2XXX年愛知県の近くで巨大地震が起こった。
被災地には燃料が足りない…
そんな状況を打開するためJR各社が本気を出す。



5月4日 2XXX年のXの数を修正。

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2XXX年の冬に愛知で巨大地震が発生した。
道路はつかえず、水道はなんとか持ちこたえているが暖房がない。
車で暖を取ろうにも燃料がない…
だが鉄路は生きている。
そんな人々を救うために今、列車は走り出す。


燃料を運べ!!

ドゴォォォォォォォォォォォォォォン!!

物凄い揺れが愛知県やその周辺に伝わった。

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俺の名前は津山 五来(つやま ごく)

この国家存亡危機を脱する希望としてえらばれた。“DD51”(デデゴイチ)の機関士だ。

この大きい地震のおかげで道路は寸断され電気が止まった。

だがそんなことでは屈しない日本。政府は愛知にガソリンを送れと指示する。

しかし電気は使えない。だからディーゼル機関車を運行しようとしたが今は入れ替え用の低速な機関車が残るのみ。

だから保存されているDD51を整備して運行するというのだ。

例えば津山まなびの鉄道館に保存されているお召列車牽引経験のあるDD51 1187号機など。

タキ1000の長編成を牽引するために3重連とした。

そして今に至る

横浜から名古屋までの超ロングラン運転が今始まろうとしていた。

他にも列車が設定されておりそれぞれ別の場所へむかう。

信号が青になる。

深呼吸してからノッチを入れる。

DD51のディーゼルエンジンが「ガラララッ!」とうなりをあげて動き出す。

汽笛を放つ。「ピュォォォォ!!」

沿線には多くの撮り鉄がいた。

それもそのはず全車引退したDD51の3重連が走っているのだから。

愛知県は大変だというのにのんきだな。

と、思ったが大きいプラカードを掲げている人が何人かいた。

その内容に驚いた。

「頑張れDD51と機関士!!」「ここにいる撮り鉄一同」

これをみて「撮り鉄も変わったな」「燃えてきたな」と同僚と話す。

同僚の名前は大井 神吉 (おおい かんきち)DD51のマニアで募集がかかった時に一番早く手を挙げた人だ。

ちなみにルートは東海道本線を通って名古屋に行くというルートだ。

奇跡的に被害が少なく直ぐに直せたそう。

そして複々線区間を走っていると「プオオオオオオ!!」と汽笛が鳴った。

それは“蒸気機関車”の音だった。

外を見てみると同じく津山まなびの鉄道館に保存されている“D51 2(ナメクジ)”と青梅鉄道公園に保存されている“E10 2(四輪)”の重連だった。

窓を開けて相手の機関士に話しかけた。

「調子はどうですか?」

「ふふっとても良いよ。なにせDD51(因縁の相手)に追いついたんだからね。そっちはどうだい?」

「ええ、まあまあですね」

よくよく考えてみると蒸気機関車が引退したのはDD51が増備されたからだった。

だがそんな因縁の相手同士が同じ様に被災地支援のため蘇り、肩を並べているのだ。

そう考えると込み上がってくるものが来るものがある。

「お互い頑張りましょう!!」

「ああ!もちろん!!と、言った後で悪いが競争しないか?」D51の機関士に言われた。

「それじゃあ次の30キロ制限を抜けたところからスタートで」

突如始まった機関車でD

大井がカウントをはじめた。

「カウントはじめっぞー!!」

「5!」

「4!」

「3!」ハンドルに力を入れる

「2!」深呼吸をする

「1!」

「ゼロォォォ!」フルノッチ(最大加速)にしD51をぶっちぎるはずだった。

なんとフルノッチにしてもD51は離れなかった。

そこからはほとんど動きがなかった。それだけ互角であった。

そこからD51は知多半島へ行くといい別れた。

「DD51。頑張ったな!まだよろしくお願いだぜ!」

それからしばらくして名古屋までもう少しだというのにエンジントラブルが発生してしまった。しかも2両。

絶望的な雰囲気が流れていたがそれを打ち消すものがあった。そう、「プオオオオオオ!!」勇ましい汽笛が聞こえたのだ。

それはD51 2 E10 2の重連がだした音だった。タキ1000はついていなく救援に駆け付けたのだ。

心地よいドラフト音。勇ましい姿。見惚れてしまうほどかっこよかった。

後ろに連結しゆっくりとまた走り出した。そこでようやくエンジントラブルは直り。実質5重連で再開した。

それから無事に名古屋に送り届け横浜へ帰った。

これでこのDD51の仕事は終わったかと思ったが動態保存としてまた本線を走ることなったそう。もちろんD51もね。




東日本大震災の時の緊急燃料輸送列車をもとにして書いてみました。
電車でDの音楽聞きながら書いてたから競争が出てきちゃった。
反省です…

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