【転生先に宇宙世紀はやや地獄】せや!死にたくないなら先に思念体になれればいいんや!【UCおじさん】 作:有機なす
お風呂入っていたら突然思いついた、シュウジ=抑圧されたマチュの多重人格説を採用しています。解釈違いの方はご注意ください。
「ねえミント、今度ウチに男装して来てくれない?」
また倒錯的な何か思いついたのかな。
「いいけど、どんな格好がいいの?」
※ミントに対して男装という単語への突っ込みがない元ミントの部屋な同棲部屋
「うーん、まじめっぽいスーツ? ちょっとチャラくてもいいかな。なるべく男っぽい髪型とセットをリクエストします」
「お安いご用だよ。だから……その、せめて今日は優しくして欲しいな」
「だぁめ。私はミントの鳴き声大好きだから。可愛い声聞かせてね」
お尻をなで回していたマチュの指が本来ものを入れるところじゃない場所へと、にゅるんとうなぎか蛇のような慣れた手つきで入ってくる。
「ちょっと、あっ、いきなりやめて、やぁー!」
数日後、ユズリハ家のリビングでは緊張が漂っていた。
原因はボクだよ!
いやボクなんだけど、何かのプレイかと思って格好良さ重視のガラつきYシャツにノーネクタイでブランドスーツって姿で来たら、マチュちゃんのお母様がいらっしゃるのだけど!?!??
「それで、アマテ。お母さんに仕事休んでも伝えたい大事な事って……その、そっちの彼氏……彼女さん? どっちかしら。そのかたの事?」
マチュママさんは緊張半分困惑半分。彼氏……なの、かなぁ??? なんかもてあそばれたり遊ばれたり玩具になっていた記憶が大半なんだけど?????
男装して髪型も上でまとめたサイドテールで男っぽくしたけど、可愛くてごめんね☆ これは譲れない性癖だからね!
マチュと隣り合ってマチュママさんとテーブルの対面に座っているのだけど、それはそれとしてマチュちゃんがママさんに見えない位置だからと、手を伸ばしてボクのお尻揉んでセクハラするのやめて欲しいな!
「うんそう。ジュンちゃんはうちのガッコのセンセなんだけど、男の子なのに可愛くてムラっとしたから友達と一緒に襲っちゃいました。こういうのは逆れーぷだっけ? それでわたしと友達両方とも赤ちゃんできちゃいました。来年には生みます!」
マチュちゃんが振るった明るい口調の言葉の暴力で、マチュママが宇宙猫顔になった。
それとボクにも言葉の暴力の流れ弾で、ざっくりと刺さった。
……うん、まあ、そうだよね。ボクも初耳だったけど、あれだけヤられていたらデキちゃうよね。
「落ち着くのよタマキ。悪い冗談かもしれない………しれないわ」
お、すごい精神力だ! マチュママはお茶のカップを持つ手が震えているけど、理性で抑えて自己暗示も入れて自分を落ち着けている!
おっと、お茶でも足りなかったのか深呼吸も追加した。修羅場慣れしているね!
「―――すぅ………はぁ………生活はどうするの?」
「うーん。このままガッコいって、ママみたいな職場行くのが収入的にはいいんだけど、荒くれな仕事場でもいいから、子供と一緒にいる時間を長くとれる仕事がいいんだ!」
マチュママがショックを受けた様な顔になっている。
そうだよね。マチュちゃん、ボクと仲良くなるまで人気はあるけど孤独だったから。ニャアンちゃんとも仲良くなってからは笑顔も多くなってきたけど。
「パパやママが応援してくれない時に備えてこれ! 理解のあるシャチョウさんのところでバイトしながら、資格獲りました。モビルスーツの操縦技能免許と、モビルスーツ宇宙作業免許、モビルスーツ無重力作業免許、そしてジオンとサイド6認定の小型と中型宇宙輸送船の運転免許。ちょっと荒くれな仕事になるけど、子供1ダースくらいつくってジュンちゃんと友達と食べて暮らすには十分です!」
そういって愛用リュックからテーブルの上にずらずらと取り出した免許証の数々。
マチュちゃん、天才肌だから資格取るの上手いんだよね。
知識系の資格試験でも、実際に動かしたり作業したりする技能試験でもすらすらと取っていくから、努力家のニャアンちゃんが何度か不合格してる中一発で取っていくから、ジト目で見られていたっけ。
マチュちゃんは足りない部分をギラギラから知識や経験を引き出した上で自分の力にしているから、一年戦争の元エース古参兵(参考相手:0083ノイエン・ビッター、0079ノリス・バッカード)相手にモビルスーツの操縦も白兵戦でも射撃戦でも普通に戦えるくらいに強いし……。
「………えっと、その。こんな娘でごめんなさいね」
マチュママの表情が宇宙猫から色々と諦めた悟りの表情になってきた! そしてボクに謝られた!
