超時空ギャラクシー大乱闘怪獣ブラザーズ   作:ゴジロット

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 大怪獣バトルの長所として、個人的に一番上げたいのは「原作における怪獣のパワーバランスに囚われない」という所ですかね。

 原作基準だったら「この怪獣がこの相手に勝てるわけない」とツッコミが入ってしまう部分も、バトルナイザーで操る怪獣として登場すれば「ポケモンバトル形式」で戦うほどに強くなるので、本来のパワーバランスを無視して好きな怪獣を活躍出来るのが本当に強みです。

 ……なのでガメラ怪獣の皆さんに関してですが、どうか体重関連のツッコミは無しでお願いします。



 ――とか言っていますが、今回で早くも苦戦描写がありますが、それに相応しい相手なので悪しからず。



 ……それにしてもウルトラマンオメガの記憶喪失の描写が本当に上手いな……。

 同じ記憶喪失でも、大怪獣バトルのレイはある程度の知識はあったっぽいのに対して、オメガは本当に何も分からないという所が実にリアル。



怪獣王 ゴジラ(1995黒Ver.)
守護神獣 モスラ・レオ(グリーンモスラ)
最後の希望 ガメラ(G1)

地底怪獣 グドン
古代怪獣 ツインテール
だだっ子怪獣 ザンドリアス
ちびっ子怪獣 ミニラ
用心棒怪獣 ブラックキング
超合成獣 サンダーダランビア
宇宙帝王(尻頭宇宙人)(笑) バド星人・ウォルドー

登場


【第2話】怪獣電撃大作戦 侵略者の野望を破れ

 

 

 

 さんさんと人工太陽の光が照らす青空の下、一面透き通るような美しい水色の海辺と、乳白色の砂浜が広がっているその場所で、2体の巨大怪獣が弱肉強食の争いを繰り広げていた。

 

 

グワアァッ!!!グワァグワァアアァァッ!!!!

 

 

 片方はブーツのように直角に曲がった奇妙な体をしていて、一見上と下に頭が2つ有るように見えるが、実際は半開きの目をしている下の方が頭部であり、顔のように見える上の方は尻尾で、その尻尾を高く上げて、尾の先端に小さなトゲの並んだ2本の鞭が生えているその怪獣の名は――古代怪獣「ツインテール」

 

 

グアオオオゥアアァァァンッ!!!!

 

 

 対してもう片方は、ベージュっぽい体色に全身が刺々しく、赤い眼が光る頭部には鬼のような黒い角が2本生え、両腕が「振動触腕エクスカベーター」という長い鞭となった――地底怪獣「グドン」

 

 偶々水中から陸上へと上がった先で運悪く天敵のグドンと遭遇してしまったツインテールだが、喰われまいと必死で上部二つの三半規管を発光させつつ尻尾の鞭で連続攻撃する「テールラッシュ」を繰り出すが、対して食欲を抑えられないグドンもせっかくの大好物のツインテールを逃がすまいと、両腕の鞭をブンブン振り回して「ムチ連撃」をおみまいする。

 鞭と鞭が激しくぶつかる度に、強い振動が地に伝わり、砂浜の砂塵が高く舞い、その攻防の凄まじさが物語る。

 そのまま取っ組み合いへと変わり、やがてもみくちゃになりながらも戦いが続いて、このまま長期戦へと持ち込まれるかと思いきや、ツインテールの方が先に体力を失いつつあった。

 

 

グワアアア……ッ!!!

 

グアオオオオオオゥアアァァァンッ!!!!

 

 

 これを好機と見做したグドンは一気に勝負を決めるべく、尻尾の鞭に噛み付くとそのまま思いっ切り力を込めて、ツインテールの鞭を1本引き千切った。

 更にグドンは引き千切った尻尾の鞭を吐き捨てると、ツインテールに向けて目から「赤いイナズマ状の光線」を発射。

 直撃したツインテールはジタバタした後、最後の力を振り絞って勝負を放棄しその場から逃げ出そうとするが、グドンは目の前の獲物を決して逃さず、両腕の振動触腕エクスカベーターを全力で振るい滅多打ちにする「残酷ムチラッシュ」で猛ラッシュを開始。

 

 あまりに激しい鞭の連続攻撃に、弱ったツインテールはどんどん力を失っていく。

 

 

グワアア…アァ…ァ……

 

グアオオオオオオゥアアァァァンッ!!!!

 

 

 そして、ツインテールは体から力が抜けて沈黙してしまい、空腹のグドンは久しぶりにご馳走に有りつけると勝利の雄叫びを上げ、大物を仕留めた喜びを表した後に両腕の鞭をツインテールに巻き付けると、そのままズルズルと引きずって自身の縄張りへと持ち帰っていった。

 この場に残ったのは、嵐が去った後のような戦闘の痕跡と、千切れたツインテールの尻尾の鞭のみ。

 

 もう波の音しか聞こえなくなったその時、その千切れた尻尾の鞭に近づく人間が1人――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所は少し変わって、海沿いに建てられた大きく近未来的な建造物が複数建ち並ぶ所。

 まるで嵐が去った後のような、破壊されて廃墟同然となった荒れ具合でありながらも、全体的には比較的原型を留めている。

 落ちてある瓦礫には「惑星ボリスZAP海洋調査基地」と書かれてあり、名前からしてすぐそこの海を調査する為の建物と思われる。

 其処に、バトルナイザーを通じて怪獣を操る事が出来る青年のプラトがいて、現在彼は基地のすぐ外で、落ちていたツインテールの尻尾の鞭を火で炙っている。

 

 

