【改変】元人間の天彗龍、透き通る世界へ行く。 作:カブトムシの相棒
長らくお待たせしました。
(1)判明モンスター:一覧
No1:バルファルク
別名:天彗龍
種類:古龍種
異名:銀翼の凶星、赤い災厄の彗星、絶望と災厄の化身、決して抗えぬ運命の証
年齢:19歳
No2:ドゥレムディラ
種類:古龍種
別名:皇冰龍
異名:天廊の番人、凍りと破壊の化身
謎:一人の生徒を攫う。
ドゥレムディラを選んだ理由は私の趣味です。
昔私の友人の兄がフロンティアをプレイしており、それを友人と見ていたのですが、そのとんでもない光景に目を奪われ好きに成った記憶があります。
因みに友人の兄は普通に負けてました。
では、本編です。
■
「────何と……何と云う、怪物か」
とある場所、薄暗い施設にて一人の喪服を着た男……ゲマトリアの『黒服』が独り言つ。
電子モニターに映る現在判明している2体のモンスターを見つめ、その脅威度や異様さに戦慄している。
「異世界からの来訪者。それだけでも悍ましい事象。その中で、何故…この怪物が流れ着いてしまったのか……あのブラックマーケットの深部が凍土状態に陥る程の異能……この私が恐怖で震えるなど、研究者として恥ずべき事なのですがねぇ」
武者震いではない、生命の危機による警鐘。
モニターにはバルファルク、そして……史上最狂のモンスターが映っている。
名を────皇冰龍:ドゥレムディラ。
「裏社会も大混乱の状態です……氷の要塞の出現、オートマタを中心に中規模が大破。過去に事例の無い状況故、対応も出来ていませんね……幸いなのが、怪物自体がその場に留まっているので被害は大きく成っていない事、でしょうか……それも時間の問題でしょうが……『ベアトリーチェ』め、やってくれましたね」
黒服は珍しく同僚の名を出し、悪態をつく。
そうでもなきゃやっていられない。彼女の身勝手な研究の所為で、このキヴォトスが想定外の末路を辿ろうとしている。
余りにイレギュラー。彼の黒服も中々に参っている。
「……静観が今は正しいか。ならば、焦点を当てるべきは」
黒服がもう一体、バルファルクの画像を見据える。
「────この銀翼の怪物に集中するとしましょう……期待させて頂きますよ?先生」
そのバルファルクの隣に堂々と存在する偉丈夫……シャーレの先生。
何と黒服はこの光景を事前に察知し、上空の超小型ドローンにて現在記録を収めていたのだ。
当初はバルファルクのみ生態を観察しようと思案していたが、キヴォトス外の存在である大人、先生がバルファルクの調査に出向いていた事を知り、そのまま追跡……そしたら、この状況だ。
凄まじいの一言だ。人間である先生と、怪物であるバルファルク。
まるで意思疎通しているかのような両名の対応に眼を奪われる。興奮が収まらない。
そして、黒服は先生とバルファルクの観察に集中する。
▼
「────私と共に、シャーレへ来ないかい?」
「キ……キィ?」
そう言われたバルファルクは、イマイチ状況が飲み込めないでいた。
シャーレと云うのは、謂わば先生の職場であり、生徒の交流場でもある場所だ。
そこにバルファルクを迎え入れる。それは、余りに非現実的。
アロナは当然猛反対だ。
『な、何を言っているのですか!?駄目ですよそんなの!』
「私は可笑しな事を言っている。その自覚は大いにあるさ、アロナ。でも……この地に放って置く事は出来ない。絶対に」
『どうしてですか!?』
「……理由は様々だ。この場所の生態系が崩れかねないし、この子を狙って悪徳に利用する痴れ者が必ず出る。それは阻止するべき案件だ」
『だ、だとしても!シャーレに迎え入れるだなんてっ……不可能ですっ!』
