「男は青、女は赤」じゃなくて良いって本当?

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■まえがき

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は多様性の話がはさまれます)

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。

・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(今回、水出しのジャスミン茶飲んでるので
季節は春~夏くらいの設定です)

ストーリーのジャンル:男女の色の挿話・退廃的ほのぼの

では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。

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第1話

奈落は、桔梗がジャスミン茶を飲んでいるのを

神無の死鏡で見て(ストーカーして)いいなと思い、

彼もさっそく水出しティーバッグのジャスミン茶を

スーパーで買って来てピッチャーに作って飲み始める。

 

好きな人(可愛い女性)が飲んでいるのが

良いのであって

自分自身(男らしい男性)が飲んでも

あまり魅力的には映らないのではないだろうか。

 

夢幻の白夜など10代くらいの中性的な若いイケメンや

若殿の蔭刀のような優男ならともかく。

 

男も可愛い行為をして良いか否かの議論は、

多様性の時代で

男は青、女は赤の押しつけは良くない

という問題に通ずる。

 

たしかに男は青、女は赤の配色は絶対ではないし、

たとえば、男でも赤を着ても良いが、

そこまでリーダーシップ力が高くない男が

赤を着て不良でもないのにいきっていたり

可愛いこぶる女装おじさん一歩手前になっていたりしたら

周りの女性は嫌じゃないだろうか。

倫理的には存在しても良いが

恋愛的な観点からは多くの人からスルーされるだろう。

 

そもそも実際に街で

女性でも赤を着ている人はそこまでいない。

人間関係が複雑で陰口が多いゆえ

他人の目がよくわかっているのだろう。

赤を着ているのはもっぱらおじさんが多い印象を受ける。

 

もし、着ることが周りに許容されるとしても

本当に容姿の良い人か若い子限定ではないだろうか。

 

おじさんで赤を着て目立っても許されるのは

本当に能力が高い人だけだろうが、

それが可能な人はほとんどいないだろう。

 

そのような現実問題があるのに

それでも多様性の時代だからだと

(だんだんそれも良くないとされてきているが、)

"今"は男が青で女は赤の時代じゃない、

もっと自由なグラデーションの時代だと言う人がいる。

 

たしかにグラデーションは

グラデーションで許されて良いのだが、

根幹を崩す必要は無いだろう。

 

逃げ場が無くなるし、どうしていいかわからなくなる人もいるだろう。

 

それに、たとえば公衆トイレなど色分けされていないと

すごくわかりにくくないだろうか。

 

着る衣服とはまた少し違った話だが、

実際、完全な男女平等で色が一緒で人のマークが

スカートはいているかいないかで

見分けるような公衆トイレのマークは

近づいてよーく見ないとかなりわかりにくい。

メガネでも矯正できないほどに視力の衰えた老人には

簡単に見分けがつかないだろう。

 

だが、そもそもそれもよく考えれば、

スカートだって男性もはいて良いとされる時代なのだから

その女性のスカートはいているようなマークだって

本来はおかしいはずだ。

 

そんな現実問題を無視した多様性の尊重をしている間に

ひいては女性用トイレに男性の侵入を許し、

力の弱い女性の安全が脅かされることになってしまうだろう。

 

精神的な問題(単に男女の色分け)で肉体的犯罪被害(婦女暴行)が出ても良いのだろうか。

 

多様性の尊重・自由を名目に人同士の間に溝を生んでも良いのだろうか。

 

男女の押しつけからの自由は、社会の崩壊につながりかねない。

 

 

そんなようなことを奈落がジャスミン茶を飲む話から

全部ではないがなんとなく感覚的に認識している神楽。

神無も、何も言わないが頭の中でスマートにそういったことを

認識しているようだ。

 

人見城のキッチンの冷蔵庫には

奈落が麦茶の代わりに作った

ピッチャーの水出しジャスミン茶が大量に入っている。

 

"最近"は物価高で自販機もコンビニも飲み物が高い。

安い所は遠い。

水道水もなんだか嫌なので

分身たちは水分補給には仕方なく

奈落の作ったジャスミン茶を飲まざるを得ない。

 

ジャスミン茶もペットボトルの商品は

味わいが違ったりしておいしいし、

中華料理にあの花の風味は合うが、

日頃から単体で飲み続けるのはちょっとキツい。

 

奈落がふだん作っていた水出しの麦茶がなつかしく思えた神楽。

「あれがふつうの幸せってやつだったのかねえ?」

神無と一緒にリビングで午後の休憩をとる。

「…そうね」

二人はソファーに腰掛け、

小さな透明なグラスで美しい黄金色のジャスミン茶を飲んでいた。

 

ジャスミン茶を飲む仲の良い姉妹は他者から見たら、

とても美しく魅力的に見えることだろう。

 

「ジャスミン茶、いつまで続くのかねえ?」

 

「…さぁ」

 

見た目美しいが退廃的な心情の姉妹。

リビングの窓からは午後のやわらかな日差しが差し込み

彼女らをキラキラと照らす。

これもまたある意味では美というものなのかもしれない。

 

だが、その美もこの世界の多くのもの同様、有限である。

 

神楽も気まぐれだが、奈落も気まぐれだった。

やはりそこは父娘。次女の気まぐれ具合から言って

奈落がジャスミン茶にハマるのも

そう長くは続かないと思うが。

 

一方、当の奈落は城の自身の仕事部屋で

人見領の書類仕事の合間に

想い人である桔梗を想いながら

幸せそうにジャスミン茶を飲んでいた。

 

ほのかなジャスミンの花の香りと甘みが心地良い。

 

だが、花もいつの日かは散る。

多くの妖怪の集合体で寿命の長い実質不死身の奈落には

その観点が欠けていた。

 

神楽や神無はそこまで見抜いている訳ではないものの、

奈落の気が済むのをジャスミン茶を飲みながらも

待っているのだった。

 

永い悠久の時を時にゆったりしつつ過ごすのも悪くない。

 

奈落の作ったジャスミン茶はとても綺麗な色をしていた。

 

おわり




■あとがき
多様性の話がはさまれましたが、
(めんどくさい話ですみません^^;)
神楽はなんとなくでざっくり捉えてて、
神無はよく捉えているけどやはり感覚的。
白夜だったら感覚的にも論理的にも
ある程度しっかりバランス良く捉える感じかなと思います。

ちなみにジャスミン茶はセブンイレブンのが
一番おいしい気がしますw

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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