「………そろそろかな?」

 

 

 先ほどのグドンとツインテールの死闘を察知して、実際見に行くと既に戦いが終わった後だが千切れたツインテールの尻尾を発見すると、先日から寝床として利用してるこの基地まで持ち帰っていた。

 記憶の中から得た知識によるとツインテールの肉は意外と美味(・・・・・)で、空腹になった腹を満たす為に尻尾の鞭を焼いていた。

 尚、最初は自分だけで基地まで運ぶ筈だったのだが、1万5000tの怪獣の一部なだけあって尻尾の一部でも数十t以上あり、身体能力が異常に高いプラトでも流石に持ち運べなかったため、結局ゴジラを呼び出して代わりに運んでもらった。

 また外皮も頑丈で、基地で見つけたナイフでもなかなか切れなかったが、根気よく切り続けた事でどうにかぶつ切りにする事が出来た。

 

 そして充分に焼けたのを見計らって鞭の肉を刺した串を手に取り、恐る恐る口に入れてみた。

 

 

「――っ!もんぐ……んぐ……」

 

 

 食べてみた感想は、確かに意外と美味しかった。

 

 外側の皮膚は硬すぎて食べれたものではないが、内側の身は実際に食べてみると、やや大味ではあるものの美味しく感じられ、プラトは進んで食べ進めていく。

 この基地に来るまでに、彗星怪獣「ドラコ」や変形怪獣「ガゾート」、そして超古代竜「メルバ」と連続で戦闘を続けていたからか疲れていて、かなり早い勢いでどんどん腹の中へと入れていく。

 

 

「ぷはぁ――!生き返った……」

 

 

 やがてプラトは焼いた分のツインテールの鞭の中身を、あっという間に平らげた。

 

 

 

 

 だがその時、この海辺の基地に近づく大きな足音と、鳴き声が聞こえてきた。

 

 

「ん…?」

 

キャオォーン!!キャオォーン!!

 

プアァァ!!

 

 

 海辺に現れたのは、足音と鳴き声の正体である2匹の怪獣だった。

 

 1匹目は全体的にワイバーンを思わせる体と両腕の翼、頭部は大きめで凶暴そうな顔つきに反して赤い眼は丸っこく、身長48mもあるが何処か幼く子供っぽい所のある怪獣――だだっ子怪獣「ザンドリアス」

 

 もう1匹は更に小さい身長が20mしかなく、体型や顔は人間っぽくも全身が灰色の皮膚は滑らで、愛嬌のある顔をしており、また背中には非常に小さく配列が不規則であるものの、ちゃんと背びれある等、何処かゴジラを思わせる子供怪獣――ちびっ子怪獣「ミニラ」

 

 どちらも子供の怪獣で、よく見たら全身の所々に生傷が出来てとても痛々しく、そして体力も尽きかけているのか弱々しくて、慌てた様子で逃げるように砂浜を走っている。

 

 恐らく、別の何かから逃げているようである。

 

 それが一体何なのかと思っていたら、ザンドリアスとミニラを追うように新たな怪獣が現れた。

 

 

グアァオオォ!!!グオオオォウ!!!!

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!!

 

 

 轟く咆哮を上げて、2匹の子供怪獣を追い詰める2体の凶暴な怪獣。

 

 片方は全身が蛇腹で黒いオーソドックスな恐竜型の体型に、牙や爪、そして体の各所に生えた角は金色、シンプルな見た目ながらも力強さが溢れる怪獣――用心棒怪獣「ブラックキング」

 

 そしてもう片方は体が岩のようにゴツゴツしていて、頭部には左右に2つずつ、そして中央に1つと合計5つの目があり、がっしりした四肢に加えて背中にはコイル状の大きな発電器官が生えた怪獣――超合成獣「サンダーダランビア」

 

 この2体の怪獣が、ザンドリアスとミニラ達子供怪獣を追い立てていた。

 

 逃げ道が無くなったザンドリアスは、自分よりも幼く小さいミニラを守るように前に出ると翼を広げて威嚇するが、ブラックキングとサンダーダランビアは侵攻を止めず、どんどん追い立てていく。

 それどころか、接近してきたブラックキングとサンダーダランビアに殴られて、倒れたザンドリアスとミニラは殴られた痛みで泣き出してしまった。

 

 

「何でブラックキングとサンダーダランビアが、ミニラとザンドリアスを追いかけて…?ん――?」

 

 

 この光景に疑問を持っていたプラトだが次の瞬間、自身の腰のホルダーに閉まってあるバトルナイザーがカタカタと動き出す。

 

 

『ギャアアァングアアァァァウオォンッ!!!!』

 

 

 プラトはバトルナイザーのスロットを確認すると、バトルナイザー越しに同族の気配を察知して、必死で鳴き声を上げて外に出て来ようと暴れているゴジラが映っていた。

 しかし、バトルナイザーの中では怪獣はデータの存在なので、所有者の許可が無い限りゴジラはバトルナイザーから出てくる事は出来ない。

 ――のだが、それでも尚ミニラの元に行こうと、画面越しにウィンドウを叩き割りそうな勢いで、何度も何度も体当たりをするゴジラ。

 

 

『ガアァオン!!!!』

 

「うわあぁっ!!?」

 

 

 そしてとうとう、今のひと吠えでゴジラはバトルナイザーから勝手に飛び出て、データの光の粒子が天に舞う。

 

 プラトは思わず驚いて、砂浜に転倒してしまう。

 

 

―バトルナイザー、モンスロード!―

 

 

 しかもゴジラが勝手に出てきたのを気に、他の2体のモスラ・レオとガメラも同じくバトルナイザーから飛び出した。

 バトルナイザーから眩い光が3つ放たれて、実体化した怪獣達――ゴジラ(1995黒Ver.)は吠え、モスラ・レオ(グリーンモスラ)は高く舞い、ガメラ(G1)はその勇姿を見せる。

 

 

グギャアアアァァァァグオオオォォォォォォォンッ!!!!

