ソーリー   作:ああ


オリジナル現代/恋愛
タグ:失恋
俺は謝らない何があっても絶対にだ。

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ain't sorry

 俺は謝らない。なにがあっても絶対にだ。

 

 元カノからLINEが来た。

『私がいなくなって寂しい?』って。

 だから言ってやったんだ、『全然だ』って。

 でも、それは虚勢。本当はすごく寂しい。

 強がって言っただけなんだよ。ああ、イライラする。

 俺のことをハーレーみたいに乗りこなせる女なんて、他にいるはずがない。

 

 今はイカれたやつと組みたい気分だ。

 頭のネジが何本かぶっ飛んだやつと夜をぶっ飛ばしたい。

 それで少しでも、この寂しさを紛らわせるなら、それでいい。

 

 そして、()()()のパーティーをぶち壊してやりたい。

 強盗に襲われたくないならスタンガンでも持ってろ。

 悔しいけど、俺の元カノは可愛い。モデルみたいだった。

 あいつと同じ香水の匂いがするだけでイライラする。

 

 ……朝まで俺の上に乗っててほしい。

 もう誰を信じていいかわからない。

 

 もし今夜、俺が死んだら。あいつは悲しんでくれるんだろうか。

 少しでもいい、そばにいてほしい。

 たとえ心の中のパラノイアでもいい。

 どうか、安らぎがほしい。神様。

 

 俺はずっと、探して、さまよい続けている。

 酷く酔っ払って、積み上げてきたものを何度も台無しにした。

 愛したものも、好きだったものも。

 

 でも今は、もうあいつのことを愛したくない。

 愛したくないんだ。

 

 苦しみは麻薬みたいだ。

 苦しいときのほうが、楽に呼吸できる気がする。

 でも、満足できない。何も満たされていない。

 どうでもいいって言い聞かせるしかない。

 

 もし、時間をかけて元の関係に戻れるなら——

 それだけでいい。

 君といられるだけで、俺は落ち着ける。

 息をするたびに君の存在を受け入れるよ。

 けど、この寂しさには死ぬまで耐えられない。

 

 俺は絶対に謝らない。謝りたくないんだ。

 

『寂しい?』ってまた聞かれても、きっと俺は『まったく寂しくない』って答えるだろう。

 虚勢を張って、虚勢を張って、みじめでも構わない。

 でも、俺のことを本当に乗りこなせるのは——君だけだ。

 

 今は、狂ったやつと一緒にいたい。

 寂しさを少しでも、誤魔化せるから。

 

 君のパーティーが台無しにならないように、守ってやるよ。

 本当に、俺の君は可愛い。

 

 やり直せるなら——もう一度、朝まで俺の上にいてくれ。

 

 今は吐くくらい酔っていたい。

 じゃないと、寂しくて死んでしまいそうだ。

 この苦しみは、きっと麻薬みたいな中毒性がある。

 俺の妄想の中ですら、君はもういない。

 

 ……そばにいてほしい。

 

 ひとりで過ごす夜は、終わりがないくらい長い。

 ずっと、ひとりぼっちだ。

 俺の心は、十分に満たされてない。空っぽなんだ。

 

 もし今夜、俺が死んだら——君は、泣いてくれるのか?


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