わるぷるぎす の ひる が やってきた!
(テテーン!!)

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思いついたらやるしか無かった。
(続かない)


第1話

 

 

教室の窓から差し込む陽光が異様なほど明るく、見滝原市の空はどこまでも青く澄み渡っていた。暁美ほむらは腕時計を確認し、目を細める。秒針のカチカチという音が、彼女の緊張した鼓動と同期しているようだった。

 

「あと15分で、ワルプルギスの夜が来る時間よ」

 

声に含まれた緊張感は、何度もこの時間を繰り返してきた者だけが持つ重みがあった。校舎の屋上に集まった4人の魔法少女たちは、それぞれが最高の状態で待機していた。ほむらにとって、これは悪夢のような輪廻の中で初めての光景だった——全員が生きて、全員が戦闘準備を整えている状況。いつもは誰かが死に、誰かが魔女化し、最後は自分一人で立ち向かうことになる運命だったのに。

 

巴マミはリボンの弾薬を慎重に準備し、その指先からは経験に裏打ちされた確かな技術が見て取れた。佐倉杏子はポッキーを噛みながら槍を握り、落ち着きのない様子でキョロキョロと辺りを見回している。美樹さやかは剣を手に、意気込みと不安が入り混じった表情で時折深呼吸をしていた。

 

「今回は負けないわ。みんなで力を合わせれば、きっと勝てる」マミが自信を持って言った。彼女の瞳には、一人で戦ってきた長い孤独の果てに見つけた希望の光が宿っていた。

 

「へっ、やっと本物の敵と戦えるってわけだな」杏子が不敵に笑う。その笑顔の裏には、これが大きな戦いになるという覚悟が隠されていた。

 

「よーし、あたしも全力で行くからね!」さやかが剣を振り回す。彼女の声には昂揚感があったが、手の震えは隠せていなかった。

 

ほむらは黙って空を見つめ続けていた。周囲の空気感が、何かがおかしいと告げていた。何十回と繰り返した時間軸で、この時間には必ず現れるはずの嵐の兆候——急激な気圧の低下、不自然な風の流れ、遠くに見える不吉な雲の塊——それらがまったく見られないのだ。

 

「あの…」鹿目まどかが心配そうに尋ねる。彼女はソウルジェムを持たない唯一の人間として、少し離れた場所で見守っていた。「本当に今日なの?ワルプルギスの夜…」

 

「間違いないわ」ほむらは断言した。時間を繰り返す彼女にとって、この日付、この時刻は骨の髄まで刻み込まれていた。「私は何度もこの瞬間を見てきた。今日、この時間、この場所に必ず現れる」

 

ほむらの瞳には、過去の無数の失敗と喪失の記憶が渦巻いていた。今回こそは、今回こそは全てが終わる——そう信じていた。

 

時計の針が指定の時刻を指した瞬間、全員が息を呑んだ。

 

しかし、訪れたのは破壊的な嵐ではなく、ポカポカと心地よい春の風だけだった。青空はさらに鮮やかさを増し、遠くからは小鳥のさえずりすら聞こえてくる。まるで世界が、彼女たちの緊張を嘲笑うように平和な姿を見せていた。

 

「なんかおかしくない?」さやかが首を傾げる。彼女の緊張は、徐々に困惑へと変わっていった。「天気予報通りの良い天気じゃん。嵐なんて来る気配ゼロだよ?」

 

杏子がポッキーを口から取り出して言った。「おい、ほむら。本当に今日なんだよな?間違いじゃないんだろうな?」その声には疑いと焦りが混じっていた。

 

「絶対にそうよ…」ほむらの声には珍しく混乱が滲んでいた。幾度となく繰り返してきた時間軸の中で、こんな状況は一度もなかった。彼女の計算が狂うことなど、あってはならないはずだった。

 

屋上に集まった彼女たちの表情が、緊張から困惑へ、そして徐々に拍子抜けへと変わっていく中、ほむらの顔だけが強張っていた。あの恐怖の魔女が来ないなんて、あり得ない。

 

全員が無言で空を見上げている。

 

 

するとその時,,,

空から何かが降りてきた。

 

 

まるでぬいぐるみのようにデフォルメされた小さな人形?

