しかし自らの身に合わない、世界を狂わす者あらば罰が降ろう。
そうした神の仕事の1ページをどうぞ
(オリジナルと合ってますが作品の名前が出てきてます。伏せ字にしてますけどもしダメだったら対応します)
唐突な自己紹介で申し訳ない、私の仕事は死した者の魂を転生の間に招き、望む世界へ送る事だ。
最近はランダムで能力や世界を設定する事が多いが、私が担当するのはランダムで無く任意に設定できる、言わば当たりの転生の間だ。但しそれ故転生者にかける制限もある。
私は今日からここを務める。先輩曰く世界観を壊す無双チートやヒロインを洗脳して自分のモノにする輩が現れた場合は警告、無視して押し通そうとするなら裁きを与えるとの事だ。
そして今、転生の間に招かれた若者の男の形をした魂はこう答えた。
「⚪︎oLOVEるの世界に転生したいです」
おや、定番中の定番ですね。あの世界は宇宙人やら色々ハレンチパニックが起きるラブコメ、よく転生者が行きたい世界トップですね。
「わかりました。但し制限はあります、まず世界観を壊すような行いは世界に裁かれる、または処刑人に裁かれます」
処刑人、チート能力で身勝手な行為を行う者を裁くものだ。
これはチートに対するカウンターのようなものであり、彼らには助けられてると先輩神は言っていた。
「では。どの様な人生送りたいか、能力を教えてください」
まぁ大抵はイケメンになって、ハーレム作りたいだろうけど。
「はい!主人公の幼馴染の女の子になって昔転校と言う形で海外へ行き、別れて本編始まって再会したいです!あ、主人公は僕の事は昔は男と勘違いしてた事でお願いします!」
「えぇ…そうですね。その設定なら…」
んんんんんん??おかしいぞ??今こいつなんつった??
「それと能力は海外で通用する程の学習能力と運動能力、勿論容姿は本編のキャラほどと言いませんが美人で!」
「あの待って?君生前は男だったよね?つまりはその、女の子になってヒロインになりたいって事??」
「あ、はい!!それでお願いします!!勿論ニコポ=ナデポとかは要りませんので!!」
マジかコイツ。願いは別に世界観とか壊してないけど…何かこう、業の深いやつだなおい。
「えー…あーうん。オッケオッケ、じゃあゲートを生成するからそれを潜ったら転生できるけど…いいの??男じゃなくて女で?」
「はい!!お願いします!!」
目の前の魂の若者は目を輝かせながらそうはっきりと答えた。
「えー、あーうん…行ってらっしゃい。新たな人生に祝福があらんことを」
「ありがとうございます…では。行ってきます!待っててくれよ…」
「_猿⚪︎」
そう呟きながら、彼はゲートを潜った。
「え待って!?今あいつ⚪︎山言うた!?主人公じゃ無く!?猿⚪︎!?そっち!?じゃあなんで主人公と幼馴染設定した!?」
しかし時すでに遅し、彼_否、次の世界では彼女と呼ぶべき魂は行ってしまった。
「やべー気になる…後で確認しよ。と、次か」
私のそんな疑問に答えが出るまも無く、また次の魂が来た。今度は言わばチャラ男みたいな魂だ。
「うぃーす。ここマジで好きな世界に転生できるんすか?」
チャラ男らしい様子でそう質問してくる。少しイラッとしたがまぁ仕事だ仕事。
「うむ、但し世界観を壊すような行い、能力を望めばまずは警告。押し通すなら裁きが下る、さぁ答えなさい、どの世界に行きたいか」
まぁこう言うやつは決まって無双ハーレムみたいなもんだ。ワガママ言うなら裁けばいい。
「じゃ、⚪︎lood⚪︎orn⚪︎でお願いしやーす、あ。能力は狩人としての能力だけでいいっす。死に戻り出来ればいいっすけど」
「うむ、ブラッド……ブ⚪︎ボ!?あの地獄のような世界!?しかも能力はチート能力はいらないってこと!?」
「そそ」
マジかコイツ!?見た目に反してとんでもない世界行きたがるな!?あそこは同じ転生神でも関わりたくない世界ランキング上位に入る世界ぞ!?こないだ興味本位に覗いたら、変な奴と目があったし!?。
「待てお前!?その…ハーレム的なのはいいの!?ラブコメ世界的な!?」
「や。俺じゃヒロイン幸せに出来ないと思うんでー、生前やり込んだ好きなゲームの世界に行きたいと思ったんすよ」
見た目に反してハードなゲームしてんなコイツ!?
