転生したので前世の知識で生徒達と遊ぶことにする   作:popoponpon

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スターフォックス64回はこちら
https://syosetu.org/novel/373180/98.html



百合園セイア達とスターフォックスアサルト

 

「ほう……ここがモルフォの部屋か。随分と綺麗じゃないか」

「別に汚く過ごす趣味はないので。まあ、最近は居候もいますからね」

「別の世界の砂狼シロコのことか……」

 

その後、ミレニアムEXPOを見回りながら一週間という短くも長い時間を過ごしていた二人。そしてその最終日、夕暮れ時にセイアはモルフォの部屋を訪れていた。モルフォの部屋はモルフォ以外の面々が来ることも時折あるため、掃除とかは一通りしっかりしているのだ。特に最近はシロコ*テラーと同居しているのもあって、そこらへんにはある程度気を利かせることも増えていた。

 

「……しかし、さすがだね。色々ある」

 

部屋の中に見える様々なゲームやアニメ。シロコ*テラーはいつもこういうのをやれるのだろうと考えるとどうしても羨ましく感じてしまうのはある意味致し方ないことなのかもしれない。

 

「さて、今回は何をやるのかな?」

「そうですねぇ……そういえば以前スターフォックス64をやってましたし、続編のスターフォックスアサルトとかどうです?」

「ふむ、面白そうだ」

 

スターフォックスアサルト。それはスターフォックス64の後の時系列にあたる作品だ。実際は64とアサルトの間にスターフォックスアドベンチャーという作品があり、こちらでは惑星サウリアを舞台とした話となっている。サウリアではフィールドを駆け、謎を解いていくアクション、宇宙ではアーウィンを操作するシューティングを交互に行っていく。そのため、64やアサルトとはどうしてもゲーム性が変わってしまう。それに、スターフォックスアサルトをやるにあたって把握しておくべき事例としては、ペッピーがパイロットから引退してナウスと共に後方でサポートをする立場になっていること、ペッピーの代わりにアドベンチャーのエンディングで新たにスターフォックスに加入した、不思議な感知能力を持つ猫の少女、クリスタルがスターフォックスのパイロットの一人として登場することだけであるため、間を飛ばしてもそこまで不都合というわけではないのだ。

 

「……しかし凄いな」

 

ゲームを起動してセイアが抱いた感想は、やはりそのグラフィックだろう。NINTENDO64からゲームキューブとなったことでその3Dグラフィックはポリゴン時代だった64から大幅に進化されており、様々なメカだけでなく、生き物のグラフィックやその質感も細かくなっている。モルフォも、グラフィックの美麗さはゲームキューブの中ではトップクラスに来るだろうと思っていた。

 

「……アンドルフの残党か」

 

スターフォックス64で強大な敵として戦ったアンドルフ軍。だがアンドルフがスターフォックスによって倒され、今やその残党だけ。残党戦力もアンドルフの甥でありかつてスターウルフに所属していたオイッコニーによって雇われたならず者ばかりだ。しかし、数だけはやたらと揃えているのか、コーネリア軍も手を焼いており、その膠着した戦況をこじ開けるため、フォックス、ファルコ、スリッピー、クリスタルはアーウィンを駆る。これが、一番最初のミッションである。

 

「いや、これは……やはりすごいな」

 

基本的なアクションやアイテムはアーウィンに関しては変わらない。通常のショットにチャージショット、パワーアップアイテムを使うことでショットを強化することは勿論、ローリングや宙返り、ブーストといった基本アクションもそのままだ。だが、これまで手前から奥へ向かう、ある意味一方通行だったステージ攻略は3Dを活かした立体的な流れになっており、手前から奥へ移動するという従来のプレイスタイルはそのままに、視点がグリングリンと動くように戦場を駆けまわっているかのような演出になっていく。そこにグラフィックも相まって、とにかく没入感が凄い。

 

