守護龍として造られたらしいけど、特に護る義理はないので好きに生きます 作:シェリーザ
今回の時系列は…守護龍終了後やね(`・ω・´)
1:バイオ娘娘
皆様、皆様ぁ!どうか、お力をお貸しください!!
2:タタリすぐ発狂する
君が騒ぎ立てるとなると、大抵あの不死鳥関連だから断る
3:人修羅モドキのネイティブアース
話だけは聞くが、どうせ不死鳥ニキが消えたとかだろうな
4:ポケットモンスターミキシン
俺もそれに一票で
5:引換えチケット
私もそれに一票、ってか私はバイオネキの後始末で疲れたから話を聞くだけにしとくわ
6:バイオ娘娘
うぅ…実は妹紅さんが姿を消してしまって、何処に居るのか分からないのです…!
7:風都住まいの死神
>>5
本当お疲れさん…
>>6
それ見たことか
8:タタリすぐ発狂する
なら私達の出る幕はない、頑張りたまえ
9:猟犬文豪戦記
>>8
泣いてる
10:ポケットモンスターミキシン
こういう時の燁子ネキはあんま怒らせねえほうが良いからな…仕方ない、最後まで付き合うか
11:バイオ娘娘
ありがとうございますぅぅぅ…実はまた妹紅さんが突如姿を消してしまって…
12:引き換えチケット
あの馬鹿が何かやらかすのはいつもの事だから、異変が起きても分からないのよね…
13:風都住まいの死神
>>12
ひっでぇ言い様wでもそれが事実だから仕方ないよね
14:人修羅モドキのネイティブアース
ふむふむ、それで?青娥ネキの事だ、痕跡とか掴めてるんじゃないのか?
15:バイオ娘娘
>>14
それが…妹紅さんの痕跡が全く見つからず、前に聞いた時空乱流の巻き込まれみたいに忽然と姿を消してしまわれました…
16:タタリすぐ発狂する
…少し興味が湧いたから私も付き合おう、思い当たる節などはないか?
17:猟犬文豪戦記
うーむ、皆目見当がつかんな。彼奴の行動は恐らく神であっても予測不可能だからな
18:ポケットモンスターミキシン
神様の言う事も余程のものじゃ聞かんだろあの人
19:バイオ娘娘
申し訳ありませんが見当はついてませんわ、妹紅さんの何処かの世界に行きたい、と言った言葉も聞いてませんし…
20:風都住まいの死神
基本あの人って自分から行くか、依頼か、巻き込まれるかが多いからなあ。…何だこの人、何が原因で行方不明になってるか分からねえじゃねえか!?
21:引き換えチケット
>>20
そう言う人よ、不死鳥ニキってのは
22:タタリすぐ発狂する
ふむ、ならば劇のネタ作りの為にバイオネキに協力しよう。幸い、私はタタリの性質上分身などできるからね
23:人修羅モドキのネイティブアース
>>22
ELSニキみたいだな
24:文豪猟犬戦記
ELSか…これまた懐かしく、厄介なものの名を聞いたな
25:ポケットモンスターミキシン
ELS…00…ロックオン…狙い撃つぜぇぇぇ!!!
26:引き換えチケット
>>25
中の人的に間違ってはないけど、共鳴しないてちょうだい
27:バイオ娘娘
それではタタリニキさんと…前にお世話になったチケットネキさんを連れて調査していきますね!
28:引き換えチケット
…は?ちょっと待って、私は行かないわよ!?