 

 

そうとしか言えないメルヘン物体が、

くるくると回りながらふわりと降下してきたのだ。

 

 

「あれが…ワルプルギスの夜?」マミが目を疑う。彼女は何度か瞬きをして、目の前の光景が現実であることを確認した。

 

降りてきた小さな魔女は、確かにワルプルギスの夜に似ているが、恐怖の対象というより、むしろ可愛らしいデザインだった。頭に載せた小さな王冠と愛嬌のある笑顔が特徴的で、手にはミニチュアの歯車を持っている。全体的な雰囲気は、子供向けアニメのマスコットキャラクターのようだった。

 

「ぷるぷる♪」

 

小さな魔女は愛らしい声で鳴き、空中でクルクル回った。キラキラとした光の粒子がその周りに舞い、まるで祝福の輝きのようだった。

 

「これは…どういうこと?」ほむらは絶句していた。彼女の肩は強張り、目は信じられないものを見る時の困惑に満ちていた。何度も戦い、何度も敗れ、何度も時を戻してきた相手がこんな姿であるわけがない。

 

魔女は彼女たちの周りをぴょんぴょん跳ねながら回り、まるで遊んでいるかのように振る舞っていた。敵意はまったく感じられず、むしろ親しげな態度すら示していた。

 

「ちょっと待って、これが本当のワルプルギスの夜なの?」さやかが剣を下げて尋ねた。彼女の顔には「なんじゃこりゃ」という表情が浮かんでいた。

 

「いや、違う…絶対に違う」ほむらは断固として言った。彼女の声は震えていた。「こんなものじゃない。巨大で、破壊的で、街を一瞬で壊滅させるような…」言葉が途切れた。あまりにも現実と記憶の乖離が大きすぎて、適切な言葉が見つからなかった。

 

「でもさ、名前は同じなんじゃない?」杏子が言いながら、ミニ魔女に近づいた。彼女の警戒心は薄れ、好奇心が勝っていた。「おい、お前、ワルプルギスの夜か?」

 

「ぷるぷる♪」魔女は嬉しそうに跳ねた。その仕草は明らかに肯定の意味に取れた。

 

マミが首を傾げる。「もしかして…季節によって形が変わるとか?あるいは時間帯?」彼女は魔法少女としての経験から、可能性を探っていた。

 

「ありえない」ほむらが頭を抱えた。彼女の声は絶望と混乱が入り混じっていた。「そんな設定聞いたことないわ。私はこの瞬間を何度も見てきた。いつも同じはずなのに…」

 

ほむらの頭の中では、無数の時間軸の記憶が錯綜していた。あれほど準備し、あれほど計画を練り、全ての変数を考慮したはずなのに。今の状況は彼女の認識の枠外だった。全てがムダだったのではないか——そんな虚無感が彼女を襲っていた。

 

小さなワルプルギスは、突然まどかに近づき、彼女の頭にちょこんと乗った。

 

「わっ!」まどかは驚いたが、魔女は彼女の髪をくしゃくしゃと撫でるだけで、何の危害も加えなかった。その仕草はまるで甘えるペットのようだった。

 

「かわいい…」まどかが思わず言った。彼女の顔には警戒心の代わりに、子猫を見るような優しさが浮かんでいた。

 

「かわいくない!危険よ!」ほむらが叫んだ。彼女は本能的にまどかを守ろうと、二人の間に立ちはだかった。「それは魔女よ。人間を殺す存在なのよ!」

 

「でもほむらちゃん、これ全然怖くないよ?」まどかが言う。彼女の目は純粋な好奇心で輝いていた。「むしろ、友達になれそう。ほら、悪気なさそうじゃない?」

 

「まどか、それは…」

 

その時、ミニ・ワルプルギスがキラキラと光り始め、突然空中に巨大なケーキを出現させた。光の粒子が集まり、形を作り上げていく様子は幻想的ですらあった。

 