「特にこのアーウィンのデザインなんて別物じゃないか?」

「確かに64からアサルトでかなり変わってますよね」

 

一応間にアドベンチャーもあるので、実際にはアーウィンのデザインの変化は二回ほど行われているのだが、アサルトの時のアーウィンはデザインも秀逸と言えるだろう。

 

「……む?宇宙で終わりじゃないのか」

 

オイッコニーが率いる艦隊を攻略し、遂にオイッコニーの登場する船を追い込むスターフォックス。64であればこのまま宇宙で決戦になる流れだ。しかしアサルトは少し違う。オイッコニーは惑星フォーチュンへと降下し、フォックスたちも広大な自然と軍事施設が見える惑星フォーチュナーへと降下。様変わりした景色でのミッションの後半が始まる。

 

「へえ!まさかこうなるとは」

「今作は結構戦闘の舞台がころころ変わるんですよね。今回はこういった形ですが……」

 

舞台が変わってもゲームとしてやることは変わらない。敵を殲滅してスコアを稼ぎながら奥へと進んでいく。そして遂にオイッコニーを追い詰めるのだが。そこでオイッコニーが繰り出してきた巨大なロボットは、過去に対峙したアンドルフに酷似した巨大な顔と両手だけという姿をしていた。

 

「……一応甥っ子ということだったか。やはり悪人なりに情もあるのかもしれないね」

 

とはいえ所詮は最初のミッション。残念ながら強さも過去作のラスボスであったアンドルフとは天地の差がある。だが、オイッコニーとの戦闘を終えると、オイッコニーを何かが撃墜してしまう。そこに現れたのは、どこか生物的にも見える、無機物のおぞましい蛾のような生命体。ナウスがアパロイドと呼称する未知の敵を前に、フォックスは連戦を強いられる。

 

「な、なんだねこれは?随分とこう……生理的に嫌悪感を感じるな。しかもなんか強いな!?」

「思ったより強いんですよね……個人的に次のミッションのボスより強い気がしますよ」

 

ビームや地面を打ち上げてのメテオ攻撃など、様々な攻撃方法を見せるアパロイド。それを苦戦の末に何とか撃破することに成功し、データのコアのようなものを発見。それを回収しようとアーウィンを降りたフォックスだったが、上空には更なるアパロイドの群れ。フォックスはコアメモリをすぐに回収して離脱するのだった。

 

「アパロイド、それが今回の新たな敵と言うわけかい?」

「はい。中々凄い奴らですよ」

「ただいま……あれ、あなたは……」

「む?ああ、お邪魔させてもらってるよ。君が別時間軸の砂狼シロコだね」

「ん……」

「この人は百合園セイアさん、友達だよ」

「……ん……」

 

次のミッション、アパロイドの襲撃を受ける惑星カタリナの基地へフォックスが向かおうとする……といったところでシロコ*テラーが帰宅してくる。部屋の中に入ってきたシロコ*テラーはセイアを見て少し驚いたような表情を浮かべる。

 

「……ああ、このゲーム」

「やったことあるのかい?」

「ん、面白いゲームだった」

 

だが、モルフォが連れ込んだのだろうとすぐに納得し、セイアがやっているゲームを見る。スターフォックスアサルトはどうやらシロコ*テラーもプレイ済みのようだ。

 

「そういえば君はミレニアムには来なかったのかい?」

「ん、行ってない。外を適当にぶらぶらしてた」

「そうか……いや、ここにいるなら来ているのかもしれないと思ってな」

「ん……やっぱりこういうこともあったのかな」

「ん?それはどういう……」

「次のミッション始まるよ」

 

セイアが疑問そうに首を傾げる中、シロコ*テラーが次のミッションが始まると告げる。それを聞いてセイアが慌てて次のミッションをプレイし始める。

 

「……って、あれ?アーウィンはどうしたんだい?ランドマスターでも使うのかな?」

「ああ、今作って白兵戦もあるんですよ」

 

