-30ABY 戒厳令に際して共和国のある市民の言葉-
-首都惑星コルサント 保安司令部 地下施設”プラトー”-
ここには新たに7人の新しい収監者が増えた。
そのうちの1人、バートン・コバーンは他の6人より早く監房室に放り込まれて尋問と称して暴行を加えられた。
顔のあちこちが殴られた時に出来た内出血で青く膨れ上がっている。
僅か数時間のうちにコバーンは数十発の殴打を受け、何本かの自白剤を投与された。
それから尋問ドロイドに合理的な痛みを基なった尋問を施され、完全に衰弱していた。
手錠は外されていたがとても動ける気力はなかった。
意識が朦朧としている中、室内のドアが開いて数人の男達が入ってくる。
皆保安司令部の将校と下士官達だ。
1人は見覚えがある、私を拉致したギデオンとかいう保安司令部の人事所長だ。
公邸で見た時とは違って共和国軍の軍服を着て、右手にはヘルメットを持っていた。
「奴起きてます」
「興奮剤を打って完璧に覚醒させろ」
「了解」
命令を受けた中尉はトレーに置かれていた興奮剤入りの注射を手に取り、キャップを取り外した。
その間に下士官達がやってきてコバーンを拘束台に乗せた。
囚人服の腕を捲り、中尉が注射を差し込む。
駐車の中に入っている液体がコバーンに流し込まれる度、彼の顔は苦痛に歪んでいった。
「後は尋問ドロイドに任せろ。なんでも司令官が試してみたいドロイドがあるそうだ」
ギデオンの背後には銀色のプロトコル・ドロイドと黒いアストロメク・ドロイドが控えていた。
コバーンも完全には知り得ないドロイドだったが噂だけは聞いたことがある。
保安司令部主導の尋問を得意とした人格マトリックスを搭載したドロイドがいると。
「ギデオン……こんなことをして貴様らタダで済むと思っているのか……!」
コバーンは力を振り絞ってギデオンを睨みつけた。
されどギデオンは不敵な笑みを浮かべ、コバーンを嘲笑った。
「当然だがあなたは情勢を理解されていないようだ」
ギデオンはコバーンの視界から退いて監房室の外を見せた。
そこには丁度連行される2名の男が見えた。
うち1人は将軍の肩章をつけて俯いており、もう1人はジェダイに似た装束を身につけていた。
コバーンはその2人に見覚えがあった。
「ライカン中将…!マスターコス…!」
眼前にいるのは首都警備司令部の頼れる同胞達だった。
それが何故か保安司令部の将兵に連行され、ここまで連れて来られている。
一体何があったのか、傷つき痛みが全身を襲う今のコバーンでは何も分からなかった
「今の見たでしょう、変わってんですよ。あなたも、世界も」
かつてターキンはランシットに対して「何も変わっていない」と告げた。
しかしターキンは変えたのだ、世界を、共和国を。
そしてコバーンら旧時代の人間は今や牢に閉じ込められている。
一晩のうちに彼らは敗北者となったのだ。
「後はドロイドに任せる。我々は新しいお客を対処しなければならないのでな」
ギデオンは部下を引き連れて監房室を後にした。
コバーンは去り行くギデオンに問いかけ続けた。
「待て……!何があった……!首都警備司令官に何をした……!おい……!やめろーッ!」
ギデオンの代わりに入ってきたプロトコル・ドロイドとアストロメク・ドロイドが代わりに尋問を始めた。
監房室のドアが閉まり、コバーンの苦痛に歪む声は遮断された。
痛みに耐えるしかないコバーンにこの世界のことを考える余裕はもうなかった。
-首都惑星コルサント 連邦管区 元老院オフィス・ビル 最高議長の執務室-
一夜明け、全てが終わった。
軍官庁街には反乱軍という名の統一会派の部隊が展開し、元老院オフィス・ビルには統一会派の将兵が集まっていた。
集まっているのが統一会派の将兵だけならまだ良かったのだろう。
問題はこの中に国防部長官、司法部長官、最高議長警護室長、企画財政部長官、教育部長官、RCIA長官がいることだ。