「屋上がある。この子が30m未満だと仮定すれば、二体分は入る広さだ。問題はない筈だよ」
『屁理屈を言わないでください先生っ!仮に可能だとしても、生徒さん達のことはどうするんですか!?この巨体がシャーレに居座る意味を考えて下さいよっ!』
アロナは先生の意志をこれでもかと猛反対。当たり前だ、現実的でもないし、何より恐ろしすぎる。
このモンスターは飛ぶだけで地上に危険を及ぼすレベルの生きた災害。
本来、この怪物は人間とは相容れない存在なのだ。
なによりシャーレは生徒の聖域。そこにバルファルクが来るとなれば……不信感は否めない。
「……分かっている。だけど、私は諦めきれん」
『せ、先生…っ!』
「孤独は誰も耐えられない苦痛だ。バルファルクは私達とは姿が違えば生き方も違うけど、この子はこの世界で只ひとりの存在だ。こんな優しくて可愛い良い子をまた孤独にさせる何て、私には出来ないんだよ」
『っ…』
「キュルルルル……」
先生は何か憂いを帯びた表情で、そう告げる。
孤独は辛い。何よりもシンプルな感情。
そう……それは、先生が一番よく分かっているから。
例え存在其の物が違くとも、それは同様なのだ。
「無論、それはバルファルクが決める事だ。この子がどうしたいのかが大事だからね」
「キュ、キィィィ…」
「どうだろうか?もちろん作戦はあるよ。君のサポートも必要だけど、必ず成功させると約束する。君は、私と共に行きたいかい?」
先生がハッキリとそう告げる。
それだけの覚悟、それだけの自信がある故の発言。その表情を見れば、アロナはもう何も言えない。
後はバルファルクがどうしたいかだが……それは。
「────キィィィィィィィィ!!!!」
「ぼわぁぁぁ!!」
『せんせいーーー!!!?』
”ペロペロペロ!!!”
ん、大了承だった。
そんなこと、バルファルクからしたら願ってもない事で。
心の中ではずっと怖かった。この身体が生まれ落ちる筈だった二回目の人生が、己とは全く異なる世界で。
不安で、不安で不安で仕方なかった。生きてやるって気概はあった。それでも、年相応に若い己の身と精神は恐怖が覗いていた。
そんな中で、言葉が通じ合える先生と出会った。
嬉しかった。ただただ純粋に、嬉しかったんだ。
しかもシャーレに誘われる何て夢にまで思わなかった。まだここに来て日は浅いけど、孤独で生きる覚悟はしていたから。
「キュルルル!クゥクゥ!!」
「あぶっぷぷぷぷぷ!く…っはははははは!!そうかそうか、着いてきたいか」
『せ…せんせぇぇ……』
「アロナ、大丈夫。私が生徒達と市民の方々にきちんと説明し、この子が……バルダルクが、誰よりも優しい子だと話をつける。どうか信じてくれ」
『うぐぅぅ……分かりました。私は先生の専属AI ですっ!どんな結果になろうと、私は先生の味方ですからねっ!』
「ありがとう、アロナ」
これで話しは着いた。決定打。
バルファルクはシャーレに連れて行く。
先生は覚悟を決めた。何があってもバルファルクと共に在ると。この子が無害で、ヒトに対し超が付くほど友好的であると、民衆に伝えさせると。
「さて、バルファルク。君に少し問いたい事がある」
「キュイ?」
「君は肉、魚が主食なんだよね?しかも魚に関してはイワナ位の大きさで5匹で足りるときたが……それは本当かい?私ならもっともっと沢山の魚を用意できる。なんなら豚や牛もだ。コレから一緒に暮らすんだ、無理してるならそれは駄目だからね?遠慮せず言ってほしい」
「キュッ!?キィキィ!クルルルルル、キイィィイ!」
「え?本当の本当に足りるのかい?」
「キュ、キィィィ……キルルル」
「そうなのか……空気中の酸素を君のエネルギー……あ、龍気って言うのかい?それに変換して補うのか。はははっ、やっぱ凄いな君は」
