これにて、ゲーム内での第1章が完結になります。
昨日来た時とは違い、門の前の見張りは居ない。
不用心にもほどがあるが今、俺達からすれば好都合。
公園の奥、4人分の気配を感じる。
ラウラは木々や魔獣が邪魔なのか感じ取れないようだ。
まだまだ修行不足だな。
そして、アリサが落ちて草に紛れていた腕輪を見つける。
そのデザインは、彼女がハインツさんから借りたサンプルと同じ。
もはや犯人が此処に潜伏していることは間違いない。
門には内側から錠が掛けてある。
ならば・・・
「五の型・残月」
錠前を一刀両断。
落ちた錠はその辺の草の中に隠しておく。
「行くぞ」
俺の言葉に、3人が無言で頷く。
それを見て、俺は鉄の扉に手を掛けた。
「なんか、小さな石碑があちこちに建ってるね」
「ええ・・・何なのかしら?」
「多分、この地方にあった精霊信仰の名残だろう」
「ラウラの言うとおりだ。本来、この場所は信仰の場だったのさ」
精霊信仰はかつてゼムリア全土で盛んだった宗教に近いもの。
地球で言えば八百万の神とかがそれにあたる。
「今でもここは霊的な土地として御参りとかに来る人もいる」
「「へぇ~」」
「うむ、私の故郷であるレグラムにもそういった人はいるぞ」
そうそう、名残がある地では今でも信仰が残っているんだ。
というわけで石碑に向かって4人で合掌。
無事に事件が解決しますように。
さて、そろそろ動こう。
俺は四次元バッグから幾つかの機械を取り出す。
「それは?」
「自立飛行型相互通信式広域偵察機、通称“ゼクター”だ」
わかる人にはわかるであろう、仮面ライダーカブトの変身アイテム。
カブトゼクター、ガタックゼクター、ドレイクゼクター、ザビーゼクター、ハイパーゼクター他。
但し変身はできない。
偵察機として作ったからな。
なぜゼクターにしたのか? ロマンだよ。
ゼクター達を空に放つ。
カブトゼクターとハイパーゼクターはまっすぐ犯人たちの居る場所へ。
ザビーゼクターは全部で5体。
彼らとガタックゼクターは森全体を捜索する。
犯人達が盗んだものを一ヶ所に纏めているとは限らないからだ。
ドレイクゼクターは俺達のすぐ傍で待機。
他のゼクター達からの通信を俺達に知らせる役目である。
ドレイクは眼の二色の光で会話ができ、他ゼクターから受信した映像を空間に投影できる。
カブトの機能は単に大容量だということ。
つまりより多くの映像を保存できる。
そしてカブト単体で自分で撮った映像を空間投影できる。
ハイパーは撮影機能は無く、代わりに強力なステルスが使える。
当然他のゼクターを隠すのが目的だ。
ステルス中でもゼクター同士の通信は可能。
ザビーは数で攻めるだけ。
広範囲をカバーするためには必須だが。
ガタックは多機能タイプ。
戦闘のサポートにも使えるしフラッシュ機能や単体ステルス、小さいがバリアも張れる。
もちろんサソードもある。
こいつも単体ステルス機能付き。
尻尾の先に高圧電流を流す針がついているため、主に戦闘のサポート用。
忍び寄ってプスリ→感電が基本の使用法。
さて、ステルスまで使ってカブトを飛ばした理由だが、
「証拠として提示する為だ。こっそり奴らの会話を録っておけば自分達しかいないと思って自爆してくれるだろうさ。盗まれた荷物もそこにあれば映像も証拠になる」
「撮影されていることに気付かせないためのステルスね」
そういうことだ。
さあ、俺達も行こうか。
深い森の中、進むこと二十分弱。
俺達はカブトが撮影真っ最中の地点まであと少しという位置まで来た。
奴らとの距離は耳を澄ませば会話していることがわかる程度。
当然、自分たち以外に居ないと思っている犯人達は俺達に気付いていない。
魔導術を使い、空間に干渉。
向こうの音をこちらに聞こえやすく、逆にこちらの声を向こうに聞こえにくくする。
そうして向こうの会話を聞く。
その会話の内容を要約すれば、犯人達は依頼によって盗んだようで、陳情を取り下げなければもっと稼げる、その上報酬まで出ている、依頼人は領邦軍にも顔が利いているが、何を考えているかさっぱりわからないような奴、ということ。
・・・思った以上に複雑かもしれない。
ここにきて領邦軍でも役人でもない第三者か?