 

キュウイン!!!クキュウウゥゥウオオォォンッ!!!!

 

クルゥオオオォォォォォォクエエエェェェンッ!!!!

 

「な、何で…ゴジラ達が勝手に……!?」

 

 

 倒れた体を起き上がらせて、指示も無く勝手にバトルナイザーから姿を現したゴジラ達に、所有者であるプラトは疑問を浮かべる。

 早速ゴジラとガメラは、今まさに2匹の子供怪獣を甚振っているブラックキングとサンダーダランビアに目を向けると、エネルギーをチャージして青白い「放射熱線」と赤く燃える「プラズマ火球」を発射。

 ブラックキングとサンダーダランビアも気づくが既に遅く、強力な熱線と火球がクリーンヒットして大きく吹っ飛ばされた。

 

 

グギャアァオオオオオォン!!!?

 

ピギュアァウゥォォォォウッ!!!?

 

 

 油断したとはいえ、直撃したブラックキングとサンダーダランビアはダメージを受けて転倒し、その巨体が大地に伏せる。

 一方で、乱暴な怪獣に痛みつけられてすっかり怯えていたザンドリアスとミニラは、相手から急に暴力が来なくなったので恐る恐る視線を向けると、自分達よりも大きくて強そうな姿をしたゴジラとガメラに目が映る。

 

 

キャウゥン……

 

プアァァ……

 

 

 最初はもっと恐ろしいのが出たと怖がるが、少ししてミニラは目の前にいる怪獣の王者こそが、探し求めていた同族だと本能的に理解するとゴジラの強靭な脚に抱きついて、対してゴジラも尻尾を前に持ってくると、尻尾の先端で抱きついてきたミニラを撫でてあげる。

 それを見たザンドリアスもまだ警戒してはいるが、様子からして敵ではないのだと分かり、大丈夫だと判断したようだ。

 

 助かったミニラとザンドリアスが安心したと思ったその時、先程吹っ飛ばされたブラックキングとサンダーダランビアが起き上がって、ゴジラとガメラに敵意を向けた。

 

 

グゥゥルルルゥ!!!グオオオォウ!!!!

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!!

 

 

グギャアアアァァァァグオオオォォォォォォォンッ!!!!

 

クルゥオオオォォォォォォクエエエェェェンッ!!!!

 

 

 攻撃された事に怒り狂う2体の怪獣の威嚇に、ガメラと同族を傷付れられて怒るゴジラも同じく吠えて睨みつく。

 ミニラとザンドリアスはその場から離れて、モスラ・レオが2匹の盾になるように前に出る。

 

 

 

 そのまま鋭い目つきで睨み合いが続く中、空から戦場に乱入してきた謎の飛行物体。

 見た目は2枚の皿を合わせたような円盤型の飛行物体は浮遊して、ブラックキングとサンダーダランビアの後ろで停止すると、大音量で何者かの声が発せられた。

 

 

『何をしているのだブラックキング!!サンダーダランビア!!その巨大怪獣達も徹底的に痛めつけて、我が支配下にしてしまえ!!』

 

 

 円盤を操縦しているであろう者の音声が鳴り響くと、円盤の下部から細いレーザーが放たれて、ブラックキングとサンダーダランビアの頭に命中する。

 すると、2体の怪獣は頭を抱えるように苦しみだし、一度その場に伏せてしまうが、直後にゆっくりと起きて顔を上げると、爛々と赤い目つきへと変わって凶暴性が増した。

 アレはどう見ても、あの円盤から放たれたレーザーが原因であり、アレでブラックキングとサンダーダランビアを操っているのだろう。

 

 

「何だあれ…!?それに今の光線は…!!?」

 

『――ん?貴様は地球人か?私の事を知らないとはとんだ愚か者だな!特別に教えてやろう……私の名はバド星人のウォルドー!宇宙の帝王だ!!』

 

 

 プラトの存在に気づいたのか、大音量の声の主は円盤の下部から立体映像を投影して自分の姿を映し出す。

 投影されて巨大な立体映像に映し出されたのは、桃のように二つに割れた肌色の頭には異常なほど小さな口と一つしかない鼻の穴、首からしたはヒューマノイド型の体型に全身を覆う金色の鱗と、人間ではあるが地球人とは異なる不気味な姿をした偉そうな態度を取る異星人。

 

 宇宙帝王(尻頭宇宙人)(笑)「バド星人・ウォルドー」

 

 この宇宙人が、ブラックキングとサンダーダランビアを操り、ミニラとザンドリアスを襲っていた張本人だった。

 

 

「バド星人…一体何をしているんだ!」

 

『私の目的は宇宙の支配者になる事だ!なぜだか知らんが、この惑星はありとあらゆる怪獣が住んでいる。それを知った私は生物兵器として利用する為に、この惑星に住む怪獣を根刮ぎ捕獲した上で強化改造を行う!そうすれば全ての星人は私の操る怪獣の力によって、平伏するのだ!!』

 

 

 迷惑なレベルの音量で、自称で宇宙の帝王を名乗るバド星人ウォルドーが、自ら語った壮大な陰謀―――彼は全宇宙の星々を手中に収めるべく、惑星ボリスに突如として出現し溢れた怪獣を捕獲して、生物兵器として活用するのが目的だった。

 その為には、例えまだ子供で弱い怪獣すらも強化改造で強くさせて、利用する気である。

 

 

『命が惜しければ、すぐに此処から立ち去る事だな!私の狙いはあくまでも怪獣だ!やってしまえ、ブラックキング!!!サンダーダランビア!!!』

 

グアァオオォ!!!グオオオォウ!!!!