「刑事事件にしないで頂けないでしょうか……その、できれば示談に。こんな子だけど、自分の娘なので、なるべく刑務所送りにはしたくないのです」
わお覚悟完了な顔になった。
お願いしたら巨額の負債でも薄い本案件でも引き受けてくれそうだ。熟女系の連中に見られていたらうるさそ……
『抱け! 抱けっ! 抱けーっ!』
名無しの宗主『ボクの配信ではご禁制の熟女系ノスタル爺だ、連行しろ!』
『アイアイサー!』
「こらアマテちゃん、何言ってるんだろ? みたいな表情しない! めっ! ……えっと、アマテさんはかわいがっていた生徒だったから、ボクとしてもおおごとにする気はないので」
「本当ですか!?」
マチュママが希望に満ちた表情になった。マチュちゃんのお母さんだね、プライベートだと表情の変化がはげしいや。
「アマテの学校の先生だったでしょうか? あの学校に入れるのだから……その、ご実家は? こんな娘だけど未婚の母はなるべく避けたいのですが」
「これでも成人しているのでご安心を。イザという時は実家(ギラギラのろくでなし達)と縁を切る事も考えています。アマテさんが可愛いからと可愛がりすぎそうなのが心配なくらいですが(ギラギラ連中にマチュちゃんと愛されて別スレが立っている事実)……こちら、学校の外向けの名刺です」
「しっかりされた方で安心しました。そうよね、アマテに落ち着きがないなら早く身を固めさせるという手もあったわね………………地球の極東コーポレーション総帥????? その、この名刺はご冗談ではなく?」
「はい。とはいえサイド6で教師ができる程度のお飾りですが」
「どうか、どうか娘の命だけは! 私と夫の命で償えるならそれで! ちょっと、あなた! 外交上の重大インシデント、原因はうちの娘よ!」
マチュママ、ノータイムで地面に跪いて綺麗な土下座したー!?
そして土下座して床に額をつけたまま電話してるのって、マチュパパ!? いや普通ならそうだけど!
いやウチは確かにカルト系暗黒メガコーポだけど!?!?!? ちょっと地球連邦政府やサイド3政府に軍関係ともべったりだし、実際ウチの両親とかもそれで事故死して貰ったけどさ!!!
……うん、マチュママの反応も納得だね。
マチュママの必死の姿を見て、マチュちゃんも混乱した猫みたいになってるね。
何がいけないの? えっ? みたいな感じでボクとマチュママを交互に見てる。
「あのね、マチュちゃん。普通のおかあさんはね、噂だと暗黒メガコーポの総帥、ボクは若いから若様かな? 娘が若様を手籠めにしたらそういう反応になるからね!」
「……そうなの?」
うーん、この、魔猪!
『悲報:魔猪、何も理解していない』
『吉報:魔猪はやっぱり魔猪だった』
『マチュちゃんの天然具合がたまらない。マチュちゃんウォッチ用専スレが一瞬で埋ったんやが』
「そうなの! その、頭をあげてください。アマテさんのお友達と一緒にこれから家族としてよろしくお願いしますね、お義母さん」
土下座してたマチュママの前に座り込んで、体を起こして正面から座り……えっと、落ち着かせるなら、とりあえずハグだよね!