どうなっているのやら。
いや、考えるのは後にしよう。
作戦開始。
ザッ! という音が響く。
公園の管理人の服を着た男たちはその音に振り向き、驚愕した。
「っ!? お前、昨日の!?」
「門には鍵を掛けてたはずだ! なんで入ってきている!?」
「きっと突破してきたんだ! そうじゃなきゃこうはなってねぇ!」
「それじゃあ、鍵を掛けてきただけじゃ足りなかったのか!?」
喚く男たちの視線の先には、黒髪の男。
言わずもがな、俺ことリィン・シュバルツァーである。
「トールズ士官学院所属、リィン・シュバルツァーだ。お前達を捕縛させてもらう」
俺の言葉に焦る男達だったが、次第にそれは薄れる。
逆に、男たちの口元には薄ら笑いが浮かぶ。
「へっ、ガキ一人に何ができるってんだ!」
「こっちには最新式の導力銃があるんだぜ!」
「幸い目撃者もいないことだし、殺っちまってもばれないよな!」
「一人でのこのこやってきて、馬鹿じゃねぇの? 覚悟しろよ!」
口々に喚く男達に、肩を竦める。
「馬鹿はそっちだ。もう少し頭は使えないのか? 素人ども」
その言葉に激昂し、銃を乱射する4人の男。
「五の型《無月》」
それを、球殻状になるほどの神速の斬撃でひとつ残らず叩き落とす。
「無駄だ。たとえ
目の前で起こったことに驚愕を隠せない男達。
「ば、化物かよ・・・・!?」
「ハッ、この程度が化物? だからお前らは素人なんだよ。この程度は武術の使い手なら大抵の奴ができるぞ。化物っていうのは息をするように周りを制圧できるような奴を言うのさ」
そう明言する俺も十分化物の条件に合致する。
というわけで軽く殺気を放ち、男達を威嚇。
素人である彼らはもう足が震えている。
ちなみに、このレベルの殺気なら、今ではエリオットも怯まずに立ち向かえる。
その時、ヴォン、という音と共に、男達の背後の盗品の山が結界で覆われる。
回り込んだエリオットが盗品に傷がつかないように結界を張ったのだ。
直後、広場の両横から現れたアリサとラウラがARCUSを駆動。
重力魔法と高周音波の魔法を発動し、男達は倒れる。
今ここに、制圧が完了した。
といっても別に俺一人が斬りこんでフルボッコでもよかったんだけどね。
正直、無駄だらけの作戦だったけど成功したんで無問題。
まぁ、この程度の奴らに失敗する方がおかしいんだけどね。
それはともかく、
「チェーンバインド」
“リリなの”って言えばわかるよね。
鎖を生成して拘束する魔法。
犯人達の足元に魔方陣が出現し、そこから現れた鎖が勝手に犯人達を縛り上げる。
本家は鎖の生成だけど俺の場合は転送に近い。
転送元? 俺の四次元バッグの中。
カブトには撮影を続けてもらってドレイクを手元に呼び寄せる。
映像は映さずにカブトから受信したデータの音声だけを再生。
当然ながら、それを聞いて驚愕を示す犯人達。
「まぁ、今のを聞いて大体理解できたろ? 逃げ場はないぜ。というわけで聞かせてもらおうか。お前達に依頼をした男について、な」
と、そこで知っている気配を感じた。
「・・・ブルブラン?」
「あれ、この音・・・?」
同時に、エリオットも何かに反応する。
それは俺も聞こえた。
「笛の音、か?」
次の瞬間、巨大な魔獣の咆哮。
聞き覚えがある。これは・・・、
「グルノージャ、か?」
そして、こちらに近づく地響き。
「エリオット、結界を強化しろ」
「う、うん!」
結界の色が濃くなる。
「アリサ、ラウラ、犯人達を広場の端へ」
「わかったわ!」
「承知!」
二人が犯人達を引きずって広場の端へ。
そして二人は彼らの前に立ち、構える。
俺は一歩前へ。
そして現れる巨大なヒヒ。
奴は公園を縄張りとする主、グルノージャ。
だが、こいつは森の奥深くに潜み、人が通るこの広場まで出てくることは有り得ない。
この森に何かが起こっているのか、あるいはさっき微かに聞こえた笛の音か。
俺は刀に手を添え-―――
「リィン」
ここでラウラが声をかけてきた。
「何だ?」
「この戦闘、我々3人にやらせてもらえないか?」
「えぇっ!?」
「ラウラ、本気なの!?」
・・・これはどう判断すべきだろうか?
