女たらしが往く実力至上主義の教室   作:俺は社畜

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アンケートご協力ありがとうございました。
締め切りまして、一之瀬と神室は強かった…。
やはり0票もいましたが…山村さん…、ここでも陰薄かった。


20話 それぞれの勉強会

 

 

翌日の早朝、自室のチャイムがなった。

 

 

 

こんな時間に誰だ…?

 

 

ドアを開けるとそこには堀北さんが立っていた。

 

 

 

「早朝からごめんなさい。学校前に少し九条君と話がしたくて。」

 

 

堀北さんは少し申し訳なさそうにそう言う。

 

 

 

 

 

俺は堀北さんを部屋の中に招く。

 

昨日の今日だが色々と考えたのだろう。

でもあれだけボロクソに言った相手に次の日すぐに行動を起こせるのは流石だな…。

 

 

 

「……………。昨日あれから色々考えたわ。」

 

 

「私自身、反省すべきところは確かにあった。勉強会も結局集めたのは私じゃない。そのことを当たり前のように感じていた。その上で須藤君には頭ごなしに全て否定したわ。今考えたら、本当に私は何をしたかったのか…。その場の感情で全て台無しにした。冷静じゃなかったわ。」

 

 

堀北は反省の弁を並べる。

 

 

「それで…、堀北さんはどうしたいんだ?」

 

 

「あなたが言ったようにまず綾小路君と櫛田さんには謝罪をするわ。あと須藤君らにも……。ただ私はやっぱり彼らの考えには賛同出来ないところもある。だからそこはしっかりと伝えていこうと思うの。」

 

 

俺は堀北の話を黙って聞く。

しっかりと反省はしてくれているようだ。

 

 

「………どう…かしら…?」

 

 

そんな黙っている俺に堀北は不安そうに尋ねる。なんていうか少し堀北らしくない。

 

 

「まあ君の思いはわかったよ。それで勉強会はどうするの?」

 

 

「それは………、おそらく私には3人を集める人望も、また3人にも放課後毎日勉強を続ける胆力も無いとおもうの。昨日の勉強会を見たら尚更そう思うわ…。だから最低限まず授業をしっかり聞いてもらう。それから授業後すぐ私がわからないところを教える。その繰り返しで行こうと思ってる。……ただそれだけじゃあ足りないのも理解してる。だけど私にはこれ以上思いつかない……。」

 

 

堀北はそういうと俯く。

 

 

「まず、顔あげて堀北さん。堀北さんは自分なりに良く考えてくれてる。」

 

 

「…ほんとう………?」

 

 

堀北は俺の言葉に顔を上げる。

 

 

「その上で、やっぱり自分だけじゃあどうしようもない時には、人に頼れば良いんだ。あっ、ちゃんとお願いと感謝はしてだよ。それで今回の勉強会だけど堀北さんが思うに彼らじゃ続かないと分析したんだね?」

 

 

そう俺はアドバイスする。

 

 

「えぇ、そうね。」

 

 

「ならば、やる気を上げるよう仕向ければいい。」

 

 

俺の言葉に堀北は懐疑的な顔をする。

 

 

「………そんなことできるのかしら…。」

 

 

堀北さん。男ってのは単純なものなんだよ…。特に彼らみたいなやつなら尚更…。

 

 

「例えばテストの点数で何か褒美でもつくってやればいい。まあなんでもやりようだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからも堀北さんにどうするべきか色々聞かれたが、「頼るのも大切だけど自分で考えて行動するのも大切だよ。」と言っておいた。

 

人に頼れと言った矢先なので矛盾してそうだが何でもかんでも頼るのもそれは成長には繋がらないとも俺は思っている。まあそのバランスって難しいと思うけど……。

昨日の説教が効いたのか、堀北さんは俺に何に対しても意見を求めてくる。

自分への自信が少し揺らいでいるのだろう………。

 

 

一通り話を終え堀北さんが帰ろうと席を立つ。

 

