだ。

でも、本番はここからだ。

 

「チャンプ、そろそろ我が機体の真の姿をお見せしよう」

邪魔になったドムの外装をパージして、白をベースとした赤青黄の機体が現れる。

頭部には鬼を思わせるツノ、腕と脚にはブレードを備え、背中にはV字ウイング、

戦闘開始直後に落としておいたコンテナから飛び出してきた武装を連結する。

自由な発想のもとに辿りついた自分の原点…

 

「ドムトレーラーは世を忍ぶ仮の姿、

 その正体はモビルフォース フルアームドガンガルだったのさ!!!」

 

一瞬、ポカンとした対戦相手はそれでも試合中であることを思い出し

こちらに接近しようとしたため、牽制に胸部のバルカンと追加武装のドリルミサイルを放つ。

ベルトのヘキサグラムビームはシールドに吸収されたが、

時間差で発射した左右からの弾幕をよけて動きの止まった隙に鎖付きのロケットパンチを放つ。

胸部にヒット!! ついでに腕も鎖で絡め捕る。

これで動きは封じたぜ!!

あれ?なんか機体の色が変わったな…、これが噂に聞くRGシステムなのか…?

って、鎖が引っ張られる…!!あっ、回ってる、これ回ってるよ!?

あ、腕を切り離して…、出る、フィールドから出ちゃう…

直後、戦闘終了を告げる流暢な英語のシステム音がフィールドに流れた。

やっぱり、RGシステムにはかなわなかったよ…

 

試合後、イオリ君と握手をしていると「ガンガルってなんですか?」

と無垢な眼差しで聞かれたため、

「お父さんか、私くらいの年のおじさんに聞いたら教えてくれるよ」

と答えておいた。自発的に話さないだけで、被害者はいくらでもいるのである。

若干のジェネレーションギャップを感じつつ、手を振って舞台から退場する。

最後は締まらなかったが、自分のすべてをかけて挑んだのだから後悔などあるはずもなく、

次はまっとうにフルスクラッチZOIDでまた挑戦しようと思った。

 

******

 

第八回ガンプラバトル選手権世界大会

第七回選手権以降、諸事情によりできなくなったガンプラバトルが再開された為、

もっとも大きな注目を浴びた大会である。

 

後日、運営委員会が決勝トーナメントのベストバウトを決めるアンケートを取ったところ、

一位と僅差で二位にトーナメント一回戦 アムラ・ルイvsイオリ・セイの試合がノミネートされた。運営委員会はこの結果に対し

「アムラ選手の機体と幕引きのことを差し引いたうえでも

 終盤の展開は一回戦とは思えないほど素晴らしいものであったため、

 票が集まるのは自然なことである」

とのコメントを残している。




ちなみにこの男がなぜガンガルにこだわるのかについては、
死別した祖母が最後にプレゼントしてくれたものだったからという設定があります。

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