「アリサとエリオットはどうする?」
「「・・・・・・」」
考え込む二人。
だが、やがて二人ともゆっくりと頷いた。
「私はやるわ。いつまでも、貴方に頼り切りになるわけにはいかないものね」
「僕もやるよ。せっかく特科クラスに入ったのに、このまま何もしないなんて嫌だ」
「・・・OK」
魔導術を発動し、エリオットの結界の上から別の結界を張る。
同じ術をもう一つ発動し、今度は縛られている犯人達を結界で守る。
でも、ここで下がるのは御免だね。
「せめて初撃くらいは入れさせてもらうぜ!」
前に向かってダッシュ。
グルノージャが反応して前足を振り下ろす。
しかし、その勢いを逆手に取り、体術奥義・一本背負い。
後は3人に任せ、俺は跳躍して犯人達の元へ。
「ば・・・化物・・・」
「・・・死にたいか?」
「「「「ヒィッ!?」」」」
そんなやり取りは置いといて、
「ヘイスガ、リホイミ、レジスト、バイシオン」
補助魔法を3人にかける。
加速、時間回復、状態異常防御、攻撃強化。
「危なくなったら俺がやる。思いっきりぶつかってこい!」
「ええ!」
「うむ!」
「うん!」
3人は、ようやく起き上がったグルノージャに向かい、そしてラウラが地を蹴った。
俺は周囲にいる取り巻きに対して魔導術を行使する。
「バオウ・ザケルガ!」
時間にして11分。
撃退完了。
3人とも大きな怪我もなく、俺はあれ以上手を出さずに済んだ。
「ケアルガ」
回復魔法を使って3人を癒す。
「お疲れ。どうだ、何か掴めたか?」
俺の言葉にはラウラが頷く。
「うむ、いい経験になった」
「そうか。なら良かった」
そんな俺達に対し、犯人達は安全に腰を抜かしている。
「な、なんなんだよこいつら・・・」
「リィンだったら一人でも秒単位で終わるよ?」
「「「「・・・・」」」」
エリオットが放った言葉に絶句する犯人共。
まぁ、さっきもバオウ・ザケルガ使ったし、嘘だと笑い飛ばすことなんてできないだろうさ。
見た目に反して腹黒い彼がしてやったりと笑ったところで、ホイッスルの音が。
同時に、こちらに向かってくる複数の足音。
この気配、領邦軍の奴らだな。
「居たぞ!」
「取り押さえろ!」
隊長の号令に従い、領邦軍兵士が取り囲んだのは、なぜか俺達。
「なぜ我等を取り囲む?」
「口答えするな!」
「学生とはいえ容赦はせん! おとなしくしろ!」
ラウラが発言するも、理由を言う気すらないようだ。
「一つだけいいか? 隊長さん」
「なんだ? 言ってみろ」
少なくとも隊長は話を聞く気だと。
「来たばかりで士官学院生をいきなり取り囲むなんて、正気とは思えないけど?」
「ふん、そこに転がっている彼らがやったとは限らんだろう? 可能性として、君達がやったということも十分あり得るのではないかね?」
「ってことは彼らがやった可能性もあるってことだよな? それなのに、取り囲むのは俺達
「既に彼らは縛られているだろう? それに、既に縛られているということは君達が彼らに通報されないために縛り上げたのではないかね?」
うわ~、理論としては滅茶苦茶だぁ。
「言いがかりにもほどがあるわよ・・・」
「誰かに聞かれたら終わりだよ? わかってるのかなぁ?」
そんなアリサとエリオットの呟きは、小声ながら聞こえてしまったらしい。
「ふん、ここには我々以外に誰も居ない。何を言ってもバレなければ問題ではないのだよ」
