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絶海の探偵の次は、異次元の狙撃手だったが、黒の組織が既に壊滅している為、赤井秀一は日本に来ていないみたいだ。
異次元の狙撃手の犯人の銃を、狙撃で弾き飛ばす役割を果たす人物である赤井が日本におらず、原作ではコナンを狙撃から庇って怪我をする世良真純も日本には居ない。
庇ってくれる相手が居ない工藤新一が狙撃されてしまう可能性が高い今回の事件。
犯人に狙われて、狙撃で殺される犠牲者はろくでもない奴が多いが、無関係な相手でも犯行の邪魔だと判断すれば殺そうとする犯人は早めに捕まえておいた方が良さそうだ。
東京を一望できるベルツリータワーのオープニングセレモニーが開かれた当日。
ベルツリータワー展望台が確認出来る狙撃ポイントへと向かった俺は、狙撃が行われて犠牲者が出てから犯人を捕まえることにした。
セミオートの狙撃銃MK-11を用いて、異次元の狙撃手の犯人によって行われた狙撃。
尊いとは言えないような命が1つ失われたが、特にそれを気にすることはない。
気配を消して潜んでいた俺は、異次元の狙撃手の犯人であるケビン・ヨシノと共犯のティモシー・ハンターに接近し、手早く取っ捕まえて縛り上げておく。
携帯で警察に通報し、警察がやって来るまで待っていると、ようやく現れた警察の面々。
顔馴染みになっている警察の面々に「また貴方ですか」と言われながら、縛り上げていたケビン・ヨシノとティモシー・ハンターを引き渡す。
異次元の狙撃手の事件はこれで終了となり、今回の事件で犯人の犠牲者が増えることはもう無い。
今回の犠牲者、藤波宏明は不動産会社社長だが、外国人を相手に不良物件を売り付ける商売をしており、日本の不良物件を売りつけてティモシー・ハンターの破産の原因を作った人物で、ろくでもない奴だ。
こいつを生かしておくのは個人的に嫌だったので、止められた狙撃を止めなかったりしたことは内緒にしておこう。
異次元の狙撃手の事件の次は、業火の向日葵。
業火の向日葵については特に俺が関わることもなく、工藤新一と怪盗キッドの活躍により終わった事件。
次は純黒の悪夢だが、黒の組織が壊滅している為、何も起こることはなく、オスプレイによって観覧車が銃撃されるようなこともなかった。
純黒の悪夢の次は、から紅の恋歌だが、此方も特に俺が関わることもなく終わる。
それからゼロの執行人、紺青の拳、緋色の弾丸も無事に終わり、次はハロウィンの花嫁が始まることになったが、警察学校の5人組と親しい俺は、やはり狙われていたようだ。
自宅から出て、買い物に向かう俺を尾行する存在には気付いていたが、人気の無い公園へと立ち寄った俺に近付いてきたハロウィンの花嫁の犯人。
ペストマスクに似た仮面を被った殺し屋のプラーミャが拳銃を構えて姿を現し、銃を連続で発砲。
両足を狙って連続で放たれた弾丸。
それら全てをオリジナルメタル製の鉄扇を素早く振るい、地面に残らず弾き落とした此方を見て「チッ、石川五ェ門と似たような類いか」と舌打ちしたプラーミャ。
銃を鉄扇で防がれたことにも動じていないプラーミャは、プロの殺し屋として冷静さを保っていた。
「銃が通じん相手には、これでいくか」
そう言って銃を放り捨てると、ナイフを構えたプラーミャは、高い身体能力を駆使して瞬時に間合いを詰め、此方の身体に刃を突き立てようとナイフによる突きを放ってくる。
力を込めて鉄扇を振り下ろし、プラーミャが持つナイフの刀身をへし折り、鉄扇による殴打をプラーミャの腹部へと叩き込むと、幾つかの骨が折れた感触が伝わってきたが、それでもプラーミャの戦意は失われていない。
「化け物め、強度の高い合金製ナイフをへし折るとは、なんという腕力だ」
折れたナイフを放り捨て、忌々しそうに言ったプラーミャは「認めよう、私では貴様には勝てん。だが貴様も道連れだ!」と言いながら取り出した爆弾により自爆をしようとした。
瞬くよりも早く距離を詰め、プラーミャが持つ爆弾を蹴り上げて上空に飛ばすと、公園の空に爆炎が広がっていく。
自爆に失敗したプラーミャを締め落として、警察を呼んでみたが、現れた警察の面々に「また貴方なんですか」と言われることになった。
警察の面々にはその場で何が起こったのか説明することになり、銃の弾丸を鉄扇で弾き落として防いだことを伝えると「えぇ」とドン引きされたり「ご家族に石川五ェ門とか居ませんか?」と聞かれることになったりもしたな。