「キュイィィィ!」
『あうぅ…完全に蚊帳の外ですぅ』
先生とバルファルクが会話に華を咲かせる。
驚きなのが、本当に会話が成立している所だ。あのアロナでさえ動物の、それもバルファルクのようなモンスターの言葉は翻訳できない。
それなのに、純人間である筈の先生がソレを100%理解している。
不可思議では片付けられないが……先生は続ける。
「しかし、どうやって皆に納得させようか……ふたり共、何かいい案ない?」
「キュルルルルル、キィィ……」
『うぅん……そう、ですねぇ……どうしましょうか』
「私も浮かばん……うーん………」
問題は大きい。バルファルクは人智を超越した存在。
例え先生が必死に抗議して、最悪権力で全てを捻じ伏せても不信感は否めない。
あと、先生としては権力を使いたくはない。それもある。
3名が唸りを上げながら思案していると……先生に電流が走った。
「……そうだな。うん、コレしかない。バルの為だ、それなら怖くないな」
「キュ?」
『先生?なにか良い案が浮かんだんですか?』
ぶつぶつと、先生が独り言。
バルファルク、アロナは先生を凝視しながら問うと…先生が告ぐ。
「あぁ、正直コレしかないって感じの案がね。でも直前までは教えられない。だから申し訳ないが全部私に任せて貰ってもいいかい?」
「キュイィ?」
『それは一体どうしてですか…?』
「ちょーっと無理するけど、大丈夫。絶対に上手くいく。だから安心して!」
どうやら先生は案は浮かんだようだが、それを共有はしない方針らしい。
何をするのか些か不安なアロナだが、このイレギュラーに関しては己は何もしない方が良い。先生の言う事に従った方が良い。そう判断した。
それはバルファルクも同様。心配はしていないが、先生が無茶するようなら止める覚悟は持った。
「よぅし……それじゃあ、行こうか」
「キュ?キィィキィィ!」
「ん?そんなの決まってるだろう?私達の居場所────シャーレにさ!」
そうして、先生を先頭にした一行は……廃墟区域を進み。
勝負の場所……シャーレに向かった。
■
「────ん………あれ?」
パチっ…と、目を覚ましたアル。
身体は少し重く、だがこれといった倦怠感はない。
「んぅ………此処、事務所…よね?」
まだ回らない頭で、衆意を確認。
見るに此処はアル達の事務所内。そこの布団に己は包まっていた。
温かく、近くには己の愛銃が…………ないっ!?
一気に目が覚め、アルは飛びあがる。
「ちょ、うそうそうそ!私の銃は!?」
「現場にはアルしか居なかったよ」
「ひゃぁ!?」
バタバタと周囲を確認すると、ドアから一人の少女が入ってくる。
その少女の名は…
「か…『カヨコ』!」
「おはよう、体調はどう?」
「え、えぇ、全然大丈夫よ」
「そう、良かった。皆。アルが起きたよ」
そう、彼女の名は『鬼方カヨコ』
ゲヘナ学園の3年にして、便利屋68で課長を務める頭脳担当。
一番の年長者でもあり、便利屋68を最後に纏めるのは彼女と云える。
カヨコがそう言うと、他の二名も部屋に入ってくる……勢いよく。
「アルちゃん!!」
「アル様!!!!」
「あぶしっっ!!」
ドサッ!と、アルが後ろへ勢いよく倒される。
二人の少女がアルへと突っ込む……中々の勢いだ。
「アルちゃん!んもう、心配したんだからぁ!!」
「アル様アル様アル様アル様………っ!!!」
「ちょっ、まっ…ギブギブ!!苦しい…っ!」
「はぁ、二人共。まだアルは起きたばっかなんだから、余り無理させちゃ駄目でしょ」
カヨコが何とか窘め、二人はアルから少し離れる。
一人は『浅黄ムツキ』
便利屋68の室長に務め、悪戯好きではあるが切れ者。アルとは幼馴染で明確に矢印が大きい。