彼らは合同参謀総長逮捕の裁可を行う統一会の行動を賛同するべく最高議長の執務室に来た。
アミダが引き継いだ内閣の長官のうち4人が統一会側についたのだ。
共和国の省庁は国防部、外交部、司法部、企画財政部、教育部、惑星資源管理部、保健福祉部、惑星環境保全部、交通行政部、技術促進部の10個とそれに付随する庁によって構成されている。
そのうちの2/5の省を束ねる長官が統一会に与し、しかもうち2人は共和国の武力を司る省の長官だ。
もしここで再び裁可を断れば何をされるか分かったものではない。
国防部長官のスライ・ムーアと司法部長官のアーマンド・アイサード*1はアミダにとっては逆らい辛い相手であった。
鎮圧軍も反乱軍に完敗し、オーガナも弁論で彼らをねじ伏せることが出来なくなっていた。
ついに2人の心は折れ、民主化の夢は一旦断たれたのだ。
「最高議長、こちらが裁可書です」
ムーアは彼の前に裁可書の入ったタブレットを静かに置いた。
かつてはサインしなくてもなんとかなったものだが今は違う。
数十人の将校と5人の長官、1人の室長と一夜の勝利を前にした今彼らに立ち向かう力も術も全てがなくなっていた。
オーガナが悔しそうに見守る中、アミダは疲れ切った顔でサインした。
これで統一会の勝利は確実なものとなった。
サインを書き終え、ターキンがタブレットを手に取ろうとすると寸ででアミダが引き留めた。
アミダはサインのすぐ隣に今日の日付を敢えて書いた。
C.R.C.7983.12.13、アミダが最後に見せた抵抗であった。
その場にいる全ての将校と長官に睨みつけられたがアミダは意地を見せた。
「……事後裁可です」
ターキンはそれ以上余計なことを書かれる前にタブレットを取り上げた。
予想外の行動に将校どころかオーガナも驚いていた。
ターキンはやや不満げな表情だ。
得た裁可は画竜点睛を欠くといった結果に終わり、完璧からは一歩遠くなった。
将校達はアミダを睨みつけながら無駄な事をと鼻で笑って執務室を後にした。
「あの腰巾着め、余計な事しやがって」
執務室を出るとテナントはアミダをそう罵倒した。
周りの諸将も「ああ、全くだ」とか「犬畜生が」と同調した。
「近いうちにあのお2人には消えてもらおう」
ターキンは怒りを含んだ笑みを浮かべ、次の策謀を考えた。
どの道この国は、共和国軍は彼らのものだ。
目の上のたん瘤くらい切除することは簡単であった。
画竜点睛を欠いたといっても勝利は勝利なのだ。
もう彼らを止められる人間はこの銀河に1人もいなかった。
統一会のクーデターは成功に終わった。
鎮圧軍との対立で共和国軍の主人はどちらか完璧に勝敗がついた。
統一会が新しい共和国軍の主人となったのだ。
彼らはムーアと協議して空白となったポストに一先ずの穴埋めを始めた。
まず合同参謀総長を正式に解任し、後任として合同参謀本部作戦本部長のバヴリス*2将軍が任命された。
合同参謀次長も正式に解任され宇宙軍本部のクリュージ*3提督が据え置かれた。
彼らは統一会の人間ではなかったが同時に鎮圧軍に完全に与した訳ではなかった。
つまり都合の良い将官達だった訳だ。
そう遠くない日にジャージャロッドやモロックが合同参謀総長や地上軍参謀総長になるのはもう目に見えていた。
では敗北した者達は一体どういう末路を辿ったのか、少し未来のことも交えて見ていこう。
まず逮捕されたバートン・コバーンは保安司令部での尋問の後、軍法会議にかけられた。
判決は当然有罪、懲役10年の刑罰を受けた上に提督から二等宙士まで降格させられた上に予備役に編入された。
ジャン・ドドンナ、ピット・オノラン、ヴァンデン・ハイク・ウィラード、カーリスト・ライカンら鎮圧軍の主要な将官達は全員予備役に編入された。
特にオノラン、ウィラード、ライカンは悲惨であった。
オノランは最期まで統一会のクーデターを違法だと主張し、0BBYに謎の不審死を遂げるまで自分の意志を曲げなかった。