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!!

 

 

「――っ!!いけぇっ!!!ゴジラ!!!ガメラ!!!」

 

グギャアアアァァァァグオオオォォォォォォォンッ!!!!

 

クルゥオオオォォォォォォクエエエェェェンッ!!!!

 

 

 バド星人・ウォルドーが操る怪獣達が襲いかかって来た為、プラトも対抗してゴジラとガメラに戦うように指示して、戦闘が始まる。

 使役する側である両者の指示により、ゴジラVSブラックキングと、ガメラVSサンダーダランビアが勃発、どちらも取っ組み合いを開始。

 体格差で優勢なのはプラトが使役するゴジラとガメラであり、プラトは今までの戦いと同じくその巨体で圧倒しようと思っていた。

 

 

ところが――、

 

 

 

 

グアァオオオオォウ!!!!

 

ギャウオオン!!!?

 

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!!

 

クルゥアアアァァッ!!!?

 

 

「何っ!?」

 

 

 バド星人ウォルドーが操るブラックキングとサンダーダランビアが、体格差をもろともせずにゴジラとガメラを突進で押し返した。

 相手のパワーの前に、地響きを鳴らして数歩後退するゴジラとガメラだが、すぐに再突進して攻撃を仕掛ける。

 

 しかし、ゴジラが蹴り飛ばそうと攻撃するが、ブラックキングはそのキックを両腕で受け止めると、そのまま持ち上げるように投げてゴジラを転倒させる。

 起き上がろうとするゴジラだが、ブラックキングはゴジラの尻尾を掴むと力を入れて、背負投げで大地に叩きつけた。

 

 ガメラとサンダーダランビアの戦いでも不利な状況となっており、取っ組み合いからの打撃の応酬を繰り広げるが、サンダーダランビアが背中の4本の大きなコイルから電気を発電すると、体中に電気を纏って攻撃してきた。

 その攻撃は強力で、一撃一撃を確実に決めてガメラにダメージを与えるが、ガメラも負けじと「プラズマ火球」を撃って反撃するも、サンダーダランビアは自身の目の前に空間を歪ませて発生する「亜空間バリア」を展開し、火球が当たることなく防御された。

 そこからサンダーダランビアは触手を伸ばしてガメラの首に巻き付けると、触手を伝って電流攻撃を流し込んでダメージを与えた。

 

 

「ゴジラとガメラが押されるなんて……なんてパワーをしてるんだ…!!」

 

『ハハハハハッ!!どうやら貴様は怪獣を操れるようだか、体格の差で圧倒しようなど浅はかな考えだ!!ブラックキング!!!サンダーダランビア!!!その怪獣達を痛めつけて捕らえるんだ!!!』

 

 

 ブラックキングとサンダーダランビアの強さの前に、ゴジラとガメラが押される光景に驚愕するプラトと、戦局が優勢な事に高らかに笑うバド星人ウォルドー。

 

 それもそのはず、ブラックキングは元から非常に高い戦闘力とポテンシャルを兼ね備えた強力且つ狂暴な怪獣で、並の怪獣を寄せ付けぬ圧倒的なパワーと防御力を誇る。

 そんなレベルの違う強さを持つ怪獣な為に、同じく強大な強さと体格差を誇るゴジラが相手だとしても、真っ向勝負で優勢になり得るほど強豪なのだ。

 

 そしてガメラが相手しているサンダーダランビアもまた、大元たる原種が「スフィア合成獣」という異質な怪獣という事もあって、フィジカルのみならず特殊な能力も兼ね備えた強敵。

 しかもこのサンダーダランビアは、本来のスペックなら身長は40m程と割と小さい筈なのだが、この個体は原種のネオダランビアをベースに強化改造されて誕生した経緯故に身長は65mで、背中のコイルを含めた全高は70m超えのビッグサイズである。

 

 

 その後もバド星人の円盤から放たれるレーザーによって、操られたブラックキングとサンダーダランビア相手に、劣勢になっていくゴジラとガメラ。

 しかし、それだけで「怪獣王」の別名を持つゴジラと、「最後の希望」であるガメラが簡単に負ける訳がない。

 数々の闘いの記憶が細胞に刻まれ、かつてない強さを誇る“彼等”からすれば、強敵との戦いは寧ろ本来の生命力を目覚めさせる引き金となった。

 

 

「負けるなっ!!ゴジラ!!!ガメラ!!!お前達の本当の力を見せるんだ!!!」

 

 

 彼等はこんな所で負けるはずがないと―――プラトの声に応えるかのようにバトルナイザーが光り輝くと、ゴジラとガメラに力が漲っていく。

 

 

グギャアアアァァァァグオオオォォォォォォォンッ!!!!

 

クルゥオオオォォォォォォクエエエェェェンッ!!!!

 

 

 『本当の戦いはここからだ!』と言わんばかりに、先ほどよりも更に気合いの入ったゴジラとガメラは雄叫びを上げ、反撃を開始。

 

 ゴジラはブラックキングに向かって走り出す。その巨体に似合わぬダッシュをしながら勢いを付け、ブラックキングに向かって思いっ切り体当たりをぶちかました。

 

 

ガアァオン!!!!

