文章中に出てくる人物もそのチャットの常連さんです。悪しからず。
あとポケモン喋ります。悪しからず。
チャットの皆ならわかると思いますが寮とか学園の設定は私が勝手に考えたもので公式じゃないです。
あと出てくるのは常連さんの中でも私がよく絡む三人だけです。ごめんなさい。
以上を理解したらどうぞ読んであげてください。
森と海と湖と山、そしてそこに小さな学校がひとつ。
そこで繰り広げられる一人の少女と色々凄い仲間たちのお話(?)
「…ここが例の学園…?」
『(そうらしいな)』
「最近できた学園って聞いたけど……でかすぎじゃない?」
『(まぁな。最近は子供の学力向上のため学園の施設にも力を入れてるんだろ。)』
「うーん、まぁいいや!早速行こうかジバコ!」
『… (…あぁ…。)』
…時は遡り一週間前。
私、マグネは昔から「おおきくなったらポケモントレーナーになって、いつかシンオウチャンピォンのシロナさんと戦う!」…なんてベタな夢を抱いていて、そんな夢からついに先月トレーナーズスクールを卒業してしまった。私は晴れてトレーナーになる権利を得たのだが、トレーナーになるにあたって重大な問題がひとつ。
「体力が無い。」
そんなのトレーナーには必要ないとか思っていたけど、世界中を歩き回るトレーナーには何よりも一番体力が大切なのよ!とか少々過保護な母親にいわれ、私のトレーナーデビューは先延ばし。体力をつけてから出直してこいということでこの学園に入学することになった。
…そんなくだらない理由でパートナーであり兄のような存在であるジバコイル(通称ジバコ)と私は学園に入ったわけで。
「失礼しまーす!…あ、案外普通?」
『(学園の校舎自体はそこまで広くないみたいだな…だが敷地面積はバカでかいぞやっぱり)』
中に入ると普通にいくつか下駄箱があった。もっとこう、個人専用ロッカーとかあるのかと勝手に思ってたからちょっと心外。(だって敷地面積がry)
『(…で、適当に歩いてはいるがどこへ行くつもりだ?)』
「とりあえず寮ってとこに行けばいいらしいんだけど…って目の前じゃん。ラッキーだね! お邪魔しまーす!」
寮というものは校舎と渡り廊下のようなもので繋がっていた。歩いていくと食堂があったり、共用の風呂場みたいなのがあったりと、一般的な「寮」のイメージとさほど変わらない様子。そして階段を少し登ったそこに、小さく「マグネ」と書かれた表札(?)のぶらさがった扉があった。
「ここに今日から寝泊まりするんだねっ…わくわくしてきた!」
『(…あんまはしゃぐと痛い目見るぞ…。)』
刹那。
「大丈夫大丈夫!よしじゃあ失礼しmへぶぅっ!?」
右から木で出来た頑丈な扉が頬にぶつかってきた。
(…これ案外そうでもなさそうだけど不意討ちということもあってかなり痛いからね?)
「いっ……たぁ…っ…」
『!? ちょ、ちょっと君大丈夫っ!?てかどうしたのその頬!?』
「いや100%君が原因だからね!?」
ぶつかってきた扉の主であろうそのポニーテルの少女…ルナは、どうやら悪気はないらしくこちらを凄く心配していた。お詫びに湿布くらい貼らせて、と言われたのでお言葉に甘えて一枚貰うことにした。
ルナの部屋は私のすぐ右隣で、もうひとつの左隣の部屋は「キウン」という少女が住んでいるらしい。
「おじゃましまーす!」
『どうぞどうぞ!ちょっと待ってね、今湿布探してくる!』
「あ、お構いなく!」
…ふとジバコを見るとなんだか呆れたような、冷たいような顔(?)でこちらを見ていた。なんだか気まずかったので別の方を見ると、赤い獣…ルナのパートナーであろうブースターが一匹。せっかくだから話しかけてみようか。
「…お邪魔してますー」
『(…………)』
「…」
無言。
「あ、あの…」
『(…)』
さらに無言。
多分あれだ。ブースターさんは無口なんだね と自分を励ましつつ、ルナの帰りが遅いことが少し気になってきた。
「…ルナ、遅いね…どうかしたのかな?」
『(さあな。)』
『(……ルナなら、保健室まで行ったからそりゃ遅いと思うわよ。)』
「ブースターさん喋っt…って保健室!?湿布って部屋の中にあるとかそういうのじゃなかったんだ…」
『(ていうかそれならお前も保健室に行ったほうが早くていいんじゃないか?)』
「それもそうだね…じゃあ私ちょっと行ってくるから、ジバコはブースターさんとここに居てね」
『(え、あぁ…)』
ということで一旦部屋を出て、ルナを迎えに行くため保健室へ。
しかし。
「…保健室どこ?」
当たり前だ。今日入学したての私が保健室の場所なんてわかるはずない。
そしてそんな状況で迷子になったとなればかなりヤバイ。我ながら馬鹿だ。
「…どうしよう…。」
『…どうか、したの?』
「ひぃっ!?」
振り返るとその人のパートナーであろうジャローダ、そして同じような赤い目をした自分と同じくらいの少女 キウンがこちらを見つめていた。
「えぇと…その…」
『もしかして迷子?』
「いやっ!?そんな……… そうです。」
『じゃあやっぱり新入生…。保健室なら、こっち。…ついてきて。』