「………その、もう一回言って貰っても?」
マチュママが信じられないような瞳で訪ねてくる。そういう事ならお任せください、これでも熟練のカワイイなんですから!
にぱっと無邪気な笑顔を浮かべて、明るく声をかける。
「これからボクも家族になるから、よろしくね。ママ!」
「……………(悟りの境地に至ったような穏やかな笑み)」
「ああっ、ママが鼻血だした!? ジュンちゃんのスーツ生地が天然ものなせいで血とか汚れ落とすの大変なのに!?」
「ちょっと、鼻血だけじゃなくて。何か意識まで薄れてない? これボクが悪いの!?!?!?」
この後かけつけてきたマチュパパと一緒に救急搬送した。
そして搬送先で自己紹介&事情説明したらマチュパパも倒れて入院する事になった。
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「うーん、久しぶりに平和だなぁ……」
とある日の午前中、ボクは鉄道ステーションの大きな駅の前、人気カフェの外にある席に座ってくつろいでいた。
太陽、コロニー内なので疑似太陽だけど、それが黄色く見える以外はとても元気。
保健室は代理の臨時保険医(俺達宇宙界曼荼羅の一人、某マブでラヴな香月博士みたいな外見と口調のTS転生者)に任せて、休暇を取っているんだ。
「上のソドンはどうしようかなぁ……今度くる錆子先生と会談する時に根回ししてあげないとね。仮面の人はこっちに引き戻してから、欲しい人にあげた方が平和に終わりそうだなぁ」
マチュちゃんは学校に。ニャアンちゃんは焼け野原ヒロシ君のところで仕事中。
部屋にいるとふいに帰ってきたどっちかに襲われそうだから、駅前でカフェオレ(ミルク特盛りのとても甘いもの)飲んで休憩していたんだけど。
「くんくん」
賞金目当てにクランバトルを続けているマチュ&ニャアンコンビが参加していた、前回の準決勝動画を見ていたら、なんか通りすがりの作業服姿をした女の子にすごい臭いをかがれています
最初は目がとまって、次に空気の臭いをかいで、徐々にボクの方に近づいてきたら指先、手首と……
「はすはすはす」
首元、耳の後ろまで臭いかがれてる。さっき念入りにシャンプーしてきたけど、変な臭い残ってないよね???
「ぺろぺろ」
「やんっ!」
急に首筋舐めてきたよこの子!? 猫かな、そして変な声出ちゃったよ!
「ねえねえ、ボクはドゥ。あなたはおねーさん? それともおにーさん?」
首をかしげて聞いてくる。
「おにーさんだよ!」
『返事力強っ』
『あーあ、出会っちまったか。スレンダー儚げまったいら体型のちょい不思議ダウナーロリ。宗主ニキのドストライクだ』
『宗主ニキ、マチュちゃんとニャアンちゃんにからまれとるから勘違いしやすいんやが、ストライクゾーンは年齢層低めペドやや手前ロリやからなぁ……』
「……そうなんだ。ねえ、お名前教えて」
「えっと……ミントって呼んでくれる?」
『おっ、宗主ニキが遊ぶときの偽名つこうた。これはやるか?』
『さすが鬼畜なカルト宗教の首魁! やるときはやるっ! そこに痺れる憧れる! ろくでなしぃ!』
「……これはあたりかな。ちょっと試させて」
「やぁん!」
あっ、何いきなり、えっ!?????