29:人修羅モドキのネイティブアース
飛び火して草、お世話になったからって連れてかんぞ普通は…
30:バイオ娘娘
流石にチケットネキさんの所で高めのお買い物はさせて頂きますわ、私の勝手な事情とは言え迷惑を掛けますので
31:ポケットモンスターミキシン
迷惑かけるって分かってるなら、連れて行こうとは思わないんだ(名推理)
32:タタリすぐ発狂する
…仕方ない、私も君の所で買い物させてもらおう。確か君には噂のゾシアニキから卸してもらった護竜素材やゾシアの素材があった筈、それを研究等の目的で買いたい
33:風都住まいの死神
護竜個体の素材って…それ大丈夫か?なんか色々怖えんだが…
34:引き換えチケット
>>33
ゾシアニキ曰く、『龍灯があるせいで処分してもすぐ復活するから、それなら外の世界で変に処理して生態破壊を起こすより経済と治安が発展してる異世界に売り捌いたほうがまだ良い』…とのことよ。…はあ、これ一回きりよ。次面倒事起こしたら何も対処しないわよ
35:人修羅モドキのネイティブアース
>>34
割と扱い雑だけど大丈夫か…?…まあ、3人とも頑張ってくれ
「…デ、皆目見当つかないカラ別世界から助っ人ヲ連れてキタ…ト。…ハア、確かハンちゃんと…名前ハ知らないケド、兎に角2人共ゴメンねェ。コノヤンデレ邪s「マホロアさーん?」…青娥チャンが迷惑カケテ」
「別に良いわ、彼女が案外良い買い物してくれたし彼も貴方も、色々買ってくれてから」
「私も構わない、私は劇団を率いる身でね。舞台のネタを作れるからな」
「…2人ガ良いナラ良いケド…今のとこアノ馬鹿が行きソウ、或いハ巻き込まれそうナ世界ノ探知ヲしてるけど…ウーン、駄目だネェ。青娥チャンの言う通り痕跡スラ見つからナイや」
青娥の旦那捜索に巻き込まれたハンと金髪で黒と赤のマントを纏う糸目の男、ズェピア•エルトナム•オベローンは現在…色々と便利で万能な天翔る船、ローアの中で船長のマホロアと青娥と話し合っていた。マホロアは疲れからかぐったりとしていたがその不甲斐なさを隠す為、なんとか張り切って2人をもてなしていた。
2人はマホロアに何か薬でも渡しておこうかと思いつつ…自分達を呼んだ青娥に振り向き、今回の彼女の目的である旦那の藤原妹紅の捜索について、詳しい話を聞いていく。
「それで彼を見たのは最後なの?」
「そうですわね、聖杯戦争から帰還後はいたのですが5日後からいなくなってしまわれたので…1ヶ月前ですわ。その時期からスレへの接続もないので心配で心配で…!」
「…1ヶ月持ったのを喜べば良いのか、彼が色んな事案に巻き込まれてる事を嘆けば良いのか…まあ兎に角少し前から居ないというのは分かった。と言うかスレへの接続もなかったのか、スレッドへの接続が弾かれると言えば記憶喪失やBanだが…彼は通報とかされる真似をする馬鹿ではない、となれば記憶喪失説が濃厚か?」
「なんですって!?そんな…ローアの探査機も持って行ってないのでそれから逆探知も出来ませんし…困りましたわぁ。…あら?でも旦那様は今記憶を失ってる…つまり記憶改竄や手を出すなら今…!?」
「アー…もう放ッテおいてイイヨ、ソノヤンデレ邪仙スイッチ入ったら面倒だカラ」
「「うん、知ってる」」
青娥情報によれば例の馬鹿は聖杯戦争から帰った数日後に行方不明になり、そこから1ヶ月も音沙汰なしらしい。その事に青娥が大袈裟っぽく見えるが彼女からしたら本気なのだろう、両腕で身を庇うようにして涙を流しており…
そして何かに気付いたのか今度は自分の頬を赤らめながら手を添え、ドブ沼よりも濁ってる目に妖し過ぎる光を放ちながら思考に耽っていた。その様子を見たマホロアは青娥の放置を決定、ハンとズェピアも彼女のヤンデレスイッチが起動したら面倒なのは理解しておりマホロアに同情していた。
「今の所、情報が少ナイけど1つ提案ガあってネェ。コレをこーして…ハローハロー、ヘカーティアチャン聞こえテルー?」
『勿論よん、マホちゃん!…あら?邪仙以外に見慣れない2人がいるけど…』
「アァ、2人は僕ノ友人だから気にシナいで。悪い人ジャないヨォ、…それヨリモ彼に何か依頼トカ、相談トカしなカッタ?」
「成程、確かに異界にも干渉できるヘカーティア・ラピスラズリならば彼の行方を追える可能性があるのか」
「考えたわね、此処から手掛かりを掴めれば良いんだけど」
それはさておきマホロアはローアのパネルを操作後、大画面モニターに呼びかけて応答を求める。彼の応答に応えたのは…赤髪で赤い球体を頭に乗せる女性、ヘカーティア•ラピスラズリだった。彼女はウインクしてマホロアに応えているが、彼の後ろにいるハンとズェピアに少し疑惑を含んだ視線を当てていたが…マホロアの説明を信じる事にしたのか深くは追求しなかった。