ウィラードとライカンはオルデランに住まう家族にも被害が出た。
各所で親族が襲われたり、事件に遭ったりととても偶然には見えないことが続いた。
それでもオーガナが匿ってくれたお陰でなんとか安全は保たれた。
それでもライカンは野戦任官を取り消され、中将での退役となった。
コルサント本国防衛艦隊司令官のサリマもコマンダーソーンも同様であった。
彼らは皆、保安司令部で不必要な尋問を受け、耐え難い屈辱を受けた後に釈放され、国防部から予備役編入を言い渡された。
彼らは実質的に軍隊から追放されたのだ。
首都警備司令部に逃げた将官達も大体似たようなものだ。
予備軍参謀長だったママートは退役させられ、オッゼルは教育室長を解任させられ第15宙域軍の教育所長へ左遷された。
メオリは第6宙域軍の第409パトロール部隊司令官に回され、ラムダとゴーリンも第15、19宙域軍の復興支援所長に任ぜられた。
つまり全員が退役させられるか左遷されたのだ。
それぞれの新しい役職は実権のない閑職めいたもので、軍内で出世することは絶望的になった。
一方で実働部隊の司令官達はサリマやソーンなどを除けば精々冷飯を食わされる程度で受けた被害は彼らに比べればまだ優しいものだった。
メイディンもキリアンもバロッキもシェールも皆、直接的な罰は受けなかった。
キリアンのみ2年後に退役することになるがそれ以外は皆数年共和国軍に仕えた。
それでも軍内での昇進には大きな影響を及ぼした。
バロッキは結局、将軍に昇進することが出来ずに中将で退役した。
中将に昇進するのだって通常の2倍の年月が掛かり、その間に多くの後輩達に抜かされていった。
それはシェールもメイディンも同じだった。
シェールは1年後の人事改編で第8宙域軍の第409郷土防衛師団に回され、丁度少将に昇進して兵団長になる頃連合との新たな戦争が始まった。
メイディンも第20宙域軍特殊作戦司令部の人事室長を命じられ、少なくとも5年は大佐のままその職に就いていた。
彼が優秀な特殊作戦司令官として活躍するのは12年後に起こる戦争でだ。
その間に同じ大佐だったウルリックとスミール、モックは将軍まで出世して軍と政治の世界双方で統一会の支配域を広げていた。
無論お咎めなしだった者達もいる。
少なくとも佐官以下の者は鎮圧軍で鎮圧を主導していても特に被害はなかった。
少なくともタントールやヒューム、ダーリンやデヴィン、ポジョは将官に上がっている。
カールセンも”アルティメイタム”の艦長からは移動になったが4年後に准将に昇進して第489機動部隊司令官に就任した。
彼らは統一会勢力下の共和国軍を生き抜いたが皆ライカンへの尊敬とあの夜の屈辱は誰も忘れなかった。
鎮圧軍として戦った下士官兵も同様である。
鎮圧軍にいたからと言って徴兵任期が伸びたり、降格になったりはしなかった。
それでもバンカーで戦死した兵長は事故死として処理されたが。
そんな中、コバーンと並んで最も酷い仕打ちを受けたのはコスであった。
彼は拘束され、元ジェダイが軍事行動に加担したとして有罪判決を受けた。
その判決はまるで他のジェダイに見せしめにするかのように死刑とされた。
4年後に恩赦が下されたことにより辛うじて死刑は免れたが、そこからもコス一族への迫害は続いた。
彼らが安寧を手にするのはやはりオーガナによる庇護を待つこととなった。
こうして徹底的に統一会の歩みを邪魔した者達は弾圧され、出世の道を外れて共和国の中枢から遠ざけられた。
共和国は統一会という寡頭制の帝国へと変貌を遂げた。
パルパティーンの第四共和国は終わりを告げ、新しい共和国が始まる。
第五共和国、これより明日の暗黒の時代はそう呼ばれるようになった。
-首都惑星コルサント ウスクル歓楽地区 統一会祝賀会場-
数日後、ウスクル歓楽地区のあるホテルを貸し切って統一会の祝賀会が開かれた。