その時に冗談っぽく「堀北さんにも勉強会成功させたら何かご褒美考えとかないとね。」と言ってみたら「………良いのかしら?」とまさかの本気にしていた。

 

 

えっ思った反応と違うんだが…、女性って難しい…。

 

 

 

 

 

 

 

そして、場面は教室へ……。

登校時に、たまたま櫛田さんに会った俺は勉強会のねぎらいと感謝をこれでもかとしておいた。それから堀北さんのフォローも少し入れておく。

櫛田さんは嫌な顔一つせずに「大丈夫だよ〜。」と言ってくれたが…、裏の顔バッチリ知ってしまった今、それは無理させてるようにしか感じないんだ……。ほんと申し訳ない…櫛田さん………。

 

 

教室では早速、堀北さんが清隆や櫛田さんに謝罪をしていた。あの堀北さんが謝罪していると当人含め周りのクラスメイトも驚愕の表情をしていた。

流石に須藤には昨日の手前、まだどうアプローチすればいいか攻めあぐねているようだ…。

 

 

堀北さんはこちらを何度が見ていたようだが、俺はまだ助け舟を出すつもりはない。というより俺もそれなりの人数を請け負ってる身だ。そちらも進めないといけない…。ということで、清隆がどうにかしてくれるだろう。うん。任せた!清隆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に昼休みになった。

 

見たところ清隆や堀北さんは教室にはいなかった。三馬鹿らもいないところを見るとどうやら話し合いにでも行ったのだろう…。

俺は清隆にチャットを送る。

 

 

 

『清隆。3人の懐柔は順調?』

 

 

 

『須藤以外は簡単だったが、まだ須藤が折れそうにない。』

 

 

 

『ちなみにその2人はどう説得を?』

 

 

 

『櫛田とのデート券で釣った。』

 

 

 

おい…清隆、櫛田さんの裏の顔知ってなおその行動するのはどうなんだ…。

それにしてもやっぱり須藤は自分のプライドもあるのだろうなあ…。簡単にはいかんか…。

 

 

 

『あいつスポーツマンだろ?肉を援助するとかでいいんじゃないの?』

 

 

 

あいつスポーツマンだし飯代も結構いるだろうと冗談っぽく俺は清隆に提案した。

 

 

 

『………須藤は猛獣じゃないぞ…。ちょっと待て………………、

……………………釣れた。』

 

 

 

……、須藤は猛獣だったらしい。

もし援助となれば俺が言い出したことだ…。ポイントは出すか…。

 

 

なにはともあれ3人の説得には成功したのでひとまず良かったとしよう。

あとから清隆に聞いたが、勉強会も復活したらしい。餌を垂らすだけでここまでやる気も出るとは…。

 

 

 

 

 

そこから、俺達Dクラスはそれぞれ平田主導の勉強会、堀北主導の勉強会、俺主導の勉強会不参加組の講座でのテスト対策をすすめた。

 

対策自体は順調だと思う。

平田主導の勉強会にも俺は顔を出してるので順調だと思う。ただ櫛田さんが堀北主導へ行った事でこちらの教師役が不足気味なのが少し気になっていた。

平田と松下さん、そして俺で見ていたが、少し回りそうにないので。みーちゃんにも大人しい組の面倒を見てもらっている。

 

堀北主導の勉強会も清隆や堀北さんから報告は受けている。中々基礎から叩き込むのは大変そうだが、堀北の物腰が少し軟化したのと櫛田さんのフォローでなんとか成り立ってはいるらしい。

 

そして俺主導組もかなり忙しいが主に夜チャットや場合によって電話などで対応している。思った以上に自作プリントの評価は言いようでしっかりとやってくれている。

 

 

とりあえずこのままいけばなんとかなるだろう………。

 

そう思っていた矢先のことだった。

日も沈みそうな頃、清隆から連絡が入る。

 

 

 

 

『テスト範囲が変更になったらしい。』

 

 

 

 

えぇ……………。(デジャブ)

 




昨日から偏頭痛が…、もしかしたら少し投稿予定ズレるかもしれません。申し訳ない。

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