だが、カタリナでのミッションで地上にフォックスが生身で立つ光景を見てセイアは戸惑う。生身でのアクションは一応アドベンチャーからなのだが、飛ばしてアサルトをやっているセイアからすれば確かに驚きだろう。今作の地上戦は360度自由に移動できるアクションステージとなっており、フォックスはブラスターという銃器を初期装備として様々な銃を入手し切り替えながら敵を殲滅していくのだ。

 

「成程、これは楽しいな……」

 

フォックスが手に入れる武器も種類がいくつか存在している。大量の弾をばら撒くマシンガン、敵をロックオンして放つ、単発式の強力なホーミングランチャー、フォックスを守るバリアなどを駆使しながらアパロイドを殲滅していく。地上ステージではターゲット指定された特殊な敵を倒していくことで話を進めていくのだ。

 

「ほう、ランドマスターはこうやって使うのか」

 

ミッションが進むとスターフォックスの頼りになる戦車、ランドマスターが転送される。その火力は生身の時とは比べ物にならず、一撃で多くの敵をなぎ倒していく。さらにダッシュで相手を轢くこともできるなど、その火力は圧巻の一言だ。

 

「ふふ、爽快感があっていいじゃないか」

「ん、ランドマスターで暴れるのは楽しい」

「む、ミッションが更新されたか。ターゲットのアパロイドが増えたな……それに建物の中にはランドマスターでは入れないと……あっ!?」

「……よくやる」

 

次々増加していくアパロイドを殲滅していくセイア。しかし、その戦いの舞台が狭い建物の中になり、ランドマスターを降りたセイアは、なんと狭い室内で誤ってホーミングランチャーを誤射してしまう。直後、大爆発に呑まれたフォックスはその場で倒れてしまったのだ。

 

「ホーミングランチャーは強いんですがこういう事故が起こるから怖いんですよねぇ……」

 

この失敗で学んだのか、二度目はホーミングランチャーの扱いに注意しながら、無事にミッションを進めていく。そしてボスである大型アパロイドが出現するも、倒し方もそこまで難しくないということもあり、ランドマスターで無事に撃破。だが、コアメモリを回収しようとしたところでそれをスターウルフのメンバーであったピグマに奪われてしまう。そしてスターフォックスはピグマを追跡するため、ピグマが逃げたコロニーに向かう。

 

「む?この左上のゲージは?」

「このゲージはコロニーの外にいる敵戦力ですね。時々アーウィンで外に出て敵を倒してゲージを減らさないと強制的にミッション失敗になってしまうんです」

「それは厄介だな……」

 

ゲーム中でもペッピーが説明するが、ここからのミッションではこの勢力ゲージを気にしながら進めることになる。内と外、両方に気を付けながらミッションを進めていくと、遂にボスが出現する。だがそれは、

 

「スターウルフかい?ここはスターウルフの縄張りだったのか……なんか変なナルシストみたいなキャラもいるが」

「ん……口調はあれだけどまぁなんだかんだでいい奴」

 

スターウルフであった。スターウルフのメンバーはウルフとレオン、そしてキザな口調の黒豹、パンサーの三人で構成されている。三人はピグマの事を知らないと言ってのけ、スターフォックスと交戦開始。フォックスもアーウィンに乗ってコロニーの外へと飛び出し、スターウルフとの激闘を開始する。

 

「随分手慣れてるんだね」

「ふっ、これでもアーウィンに関しては経験があるからね。そう簡単に落ちる気はないよ」

 

そしてスターウルフを無事撃破し、ピグマを引き渡してほしいとウルフと交渉を開始するフォックス。だがウルフはピグマをスターウルフの面汚しと吐き捨て、このコロニーに来ても手下が追い出してるという。そしてピグマの通信記録から惑星フィチナへの手がかりを手に入れ、フォックスたちは次のミッションへと向かうことになる。

 