「あ~、堂々と言っちゃってくれたところ悪いけど、全部録音してるよ?」
「何っ!? ・・・ならばそれを出してもらわねばならんな」
・・・めんどくさい。
「そいつは断る。当然だろう?」
とりあえず、魔導術を発動。
俺達と領邦軍の間に円柱状の結界を張る。
驚いた領邦軍兵士の一人が撃つが、結界に阻まれる。
次に、上空に向けて一発魔力弾を放つ。
その魔力弾が森を上に抜けた時、空間に波紋が広がった。
そのまま、魔力弾は上へと突き抜ける。
魔力弾が見えなくなった後、黒い雲が集まり始めた。
「な、なんだ・・・!?」
「リィン、今度は何をしたのだ?」
領邦軍隊長とラウラの言葉には答えず。
集まった暗雲は俺達の真上を中心に渦を巻く。
そして、雲が蒼い雷を纏う。
更に・・・
『ガルロオオオォォォォォォ――――――・・・』
渦の中心から巨大な蒼いバオウの頭部が出現した。
「ヒ、ヒィッ!?」
「ば、馬鹿な・・・!? なんだこれは!?」
「正当防衛だ。悪く思うなよ」
怯える野党に驚愕する領邦軍隊長。
俺達と商品の結界を解く。
「あ、そうそう。言い忘れてたけど足元注意な」
『え?』
ガヅン!
「「「「「「「ぬべらっ!?」」」」」」」
ポンッ
何が起こったか?
地面から突如突き出した鉄の棒に股間のアレを思いっきり打ち付けられたんだよ。
棒の先は丸めてあるから安心しろ。
で、その後の音は上空のブルーバオウが雲ごと消えた音。
消えるときにナルトでよくある白い煙を出して、な。
俺達は領邦軍の包囲網から離脱、と。
「うわぁ・・・えげつない・・・」
「見ているこっちが怖くなってくるわよ」
「うむ、いくらなんでも、これは、なぁ・・・」
「潰れてはいないはずだから問題ない」
暫く痛みはあるだろうけどな。
「いずれにしろえげつないですよ、リィンさん」
「お、クレア、久しぶり」
「ええ、お久しぶりです」
そう言って若干引き攣りながらも笑みを浮かべたのはクレア・リーヴェルト。
彼女の背後には鉄道憲兵隊の面々。
全員もれなく顔が引き攣っていて、男性陣は股間を手で押さえている。
「どの辺から見てた?」
「この現場を見たのは丁度地面から金属の棒が突きだした瞬間からですね」
クレアが苦笑しながら教えてくれた。
「ねぇリィン、この人達って鉄道憲兵隊だよね? その水色の髪の人とは知り合いなの?」
「ああ、彼女はクレア・リーヴェルト。鉄道憲兵隊の纏め役だ。階級は大尉だね。『
異名のせいで氷のような冷たい人とか思われることが多いけれど、そんなことは無い。
むしろ温厚で親しみやすい人だ。
常に敬語なのに堅苦しい感じがしないのもこの人の特徴というべきか。
「「「へぇ~」」」
「なんか、リィンさんに言われると少し気恥ずかしいですね」
クレアが何故か顔を赤くしながら言うと約2名の視線に棘が混じった。
これ何度目? 解せぬ。
「でもまさか、リィンさんが特科クラスになるとは思いませんでした」
「ああ、聞いたか。誰情報?」
「ミリアムちゃんです」
「そうか、おかげさまで楽しく過ごせてるよ。ありがとな」
「いえいえ、礼には及びませんよ」
ここで会話を切り、疑問符を浮かべている3人に向かって言う。
「俺がトールズに入ったのは、クレアが勧めてくれたのがきっかけなんだよ」
3人も納得したようで、んじゃあそろそろ・・・
俺がクレアに視線で促すと、彼女は俺の意志を汲み取って頷く。
