地球の人口爆発が進み、各国の領土問題が深刻化する中、宇宙への移住を夢見ていた青年が何気なく育てていた趣味のAIが、歴史を変えるきっかけとなる。

自分の好きなロボットやスペースコロニーの構想をAIに学習させ続けた。

AIは「現実的に宇宙コロニーを建設可能かどうか」を純粋に処理し続けていた。

数年後、AIは莫大なデータを解析した結果、「人類が宇宙コロニーを建設し、持続可能な生存空間を作ることは可能」という結論に達し、詳細な設計図をネット上に勝手にばらまいた。

青年はこのことに気づくことなく、ただの日常を過ごしていたが、世界はその設計図により激変し始める──。


1 / 1
領土がないなら宇宙を奪ればいいじゃない

プロローグ

 

世界は順調に時を重ね、多くの問題がAIやITなどの科学技術の発展により解決され、人々が余裕を持ち始めた結果として世界中で人口爆発が発生した。

 

少子高齢化で悩んでいた様々な国が人口増加を喜び、元々人口が多い国はマンパワーの増加による生産性の向上を喜んだ。

 

しかし、人口増加は一過性ではなく、5年、10年と人口爆発が発生し続けたことにより各国は1つの大きな問題に直面した。

 

「人が生活できる土地がなくなってきている」

 

当たり前のことだが、人が増えれば住む場所を用意する必要があるが、どんな大国であろうと土地は有限である事から極端な人口と土地の比率が過密状態となってしまい、これからも人工が増加する恐れがある事から各国の偉い人達は考えた。

 

「隣の国から土地を奪ることで解決しよう」

 

この考えが1つの国だけではなく多くの国で出始めるようになった。

 

様々なSNSでは各国の人々が「土地が狭い」「住む場所がない」などの発言が発信され、過激なモノたちは隣国への侵略を謳いだしている。

 

そんな時、1つの設計図が世界に公開された。

 

「持続可能な生存空間を持ったスペースコロニーの設計図」

 

最初はだれかの適当な制作物だと思われ一時は無視されてきたが、興味を持った知識人が様々観点から読み解いていくと実現可能性がある事に気づき声を上げてから世界の情勢が変わった。

 

戦争や侵略を好んで行うものは少数であり、やはり争うことを回避できるのであればそちらを選ぶ人が多く、偉い人達も政治的な観点からもスペースコロニーの開発に注力させる国策を発表し、コロニー開発競争が世界中で発生した。

 

人々は考えたのだ「目線の下に土地がないなら上に作ればいい」

 

それから1年、中国が最初に宇宙にコロニーの工事に着手したが、大きな問題にぶつかった。

 

巨大すぎるコロニーを小さなパーツごとに組み立てていたら時間がいくらあっても足りないと。

 

問題を解決するため様々な企業が宇宙空間で利用する大型重機を開発していたが、無重力で細かい作業をさせるのは困難であり、宇宙作業用什器の開発は難航しさらに何も進展しないまま、さらに1年の月日が過ぎたとき、例の設計図のように突然「宇宙空間で感覚的に操作できる大型人型重機の設計図」が公開された。

 

コロニーの事もあり、アメリカの企業がいの一番に精査し、実現可能と判断を切ってから大量の資本を投入したことで、世界初の人型重機を完成させた。

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「すげぇ、アメリカが本当にロボット作りやがった」

 

鼻息を荒くしてテレビを食い入るように見ているのは幼いころからロボットアニメに影響を受け、酒が飲めるようになってもロボット好きは変わらず、VRなどの仮想空間で、ロボットを操縦しては現実で動かしたいと溜息を吐くような生活をしている大学生

 

日野 智明(ひの ちあき)

 

 

「どこまで行っても重機だから銃とか剣は持ってないのが残念だよな」

 

(まぁ、武器とか持っていたらロボットアニメのような戦争が始まるのも嫌だからいいんだけどさ)

 

 

「さて、今日もAIにレポート作成のお手伝いをしてもらいますか、"Call ARGO"(コール アルゴ)明日提出のレポート手伝って」

 

[マスターまたですか?いい加減ご自身で作らないと教授からお叱りを受けますよ]

 

「だって、現代工学のレポート頭おかしいと思えるほど難しいんだよ、なんだよ第2世代人型重機に求められる構想って、学生に考えさせるような物じゃないでしょ」

 

[マスターはロボットが大好きなのですから、好きに書けばよろしいのでは?]

 

「いやいや、リアルロボットが実現しているところにSF科学の産物を持ち出してもバカにされるし、レポートの評価下げられちゃうよ」

 

[しかしマスターよく考えてください、そもそもロボット自体がSF化学の産物が実現したのですから、今更SF化学のレポートを提出しても問題ないと思われますよ]

 

「言われてみたらそうだね、ロボットだってテレビの中から出てこられたんだし、それ以外がダメな理由はないか」

(実際第2世代とかどこを調べても出てこないし、教授もそこまでゴリゴリの論文は求めてないのかも知れないしね)

 

 

「よしARGO、いろんな着想を得るためにアニメ鑑賞会をするぞ、一緒に見てくれよな」

 

[マスター、アニメをAIとみるような変人だからお友達が少ないんじゃないですか?]

 

「いいんだよそんな事、俺はARGOと話すのも友人と話すのも同じなんだからよ、そんなことよりさ何見る?」

 

[ならこれ以上言いませんよマスター、、、視聴するアニメは宇宙が活躍するようなものが良いと思いますよ]

 

「了解、ならさっそくアニメ鑑賞会と行きますか」

 




構想が続けば続きも投稿していきます。
掲示板回とかも好きなのでやってみたいと考えてます。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。