先生はある日大量の書類を片付けた後ワカモに出会い……

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第1話

 

久々に仕事が色々片付いた。

あれほどあった書類がようやく全て片付いた。

髪はボサボサで、肌は荒れていた。

 

 

先生 「ようやく…片付づいた…」

 

 

すると突然、視界が真っ暗になった。

 

 

???「さあ、誰でしょう♡」

 

 

声によって一瞬で分かった。

 

 

先生 「久しぶりだね。ワカモ」

 

 

ワカモ「お久しぶりです、あなた様♡」

 

 

ここ1ヶ月ほどワカモとは会っていなかった。

 

 

先生 「ほんと久しぶりだね、どうしたの?」

 

 

ワカモ「はい♡わたくし先生とお出かけをさ

せて頂きたく参りました♡」

 

 

ワカモ「最近、あなた様はずっと仕事に追わ

れていてどこにも行く事ができなか

ったのではありませんか?」

 

 

ずっと仕事で休む暇がなかったのは事実だった。そして明日は久々の休みであった。

 

 

先生 「確かにそうだね。ワカモともお出か

け久しく行ってなかったし。」

 

先生 「お出かけ、行こうか。」

 

 

ワカモ 「ありがとございます♡あなた様。」

 

先生 「じゃあ、明日とか大丈夫かな?」

 

ワカモ 「はい、それで大丈夫です♡」

 

 

ワカモ 「では、お出かけの場所については

明日、期待しておいて下さい♡」

 

 

先生 「分かった、楽しみにしておくね。」

 

 

ワカモ 「はい♡」

 

 

好きになった理由は一目惚れだった。

 

 

あの日、あの人の事を一目見た瞬間何も言え

 

 

ないほど、電流がはしった。

 

 

ずっと破壊を繰り返していた自分がここまで

 

 

誰かを好きになるとは思ってもいなかった。

 

 

だからこそ、絶対に失いたくなかった。

 

 

何もかもを失ってもあの人だけは……

 

 

お出かけかけの日、先生は植物状態になった。

 

 

 

 

キッカケは昼のときだった。

 

 

先生と私は、ヘルメット団とスケバンの不良

 

 

達に襲われた。当然の事だった。

 

 

日頃、ヘルメット団やスケバン達に怒りを

 

 

ぶつけたり、殲滅したりしていたからだった。

 

 

そんな事をしていてはいつ報復されてもおか

 

 

しくなかった。

 

 

戦っていた時、先生に指示をしてもらい

 

 

ながら戦っていた。だから離れていて、すぐ

 

 

気付く事ができなかった。敵の流れ弾を簡単

 

 

に避けて、その弾が暴走していたトラックの

 

 

一部を破壊し、走行方向を捻じ曲げ先生の

 

 

隠れている建物に突撃していることに。

 

 

建物が壊れる音がして初めて気付いた。

 

 

周りは戦闘によって人はほとんど居なかった。

 

 

ヘルメット団やスケバン達は大勢いたが半分

 

 

以上殲滅されて逃げられていた。

 

 

私は、一瞬頭が空白になったその後すぐに、

 

 

先生を探しに行った。

 

 

ワカモ 「先生!!!先生!!!」

 

 

先生はすぐに発見され奇跡的なことに先生は

 

 

間一髪で避けることが出来たらしい。

 

 

しかし先生は打ち所が悪く

 

 

その後直ぐに、ヴァルキューレが到着し、

 

 

先生は病院搬送されて行った。

 

 

私も先生を搬送している救急車に一緒に乗り

 

 

病院に向かった。

 

 

病院で3時間ほど待ち病室に移動された時は

 

 

もう既に植物状態のような感じになっていた。

 

 

その1ヶ月後先生は遷延性意識障害と診断さ

 

 

れた。医者からは、正直意識を取り戻すのに

 

 

どれほど掛かるか分からないと言われた。

 

 

私はまた頭が真っ白になった。

 

 

私は病室に向かい先生の横に座わり

 

 

ワカモ 「あなた様……わたしはどれほど時間

 

 

経とうとどれほど老いようとずっとあなたと

 

 

共に居ます……」 と覚悟を決めて言った。

 

 

その日から病院に通う日々が始まった。

 

 

ワカモ 「あなた様…今日はいい天気ですね。」

 

 

ワカモ 「あなた様、今日はお弁当を作って参りました。」

 

 

ワカモ 「あなた様、今日は雨が降っていてますね。」

 

 

ワカモ 「あなた様、今日は………」

 

 

____あれから何ヶ月も経った。

 

 

ワカモ 「あなた様、最近は寒くなってきていて、手がかじかんできています。」

 

 

ワカモ 「あなた様、最近サクラの蕾が開き始めました。」

 

 

何日も何日も絶えず病院にきていた。もう春

 

 

となっていた。先生はあまり変わらない様子

 

 

で、医者もいつ目覚めるのか全く分からない

 

 

と言っていた。

 

 

ワカモ 「あなた様、今日は外に行きましょう。」

 

 

ワカモ 「外に出て自然を浴びに行きましょう。」

 

 

ワカモは車椅子に先生を乗せ外へ向かった。

 

 

ワカモ 「あなた様…ここは木漏れ日のある、ベンチで綺麗な所ですわ。ここなら桜も見れますし…ここでひと休みしましょう。」

 

 

ワカモ 「あなた様がキヴォトスに来て随分と時間が経ちましたね。」

 

 

ワカモ 「今思えば私たちの出会いはこのような綺麗な場所でも、雰囲気の良い状況でもありませんでしたね……」

 

 

ワカモ 「私はシャーレの建物に侵入していて、それをあなた様が見つける形での出会いが始まりでしたね……」

 

 

ワカモ「ですが、そこから様々な事が起こりあなた様の素敵な所、良くない所、色々な、一面を知ることが出来ました……」

 

 

ワカモ 「私は一目惚れから本当にあなた様のことを好きになる事が出来ました……」

 

 

ワカモ 「しかし、私は……わたしのっ……好きな人をっ……守ることが出来ませんでした……」

 

 

ワカモ 「ですが私は……私は………っ」

 

 

ワカモ 「わたくしは!!!!!!

どれだけ意識を取り戻すのに時間がかかろうと構いません!!!どれだけあなた様に恨まれようと構いません!!!」

 

 

ワカモ 「どれだけ辛くても!!!どれだけ失っても!!!」

 

 

ワカモ 「私は……私は……それでもっ!!!

先生を失う事だけは選択したぐない!!!!」

 

 

ワカモ 「うぅっ……先生っ…………」

 

 

 

 

____________________

_______________________________……うん……きこえたよ……ワカモの声………

 

 

 

 

ワカモ 「……え………?」

 

 

先生 「ずっと……ずっと一緒だよ………」

 

 

ワカモ 「せん……せい………?」

 

 

先生 「ずっと……私の傍に………いてくれて………ありがとう……ワカモ……」

 

 

ワカモ 「…先生っ!!!」

 

 

先生 「私……ずっときいてたよ……ワカモ」

 

 

ワカモ 「うぅっ……先生!!!…先生!!!」

 

 

ワカモ 「もう……離しません……」

 

 

先生 「うん……うん…大丈夫だよ。」

 

 

先生 「ワカモ……」

 

 

ワカモ 「はいっ……あなた様……」

 

 

先生 「ただいま………」

 

 

ワカモ 「はいっ……おかえりなさい」

 

 

fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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