『隣に座ったと思ったら、ワンピースの裾に手を突っ込んで宗主ニキの宗主ニキ(おつかれ状態)を弄っとる?』
『なんや??? ワイら何を見せられてるんや????』
『えっ、まさかの痴女ロリ??? マチュちゃんやニャアンちゃんといい、サイド6未来に生きすぎじゃない???』
『まって??? なんでロリのポケットからオナーでホールなピンクグッズ出てくるの?????』
『流石に周囲が止め……おっと、苦労性っぽいお兄さんがカバーに入った。そしてロリにもてあそばれとる宗主ニキがエロいので ○REC』
『○REC』
『○REC』
『○REC』
『玩具で盛り上げた後に、作業着の前開いてまな板パイ○キ!? なんだこのロリ???』
『カバーに入っとるお兄さん困惑しとるで? いやなんやこれ???』
『あっ、責められすぎてぐったりした宗主ニキがロリにハイエースっぽい車に連れ込まれた。これはハイエース(ネットミーム)や!』
『扉閉まる前に宗主ニキがいやがり系の悲鳴上げていた。これは芸術点高いな!』
「……誘拐までして、ボクをどうするつもりなのかな」
突然ハイエースされて、気がついたら倉庫みたいなところにいた。
そこそこの広さの殺風景な部屋。後ろ手に縛られて椅子に座っている。
前にはうっきうきの表情のかわいいロリ。いや誘拐犯。
「あのね、ボク達の運命の人に出会えたから連れてきたんだ」
「うん? ………達?」
「そう、ボクの名前はドゥー・ムラサメ。ムラサメ研究所の強化人間でサイコ・ガンダムのパイロットだよ!」
「??? ……えっと、そのパイロットがどうして誘拐を?」
「あのね。お兄さんはボク達、サイコ・ガンダムの心臓に選ばれて、起動実験中に思念の出力が足りなくて人柱になって、今はサイコミュの中で意識だけになっているたくさんのボク達。その救いの結晶なんだ」
「ううん、もうちょっと教えて?」
「ボク達サイコガンダムの心臓になる強化人間は、みんな一つの事でとらわれているの。旧タイプ達は苦痛とか絶望でまとまっていたけど、そんな不安定なもので繋がるのを止めたのが新タイプのボク達―――そう、カワイイ男の娘で甘い体臭をしたマゾ気質の年上だけど幼く見える、あまあまマゾ責めをされて口ではイヤイヤ言うけど体は受け入れてしまう兄さんを求める性癖で繋がった、ソウルシスターズ(魂の棒姉妹)シリーズの救いだよ!」
「??????? ………はっ」
名無しの宗主『たしかムラサメ研にはウチの資本入れて研究者も入っていたよね??? 怒らないから名乗り出よう??????』
『その……ノリノリのワイらが12人ほど。首魁は汚い真田ニキです』
名無しの技師『いやその……苦痛で雑に消費されていく幼女達が可愛そうだったので、性能の向上と安定、そして稼働時間を超えた通常の軍人と同じほどのパイロット寿命を兼ね備えた、性癖複雑骨折シリーズを作りました。正直宗主ニキにエンカウントするとは思わなかった。すまんと思っている』
「くふふ、ギラギラの人達と秘密のお話は終わった?」
「………えっ?」
『パターンオレンジ! オギャバブランド有資格者、甘やかしてくれるママです!』
『俺ら宇宙界曼荼羅への接続を確認! 10人の性癖複雑骨折思念体と融合した11人分の魂質量を持つ同方向の性癖を束ねたママだ……やばいで!』
「いっぱいヨシヨシしてあげるね。わたしのカワイイお兄ちゃん」
「やっ……いやっ、こないで! ボクがボクでなくなっちゃう!!」
その日の夜、低い重低音を倉庫に響かせて、操作もされていない核融合炉が稼働をはじめ、サイコミュから緑色に発光する変異ミノフスキー粒子をまき散らしながら、サイコ・ガンダムが起動した。
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夜、コロニーの夜空にメガ粒子の閃光が舞い踊り、コロニーの地面が振動して非常用のサイレンが鳴り響いた。