二人は『伊草ハルカ』
便利屋68の平社員だが、アル達にいじめられていた過去から救われ加入。アルへの忠誠心は随一と言えよう。
「ぷはっ!はぁはぁ……寝起き早々に窒息死する所だったわ………」
「それ程、奇妙過ぎる状況だったんだよ。少し説明すると、私達がアルを探しにブラックマーケットへ行って直ぐ、入り口とも云える近場で気を失っているアルを発見した。身体が少し冷えてて、でも大きな外傷はなかった……そして3時間経って今、アルが起きたのが現状」
「何だか少し寒かったよね、もう春なのに」
「私たちが駆け付けた時には、アル様の【ワインレッド・アドマイアー】と美しく着こなしておられる【コート】がありませんでした……」
三人がアルに発見した時の事を細かく説明。
どうやら、己は中々に心配を掛けてしまったらしい。
でも……頼れる仲間が助けてくれた。それが嬉しかった。
「どこか痛い所とかある?アルちゃん」
「アル様に何かあれば、私はその
「全然大丈夫で、えっと……あ、それと違うのハルカ……
待て。
己はいま、何と?
「え?人間じゃない?」
「どういう事、ですか……?」
「………」
「どういう、えっと……………あ」
そうだ。
思い出した。
アルの脳内に蘇る、あの瞬間。
『────ゴルルルルルルル』
あの藍色のモンスターの姿、そして……吐きそうになる程の重圧を。
「────私、なんで……生きているの?」
それは、アルが抱える当然の疑問。
彼女の発言に、ムツキとハルカは疑問符だ。まさか、アルは本当に何かされたのではないか?
その理由不明の怒りが吐露される前に、カヨコがアルに問う。
「アル、ゆっくりで良い。あそこで、あのブラックマーケットで何があったか……私達に話してほしい」
「………信じてくれる?」
ぎゅっと布団を両手で掴み、少し震えるアル。
やはり、何かがあったのだ。彼女の身に。
アルのその問いに、三名は……。
”ギュっ……”
「っ!」
ただ静かに、アルの両手を皆で掴んだ。
それは、今から言うアルの言葉を信じると言う事。
それを察し、深く感謝の念を心に告げたアルは……伝える。
「私、ブラックマーケットで────」
そして、アルは事細かく、己が経験した全てを話した。
・藍と黒色が混ざった様な、異形極まるドラゴンが居た事。
・その体躯は非常に大きく、20mは優に超えていた事。
・明らかに機械系ではなく、生身で生きていた事。
・全周囲は凍てついており、非常に寒かった事。
そして……己は、生かされた事。
「ロボ市民や、獣人とか、そういう類じゃない。アレは正しく生命の塊の様な生物だったの……鼓膜が破れたかと思う程の咆哮に、辺りの空間を絶対零度にする冷気……私、何で生きているのか今でも…っ」
「………」
「アルちゃん……」
「う、うぅぅ………」
俄かには信じ難い話。
本来こんな話は誰も信じないだろう。与太話として、誰も耳を傾けないだろう。
だが、此処に居るメンバーは違う。
「先ずは信じる。アル、あんたが無事に生きて帰って来てくれただけで私達は十分なんだから」
「っ!カヨコ…っ」
「でも、やっぱ一度病院へ受診に行こう。その話が本当ならアルの体内に何かしら起こっている可能性もある……ただの杞憂だと思って、ね?」
「そうだね、うん……そうした方が良いよ」
「お供なら私が一緒にッ!!」
「皆………ありがとう、そうさせて貰うわね」
アルは覚束ない足取りで立ち上がる。
支えるはハルカ。まるで今すぐにでも崩れてしまいそうな花を扱う様に、アルを介抱する。
「近くの病院に行ってみるわ。ハルカ、お願いしても良い?」
「は、はいっ!アル様に近付く者はみんなぶっ殺します」