 

グアァオオオオォ!!!?

 

 

 全力ダッシュからの突進に流石のブラックキングも数歩後退して、怯んでいるところにゴジラは更に張り手の連撃を加えて追加ダメージを与える。

 さっきまで優勢だったブラックキングは押されていき、猛攻で勢い付いたゴジラは、体をグルっと回した勢いで尻尾を叩きつけて、ブラックキングを転倒させた。

 

 

ガオオォォーーーーーンッ!!!

 

 

 首に巻き付いて電流を流しているサンダーダランビアの触手を解いたガメラは両腕を引っ込めて、更には口の中に炎が漏れる。

 拘束から解かれて、電気を纏った接近戦を繰り出そうとするサンダーダランビアを引き付けた所で、ガメラは両腕を引っ込めた部分から炎をジェット噴射し、更には口から猛烈な高熱火炎を発射する「火炎噴射」を放射した。

 

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!?

 

 

 口から、そして2つの噴射口から凄まじい勢いで特大火炎が発射されて、それを至近距離から浴びたサンダーダランビアは炎に飲まれてしまい、あまりの熱さに狼狽える。

 

 2体の敵怪獣が怯んだところで、ゴジラとガメラはお互いに戦っていた相手を変えて立ち向かっていく。

 

 

 ゴジラVSサンダーダランビア

 

 ガメラVSブラックキング

 

 

 ゴジラは相手をサンダーダランビアに変えると、どっしりと構える。

 ガメラの炎から逃れたサンダーダランビアは、相手が代わろうともまだ立ち上がり、ゴジラに向かって背中のコイルから得意の放電攻撃を発射。

 最高電圧で放たれたサンダーダランビアの電撃だが、ゴジラは避けもせず真正面から耐え切り、背びれを発光させて、核エネルギーをチャージする。

 

 

ギャアアァングアアァァァウオォンッ!!!!

 

 

 背びれがバチバチとイナズマが迸るほどにエネルギーが溜まると、ゴジラは口から赤い螺旋を巻いた青白い熱線「スパイラル熱線」を撃ち出した。

 アレはヤバいと感じたサンダーダランビアは、すぐに自身の目の前に「亜空間バリア」を展開して身を守ろうとするが、ゴジラのスパイラル熱線はそのバリアを貫通して直撃。

 

 

ピギャアァウオオオォォォォウッ!!!?

 

 

 亜空間バリアのおかげで威力を軽減出来たものの、それでも大ダメージを受けたサンダーダランビアは悲鳴に似た鳴き声を上げ、大きく吹っ飛ばされると倒れた。

 その時、サンダーダランビアの頭部から何かが外れて、大きな物体がプラトの目の前に落下してきた。

 

 

「ん…?これって……!」

 

 

 落ちてきたのは、バド星人が怪獣を操る為の電波受信機であり、この機械を頭部に取り付けて円盤から放たれたレーザーを受信して、怪獣を操っていたのだ。

 即ち、この電波受信機を壊すか、又は取り外せばバド星人は怪獣を操れなくなるだろう。

 確かめる為にプラトは脚に力を入れて、常人を率脱した高い身体能力で数十m以上まで大ジャンプし、ブラックキングの頭部を注視すると、頭頂部に生えた大きな角の裏側に同じ電波受信機が取り付けられていた。

 

 それが分かったプラトは地面に着地してバトルナイザーを翳すと、戦っているガメラに指示した。

 

 

「ガメラ!!ブラックキングの頭部に付いてある、あの機械を壊すんだ!!!」

 

クエエエェェェンッ!!!!

 

 

 プラトの言葉を聞いたガメラは吠えると、頭と尻尾と手足を引っ込めて炎をジェット噴射し、「回転ジェット」で高速回転しながら飛行する。

 回転するガメラはそのままブラックキングの頭部擦れ擦れに突撃すると、頭頂部の大きな角を破壊する事で電波受信機を外した。

 

 

ギャウゥオオオォウ!!!?

 

 

 ブラックキングは転倒し、自慢の角が折れて痛み藻掻くものの、同時に自身を苦しめていた頭に送られる不快な電波が消えた事で、ブラックキングは正気に戻る。

 少ししてブラックキングとサンダーダランビアが立ち上がると、首を傾げて自分が今まで何をしていたのか軽く混乱した。

 

 

『お、おのれ〜〜!!よくも私のブラックキングとサンダーダランビアを〜〜!!!こうなったら私自らが、戦って取り返してやるぞ!!!!』

 

 

 自身の怪獣が操れなくなった事で、バド星人のウォルドーはその尻に似た頭を抱えるが、まだ諦めた訳ではない。

 あの2体を失ったら、全宇宙を支配する計画が消え失せてしまう為に、何としてでも取り返すべくウォルドーは自ら戦場に出る決意を固めた。

 間もなくして、宇宙船から出てきたウォルドーは人間大サイズから、容姿はそのままに身長が約40mの巨人へと変貌した。

 

 

「許さんぞ地球人!!!貴様のせいで、私が宇宙を支配する計画が滅茶苦茶だ!!!先ずはその命で償え!!!!」

 

「くっ……!!」

 

 

 怒り心頭のウォルドーが右手に光線銃を持ち、左手に「宇宙メリケン」と呼ばれるメリケンサックを装備して、襲い掛かってくる。

 あんな巨人サイズで襲われたら一溜まりもないので、プラトは逃げようとするが、その前にゴジラがプラトを守って尻尾で巨大化したウォルドーをぶっ飛ばした。

 

 

ガアァオン!!!!