「なっ…何!?」全員が戦闘態勢に入る。マミのリボンが宙を舞い、杏子の槍が構えられ、さやかの剣が閃いた。

 

しかし出てきたのは、「お疲れ様!魔法少女の皆さんへ」と美しい飾り文字で書かれた巨大なショートケーキだった。真っ白な生クリームの上には、カラフルなフルーツがたっぷりと乗せられ、見ているだけで誰もが幸せな気分になるようなケーキだった。

 

ワルプルギスは嬉しそうに「ぷるぷる♪」と鳴き、ケーキの周りを回る。その表情からは、贈り物を喜んでもらいたいという純粋な感情が伝わってきた。

 

「これは…私たちへのプレゼント?」マミが恐る恐る近づいた。彼女の戦闘的な姿勢は少しずつ和らいでいった。

 

「待って、罠かもしれないわ!」ほむらが制止しようとした。彼女の目は恐怖と混乱に満ちていた。これまでの時間軸での経験からすれば、ワルプルギスの夜が彼女たちに贈り物をするなど、あり得ないことだった。

 

しかしさやかはすでにケーキに手を伸ばしていた。「うわ、本物のケーキだ!しかもめっちゃ美味しそう!」彼女は警戒心よりも好奇心が勝っていた。指でちょっと生クリームを取って舐めると、「うわぁ、超絶品!」と目を輝かせた。

 

杏子の目が輝いた。「食べていいのか?」彼女の口調は急にワクワクしたものに変わっていた。食べ物への執着が、警戒心を一気に吹き飛ばしていた。

 

ワルプルギスは喜んで大きくうなずいた。その仕草は明らかに「どうぞ召し上がれ」という意味だった。

 

「いやいやいや!」

 

ほむらは頭を抱えた。

彼女の表情は悲痛なものへと変わっていた。

 

「これはおかしい!何かの間違いよ!ワルプルギスの夜は破壊の象徴で、こんな…こんなパーティーグッズじゃない!」

 

彼女の声には、信じられない現実への絶望と混乱だけでなく、深い喪失感も滲んでいた。まるで自分の存在意義そのものが揺らいでいるかのような虚無感。これまでの努力、犠牲、そして何度も繰り返した時間の全てが、砂上の楼閣のように崩れ去っていくようだった。

 

その時、キュゥべえが現れた。白い生き物は優雅に屋上の手すりに飛び乗ると、赤い目で彼女たちを見つめた。

 

「おや、珍しいね」白い生き物は首を傾げていた。その表情からは、いつもの無感情な様子とは異なる、かすかな興味が伺えた。

 

「これは『ワルプルギスの昼』だ。ワルプルギスの夜の昼間バージョンというか…まあ、滅多に見られない現象だけど」

 

「は?」全員が口をあんぐりと開けた。

 

「ワルプルギスの昼?そんなの聞いたことないわ!」ほむらが食い下がる。彼女の体は緊張で強張り、拳は震えていた。「そんなバカな…私は何度も何度もこの日を繰り返してきたのよ!こんな形態のワルプルギスなんて一度も見たことがないわ!」

 

「君たちが聞いたことがないだけさ」キュゥべえは平然と答えた。彼の尻尾がゆったりと動く。「魔女の生態はまだまだ解明されていない。ワルプルギスの夜が良い天気の日に召喚されると、たまにこうなることがある。破壊ではなく創造を司るようになるんだ。滅多にないことだけどね」

 

「うそでしょ…」ほむらは力なく座り込んだ。彼女の顔からは血の気が引き、青白い。「なんで…なんで今までのループでは…」

 

「確率の問題さ」キュゥべえが答えた。「君が見てきた時間軸では、単に『ワルプルギスの昼』になる条件が揃わなかっただけだよ。たまたま今回、全ての条件が合致した。かなりのレアケースだね」

 