「殺さなくていいから……カヨコとムツキはお留守番をお願い。ごめんね、迷惑掛けちゃって」
「迷惑じゃないから、ちゃんと受診して来てね。ハルカはアルをお願い」
「銃は立て掛けられてあるのを使ってね!気を付けていってらっしゃーい!」
”バタン……”
2人が外出し、数秒の間……ムツキが告げる。
「……アルちゃんのあの目、相当なモノを見たのは間違いないよ。だから……」
「────とんでもない怪物が、ブラックマーケットに居る………って事」
アルが遭遇した怪物。
便利屋68は知らないが、確りとした名がある。
その名も────ドゥレムディラ。
天廊の番人と云われ、全モンスターの中でも最強格と恐れられている史上最狂の古龍。
氷、そして■■を操る異例な能力を保持し、その破壊力と規模は災厄そのもの。
妙な事から『バルファルク』と共にキヴォトスへ何かしらの現象で紛れ込んでしまったが、現在はブラックマーケットの廃墟を根城に潜伏している。
生態、破壊規模、影響力、そして獰猛な性格の持ち主である史上最狂のモンスター。
そんな古龍が……アルを、見逃した。
人である、陸八魔アルを見逃したのだ。
「(────仮にアルと遭遇して、その怪物がアルを見逃した意味はなに?体躯が20m以上もあるのなら、そのドラゴンとやらが実在するのなら、アルは無事な事が先ず不可思議……性格は温厚?今はそう仮定。でもアル曰くオートマタが氷漬けにされていた事を加味すれば、温厚と言う程温厚ではないのも一理ある……)」
「アルちゃんが帰ってきたら先ずは銃をどうにかしなきゃだけ…ど……カヨコちゃん?」
「(失った、いや置いてってしまった【アルの愛銃】と【コート】は、もしかしたらアルが迷い込んだブラックマーケットの深部、廃墟区域にある。最悪……その怪物の根城に。回収するとなれば取りに行かなければならないけど……)」
「カヨコちゃん!」
「ッ!!」
肩を揺さぶられ、ハッとするカヨコ。
視線を落とせばムツキが心配そうな顔つきで己を見上げていた。
「大丈夫?顔、強張ってたよ」
「……うん、大丈夫。ちょっと自分の世界に入っちゃってたみたい」
「そっか……私たちも、少し休もっか」
「………そうだね」
ムツキの進言に、カヨコは了承。
今はアルが目を覚ました事に感謝だ。
しかし、外傷もなく、大きなトラウマも無かった。
じゃあ……アルが見た怪物とは、一体……?
「ふぅ……ちょっとテレビでも見よっか。明日の天気とか気になるし」
「そうだね~、落ち着く為にもね。はぁ~~……………ん?」
ピッ…と、事務所内のテレビをつけたムツキとカヨコ。
2人並んでソファーに座って落ち着く。アルが見た怪物の事を考えても、進展がないなら疲れてしまうだけ。
先ずは明日の天気を知ったり、番組を見て落ち着こう……そう、思った時だ。
────緊急ニュースが放送されていた。
『ここ、此方クロノススクールの『川流シノン』です!み、みみ、皆さん!!見えるでしょうか!?私は夢を見ているのでしょうか!?げげ、現在!!D.U.地区にて巨大生物が国道を歩んでいるのが確認されています!!そ、傍には先日シャーレを奪還した中心人物のシャーレの先生が、あの銀色の巨大生物を引き連れている状況ですッ!!ひぃ!!ここ、コッチを見ました!!?なんて迫力でしょう…ッ!!わ、ちょ、押さないで下さ……』
そう、映っているのは────1人の男性と、一匹の怪物。
シャーレの先生と、バルファルクだった。
「………カヨコっち」
「……うん、そうだね」
2人は顔を見合わせて、同時に告ぐ。
”「────居たね、怪物」”
次回
────
感想、誤字報告、ここすき評価、いつもありがとう御座います。