+i(プラスアイ)   作:RKtomousumono

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セリフはニュアンス寄せて違ったりします。


プロローグ "化物"

『やぁやぁ才能の原石共・・・お疲れのようだがこの程度なら世界一のストライカー等夢のまた夢だぞ。特別にお前らには一号棟の"外れ値"・・・チッ。なぁコイツ今からでも外せ・・・「いいからやれ」って?はぁ・・・一号棟の"外れ値"・・・いや、この"青い監獄(ブルーロック)"の301人目(虚数)をお見せしよう』

 

そう言って画面に映ったのは青い監獄(ブルーロック)内の練習場所。

全身青タイツの顔にBLのマークが印刷されているKPと、激しくゴール前を動くDF代わりのマネキンが複数映されていた。

 

ビーッ!

 

ゴールを知らせるブザーが、ボールがネットに当たる音とともに響く。

 

ビーッ!

 

カメラが引き、ゴールからしばらくの距離に立つ人影が映った。

 

ビーッ!

 

そいつに飛んでいくボールは縦横斜め不規則な回転、或いは無回転、乱雑なスピードで、あらゆる方向から飛ばされていた。

 

ビーッ!

 

そいつはそのボール全てを、ゴールから視線を外さずに左足で回転を殺し、

 

ビーッ!

 

右足のかかとで蹴り上げて、左足で的確に隙間に叩き込んでいた。

 

ビーッ!

 

画面右上に表示されたカウンターは『026/300』、左上の残り時間は『00:87:50』を示していた。

 

ビーッ!

 

274位。入寮テストに体力テストを経てある程度把握した限りだと優秀であるこいつらが最底辺でいることを信じられなかった自分が恥ずかしい。

 

ビーッ!

 

着地点は、ズレることは無く、狙う位置による変化以外シュートフォームにブレは無い。

 

ビーッ!

 

カメラがそいつに寄っていく。どんな顔をしているのか、少なくともこの部屋にいる全員が画面に食いつく。

 

ビーッ!

 

思い切り頭を殴られた(・・・・・・・・・)

そう錯覚するほどの衝撃が俺の頭に奔った。

視線をゴールに向けていたのではなく、顔をゴールに向けていただけだった。そいつは、画面の先にいる化け物(ストライカー)は、

 

・・・目を開けてすらいなかった。

 

俺たちの驚愕を知ってか知らぬか、カウンターが「104」に達したころ、画面内の化物は溜息を吐いた。

 

『おいジャンクフードアンドサッカージャンキークソメガネ野郎こと絵心甚八またはクソ叔父』

『長い。黙れ。どうした』

『飽きた。刺激』

『ほら』

『・・・ッ!誰が物理的刺激って言った?その貧相で未使用なポ○○ンにスワローシュート叩き込むぞ』

『ダイレクトでスワローシュートをゴールにどうぞ』

『とりあえず採用・・・でも対面したらぶっ殺す』

『逆脚縛りは続けるんだな』

 

あろうことかこいつはこの狂気じみた練習を"退屈"と一蹴し、さらなる刺激を求めた。

地面スレスレを飛んだかと思ったら急上昇するシュート(これがスワローシュートなのだろうか)を目を瞑って左足で蹴りながら、続ける。

俺が、その化物(ストライカー)に出会うのは、少し先の話。

蜂楽に関して(詳しくは第六話あとがき)

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  • ②パターン
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