ほむらの瞳が焦点を失った。全てのループ、全ての犠牲、全ての痛みは何だったのか。敵であるはずのワルプルギスが、子供向けのぬいぐるみのような姿で現れ、ケーキを振る舞うなんて。彼女の存在理由そのものが砂に書いた文字のように消えていくようだった。

 

一方、さやかと杏子はすでにケーキを頬張っていた。彼女たちの戦闘態勢はすっかり解けていた。

 

「うまい!マジでうまい!こんな美味しいケーキ食べたことない!」杏子が叫ぶ。彼女の目は心底から喜びに輝いていた。「おい、まどか!お前も食べろよ!」

 

「マミさん、このケーキすごいですよ!マミさんのケーキより美味しいかも…あ、ごめんなさい!」さやかが手招きする。彼女は一瞬慌てたが、すぐに笑顔を取り戻した。

 

マミは恐る恐るケーキを一口食べ、目を輝かせた。警戒心はいつの間にか消え、素直な感動が彼女の表情を明るくしていた。「これは…私より上手かも…とても繊細な甘さと、フワフワの食感…」彼女は魔法少女であることを忘れたかのように、ケーキの味わいに浸っていた。

 

まどかは笑顔で言った。「ほむらちゃん、こっちおいで。せっかくだから一緒に食べよう?」彼女の声は優しく、ほむらの混乱を理解しているかのようだった。

 

ほむらは呆然としながらもケーキに近づいた。彼女の足取りは重く、まるで夢の中を歩いているかのようだった。何十回も繰り返した時間軸で、初めての展開に彼女の頭はパニック状態だった。時間を繰り返す前の「眼鏡ほむら」のような、弱々しさが彼女の姿に戻っていた。

 

「でも…これじゃあ…私の準備は…全部無駄だったってこと?」ほむらの声は震えていた。「私が集めた武器も、立てた作戦も、全ての時間軸での努力も…ただのナンセンスだったの?」

 

彼女の目には涙が浮かんでいた。それは怒りの涙なのか、悲しみの涙なのか、あるいは安堵の涙なのか——おそらく彼女自身にも分からなかっただろう。

 

「ほむらちゃん」まどかが優しく手を握った。彼女の指は温かく、ほむらの冷たい手に包まれるようだった。「たまには良いことだって起きるんだよ。戦わなくていいんだよ、今日は」

 

その言葉が、ほむらの凍りついた心に小さな亀裂を生じさせた。何度も何度も繰り返した時間の中で、まどかを救うためだけに生きてきた彼女。そのまどかが笑顔で、「戦わなくていい」と言っている。この瞬間、ほむらの中で何かが崩れ落ちた。それは緊張だったのか、使命感だったのか、あるいは時間を繰り返す魔法少女としての呪縛そのものだったのか。

 

ほむらは静かにケーキを一口食べ、思わず目を閉じた。「…美味しい」

 

その呟きは、何年分もの疲労と緊張が解けるような、降伏の声だった。

 

彼女の肩から力が抜けていくのが、誰の目にも明らかだった。幾度となく死に、幾度となく戦い、幾度となく絶望した魔法少女が、初めて武器を置いた瞬間だった。

 

ワルプルギスの昼は嬉しそうに空中をぐるぐる回り、次々とパーティーグッズを出現させた。風船、紙吹雪、そして巨大なピニャータまで。屋上は瞬く間にカラフルな祝祭空間へと姿を変えていった。

 

「これって…お祝いパーティー?」さやかが目を丸くした。彼女は口の周りにクリームをつけたまま、不思議そうに空中を飛ぶ風船を追いかけていた。

 

「そうみたいだね」キュゥべえが答えた。白い生き物は相変わらず無表情だったが、その声には珍しく感心したような調子が混じっていた。「君たちがワルプルギスの夜と戦う準備をしていたことを知って、代わりに感謝祭を開いているみたいだ」

 

「感謝祭?何に対して?」マミが尋ねた。彼女は紅茶のカップを手に、優雅な所作を取り戻していた。

 