「―――来たか」
「これ何? 何か知ってるの!?」
野原リサイクルの事務所、業務が終わり帰路につこうとしたマチュとニャアンは社長に引き留められていた。
「はい! テロリストが大型モビルアーマーを使ったテロを起こしました! こんな状況だし、逃げるにも立ち向かうにもモビルスーツが必要になるから、どのみち戻ってくるなら時間の無駄になると思って引き留めていたんです」
驚くマチュに明るく答えるのは赤髪の体格がいい社長夫人。
「なんで落ち着いているんです!? 早く逃げないと!」
「連絡を待ってる―――来たな」
モビルスーツの格納庫の方を見て声を上げるニャアン。そこに通信音が届き、社長のヒロシ・ノハラがボタンを押すと通信ウィンドウが開いた。
『はろはろー。通信先これであってる? あ、お姉ちゃん達がいるからあってるね。おねーちゃん達みてるー? ボクはサイコ・ガンダムのコックピットで、お姉ちゃん達の大事なお兄ちゃんにいたずらしちゃってますー』
通信ウィンドウに出たのは白髪の少女。
そしてミントと名乗っている保険医が少女の手で弄ばれ、淫らな嬌声をあげていた。口ではいやがっているものの、明らかに快楽に染まった声。
そして大きく膨らんだ股間のものが少女の手によって、白い液体を溢れさせている。
それを見た社長は『あーあ』といわんばかりの苦い顔で顔を押さえ、社長夫人はゴツい機材を素早い手つきで接続し超高画質で撮影をはじめていた。
『仕事が終わったら、このままお兄ちゃんを地球に連れ帰るね? ネチネチしているだけのお姉ちゃんや、乱暴なだけのお姉ちゃんより、ボクの方がお兄ちゃんを気持ちよくできるしねー? なにゲーツ、さっきからうるさいよ。こうやってねとりの王道を踏まないと、お兄ちゃんがギラギラ経由で逃げちゃうからやってるの。ちゃんと仕事はするからいいでしょ』
「………ニャアン。いくよ。いい?」
「いく。いって、取り戻して、ミントをわからせる」
マチュとニャアンは赤く染まった瞳でうなずき合い、そして走り出した。
「ジークアクスだとだめ、今の状態だとキラキラの手綱を握りきれないし、何よりパワーが足りない…っ! ニャアン、そっちは!」
「起動してリミッターも解除した! 赤いガンダムは!?」
「だめ! さっきゼクノヴァを起こして消えちゃった。もう戻ってこないかも」
「なら……こうして、こう!」
「ナイスニャアン!」
ニャアンがコックピットハッチが開いたままのギャプランでジークアクスを持ち上げると、ジークアクスをミント専用機で、まだ起動したのを見たことがないケンプファーカスタムに叩きつける!
格納庫の中に破砕音が鳴り響き、ジークアクスとケンプファーカスタムの装甲や表面モジュールが砕け、内部構造―――ジークアクスのオメガ・サイコミュとケンプファーカスタムのサイコ・フレームが物理的に接触し。
「起きろ、ガンダムっ!」
ぴょんと軽く跳躍し、ぶつかり合ったモビルスーツの肩まで飛び上がったマチュが瞳に宿る赤い色を濃くすると同時にパン!と両手をたたき合わせると、マチュを中心に赤い光が広がり、二つのモビルスーツが融合して角が生えたガンダムフェイスのよりマッシヴになったフル・サイコフレームのケンプファーという奇妙なひとつのモビルスーツになり。
「ニャアン、これでもまだ弱い! あれに勝てないから手を貸して!」
「うん、一緒にいこう!」
肩に乗ったままモビルスーツを動かしたマチュ。引きつるような動きをしてニャアンのギャプランと手をつなぐ。
「あれと対抗できるところまで跳ぶよ、せーのっ!」
手をつなぎ合ったモビルスーツとそのパイロットの少女達が赤い光と共に倉庫の中から姿を消した。
―――
街を破壊しながら進むサイコ・ガンダムの前に、赤い粒子で構成された渦が生まれ。
その渦が広がると、周囲を破壊しながら空間が歪み、その歪みから巨大な腕が『グシャァ!』と空間を歪みごと破壊して出てくる。