フィチナに向かうことになるフォックス。しかし、そこではフィチナを生活できる環境にするための設備である気象コントロール装置が停止しており、ブリザードによって大荒れになっていた。この状況下ではアーウィンも飛ばせず、フォックスは一人気象コントロール装置がある気象コントロールセンターに向かい、それを起動させることになる。しかし、気象コントロールセンターはバリアによって守られており、まずはバリア発生装置をランドマスターや生身で破壊して内部へ侵入することになる。

 

「むう……視界が悪いな」

「でもランドマスターが使えるならここはそうでもない」

「ああ、ランドマスターなら走るよりずっと早いしこの程度の雑魚に負けることもないからね」

 

バリアをランドマスターで破壊するところまでは問題ない。無事にバリアを破壊し、気象コントロールセンターに入り込む。入り口が狭く、ランドマスターでは入れなかったため、生身で入るのだが、そこで気象コントロール装置を復旧させた直後、なんとフォックスはセンターに閉じ込められてしまい、警備ロボたちに襲われてしまう。

 

「おいおい……こいつら全く攻撃が通用しないんだが!?」

「弾かれてる。こいつら弱点見せないと刺さらないんだよね」

 

警備ロボたちは普段は完全無敵。攻撃が通じるタイミングはフォックスに向かって攻撃した直後だけなのだ。最初は無敵かと思ったセイアだったが、シロコ*テラーのアドバイスで攻略方法に気付き、警備ロボたちを倒していく。そうしている間にファルコがアーウィンで駆けつけて救出し、今度はアーウィンの翼に乗り、高火力の連射可能な銃、プラズマキャノンを使って敵を殲滅する特殊シューティングステージへと移行する。

 

「……ここは移動できないのか?」

「ええ、なので出てきた敵は全滅させないとダメージになりますね。ちなみにファルコのアーウィンが墜とされるとゲームオーバーですよ」

「そうか……回避ができないから全滅させるしかないのか」

「……それにしてもスリッピーはよく追いかけられる」

「スターフォックスでは伝統芸能なので」

 

この乗り物の翼に乗ってのシューティングの最大の特徴は回避ができないということだろう。そのため、出てくる敵は全て処理しなければ被弾し続けることになってしまうのだ。それ故に普段ならば回避という選択肢が入るだけにある程度余裕があるという状況がなく、セイアも慎重に対応していくことになる。そして何度か被弾しつつもどうにかここのステージもクリア。しかしここで警備ロボもアパロイドに侵されていたことが判明、ピグマがそのアパロイドを支配する親玉となっており、ピグマはスターフォックスを振り切るために施設の一部をアパロイドに侵食。気象コントロール装置をオーバーロードさせてしまい、二度とブリザードが止められなくなるのを防ぐために侵食したアパロイドを撃破するため、ピグマを取り逃すことになる。

 

「まだ逃げるのかいこいつは……」

「とりあえずはこいつ」

「ここからはアーウィンで空中戦ですね」

 

巨大な大筒に足が生えたようなボス、そして無数の雑魚敵をばら撒くボスだが、ここのボスは実は見た目ほど強くもない。雑魚を連射なりボムなりで処理し、それによってドロップしたボムを補給。それをボスの弱点に打ち込んでダメージを与えるのを繰り返すだけだ。正直道中の方が苦戦したな……と思いつつもミッションをクリアするセイア。しかし、その後のムービーでピグマ自身もアパロイドに侵食され始め正気を失う不穏なムービーが挿入されるのだった。

 

「さて、これである程度このゲームがどういうものか操作感もわかったところで……対戦いきますか!」

「対戦?」

 

ストーリーはそこそこに、シロコ*テラーも帰ってきたのもあって今度は対人戦をやろうとモルフォが言い出す。このゲームの対人戦は相手を倒してポイントを稼ぐというシンプルなものだ。そしてルールも細かく設定できる。

 

「ふむ、キャラは六人……やっぱり違いがあるのかい?」

「ん、結構差が出てくる」

 