 

「ぎょええええええええええええ!!!!!」

 

 

 ゴジラの巨大な尻尾がウォルドーの尻頭に当たってのたうち回り、持っていた光線銃と宇宙メリケンを落としてしまう。

 顔が赤く腫れて痛々しい姿を晒すウォルドーだが、根性と気合いで激痛に耐えて立ち上がろうとする。

 

 

「くっそ〜!!宇宙の帝王である私を、ここまで怒らせたのは貴様等が初めてだ!!!二度と逆らえないように徹底的に改造をs……え?」

 

グアァオオオオオォウ!!!!

 

ピギュウウゥゥグオオオォォォォウッ!!!!

 

 

 地団駄を踏むウォルドーの所に、先ほどまで操っていたブラックキングとサンダーダランビアが迫ってきた。

 まさか電波受信機が無くとも主人である自分に従ってくれるのだと思い込み、痛みなどすっかり忘れて気分が向上していた。

 

 

「おお!!お前達来てくれたのか!?ハハハッ!操らなくてもきちんと従うとは、やはり私こそが全宇宙を支配する偉大な帝o――ぎゃあ!!?痛い痛い!!!」

 

 

 ――と思われたが、実際はそんな事はなく、今まで散々操り人形にされた鬱憤を晴らすように、2体はウォルドーを痛めつけた。

 その尻頭を殴り、蹴り、踏み付け、噛み付いたりと、ブラックキングとサンダーダランビアは徹底的にウォルドーを攻撃していった。

 やがてボロボロの状態にまで痛めつけると、ブラックキングは口から発射するマグマ光線「ヘルマグマ」を、サンダーダランビアは背中のコイルから放電攻撃をぶちかまして、ウォルドーを吹っ飛ばした。

 

 

「ぎゃあああああああああああああ!!!!!」

 

 

 2体の攻撃を喰らったウォルドーは放物線を描くように大きく舞うと、そのまま真っ逆さまに大地へと落下した。

 尻頭が大地に埋まり、地面から脚が2本突き出たそのポーズはあまりにもシュールな光景のまま、ウォルドーは動かなくなる。

 

 少し時が流れて、そのまま窒息して息を引き取ったのかと思いきや、突き出た脚をジタバタ動かして地面から上半身を抜き取り、辛うじて生きてはいた。

 

 

「ぷはぁ!!はあっ……はあっ……!!き、貴様等〜〜…お、覚えていろよ〜〜!!!」

 

 

 小物臭が漂う悪党のような捨て台詞を吐くと、ウォルドーは一目散に自身の宇宙船に乗り込み、猛スピードで宇宙へと飛んで逃げていった。

 こうして、惑星ボリスの怪獣を根刮ぎ捕獲し、改造した怪獣を使って宇宙を支配するバド星人ウォルドーの野望は、プラトと怪獣達の手で潰えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュオン!!

 

 

 その後、戦いを終えるとモスラ・レオは、傷付いたザンドリアスとミニラを治療してあげる為に羽を羽ばたかせると、羽から「治癒を促進し有毒物質の侵入を防ぐ鱗粉」を撒いて、ザンドリアスとミニラの傷口に付着させる。

 すると、体の所々に痛々しく出来た傷が徐々に塞がっていき、2匹の子供怪獣は完治した。

 

 

プアアァァァ……

 

ギャアアァングアアァァァウオォン……

 

 

 傷が癒えたミニラは改めて同族であるゴジラに近づいて、仲間に出逢えた事に喜び、対するゴジラもまた、成体になってからはずっと独りぼっちだった故に、ミニラとの出逢いは、ようやく探し求めていた家族との再会にも等しい。

 まだ小さく幼いミニラが甘え、それを愛おしく見つめて優しい鳴き声を上げるゴジラのその目から、一滴の涙を流した。

 

 

キャオォーン!!キャオォーン!!

 

 

 ミニラが同族に出逢えて、一緒にいたザンドリアスも嬉しそうに鳴き声を上げて、翼をパタパタさせる。

 因みにこの個体――よく見たら瞼に青いまつ毛がある事から、恐らくメスと思われる。

 これは推測でしかないが、彼女は何かしらの理由で同族と離れ離れになって惑星ボリスに来てしまい、そこで自分よりも幼いミニラをほおっておけなくて、自身が「姉代わり」になっていたのだろう。

 

 

グアァオオオォウ……

 

ピギュウ…ピギュウゥ……

 

 

 そこへ、バド星人ウォルドーに操られていたとはいえ、まだ幼いミニラとザンドリアスと痛めつけてしまったブラックキングとサンダーダランビアが、2匹に謝った。

 真っ直ぐ立ってから頭部をペコペコと下げたりと、怪獣なのにかなり人間臭い仕草をしているが、意外とこの2体も悪い性格ではないのかもしれない。

 それが分かったのか、被害を受けたミニラとザンドリアスも許して、ブラックキングとサンダーダランビアの2体と打ち解けている。

 

 

グルルグワァオオオオォォォウォン…!