「あはっ、やっぱりお姉ちゃん達きたね!」
周囲の空間を破壊しながら出てきたのは、サイコガンダムよりもなお巨大なサイコ・マシン。
サイド6の外に停泊し、その機関部になっていた魔竜宗の本尊。
ギラギラと呼ばれる閉じた精神宇宙の中心、サイコ=ボサツだった。
「ドゥ! なんか名前わかったから呼び捨てにするけど、私達の男を返して貰う!」
「私達のつがい、絶対取り戻す!」
鐘の音にも似た稼働音を立てて駆動するサイコ・ボサツ。
「だーめ、お兄ちゃんはもう私が寝取ったの。エロ・コミックの基本知ってる? 寝取られたら、もう手遅れなんだよ?」
周囲のビルと地面を破壊しながら、手と手で取っ組み合う二つのサイコ・ガンダム。
サイコ・ガンダムの頭上には天使の輪のような、そして薄い緑色のサイコ・フィールドが。
サイコ・ボサツの背後には仏の後輪のような、厚みがあり大きな赤いサイコ・フィールドが。
緑色と赤色のサイコ・フィールドがサイコ・ガンダム達と一拍遅れて激突し、その余波が周囲のビルを砂と塩に還元していく。
「私は寝取られからの寝取り返しもイケる! ニャアンとそんなプレイしたし!」
「私だって、寝取られ相手をいじめてワカラセるのイケる! マチュとそんなプレイしたし!」
二人の少女の声と共に赤い色のサイコ・フィールドが規模を広げ。
「ボクはどんな汚れたお兄さんでも、あまあまマゾ責めして良い泣き声出してくれれば、いくらでも弄んで愛せるっ!」
ドゥとドゥに同意するソウルシスター達の魂の声に緑色のサイコ・フィールドが発光を増す。
サイコマシン達が激突する場所から離れたビルの一室、キシリア・ザビは通信機を片手に立っていた。
「そうだ。シャリア、手を出すなよ。私はサイコマシンの可能性を見たい」
広がりすぎたサイコ・フィールドの接触の影響か、3人の少女の心が徐々にふれ合い、そしてお互いの大事なもの(せいへき)がふれ合い、そして混ざっていった。
そして―――
「…………あれ? ミントを犠牲にして3人でシェアすればよくない?」
「「……あ」」
ニャアンがつぶやき。それを聞いて納得したマチュとドゥにより、イズマ・コロニーを覆おうとしていた虹が瞬間で消えた。
「そうか、ボクが寝取って」
「わたしが寝取り返して」
「そして私がミントをわからせる」
「「「……いける!」」」
組み合っていたサイコ・ガンダム達が静かに手の平をくっつけ、緑と赤い粒子、そしてコロニーに大きな傷跡を残して姿を消した。
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イズマ・コロニーのテロ事件は首謀者不明のまま、主に土地建物とコロニー構造物に大きな被害をもたらし、そして何のために起こされたテロかわからないまま収束した。
サイド6を訪れていたキシリア・ザビはサイド6大統領と会談し、その数日後秘密裏に魔竜宗の宗主とも会談し、そしてジオン製ではないサイコミュ機材を手にソドンと共に月に戻り。
野原リサイクルは新入社員3人分の名札が新しくつけられ。
破壊されたコロニーの町並みは謎の連邦政府による寄付により急速な復興をはじめ、工事の特需によりコロニー内の経済は特需に沸いている。
「あら、浮かない顔ね。夢のリアルサイドママ3人体制でしょう? しかも大中小と綺麗に揃って」
「……うん、まあ。この戸籍で結婚する事になったし」
「マタニティブルー? はらませた方はなんて言うのかしらね? アタシ達にとって、戸籍なんて適当に作った名札みたいなものでしょうに」
とある学校の保健室では保険医と臨時保険医が話し合っていた。
「多分、サイコ・マシンでぶつかり合った影響だと思うんだけどね。3人とも肉体より精神体がベースになってきてるんだ。3人とももう外見変化しないだろうし、10年もしたら思念体として宇宙界曼荼羅の出入りまで出来る様になるんじゃないかな」