あの日、直接作戦室にいた将校以外も各地で暗躍し、或いは直接部隊を率いて戦った将校もいた。
そんな大勢の将校の前でターキンは祝勝を祝う為シャンパンを開け、一夜の勝利を祝った。
シャンパンは派手に泡を吹き出してターキンの手はベタベタになった。
これも勝利の為に手を汚すというやつである。
ターキンは直接、目の前のグラスにシャンパンを注いだ。
諸将はシャンパンの入ったグラスを手に取り、皆ターキンの乾杯の音頭を聞いた。
「これから我々は国家と全ての民族、そして国民の為に命を捧げましょう!」
諸将から拍手と歓声が鳴り響いた。
そこへ隣にいたテナントが割り込んでもう1つ付け足した。
「それともう1つ!今日という日を皆と共に迎えられたのは、困難な決断を1人で下し続けたこのターキン提督あってこそだ!我々はターキン提督にも命を捧げようじゃありませんか!」
ターキンと同じだけの歓声と賛同が会場を包んだ。
硬い絆で結ばれた2人の友情は邪悪ながらも美しさすらあった。
普段あまり喜びを見せないターキンも今日ばかりは感極まっていた。
「では気を取り直して、銀河共和国のために、
「
掲げられたシャンパンのグラスは今や亡き
それから彼らは年甲斐もなくはしゃいだ。
宴会料理に舌鼓を打ち、シャンパンだけでなくワインやブランデー、ビールを飲んで心ゆくまで勝利の美酒を味わった。
宴会にはトワイレックの有名ダンサー達や歌手も呼んでいた為、宴会はさらに盛り上がった。
やがて酔い回り、統一会の諸将は壇上に立って歌を歌い出した。
故郷の歌や流行の歌、時には愛国歌など歌われる曲は様々だった。
皆酔っているので、料理を口にしながら手を叩いて手拍子を打ったり、コーラスをやってあげたりした。
驚いたのはあのターキンも壇上に立って1曲歌った。
故郷エリアドゥの歌で諸将は静かに手拍子を叩いて、鬼の保安司令官の歌を聞いた。
ターキンが歌い終わると一斉に拍手が湧き上がり、「上手かったぞ!」と歓声が上がった。
宴会は今まで以上に盛り上がった。
彼らは単に酒に酔っているのではなく、勝利に酔っていたのだ。
これから訪れる彼らにとっての黄金の時代に希望と喜びを見出して。
皆、この裏で尋問され傷だらけになったライカンやコバーンのことなど忘れていた。
それから彼らは馬鹿騒ぎを続けた。
普段冷静沈着なタッグも流行の曲を歌って、それに合わせてみんなが踊った。
あのラックスとギデオン、エヴァックスも3人一緒に歌って踊った。
特にラックスは好きなオペラの曲を歌って宴会を沸かせた。
他の諸将もその場のノリに合わせてよく分からない踊りを踊って心ゆくまで祝賀会を楽しんでいた。
裏で踊り疲れたターキンとテナントは静かにコレリアン・ブランデーを飲みながらある裏話をしていた。
「本当に、お前はよくやったよ。その分全てを手に入れた」
テナントとターキンは無言で乾杯し、ブランデーを口に含んだ。
コレリアは造船や工業が有名だが、同時に酒造も銀河で一、二を争うほど優れていた。
口に入れた分のブランデーを味わい、飲み込むとターキンは話した。
「いや、まだだよテナント。我々にとってこれは始まりだ、閣下が残した者を我々は全て取り戻す」
ターキンはテナントを近づけ、彼に耳打ちした。
「私はいずれ、最高議長になる」
そのことを聞いたテナントは和かに述べた。
「お前ならいけるよ、ジャージャロッド提督もスクリードもお前の力になってくれるはずだ」
「そうか、じゃあ私の次の議長は君だな」
ターキンは冗談風に本音を彼にぶつけた。
テナントは笑いながら「気持ちだけ受け取っておくよ」と言ってブランデーを飲み干した。
和かな宴会の裏でターキンの野望は更に膨れ上がっていた。
その日、宴会を終えた彼らは保安司令部の前で記念に1枚の写真を撮ろうと集まった。
後に共和国の軍と政権を担う人々が一様に介した歴史的な1枚である。
