◇雨過天晴の恋を貴方と
雨を見るとあの日を思い出す。
誰もが憂鬱な気持ちで帰路に着く曇天の中で、太陽のような笑顔を浮かべ傘も差さずに走る貴方を見つけた日を。
貴方にとっては何てことのない日常の一幕だったのかも知れないけれど、私にはモノクロだった世界に色がつく程の衝撃だった。
心を奪われたあの日から、毎日貴方の事を考えるようになった。普段の生活の中で貴方を探すようになって、貴方が楽しそうに買っていくゲームを追うようにプレイして。
貴方と共に歩むために私が選んだ道は長い長い遠回りだったけれど、振り返ればそのどれもが鮮やかでかけがえのないものだ。
貴方の隣にいられるようになった今でも夢なのではと疑ってしまう。けれど、
「玲さん」
私の名前を優しく呼ぶ貴方の声が、
宝石のように輝く暖かな瞳が、私の曇りを晴らしてゆく。
雨過天晴の恋を貴方と共に。
◇駆けるあの娘はドラッグカー
初めは頼りになる先輩でした。
ベルセルク・オンライン・パッションを始めたばかりの私に何度も付き合ってくれて、共にクターニッドさんやジークヴルムさんに挑んで。
そうしてサンラクさんと遊ぶにつれて、尊敬とは違う何か別の気持ちが私の中で育っていったんです。
この気持ちがなんなのか分からないまま、リアルでお会いすることになって。
雪の中、街を彩る灯りよりも明るく輝くあなたを見つけたとき、想いが溢れてきたんです。私はサンラクさんが好きなんだ!って。気付いた時には走り出していました。
ベルセルク・パッション・オンラインで出会って、シャングリラ・フロンティアであなたを見つけて。きっかけはきっと、あの言葉。
───頑張った先の未来にはいつだって憧れの自分がいるんだよ。
今の自分にできるのは、せめて過去の自分に誇れるようにいることくらいだろ?───
私は止まりません。過去の自分に誇れる私でいたいから!あなたの側にいたいから!
「どうしましょう! サンラクさん! どうやら、私はサンラクさんの事が好きみたいです!!」
◇推測:想いの正体
最近、
何かしらの故障かと思い、アンドリュー・ジッタードールの元を訪ねたが、故障や不備は一切無いという。当機のインテリジェンスをもってしても原因は分からなかった。
「
「なるほどねー、そうゆう事ならティーンの憧れであるこの私に任せなさい!」
(とはいっても、これはもしかしなくても
腐ってもカリスマモデル、目の前の女性が恋する乙女であるかの判断は朝飯前。勿論応援したくなるが、それよりもまずからかいたくなるのは外道の性。
「ねぇサイナちゃん、私がサンラク君とあんなことやこんなことをしてるって言ったら……どうする?」
「
「嘘嘘!嘘だからそれしまって!」
「
「サイナちゃんの気持ちを確かめるためだよ」
「さっきので怒ったってことは、『サンラク君を盗られたくない』って思ったんでしょ?」
「
「じゃあ決まりだね!サイナちゃんはサンラク君のことが好きなんだよ!」
その言葉はやけに素直に響いた。ああ、そうか。
「感謝:ありがとうございます、アーサー・ペンシルゴン」
「いいのいいの!それより上手くいったら報告してね?」
「了解:」
胸の高鳴りが収まらない。主に恋をするなんて、開拓者のサポートを目的として造られた征服人形失格かもしれない。けれど早く貴方にこの気持ちを伝えたい。
「
「
1人の女性として貴方の側に居させてください。」
色々な書き方試そうと思ったら会話メインにしたサイナ編が長くなってしまった。
私に春が足りてないので、違和感やむず痒さがあるかもしれません。
してぇよ!恋愛!!