「………刻の彼方まで憑いてくるわね」
臨時保険医の言葉に保険医は顔を両手で覆ってしまう。
「それでね。地球で占い師してるババ様いるじゃない?」
「ああ、竜玉の占いババ様の見た目してる人。たまに未来見るから苦手なのよね」
「3人が産む娘達は、みんな危ないライン飛び越えてヤバイレベルのパパ大好きなファザコン(ガチ)になって、ママ達と同じ道たどるって」
「……………帰りにおでんとポン酒おごってあげるから、その……大変ね」
「ミントっ、ここにいた! ニャアンとドゥが待ってるからいくよ! ……ちょっと人気のない女子トイレに寄ってから!」
「や、やだ! 女子トイレやだっ、せめてお部屋……あっ、引きずらないでっ!」
―完―
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○マチュ
卒業まで学校に通って、野原リサイクルに入社。同時にミントと籍を入れる。
たくさんのうりぼうをつくりながら、モビルスーツのパイロットとして仕事をしていき、たまに出稼ぎと称して他の2人をつれ紛争にカチコミをかける。
うりぼうが出来ても魔猪は直らなかったが、どこまでも人生楽しんでいる。
サイコマシンの奇跡のせいでジークアクスとケンプファーカスタムを取り込み、フルサイコフレームのモビルスーツかつサイコフレームが活性化してるモビルスーツ程度の強度の肉体な上に、半思念体になった。
本人は深く考えず頑丈になったからヨシ! と紛争地帯にまで突撃するようになる。
これなら勝てる! とサイコ・ボサツをニャアンと一緒に決戦へと持って行った。
○ニャアン
戸籍上はマチュの姉妹になりジュンの義妹になる。義理の兄と妹という関係の背徳感がいいらしい。
沢山の子猫をつくりながら、マチュと一緒に楽しくやっている。
帰る場所も家族も出来て幸せになった。
就職先の社長に気に入られ、ヒマワリというあだ名で呼ばれていたのを気に入り、マチュの姉妹になる際に本名にした。
マチュと同じく、サイコマシンだったギャプラン・カスタムと同化。人間サイズのモビルスーツ程度という不思議な体になっている。
○ドゥ・ムラサメ
ママなるもの。ムラサメ研究所の新型強化人間。
複雑骨折した性癖をもたらせ、性癖を満たせる理想の相手と出会えないストレスによりニュータイプ能力の強化をもたらす、従来の苦痛や絶望をベースにした強化人間よりも精神面が安定した上に寿命も長い改良された新型強化人間、ソウルシスターズシリーズ。
性癖を満たせる運命の相手と出会ってしまい、そしてソウルシスターズ以外で性癖を共有できる仲間を見つける運命をたどり、軍から脱走した。
決戦の後はドゥとソウルシスターズ達、そしてサイコ・ガンダムが融合した複雑な構成の思念体ベースの肉体となる。
戸籍上はミントの血の繋がってない義理の妹になった。妹でママなのがいいらしい。
○ミント
ごらんください。これがあまあまマゾ責めされて寝取られて→寝取られ返されて→わからせられるのを日常的にされている主人公みたいな何かです。
性癖を満たせるので不満はないものの、マチュ、ニャアン、ドゥとこれから生まれる娘達が刻の彼方まで憑いてくる運命を背負う事になる。
○かわいそうなゲーツ君
ドゥとサイコガンダムが消失したので、頑張って軍警を撒いて任務失敗を伝えにいった苦労人。
あまりに可愛そうなので、左遷されたところを魔竜宗の一人がヘッドハンティングした。
強化人間の身体性能を生かしてギアナ高地で植物学者の助手をしている。
○タマキ・ユズリハ
彼氏の紹介かと思ったら、逆レからの妊娠かつ暗黒メガコーポのお坊ちゃん襲った事実を娘にお出しされて白目になり、それを癒やされてぎりぎりギラギラ入りしない程度に性癖が歪み、義息子ラブ勢に変化した。
将来は義息子と孫達を可愛がるのが生きがいになる。
○ジークアクス