保安司令部の奥から出てきた諸将はターキンに促されて席を決められた。
「さあみんなこっちに来てくれ」
ターキンは指を指して写真を撮る場所を決めた。
その隣でスクリードは制服の袖を捲っている。
そこには既に全員分の席が用意されており、ターキンがある程度席順を決めた。
「ジャージャロッド提督はこちらに、ウルリックはテナントの隣だ。スミールはここに」
諸将が席に付き、撮影までもう間も無くであった。
皆、表情は笑顔で如何にも喜びに満ち溢れていた。
「さあみんなもっと寄ってくれ」
統一会の諸将は写真の画角に入るように近寄り、準備を整えた。
撮影の数十秒前にターキンはテナントの左手を強く握り締めた。
2人は如何にも成し遂げたという表情で笑い合った。
そしてその写真は撮影された。
1枚の写真がある。
これは第五共和国、第六共和国の政官軍を独占した人々だ。
パルパティーンが暗殺された後、粛軍クーデター、通称12.12軍事反乱を起こし、権力を欲しいままにした。
14BBY以降、2回の軍事クーデターとホズニアン事件を経て13BBYに第五共和国が船出するまでを合わせると、銀河史上長い部類の軍事クーデターと言えよう。
果たしてこの政権交代劇を成功と呼べるだろうか。
軍人としての忠義を踏み躙り、ホズニアン事件で数万の人々を殺戮したこの政権が成功と呼べるのだろうか。
歴史の是非とは後世の人々が決めるものだ。
だから我々は彼らの名前を読み上げるだけにしたいと思う。
反乱軍となった彼らの名前を。
ガリアス・ラックス
最終軍歴:共和国宇宙軍元帥
著名な職歴:第12宙域軍司令官
最高議長秘書室 主席補佐官
ギデオン
最終軍歴:共和国地上軍将軍
著名な職歴:マンダロア軍政司令官
最高議長秘書室長
エヴァックス
最終軍歴:共和国宇宙軍提督
著名な職歴:DS-1超兵器搭載型要塞参謀長
最高議長秘書室 民政情報官
カシオ・タッグ
最終軍歴:共和国地上軍元帥
著名な職歴:共和国地上軍参謀総長
最高議長警護室長
コナン・アントニオ・モッティ
最終軍歴:共和国宇宙軍提督
著名な職歴:宇宙軍参謀総長
セレノー軍政司令官
ジェン・スミール
最終軍歴:共和国地上軍将軍
著名な職歴:共和国軍特殊作戦司令部総監
国防部長官
ウルリック・タッグ
最終軍歴:共和国地上軍将軍
著名な職歴:共和国地上軍参謀総長
共和国兵務庁長官
テリナルド・スクリード
最終軍歴:共和国宇宙軍元帥
著名な職歴:共和国宇宙軍参謀総長
司法部長官
エドモン・ランパート
最終軍歴:共和国宇宙軍提督
著名な職歴:共和国軍予備軍司令官
交通行政部長官
コリン・プラージ
最終軍歴:共和国地上軍将軍
著名な職歴:共和国軍第4宙域軍司令官
惑星資源管理部長官
ハースト・ロモディ
最終軍歴:共和国地上軍元帥
著名な職歴:共和国軍合同参謀総長
技術促進部長官
トレック・モロック
最終軍歴:共和国地上軍将軍
著名な職歴:DS-1超兵器搭載型要塞司令官
ラクサス軍政司令官
ジャージャロッド
最終軍歴:共和国宇宙軍元帥
著名な職歴:共和国軍合同参謀総長
国防部長官
ニルス・テナント
最終軍歴:共和国宇宙軍提督
著名な職歴:共和国軍保安司令官
銀河共和国最高議長
ウィルハフ・ターキン
最終軍歴:共和国宇宙軍提督
著名な職歴:共和国軍保安司令官
銀河共和国最高議長(パルパティーンと並んで2人目の
彼ら統一会は後に”新軍部”と呼ばれ、軍掌握後に政権奪取を目指した。
13BBY、コルサント民主化デモを公権力踏み躙り、僅か数ヶ月後にホズニアン・プライムでの民主化運動を武力鎮圧した。
後にホズニアン事件と呼ばれる、共和国史上最大の虐殺事件である。
事件の責任をアミダに取らせ、まずはスライ・ムーアを最高議長に推薦した。
ムーアを傘に新軍部はネットワークを軍から共和国全体へと張り巡らせた。
そして9BBY、ついに新軍部選出のターキンが最高議長に就任した。