 

「!」

 

 

 ゴジラは視線を変えて、自身を従えている怪獣を操る事が出来る青年――プラトを見つめる。

 その瞳はまるで、自分達と同様にミニラをバトルナイザーで回収し、連れて行ってほしいような感じに見える。

 

 

「ゴジラ…悪いがコレは、3体までしか持ち運べないんだ…。だから―――え?」

 

 

 バトルナイザーのスロットが既に3つ埋まってる故に、ミニラ達を連れていけないと告げようとした時、手に持っているバトルナイザーが光り出す。

 スロットが順番に光り、自動で開いて強い閃光を放つと、それが光線となってザンドリアス、ミニラ、ブラックキング、サンダーダランビアに照射されて、ゴジラ達と同様に光の粒子となってバトルナイザーへと回収された。

 バトルナイザーを確認すると、そこには回収された怪獣がしっかり登録されており、次いでに戦闘で破壊されたブラックキングの角も治っている。

 

 

「回収出来た……。コレ…連れていける怪獣はてっきり3体までだと思っていたのに、実際は違うのか…?」

 

 

 

 突然発覚したバトルナイザーの新機能に、プラトは首を傾げる。

 使い方は概ね理解していたつもりだったが、実際はまだまだ把握していない機能とかを保有しているのかも知れず、今度また色々と試してみようと思ったプラトだった。

 

 その時――、再びプラトに頭痛が襲った。

 

 

 

「うっ――!?」

 

 

 頭を抱える程の強烈な頭痛と共に、またあの光景が頭に流れてきた。

 見えてきたのは言うまでもなく―――崖に貼り付けられ、岩の中に封印された巨人で、これまで何度も見てきたから特に驚きはしなかった。

 

 ――だが、今回は更に他のものが見えてくる。

 

 その次に見えたのは―――頭に3本の角を持った怪獣のシルエット。

 そして最後に見えてきたのは―――その怪獣を従え、自分が持っているのとは色が違う、青いバトルナイザーを掲げる1人の人間のシルエット。

 

 この3つの光景が、瞬く間に激しい痛みと共に瞬間に入ってくると、ようやく頭痛が消えた。

 

 

「い、今のは――!?」

 

グルル…?

 

 

 今までとは違う、頭痛と共に見えた光景に困惑気味のプラトと、不思議と首を傾げるゴジラ。

 岩の中の巨人、3本の角を持った怪獣、その怪獣を従える青いバトルナイザーを持った1人の人間。

 

 はたしてこれは、一体何を意味するのか。

 

 そしてあの怪獣を従える、青いバトルナイザーを持った人間は、一体誰なのか。

 

 

 

 

《TO BE CONTINUED》

 


 

大怪獣バトルファイル

 

 

 

ツインテール

別名:古代怪獣

身長:45m

体重:1万5000t

必殺技:ジャンプアタック、テールスマッシュ、テールラッシュ

 

 シャチホコを思わせるフォルムに、常に頭を下にし、尾を高く上げている奇妙な姿をした怪獣。

 尾の先には小さなトゲが並んだ2本の鞭があり、これが名前の由来と思われる他に、「髪型のツインテール」の語源との説もあるらしい(諸説有り)。

 

 この鞭についている棘は非常に鋭く、尻尾の先端が毒針になっている上、地面を掘り進む際に使われるトゲには強力な麻酔液が詰まっているとされているが、作中や後の作品で活かされた場面は無い(少なくとも作者は見たことない)。

 尻の上の方にある顔のような部分は三半規管で、2つの発光器と下の円形の部分と合わせると叫ぶ顔にも見え、チョウチンアンコウのように獲物をおびき寄せる機能もあるらしい。

 

 他にも『生まれたては海老の味がする』という設定が有名ですが、『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー』では、主人公が焼いた尻尾の鞭を美味しいと言っているあたり、その辺はちょっと曖昧。

 

 

 

グドン

別名:地底怪獣

身長:50m

体重:2万5000t

必殺技:こんしんのムチ攻撃、ムチ連撃、残酷ムチラッシュ

 

 中生代のジュラ紀に生息していたとされる怪獣で、同じ時期にていたツインテールが大好物。

 両腕の鞭は「振動触腕エクスカベーター」と言われ、敵を叩いたり締め付けたりする事が出来る他、高速で振動させる事で岩を砕き、粉砕した砂の中を泳ぐように移動する。

 裏設定では鞭の先端には猛毒の針が内蔵されており、これでツインテールを刺して麻痺させるとの事だが、投稿主が知る中では活用されたと思われる描写はない。

 

 鞭の他にも、『ウルトラマンデッカー』では目から赤いイナズマ状の光線を発射していた。

 

 

 

ザンドリアス

別名:だだっこ怪獣

身長:48m

体重:1万9000t

出身地:宇宙

飛行速度:マッハ8(宇宙空間では隕石状の形態か赤い結晶に身を包み、マッハ20で飛行)

必殺技:ヨルゴビーム、アドレセントビーム

 

 宇宙を放浪しながら生活を送る渡り鳥のような習性を持ち、凶暴そうな顔付きに見えても性質は大人しく温厚。

 こちらから攻撃を加えない限り暴れたりはしないが、別名の通り駄々っ子な性格で、『80』では母親である「マザーザンドリアス」と喧嘩して拗ねたり、『ジード』では幼馴染みの女の子との仲が上手くいかなくて宇宙に帰れなかったりと、何かと騒ぎを起こしてしまう。

 

 初登場当時はマイナーな怪獣ではあったが、『ウルトラ怪獣擬人化計画』では猫缶氏によって可愛らしい姿にリデザインされた上に、駄々っ子な性格とイジられキャラがベストマッチして爆発的に人気を獲得し、後の作品で再登場に恵まれた。

 

 『80』では口から吐く炎のような熱線「ヨルゴビーム」と、『ジード』では目から稲妻のような光線「アドレセントビーム」という必殺技を持つ。

 

 

 

ミニラ

別名:ちびっ子怪獣、わんぱくプリンス、ゴジラの息子

身長:1.6〜20m

体重:200kg〜5,000t

出身地:昭和版ではゾルゲル島、FW版だと富士山中

必殺技:リング状の熱線、放射熱線

 

