君の見ているのは走馬灯
これは、命を捨てた者に与えられる“記憶の旅”だ


(この小説は推敲にAIを利用しています)

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初投稿です。
よろしくお願いします。


回り灯籠環状線

 変わらない日々が続く。

 重たく軋む体を無理やり起こし、スマホから流れる聞き慣れたアラームを止める。顔を洗い、ヒゲを剃る。残りわずかな食パンを水で流し込み、胃に押し込む。

 しわだらけのシャツに袖を通し、形の崩れたスーツに腕を通す。手慣れた動きでネクタイを締め、玄関を開けると、まだ夜の黒を引きずった世界が広がっていた。普段なら交通量の多い道路にも、いまは数台の車が静かに走るだけ。

 いつもの電車に乗り、会社に向かう。始まる。大量の仕事、理不尽な叱責。休む間もなく、定時など幻で、終電近くまで机にかじりつく日々。

 帰りの電車では、自分と同じように目の死んだ人間が座席を埋めている。帰宅後、夕食をとる気力もなく、スーツをハンガーに掛けるのがやっとで、何もできないまま眠りに落ちる。

 

 そしてまた、スマホのアラームが鳴る。

 体はだるく、まるで地面に引きずられるようだ。起き上がり、いつものようにシャツに袖を通す。ふと、ハンガーから床に落ちていたスーツを拾い上げる。

 食パンは最後の一枚だった。水で流し込み、玄関を開けると、いつもより空が明るい。

 

 その時になって初めて、いつもより長く寝ていたことに気づく。始業時間にはまだ余裕がある。けれど、今からでは到底間に合わない。

 きっと会社では、朝から遅刻の叱責を受けるだろう。いつも以上に理不尽な怒声が飛んでくるに違いない。今日こそは終電にすら間に合わないかもしれない。

 最寄り駅に着くと、ふと頬に手をやる。ザラついた感触。ヒゲを剃り忘れた。些細なことのはずなのに、今日はそれが妙に堪えた。

 

 電車を待つホームで肩を落とす。

 ──行きたくない。

 ──もう、生きたくない。

 

 いつもなら、そんな馬鹿げたことは考えなかったはずだ。

 でも今日は違った。寝坊した。食パンを食べきった。ヒゲを剃り忘れた。スーツが床に落ちていた。そして空が、いつもより明るかった。

 

 それだけのことだった。

 それだけのことで、死にたくなった。

 

 警笛が鳴る。

 電車が近づく音。

 足が前に出る。あと一歩……

 

 ──扉が閉まる音がした。

 

 身体に揺れを感じる。どうやら、いま自分は電車の中にいるらしい。

 ──あのとき、確かに体は線路に投げ出された。

 けれど……きっと、あれは幻だったのだろう。

 

 そんな勇気、私にはなかったのだから。

 

「君は、あのとき確かに死んだよ。いや、いま“死んでいる”と言ったほうが正しいかな」

 

 不意に、声がした。

 隣を見ると、少女が立っていた。

 

「君が見ているのは、走馬灯だよ」

「走馬灯……?」

 

「自ら死を選んだ、愚かな君に与えられた最後の時間。私はその案内人」

 

 少女は静かに微笑む。

 まるで夢の中にいるようだった。いや、きっと本当に夢の中なのだろう。

 

「これは一体、なんなんだ……?」

 

「この電車はね、君の記憶を巡るためのもの。君が過ごした時間が駅となって、ひとつの環状線を形作っている。私はこの路線を『回り灯籠環状線』と呼んでいる」

 

「回り灯籠……環状線……?」

 

「楽しかったこと。悲しかったこと。後悔、夢、思い残したこと。君のすべてを巡ったあと、この電車は出発駅に戻る。そして、そこで君は本当に死ぬ」

 

「死を覆すことはできない。めぐり終わった後に何を感じたとしても…。これは罰だ。尊い命を、軽々しく投げ出した者に対する」

 

 少女の声には冷たさはなかった。ただ、淡々と語るだけだった。

 

「さあ、誠くん。次の駅に着くよ」

 

 ──次は 佳故、佳故、佳故。

 お出口は、右側です。




佳には美しいという意味があり、故には過ぎ去った過去という意味から
佳故(過ぎ去った美しい過去)でかこという創作漢字になります

なんとなく思いついたものをとりあえず形にした小説のため続きを書くかどうかはまだ決めていません。続き気になる人がいたら書こうかな…

文系から逃げた人間なので、日本語へたくそでいまはAIで推敲していますが、いずれ使わずに書けるよう勉強しときます!

ご愛読ありがとうございました!

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