こうして新軍部はついに銀河共和国そのものを丸呑みにした。
輝かしいコルサントの春は僅か数ヶ月で幕を下ろした。
12.12、あの一夜のうちに命を賭けて戦った全ての勇士達の行動が報われるのは0BBY以降の民主化運動を待たなければならない。
第五共和国という暗黒の時代の始まりである。
終わり
あとがき
Здравствуйте, дорогие товарищи! どうも、本作の作者であるEitoku Inobeです。
私は今、嬉々として戦争ゲームをやってるクソ野郎どもに囲まれてこれを書いています。
本作は80年代韓国での粛軍クーデターを題材にした「ソウルの春」と「スター・ウォーズ」のクロスオーバー作品です。
恐らく私の作品を読んでくださった方はどちらか片方の作品をご覧になった方が多いと思います。
その為本作を通じて、両方の作品を視聴して下さると至上の喜びであります。
さて、前置きが長くなりましたが本作品の制作を考えた経緯でも今回はお話ししましょう。
まず、本作を制作する前に私が漠然と考えていたのは「第五共和国をSWでやりテェなぁ」でした。
第五共和国はソウルの春と同じく80年代以降の韓国を舞台にした史実モチーフのテレビドラマです。
中々強烈なセリフの多い作品ですのでまあ当然惹かれるわけです。
元より共和国を負けさせたり、分離主義ソビエトを誕生させたりする作品を短編で作っていたので本作の原型ともなる設定はすでにありました。
ですがご存知の通り私は第二次銀河内戦という作品を既に書いている為、第五共和国のクロスオーバーを書くほどの余裕がありませんでした。
その為長い間設定は眠っていたのですが、そこへ件の戦争ゲーム仲間達がソウルの春の視聴を進めたことにより、この作品と出会いました。
視聴してみるとまあ面白いんだええ作品なんだこれが(悪魔博士並感)
私は結構気に入った作品を何度も見る癖があるのでまあ数日はそういう生活を送っていたのですが、ある日思ったのです。
「これならそこまで作成に時間も掛からないし短編で終わらせられるんじゃね…?」と。
結果から申しますとこの見通しは甘く、本来2話構成で終わるところの作品が6話まで膨れ上がったので完全に失敗でした。まるでどっかの国防軍と連邦軍の作戦計画みたいだ。
それでもスターウォーズの日に投稿という本来の目的は達成出来たのでまあ良しとしましょう。(ガバ認識)
結果的に五共用に貯めていた設定を放出し、本作品が出来上がりました。
今思うと思いつきと行き当たりばったりばっかりだな。
本作品は書いていて途中で気づきましたが部分的に本来の世界、帝国が誕生し反乱軍が立ち向かう世界と対になる部分が多いと感じます。
共和国も連合も存続し、本来正規軍として鎮圧する側だったターキン達が反乱軍となり、自由の為戦うライカン達が鎮圧軍となる。
勿論前提として変わらない部分も存在します。
共和国は残ってもパルパティーンの独裁は続いたままで、ジェダイは表舞台から姿を消し、ライカン達は自由と平和を守る為に戦い続けています。
パルパティーンにフォース感受能力がなかったら、それだけで、その僅かなズレで銀河の歴史は歪な形になってしまった。
本作品はそんな世界です、というか私が書く世界は基本そんなんばっかりですね。
今後、この世界が史実より血に塗れた世界になるのか、それともそう遠くない日に史実と同じく自由は訪れるのか。
私も薄らとした未来しか考えていませんがこの先の未来は皆様のご想像にお任せします。
本作品はあくまで「コルサントの春の一夜の物語」ですので、この物語はこれで終わりなのです。
さて、長くなりましたがここまでお付き合いくださりありがとうございました。
第二次銀河内戦やその他の作品でまた会いましょう。
それでは!(次はあれっすかね、腕が子猫くらい太い刑事がコルサント・アンダーワールドで事件を解決する「犯罪都市惑星」でも書きましょうかね)