 ゴジラの同族の幼体とされている温和な子供怪獣だが、昭和版もFW版も「一体誰が産んだのかは一切不明」で、映画に登場してない別の個体のゴジラが産んだのか、ゴジラになる前の生物が産んだ卵が放射能の影響で怪獣の卵になったのか、ファンの間では色々な考察や解釈がされるも、結局本当の事は分からない。

 

 口からゴジラと同様に「放射熱線」を吐けるのだが、最初は練習不足な為にリング状の放射火炎たる「リング熱線」を発射する。

 

 

 

ブラックキング

 

「はいど〜も〜ブラックキングです〜!」

 

別名:用心棒怪獣

身長:65m

体重:6万t

出身地:ナックル星

必殺技:強烈な頭突き、ヘルマグマ、フルパワーヘルマグマ

 

 『帰ってきたウルトラマン』において、ウルトラマンジャックの抹殺及び地球の侵略を目的とするナックル星人が連れてきた狂暴な怪獣。

 元から強力な怪獣ではあるが、ナックル星人による対ウルトラマン用に特別な訓練が施された個体は、ジャックのあらゆる技を回避・防御するほどに強くなっている。

 

 その後に登場する個体も、ナックル星人との有無に関係なく強豪怪獣として立ちはだかるが、その中でも異彩を放つのが『ウルトラマンギンガ』に登場したスパークドールズのブラックキングで、礼堂ヒカルが初めてウルトライブし、ぐんぐんカットで変身したシーンは印象的。

 

 主な武器はとにかく強力なフィジカル面の強さと溶岩熱線(又はマグマ光線)である。

 

※因みにこの小説では、熱線状に撃つタイプが「ヘルマグマ」で、光弾状に撃つタイプが「フルパワーヘルマグマ」という事にする。

 

 

 

サンダーダランビア

 

「ど〜も〜サンダーダランビアで〜ッス!」

 

別名:超合成獣

身長:40m(※)

体重:4万t

出身地:不明

必殺技:放電攻撃

 

※今回登場した個体は65m。

 

 スフィアが火星地表の岩盤や砂などの地表物資と同化して作り出した合成獣「ダランビア」が、一度倒されて強化再生した「ネオダランビア」の亜種である。

 全体的にネオダランビアに酷似しているが、顔の中央に眼が1つ増えて5つになり、口には鋭い牙が生え、手は爪を持つ五本指に、そして最も特徴的な部分として背中と胸にコイル状の大きな発電器官の突起がある。

 

 『ウルトラマンギンガ』に登場した個体はスパークドールズだったが、今回登場したのはバド星人が惑星ボリスで捕獲したネオダランビアを強化改造した個体である。

 

 また、元のネオダランビアが身長が65mで体重は6万5000tなのに対して、公式のサンダーダランビアは身長が40mの体重が4万tと何故か小さくなっているが、今回の個体は原種とほぼ同サイズである。

 

 

 

バド星人

 

「私はバド星人、宇宙の帝王だ!」

 

別名:宇宙帝王

身長:2~40m

体重:80kg~5000t

出身地:バド星

武器:宇宙メリケン、光線銃

 

 宇宙の帝王を自称する尻頭の宇宙人。

 大層な肩書きをしているが、実際の所は戦闘力・知略共にとても釣り合うものではなく、どう見ても弱い

 

 初登場の『ウルトラセブン』では、嘗て地球が火の玉だった遥か昔に太陽系を訪れ、自分達以外の知的生物が存在する事を許さないという理由で、冥王星の文明を滅ぼしたとされる………が、あれは多分バド星人が付いた「嘘」かもしれない。

 戦闘は主に肉弾戦で、他にも岩を投擲したり宇宙メリケンを装備して殴打したりするが、セブンは光線系やアイスラッガーを使わず肉弾戦であっという間に倒している事からも、その弱さが伺える。

 

 

 世界よ、これが宇宙帝王(尻頭宇宙人)(笑)だ!!

 

 






●火炎噴射

 本来は昭和版ガメラの必殺技だが、設定状は平成版ガメラも使用可能で、関連作品では使用しているらしい。

 現時点での威力はプラズマ火球よりも劣る分、持続的に噴射し続ける事が可能。



●両腕を引っ込めて炎をジェット噴射

 四肢のいずれかを甲羅に引き込み、プラズマエネルギー噴射口から炎をジェット噴射させて攻撃する。

 設定状で存在する技「バーナー」だと思えば分かりやすいですが、設定状では長大なエネルギーの剣を噴出させるのに対し、今回は単に勢いよく噴射した炎をぶつけただけ。



●治癒を促進し有毒物質の侵入を防ぐ鱗粉

 これは厳密にはモスラの能力ではなく、アニゴジ三部作で登場したフツアの鱗粉による効果。
 バトルナイザーの力によって、モスラ・レオの能力が向上して使えるようになり、更にはフツアのとは比較にならない効果を持っているので、あっという間に傷が完治する。



●ミニラとザンドリアス

 最初は特に意識していませんでしたが、文字打ちしている間に「ゴジラVSメカゴジラ」におけるベビーゴジラとラドンの関係性と重なったので、ある意味オマージュ的な組み合わせ。



●カウント ザ モンスターズ

 現在のプラトの所持怪獣

1.ゴジラ(1995黒Ver.)
2.モスラ・レオ(グリーンモスラ)
3.ガメラ(G1)
4.ミニラ【NEW】
5.ザンドリアス【NEW】
6.ブラックキング【NEW】
7.サンダーダランビア【NEW】
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