「さあ?」キュゥべえはくるりと尻尾を振った。「魔女の心理なんて、僕にもわからないよ。ただ面白いのは、まどかの中にあった魔女化の因果が、このケーキを食べたことでリセットされたようだ」

 

「え?」まどかは驚いた表情で自分の体を見下ろした。「そんなことあるの?」

 

「マジかよ」さやかが口をあんぐりと開けた。「ケーキ食べただけで?」

 

「ワルプルギスの昼が持つ特殊な能力みたいだね」キュゥべえは説明した。「『ワルプルギスの夜』が破壊と絶望をもたらすように、『ワルプルギスの昼』は創造と希望をもたらす。魔女でありながら、魔女化の因果を浄化する…興味深い矛盾だ」

 

その言葉に、全員が改めてミニ・ワルプルギスを見つめた。破壊の象徴であるはずの存在が、今は彼女たちに幸せを運んでくる存在になっている。もはや誰も、この不思議な魔女を恐れてはいなかった。

 

屋上は突如としてパーティー会場と化し、魔法少女たちは武器を置いて、予想外の祝祭を楽しんでいた。マミは紅茶を淹れる技術を披露し、杏子は大量のお菓子に目を輝かせ、さやかは風船で即興の剣術演舞を披露していた。

 

まどかは笑顔でケーキを頬張りながら、時々ほむらを心配そうに見つめていた。

 

ほむらだけは依然として混乱した表情を浮かべていたが、まどかのケーキを食べる嬉しそうな顔を見ているうちに、少しずつ緊張が解けていった。彼女の瞳には、長い戦いの後に訪れた予期せぬ平和に対する戸惑いと、そして微かな安堵が入り混じっていた。

 

「こんなことってありえるの…?」ほむらは小声で呟いた。その声には、戦い続けてきた魔法少女の疲労と、突然訪れた休息への戸惑い、そして「これで全て終わるのかもしれない」という微かな希望が混ざっていた。

 

「ぷるぷる♪」ミニ・ワルプルギスがほむらの頭に乗り、リボンを愛おしそうに触った。まるで「もう戦わなくていいよ」と言っているかのように。

 

「…もう何がなんだか」ほむらはため息をついた。彼女の肩からは、何十回もの時間ループで積み重なった緊張がようやく解けていった。「全ての準備、全ての計画…無駄だったのかもしれないけど…」彼女は少し考え、続けた。「でも、まどかが無事なら…それでいい」

 

その言葉と共に、彼女の顔にも小さな、しかし確かな笑顔が浮かんだ。それは何十回もの時間軸の中で、初めて心から浮かべた笑顔かもしれなかった。

 

屋上に響く笑い声と、ケーキの甘い香り。そしてクルクル回るミニ・ワルプルギスの愛らしい姿。青空の下、風は優しく彼女たちの髪を撫でていた。

 

これが本当のワルプルギスの昼なのかもしれない—戦いではなく、思いがけない平和の象徴として。暁美ほむらの長い闘争に、予期せぬ形で終止符が打たれた瞬間。そこには、いつもとはまったく違う魔法少女たちの一日があった。

 

そして彼女たちは、武器を置いて、ただ少女として笑い合うことを許された。この瞬間だけは、過去も未来も忘れて——今という時間を、心ゆくまで満喫したのだった。

 

「ねえ、ほむらちゃん」まどかがケーキを口に運びながら言った。「今日はこれからどうする?」

 

ほむらは困惑した表情で首を傾げた。「どうするって…戦い以外のことなんて考えてなかったわ」

 

「それなら」まどかは明るく微笑んだ。「みんなでショッピングに行こう!ほむらちゃんにかわいい服を買いたいな」

 

「え?」ほむらの顔が赤く染まった。

 

こうして、魔法少女たちの予想外の休日は続いていった。ワルプルギスの昼が彼女たちにもたらした、かけがえのない平和な一日。後にほむらはこの日を、全ての時間軸の中で最も不思議で、そして最も幸せな日として記憶することになるだろう。

 

多分、may be、しらんけど


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