ケンプファーカスタムと融合して、ジオニックなデザインのオメガサイコミュ+フルサイコフレーム機体に化ける。
質量の量子化と量子ジャンプ程度ができるように。
サイコ・ボサツのところまでとんだ後、マチュに吸収された。
○サイコ・ボサツ
何事もなくテンジクの中で仏像をしている業務に戻った。完全駆動した10億人規模のエンジェルハイロウもどきはあの程度ではビクともしないらしい。
○ケンプファー・カスタム
オリ主で主人公の専用機だが出落ちした上にマチュの肉体に取り込まれた。時代を先取りしすぎたフル・サイコフレーム機。
○ギャプラン・カスタム
某サンダーボルトのイングリットカスタムと互換のギャプランにバイオセンサーを乗せた怪物。
だいたいZ3号機くらいの性能はあると思われる。
○赤いガンダム
この作品ではシュウジ=抑圧されたマチュがつくったイマジナリーフレンドをベースにした多重人格説を採用しているので、実は向こう側からやってきた一般通過受肉思念体がサイド6まで乗ってきた機体。
本編開始前に機体が乗り捨てられたところを、多重人格発症中のマチュが発見して、コロニーにキラキラペイントしたりストレス発散していた。
ニャアンと出会い、ミントの貞操が犠牲になってからストレスが一気に改善。別の思念体になりかけていたシュウジとしてのマチュは機体と共にギラギラに消えた。
○イルマ・コロニー
テロと暴力とサイコマシンの奇跡に襲われて中破したが、頑張って復興している。いろいろな方面から謎の寄付が集まった。
○キシリア・ザビ
本編終了後にギラギラからシャアを引き戻す事に成功。自分は魔竜宗の力を借りてラム(リゼロ)の姿として現世転生、シャアの妄念を解くために妹(仮)と協力して、キシリアが消えて混乱するジオン公国を解体、ジオン共和国と宇宙統一政府の基礎を作る。
共和国の発足パーティの夜にシャアを性的に食べて本懐を果たす。
寿命が尽きるまでキラキラ☆錆子先生として活動する。
○シャリア・ブル
本編終了後にギラギラからシャアを引き戻す事に成功。自分は魔竜宗の力を借りてレム(リゼロ)の姿として現世TS転生、シャアの妄念を解くために姉(仮)と協力して、キシリアが消えて混乱するジオン公国を解体、ジオン共和国と宇宙統一政府の基礎を作る。
姉と一緒にシャアを性的に食べて除湿される。
錆子先生の弟子としてTSもの作家として後年デビューした。
○シャア
彼は犠牲になったのだ。
ジオン公国への妄念が晴らされた後は別人のように穏やかになった。
○エグザベ君
ジークアクスが結局戻ってこないが、責任も問われないという謎の結果になって意気消沈していたところをコモリ君に捕食された。
○マ・クベ
真実を全て抱え込んで生きている。
ラムになったキシリアのサポートを続け、元キシリア派を引き連れてギレン総帥に取り入り、忠実にワンコをしつつ獅子心中の虫となり最終的に失脚させた。
宇宙統一政府の初代大統領に就任したが、常に胃薬と抗うつ剤を愛飲していたという。
○ギレン・ザビ
キシリアがいきなり失踪して混乱する中、ジオンの権力を手中にしようとしていたが、突然湧いた政治力のあるニュータイプ姉妹のツープラトンアタックにより政権が転覆して失脚する。
長年のストレスから解放された事により若ハゲが治ってふっさふさになり、顔が年齢よりもずっと若いガルマ似の青年になった。
何か宇宙統一政府できたし、長年張り合っていたキシリアも居なくなったし、地球は徐々に衰退しているしもういいかなと、サイド7の端で隠居生活をはじめた。
○デラーズ
親衛隊と共に失脚したギレンを追って退役、サイド7まで追いかけて身の回りの世話をしている。
元親衛隊の若手に勧められ、ギレンと共にやった「同居中のイケおじと若作りおじがもうどうなってもいいやを踊ってみた」が野獣先輩レベルでネットミームかつ素材になり、歴史の彼方まで残る。