『(もう、主ったら… )』
ジャローダがキウンに対し何か言っていたが、とりあえず気にせずついていくことにした。
『…あ、マグネ!それにキウンも!』
「ルナ!ってことはここが保健室か…案内してくれてありがとね、キウン」
『ん。』
「…あれ?その人は…?」
声を掛けたルナの隣には、またもや自分と同じくらいの茶髪の少女が。
『あ、この子はチルル!ここの生徒だよ~』
『初めましてー!よろしくねマグネっ♪』
「よ、よろしくっ!」
茶髪の少女はチルルというらしく、足元にはパートナーであろうレントラーが気持ち良さそうに寝そべっていた。
『あ、マグネ、これ!』
「?…あぁ、湿布。ありがとう」
ここに来るまでにほとんど痛みは引いていたのだが、念のため頬に貼り付けておくことにした。
『…マグネ、だっけ。…パートナーは?』
「あっ、ジバコイルなんだけど 今は…」
[警報、警報_ 現在学園南校舎付近の森で、スピアーが大量発生中。行動を危険とみなしたため、手の空いている生徒は直にジュンサーさんからボールを受け取り、捕獲へ向かうこと。繰り返す__…]
「!?…何、今の?」
『あ、今のは警報だよ!この学園、まだ設立したてだから警備とかなってなくて、たまにポケモンが攻撃してくるんだよね~… それに理事長が「これも訓練のひとつ!」って言って改善しないんだよ…』
「…何か凄いんだね…」
『…とりあえず、行こう。』
『おーっ!』
「…何、この数っ…。」
私とルナ、そしてチルルとキウンは森にたどり着いたいいものの、スピアーのあまりの数の多さに圧倒されていた。
『(おい、大丈夫か!?)』
『(…全く…。)」
「あ、ジバコ!それにブースターさんも…!」
『よし、ブースター!さっさと終わらせちゃうよ!』
全員がパートナーと合流し、それぞれが相手の攻撃に身構える。
…私達も負けていられない。
『よし、いくよレントラー!まずは10万ボルト!』
『ガゥウ!!(任せて!!)』
『…ジャローダ、とりあえずリーフブレードね。』
『キュォン(相変わらず容赦ないわね…ま、当然だけど。)』
「よーし、ジバコ!ジャイロボール!」
『ギュルル(おう)』
それぞれが技を繰り出すと、合わせるようにスピアーも攻撃をしてくる。しかしスピアーは“むし”と“どく”タイプ。タイプの相性だとジバコはかなり有利だが、油断はしていられない。
『ピァアアッ!!』
『えーと…どくばり!?』
「ジバコ皆の盾になれ!」
『(効果ないからって盾に使うなよ。)』
どくタイプの攻撃はジバコには効かないからね。まもるを使うよりこっちの方が楽だし。
『…マグネ、盾っていうのは可哀想じゃない…?』
「大丈夫だよ!ね、ジバコ」
『(あぁ。あとで説教確定だがな。)』
「へぇっ!?」
『はぁ…… ! マグネ危ないッ!』
私は話に夢中で後ろから来ていたスピアーには気づいていなかった。避ける暇はなく、成すすべがなくなった私は次に訪れるであろう衝撃に耐えるため目を瞑る。
『…レントラー、かみなりのキバ!』
『ガォン!!』
…声がしたので目を開けると、ちょうどチルル達が先程のスピアーを捕獲しているところだった。
「あっ、ありがとうチルル!それにレントラーも…!」
『どういたしましてっ!』
『ガォン♪』
『ブースター、かえんぐるま!…それにしても、減らないねぇ…』
『もう一気にバーンと決めちゃおうよ!』
『……そうだね…その方が早いかも…』
「…じゃあ、皆の得意技で一気に決めよっか!」
四人それぞれが一旦攻撃をやめ、技の威力を高めるため一点に集まる。スピアー達も相手が急に攻撃をやめて少し戸惑っている様子。
…やるなら、今。
「じゃあいくよ、せーのっ!」
『ブースター、だいもんじっ!』
『レントラー、かみなり!』
『ジャローダ、ハードプラント。』
「…ジバコ、でんじほうッ!」
それぞれのパートナーが全力で技を繰り出す。
…スピアーは当然避けられる筈もなく、半分は戦闘不能、残りは恐れをなして逃げていった。
「やった!ジバコやったよ!」
『(そうだnって苦しいから抱きつくなっ!)』
『…ジバコイルって照れるんだね……意外…。』
『(ふふ、ジバコイルさんは照れ屋さんなのね。)』
「へぇ~…ジバコ照れ屋なんだ!」
『(…学習しない奴だな…。説教二倍にすんぞ)』
「すいませんでしたッ!」
…なんだか色々おかしな学園だけど、ルナもチルルもキウンも、皆面白そうな人だし、少しここで勉強してからトレーナーになるのもいいかもしれないな、と ふと思った。
『あ、もうこんな時間!?…マグネー!早くしないと授業始まるよーっ!』
その声に私は少しだけ笑みを浮かべて返事をすると、先を歩いている三人のあとを追った。
……ちなみにそのあとジバコに散々説教をされたのはいうまでもない。
自分で思ったけど誰が喋ってるか分かんないなこれ。…そこら辺は大体の雰囲気で察してください←
台詞少ない方いたらごめんなさい。あと出せなかった人達もごめんなさい。
機会があればまた書こうかと考えてます。では、ありがとうございました。