「あ、あのさ。いいの?死に戻り…言わばコンティニューだけで?もっとこう別の能力与えてもいいよ?」
「嫌っす。あの世界で本当の狩人として生きたいっす」
やっば、コイツ自ら修羅の道潜る気だ。
「…承知した。それと転生のゲートを生成するが早めに潜るのだぞ。あの世界あんまり繋ぎたくないし」
「うぃーす…へへへ、俺の新たな人生は薔薇色だぜぇ…青ざめた血が何なのか突き詰めてやる!」
私がゲートを生成すると、チャラ男みたいな魂はそう言いながらゲートを潜った。
薔薇色!?血の色みたいな薔薇のことか!?後それ知ろうとすればするほどヤバい領域に入らないか!?
私は一瞬何かの瞳が見えたゲートを閉じ、一息ついた。
「…最近の転生者て怖いなぁ。こうなれば寧ろテンプレチート能力が欲しがる奴が来て欲しいな」
…次に来た魂はオタクみたいなヒョロメガネだ。言い方が悪くてごめん。
「…この間に招かれた者よ。望む世界、能力を言うが良い。但し世界の理を壊すなら裁きが来ると思うが良い」
「は、はい!!…僕が欲しいのは…僕の好きな全てのヒーローに変身できる能力!」
お?
「時を自在に操り、全ての魔法を使える能力!容姿はイケメンで!!」
お!?来た来た!こう言うやつ!!
「そして僕が行きたい世界は!!し⚪︎じろ⚪︎の世界です!」
「…お前の望む能力は明らかに世界の理に…待て今なんっつった」
⚪︎まじ⚪︎う??あの幼稚園が見るアニメ??え??待って??
「はい!し⚪︎じろ⚪︎の世界に行きたいです!」
「待て待て待て、テンプレチート願っておきながらそれ!?せめて⚪︎イスクールD×⚪︎とかゼ⚪︎の使い魔とかじゃない!?いらねーよ!?あの世界にそんな能力!!」
「その能力で…し⚪︎じろ⚪︎達の人気者になりたいです!!僕人間嫌いなので!!」
一周回って尊敬できるバカだ!!??
人間嫌いだから動物達の世界に行くってお前!?
「…あー。警告だ、お前の望む能力は世界の理に超えている…だからそのさ。カッコいいライオンの男の子とかになって運動神経抜群みたいなのじゃダメ??」
「…そうですね。すいません…ネット小説で見た転生と同じだったのでつい興奮してしまいました」
それでちゃ⚪︎ん⚪︎島に行きたいてお前。そうそういないぞ。
「じゃ。じゃあそれでいい?転生のゲートを生成するから」
「はい…お願いします」
私がゲートを生成すると、その魂はゲートに向かっていった。
「ら⚪︎りんいるかなぁ…」
そう言いながらゲートを通った。そういえばあの子見ないよね。出会えるといいね…うん。
…仕事はこれで終わり、私は電話で処刑人に連絡をした。
「あー…今日の転生者に処刑者なし…あのさ。今日神貴族にでも飲みに行かない?」
『どうした…気だるい声して』
「いや、最近の転生者て変人が多いなぁて…」
『は?』
終わり
ここまで見てくださりありがとうございます。本編小説の投稿が遅れるならこう言うくだらない妄想だけは広がります。