そんなことがあったがハロウィンの花嫁の犯人も捕まり、終わった今回の事件。
プラーミャを知っていた萩原と松田に伊達と諸伏に降谷は俺が無事なのか心配になったらしく、俺の自宅にまで全員で押し掛けてきたが、俺が無傷だと知ると安心していたようだ。
飯も食べずに押し掛けてきた全員は腹を空かせていたようで「陣さん」と期待するかのような目で此方を見ている。
「雑な男飯で良ければ食ってけ」
そう言って俺は腹を空かせた5人に食事を用意していった。
大量の鶏の唐揚げを作っていき、洗って切った野菜も添えたそれを白飯と一緒に食べていく5人組。
まだまだ大量に残っている唐揚げを見た萩原と松田が「ビール買ってくる」と言いながら飛び出していき、伊達は「つまみを買ってくるぜ」言うと家を出ていく。
降谷は「やはり日本人なら日本酒を」と言って日本酒を買いに行き、諸伏は「陣さんは日本酒に合いそうなつまみって作れますか?」と笑顔で聞いてきた。
諸伏と一緒に日本酒に合いそうなつまみを作成していると帰ってきた面々。
酒を酌み交わしながら始まった宴会で、料理やつまみを食べながらビールや日本酒を飲んでいった全員が笑っていたのは確かだ。
盛り上がった宴会の最中、それぞれが何故か芸を見せ合うことになり、ジャグリングを見せた萩原とブレイクダンスを披露した松田。
伊達はビール瓶の瓶切りを見せ、降谷と諸伏はコンビを組んで息の合ったダンスを見せた。
最後に俺に順番が回ってきたが、昔ルパン三世に教わった声帯模写を披露して、様々な声色を出してみると凄まじく驚かれたな。
「何処でそんなの覚えたの陣さん」と萩原に聞かれた時には「知り合いのおじさんが教えてくれたな」と答えておく。
盛り上がった宴会も終わり、後片付けをしていった俺と5人組。
「そういえば、お前達が5人集まった時に渡そうと思ってた物があったな」
そう言いながら俺は用意していた物を5人組に手渡す。
「陣さん、これって」
「萩原と松田に伊達と諸伏に降谷が全員揃ったイラストだな、ちょっと思い付いたから描いてみた」
「皆揃ってんのは嬉しいけどさ、陣さんが居ないじゃん」
「俺は警察官じゃないから除外ということで」
「それは良くないかな、そう思わない?皆」
そんな萩原の問いかけに残りの4人が答えていった。
「陣さんだけ除け者にするつもりはねぇな」
萩原に同意するように頷いていた松田。
「そうだな、陣さんも一緒で良いだろ」
伊達も同調していて、俺も一緒でいいと言い出す。
「確かに陣さんが居ないのは寂しいな。大切な仲間なのに」
此方を見ながらそう言っていた諸伏。
「ヒロ、俺もそう思う。陣さんも大切な仲間だ」
諸伏に同じ意見だと、力強く言い切った降谷。
その後、5人組が用意したデジタルカメラで写真を撮ることになり、俺も5人と一緒に写真に写ることになった。
デジタルカメラでタイマーを設定し、全員が写ることになる写真。
萩原と松田に伊達と諸伏に降谷と一緒に、写真に写っていた俺の顔は自然に笑っていて、友人と言える面々に囲まれている。
まあ、こんな顔が出来るようになっていたのなら、生まれ変わって黒澤陣になった今生の人生も悪いものではない。
5人組から渡された写真を見て、笑みを浮かべた俺は、写真立てにその写真を入れておく。
友人との大切な思い出を見ながら、俺と5人組が一緒に居るイラストを描いてみた。
これならきっと文句を言われることはないだろう。
俺も含めた全員が楽しげな笑顔で描かれたイラストを6枚描き、5枚は5人に渡す為に用意したが、残る1枚は飾る為に用意していたものだ。
写真立ての隣に、イラストを置いて、満足気に頷いていた俺に、自宅に近付いてくる5人組の声が届く。
さて、とりあえず5枚のイラストを渡してみるとしようか。
そう決めた俺は玄関を開き「よく来たな、今日はお前達に渡すものが有るぞ」と言って部屋に招き入れた。
ちなみに5人それぞれに渡すイラストは、それぞれが好きな漫画の絵柄で描いてあったりもするが、どんな反応があるかは楽しみだ。
そんなことを思いながら、俺は裏返しにしたイラストを5人に渡す。
イラストを見た全員が驚きながらも喜んでいたのは間違いない。
俺の部屋に置いてある写真の隣に置いた6枚目のイラストは、ある漫画の絵柄で描かれている。
この世界には存在しないその漫画の名は。
名探偵コナン。