現地出身の賢者がモモンガ君と友達になる話。

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真なる賢者と不死の王

 魔法。

 それは極一部、才能を持つ者達が使える秘術。

 

 王国では使い手が少なく軽視され、帝国では近年国を挙げて研究に取り組む法国では昔から多くの使い手が育てられている。

 

 魔力を用いて法則を歪める力。鍛え、学び、使える魔法は増え強力になる。

 極稀にではあるが、新しい魔法を作り出すものもいるが、基本的には既存の魔法の改良だ。

 

 魔法使い達は皆新しい魔法を使えるように努力する。そうすれば魔導の深淵を覗けると信じて。

 だがここに、1人の例外が生まれた。

 

 

 

 王国に置いてマジックキャスターの才能に目覚め、気味悪がられ親に捨てられた少年。冒険者の師により、少しだけ触れた後帝国に移り住み真っ当な知識を手に入れた彼は、ふと考える。

 

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 使えるから、という思考停止をせず、魔法を発動するたびに魔力の動きを常に意識し、魔力そのものがどのように世界に影響を与えるのかを観察し、研究し探求し追求し続けた。

 

 過去の歴史も調べ、そのためにスレイン法国の誘いに乗り国を変え、学び、今の魔法は八欲王と呼ばれ者達が作り出したことが解った。

 

 或は与えたと言うべきか。それに伴い元々存在した始原の魔法(ワイルドマジック)と呼ばれる竜王達の力が大きく削がれた。

 

 つまり、魔法という現象を発現する力の泉があったとして、その総量は大きく変わっていないと見るべきだろう。八欲王が与えた魔法と竜王達の使う魔法は、本質的には同じではないか?

 

 故に更に調べる。

 八欲王、六大神などと呼ばれる『神々』はぷれいやーというらしい。異世界から百年周期に訪れる。

 原因は不明。

 

 ぷれいやーについて深く知ろうとするなど不敬と上に言われ、面倒になってきたのでスレイン法国も捨てた。

 

 そこそこ仲良くなっていたため、追手は殺さないであげた。

 彼は強い。魔法の真髄を知るためには、皮肉だが彼が思考停止と見下す他のマジックキャスターのように多くの魔法を知る必要があったからだ。

 

 

 

 

 再び王国に戻り、犯罪組織とやらを皆殺しにして手にした資料を王家に売った。それだけでは手が出せないほど、貴族達は王家の力を削いでいたので呼び出せた天使を貸してやった。

 

 この天使や悪魔も研究対象だ。天界だの魔界だのから召喚されると言うが、これには意志がない、心がない。魔力で作られた人形。

 

 ちょっと前、戦争に託けて魔法の源の力の総力が変わらないなら生み出し続ければどうなるのだろうと考え天と地を覆い尽くすほどの天使、悪魔、魔物を呼び出した事もあったが、源の力は如何程か…………特に世界から何かが枯渇した様子は見えなかった。

 

 世界はかくも偉大なものかと感心したものだ。

 

 

 さて、王国ではかなりの地位を手にできた。鬱陶しい脚なめ爺もいなければ、不敬と騒ぐ元老もいない。

 王家に縛られるために与えられた姫も頭が良いので共に研究する仲間として有用だった。

 

 夜は此方が貪られたが。

 

 自分にはない政治力もあり、魔法に大して懐疑的なものを説得し見下す者を排除し足を引っ張る貴族を消す。

 

 貴族から送られてくるメイド達は、魔法の実験材料にした。苦しめて殺さないと嫁が怒るのだ。でも真面目に働いているメイドまで殺そうとするのはどうかと思う。

 

 

 

 召喚魔法とされるものは作成魔法であると既に解明していたので、それを使い男でも女でもない使用人を作り解決した。

 

 そういえば従属神とか呼ばれる存在は神に作られた神工存在だったか。ぷれいやーの力とやらも、魔法の源から影響を受けていることを考えるともしやこれ神の技?

 

 どうでもいいな。

 

 

 

 魔法とは始原の魔法(ワイルドマジック)のみが存在する。

 今ある位階魔法とは、始原の魔法(ワイルドマジック)で作られた異界の存在を象る人形が与える…………本質的には始原の魔法(ワイルドマジック)の一部。

 

 世界規模の魔法を使う者は、竜帝。世界の法則すら捻じ曲げる絶対的な存在。

 如何なる理由があってそんな魔法を使ったのかはしらない。だが、彼の気まぐれで人は魔法を失うだろう。

 

 だからそうなる前に、世界に干渉できる今のうちに青年は自らを改造した。元よりその魔法は人間が人間を超えた力を手にできる要因。人そのものに深く干渉しているのだ。

 

 事実青年は政治を与えられぬ法国の最強にすら、マジックキャスターとしてではなく身体能力で勝る改造をしていた。

 

 やることはそれと同じ。魔法の源………世界の源への接触権限を奪い取る。

 

 察知し討滅戦と挑んできた竜王どもを殺し、青年はとうとう世界の源を支配した。全てが解る。全てが見える。

 

 そのきっかけを作ってくれた竜帝は生かすことにした。彼の遊びも放置してやる。水を増やすという意味では有意義だからだ。

 

 ただ、元が人のぷれいやーなら話も出来ようが自分達が人形の自覚もなく、敬愛する神から作って貰えた勘違いして此方を見下す従属神は過去の伝承を見る限りうざいっぽいので、ただの人形に戻るようにした。

 

 

 

 その翌年、ぷれいやーが王国内にやってきた。

 友となった。今日も世界は平和である。




賢者
ガチの天才。型月で言う根源に自力で到達した魔術師。全知にして全能。人の命とかその辺の小石と同格に見てる。
好きなもの。魔法、嫁。
どちらかと言うとМ。

お嫁さん。
嘗て帝国、法国をあっさり捨てた賢者に王国が国を縛るために与えたお姫様。初めて話が通じる相手に大喜び。基本的に夫を立てる良妻だが夜は彼女が主人。
頑張って彼の心を射止めた。主に魔法関連を沢山勉強した。
絶対者の夫が夜、自分に支配される姿が興奮を煽り朝までやることも。

犬くん
野垂れ死んだ。

帝国。
妖怪足舐めおじさんが出現する。

法国。
妖怪孕ませろ女が出現する。

エルフの国。
天使、悪魔、魔物の召喚実験で踏み潰された。

竜王。
頑張って挑んだけど時既に遅し、戦わなかった者達残して滅んだ。

竜帝。
生かしてもらってる。

不死の王。
話し相手がいなくて落ち込んでたけど友達ができた。異世界の話を喜んでくれる友達だ。友達の奥さんの目が偶に怖い。

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