プレイアブルキャラは六人。フォックス、スリッピー、ファルコ、クリスタル、ペッピーらスターフォックスの五人に加えてウルフだ。それぞれの体力や能力が異なっており、キャラ選択における重要性が高くなっている。加えて、対人戦限定のアイテムもあったり、乗り物限定にすることでマシンの乗降を禁止にする、を始めとしたユニークなルールに設定することもできる。

 

「いいね。こういうのも楽しそうだ」

 

セイアがフォックス、シロコ*テラーがウルフを選択し、モルフォがスリッピーを選ぶ。そして三人は遮蔽物の多いステージを選択し、対戦を始めていく。そのステージは64に登場しているタイタニアやゾネスなどを含めた豊富な数が用意されているの特徴である、画面が四分割され、それぞれの画面に注視しながら、レーダーを頼りに相手を探していく。道中に落ちていた装備やアイテムを入手して戦力を整え、乗り物を探し始めるセイアとシロコ*テラー。

 

「ふっ、ここにアーウィンがあるじゃないか。これで―――は!?」

 

アーウィンに乗ろうと近づこうとした瞬間。どこかから狙撃されてしまい、フォックスが大ダメージと共に跳ねる。ちらとシロコ*テラーがモルフォの画面を盗み見すると、モルフォがスナイパーライフルを使ってフォックスを遠距離から狙撃している様子があった。

 

「ゲームだけどこのスナイパーライフルの扱い……やるね、モルフォ」

「ぐぬ……だがアーウィンにさえ乗れれば……ぬっ!?」

「甘いですよ!」

 

このままではやばいと判断して慌ててアーウィンに乗り込もうとするセイア。だが、モルフォはホーミングランチャーによる追尾の一撃でセイアを吹き飛ばしてしまう。

 

「ぐうう……やっぱりホーミングランチャー強すぎないかい!?」

「ん、そういうこと」

「あっ」

 

そしてモルフォも、セイアを仕留めたと思った矢先にロックされ、シロコ*テラーに吹き飛ばされてしまう。一度こうなってしまったからにはもう戦場は滅茶苦茶だ。全員が主にホーミングランチャーを掲げ、マシンをカっとばしあう。そんな激しい争いを制したのは、

 

「ん、私の勝ち」

「ぐっ……こんなはずじゃ……」

「いやぁ最後の二枚抜きは凄かった……あ、ちょっとトイレ」

 

最後に二枚抜きを果たしたシロコ*テラーであった。そして決着がついたのを見て席を外したモルフォ。その場に残され、項垂れていたセイアにシロコ*テラーが声をかける。

 

「……大丈夫?」

「ああ……大丈夫だとも……なんか大分大味じゃないかい……?いやまぁメインミッションからしてホーミングランチャーで自爆しかけていたぐらいではあるんだが……」

「そうだね」

 

項垂れていたセイアだったがここで立ち直ったのか座り直す。隣でお菓子を摘まみながら静かにモルフォが戻ってくるのを待っていた。だが、ここでシロコ*テラーがセイアの方を再び見る。

 

「どうかしたかい?」

「……いや、夢が繋がるってどんな感じなのかなって」

「……ふむ。そうだな……とても楽しく、あまつさえ目覚めたくないとすら思わされる程に甘いものさ。だが、夢はいつか醒め消えゆくもの。誰もが今へと戻らなくてはいけない……そのための勇気を手に入れられる、そういうものかな」

「……」

「そう難しく考える必要はないとも。あくまで私のことだからね。だが……モルフォのことで何かあるのなら、私にも相談してみたまえ。もしかしたら知恵を渡せるかもしれないからね」

「……覚えておく」

 

セイアの説明の意味は確かに全てを理解することはできなかったかもしれない。だがモルフォの事でなら、いつか頼れるかもしれない。そう考えてシロコ*テラーが頷くと、トイレから出てきたモルフォが姿を見せるのだった。

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