女たらしが往く実力至上主義の教室   作:俺は社畜

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タイトルの回収まで少し時間がかかります。
ご了承ください。

4.24追記
※0巻未読のため、原作とホワイトルームの部分に違いがあります。(4期生生徒の清隆以外の脱落の時期)ご容赦下さい。


1話 再会

桜が満開を迎える頃。

 

世間では多くの若者たちが新たな学び舎へと希望に満ち溢れた一歩を踏み入れようとしている。

 

そしてここ高度育成高等学校でもまた新入生達が様々な思いを馳せ、この地へ訪れていた。

 

九条将もまた高度育成高等学校に入学するうちの一人である。

 

 

親父には中々面白い生徒が集まる学校だと聞いたが見ている限りただの高校生しかいない…。ここで己の"強さ"を証明してこい、と言われたがそもそも勝負になるのか?しかし強さとは学業や運動だけではない。教官も仰られていた。多くの異性を満足させることこそ真の強さだと…。

 

 

そう、この男少し感覚がズレているのである。

ここで九条将の生い立ちについて説明しよう。

 

資産家の九条正親の元で生まれる。

生まれて間もなくしてよく分からない真っ白の部屋に放り込まれたかと思うと、教育とは名ばかりの人権度外視の指導が待っていた。

 

幼少期からそこで英才教育を受けた。その苛烈さから徐々に同期と思われる子どもたちが減っていく中で淡々と課題をこなす。最高峰の成績を叩き出していた訳ではないが優秀には分類されており日々を過ごしていた。

 

しかし、ここに放り込んだ張本人である父・正親が日々目が死んでいき、感情が希薄になっていく息子に危機感を覚え、10歳になる頃にそこから連れ出した。

 

少しでも感情を正常に戻すため、一般的な小学校に通わせたが、余りの温さ・環境の違いに九条将はすぐに環境の改善、変更を要望する。父親は自身の息子の教育への選択の失敗の戒めとして息子を満足させる環境を自身で整備することを決心する。能力面の上昇という面ではかつての環境の指導を評価していた父親はさらに魔改造を加えたカリキュラムを作成。

 

それまで以上のスパルタな指導に加え、世界中飛び回り大都会からど田舎、紛争地や砂漠地帯、ジャングル、あらゆる場所へ放り込まれた将は、あらゆる経験を経てひと周りもふた周りも成長した。

 

しかし真っ白の部屋では一般常識などに触れることもなく育ち、やっと外界へ出て世間一般的な常識を目の当たりにすることになるはずだったのだが基本、親が用意した教官との日々であった。一般人との会話にしても言語も文化も違う世界各国の現地人のみ。

 

正親によって感情面へのケアや感受性の獲得は成功したが、感覚のズレが生じるには十分な環境であった。

さらにズレた感覚の主な要因がある教官による指導。特に対人に対する指導を行った教官は一部界隈でドンファンと呼ばれた人物であり、人の懐に入ることに関しては非常に優秀であったが少し思想が強く、特に女性関係に対しては独自の考えを持っており、将に対しても存分にその思想による教育を実施した。

 

 

「いかにたくさんの女を満足させるかが男としての真の強さ」

 

 

「動物を見てみろ。ライオンもゴリラもシカもアシカも他にも多くの種が一夫多妻制だ。これは一番強いオスが総取りになってんだ。つまりそういうことだ」

 

 

「昔の将軍様も見てみろ。何人娶ってんだ?」

 

 

「今もそうだ。今は一夫一妻だが結局は不倫だの離婚だのがあとをたたねえ。こりゃ弱い男が簡単に番を手に入れれる世の中で、強い男も一人しか娶ることが出来ねぇ弊害だ。強い男が全部娶って満足させりゃ解決だろ?」

 

 

「そうだ。俺がしっかり女性との話し方から口説き方まで伝授してやんよ」

 

 

こうして今の九条将が爆誕したのである。

 

 

 

教官には様々な視点からのアプローチを教わった。相手の姿勢、目線、癖、行動、話題、あらゆる観点から最適解を見つけ相手に接する。ただただ満足させるために好感度を上げるだけでなく、最終的な最善を選ぶために一時的に落とすことも時には必要。その駆け引きの重要生。強引な押し、逆に時には無関心にその塩梅を見極めろ。

ただし、大切なことは上辺のやり取りで満足させるのは二流のやり方。本気で本心からの付き合いで満足させてこそ一流。

そうですよね、教官。俺はここで真の男とてやりきってみせますよ…。

 

 

一人心の内で決意を改めながら、校舎へ向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー場面は変わって教室ーーーーー

 

九条が教室へ入るとすでにいくつかのグループで話すほどに生徒は集まっていた。九条は特に苦労することなく挨拶や簡単な自己紹介を済ませ、グループの和に加わった。

 

 

「九条、お前中々背高いな。何センチあるんだよ?」

 

「ん?そうだな…。最近測っていないからはっきりとはわからんが180cmは超えているはずだ。」

 

「ほぇぇ。いいよなぁ。やっぱそんくらいないと女子にはモテねぇよな。」

 

「そんなことないぞ。ある程度の清潔感くらいあればあとは何か共通の趣味とかキッカケでなんとでもなる。」

 

「なんだよ、お前。顔も身長も良い奴は余裕そうでいいよなあ。ん、もしかして彼女持ちか?」

 

「いや、今はフリーだぞ。」

 

 

そんな何気ない会話を楽しんでいると教室の後ろのドアが少し遠慮がちに開いた。

 

 

ガララララッ

 

 

また新しい生徒が入ってきたな、くらいに考えていた中、ふとドアの方に目を向けた。

 

えっ…

 

ドアの前には外ハネ茶髪の男が立っていた。

忘れるはずがない。あの部屋で誰よりも強く、誰よりも冷徹だった男。

 

 

なぜ…ここにお前がいるんだよ…綾小路…

 

 

 




はい、はじめまして。

よう実のキャラがモブ含め可愛い娘が多すぎるので色々と絡ませたいなぁとの思いから投稿しました。
投稿主は基本アニメ派なので2年生編からはあまり分かっておりませんのでその辺りで誤りがあれば申し訳ありません。

ぼちぼち投稿していきますのでよろしくお願いします。
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