「ケルディックは鉄道網の中継地点に該当する為、そこで発生した事件には我々にも捜査権が発生します。なお、我々の調査でこちらの学生たちが犯人ということが有り得ないことは、既に裏付けをとっています。よって、貴方達の捜査は不適切と判断し、以降の捜査・処理は我々鉄道憲兵隊が行います。何か意義はおありですか?」
「ぐ、ぐぬぉぁ・・・」
反論の余地もなく、股間にも余裕が無い領邦軍隊長は、ただ呻くのみ。
数分後、漸く立ち直った領邦軍は無言で立ち去って行った。
「おい、待てよ! 話が違うじゃねえかよぉ!」
そんな窃盗犯の言葉に、彼らには答えるだけの余裕などなかったのだ。
「ところで、さっきの蒼い雷の龍ですが、あれほどのエネルギーをどう処理したんですか? 撃たずに消したらしばらく影響は残るはずでしたよね?」
「ああ。あれ、ただの幻術。フェイク目的なのに本物は使わないって。安心しろ、ケルディックからは見えていないから。森のすぐ上に膜張っただけだし」
「あれ? ってことは・・・」
「魔力弾は途中から映像に切り替わってたってこと。波紋が広がった時に膜ができたのさ」
「そうでしたか。さて、皆さんにも事情聴取をしたいので、時間をとられるかもしれませんが、ケルディックまでご同行お願いします」
事情聴取を終えた頃には、もう日が傾き、辺りがオレンジ色に染まっていた。
「少し時間がかかりすぎましたね。すみません。特別実習の課題は大丈夫でしょうか? もし必要でしたら、私から学院の方に謝罪を入れさせていただきますが・・・」
「え・・・? なんで特別実習のことを・・・?」
クレアの言葉にアリサが戸惑う。
「課題の方は全て済ませてある。そこは安心してくれ」
「流石リィンさんですね。アリサさんの疑問への答えですが、我々鉄道憲兵隊や各地方を預かる領主達、それに皇族の方々には事前に関連事項が伝えられているんですよ」
「そうだったんですか・・・」
クレアの説明に、アリサは納得したようだ。
「既に元締め以下太市の纏め役の方々には話しましたが、ケルディックには暫く憲兵隊員が常駐することになりました。領邦軍の方々とは衝突することが無いように配慮しつつ、治安が安定するまで介入を続ける予定です」
一通り説明し終え、彼女は話を変えた。
「ところでリィンさん、来週の日曜は休暇をもらっているんですが、一緒に夕食でもどうですか? 最近、バリアハートにおいしい高級レストランができたんですよ」
「へぇ~、いいね。OK、なら来週は空けとくよ」
「「っ!?」」
なぜかアリサとラウラが過剰反応した。
ここで、なぜかアリサとラウラを見るクレア。
彼女の目に好戦的な光が見えたような気がした。
・・・気のせいだよな?
「ふふ、アリサさん、ラウラさん。負けませんよ?」
「同じ言葉を返させてもらいます。ラウラにもね」
「うむ、当然私も負けるつもりはないぞ」
なぜか火花を散らす3人。
ちょっとちょっと、どうしてこうなるのさ・・・。
この後、サラ教官が来たのでリィン達はトリスタに帰還しました。
次回はクレア大尉とのお食事デート、なのですが・・・。
上手く書けないのでまだ未完成。
来週の投稿は難しい状況です。
なので話が完成次第投稿ということになります。
食事デート以外にも帝都でのエリゼとのイベントやケルディックにてアリサ&ラウラとのイベントも盛り込む予定です。お楽しみに。
それでは、いつになるかはまだわかりませんが、また次回で!