ヘカーティアの応答を確認したマホロアは早速と言った様子で彼女に『妹紅に何か依頼とか愚痴を話したりとかしたか?』と尋ねる。ハンとズェピアは彼女から、何か手掛かりを得られる情報が出てくる事を願っていた…そうしてヘカーティアの返答はと言うと。
『うーん…あ!そう言えば思い出したわん、ダーリンに『私の管轄外だけど、最近調子に乗って神を名乗る愚かな人間がいる』って愚痴を溢したわ。確かその偽神野郎が愚かで馬鹿なくせに慎重だから神々も下手に手出しできない、って言った数日後に姿を消したわん』
「………それが原因ではないのかね?彼が何も言わずに動く事は多少あるが、それでも自分の妻達には先に言ったりすると思うが…ヘカーティア殿にすら伝えられてないとはな」
「多分あの人がやるとしたらその偽神の焼却でしょうね、人間が勝手に神を名乗るのは確かに愚の骨頂だから不死鳥ニキの行動には賛成だけど、だからと言ってバイオネキに何も言わずに姿を消されるのは困るのよ…」
「ウン、分かったヨ。とりあえずヘカーティアチャン情報ありがどうネ、できればソノ偽神の手掛かりヲ掴メル世界ノ座標か何かヲ送ッテくれたら嬉シイんだケド」
『うんうん、そう言うと思ってもう送ってるわよん!それじゃあ私の方でもダーリン探してるから、マホちゃんの方も邪仙の面倒見ながらダーリンの捜索お願いね!』
どうやら妹紅の失踪の原因がヘカーティアらしく、彼女が彼に溢した愚痴が彼を動かしたのだろう。とは言え彼が黙って姿を消すことはあまりなく、普段は青娥だけでなく雷鼓達に伝えてから動く事の方が多い。そう考えたズェピアとハン、マホロアは行動を怪しんだのだが…まあ兎も角ヘカーティアの方も彼を見つけれていないらしく、マホロアとの通信を切ってモニターが暗転してヘカーティアの送ってきた座標が2つ表示される。
さてヤンデレスイッチが漸くオフになり冷静になった青娥、彼女はあんな状態でも話を聞いてたようで3人が思考に耽っている間彼女は彼等に提案する。
「一先ずヘカーティアさんが送ってきた座標に行ってみませんか?そこでまずは情報収集をしましょう」
「あんなナリで話を聞いていたのかい…そうだな、青娥君の言うことも間違ってない。ではマホロア君、早速向かってもらえないかな?…おっと失礼、私はズェピアと言う。よろしく頼もう」
「私は…いつも贔屓にしてくれてるし、名乗らなくても良いわね。一先ずあの馬鹿の所に行くわよ」
「ウン、よろしくネズェピアさん。それとハンチャン、後デ君が新たニ仕入れたッテ言うオメガ•プラネテスの素材ノ取引させテネェ。それジャア…マズは近い方カラ出発!」
こうして4人はヘカーティアが送ってきた座標の元に向かうこととなった。因みにローアの移動中、ズェピアはタタリを利用した演劇のリハーサルや錬金術で暇つぶし、龍護経由のオメガ•プラネテス素材の取引をハンとマホロアが真剣に行い、青娥は…妹紅の服に顔を埋めていたのは別の話である。
各々が自由に暇を潰して移動時間を過ごしてた頃、ローアから座標への到着を知らせるアラームが鳴り取引を終えホクホクの顔をしてたマホロアがそれに気づいてモニターの方に近づく…そしてパネルを操作してモニターに座標がどんな場所なのかを映した所、それを見てハンとズェピア、青娥が驚く。
「なっ!ヘカーティアさんの言ってた偽神が居る場所って…地球!?」
「…普通の地球か分からないな、一先ず人知れない所に降りてもらえないかマホロア君」
「リョーカイ、ソレにしてもどんな宇宙デモ地球ハポップスター程ジャないケドやっぱり綺麗だネェ。僕がカツテあの馬鹿ニ会わサレタ、シュウジさんノ言ってた事もヨーク分かるナァ」
「シュウジって…恐らくシュウジ•クロスね、あの馬鹿余計な事してなきゃ良いけど…「確かアイツ、デビルガンダム?って奴ヲ浄化してアルティメットガンダム?ッテのにしてたヨ」…もう突っ込む気力もないわ」
そう、ヘカーティアが言ってた偽神の潜伏先候補であろう座標…なんと其処は地球であった。青娥は驚いて口に手を当てていたがズェピアは冷静であり、ローアをまずは出来るだけ無人の場所に降ろしてほしいとマホロアに言う。彼はズェピアの言葉に従いパネルをポチポチ叩いて降下を開始…すると同時に、地球の美しさについて溢す。
確かに地球は青の宝石と言われるくらいには綺麗なのだ、比較対象が酷ではあるがそれでもどんな大抵の星よりも美しい。マホロアの溢した言葉に反応したハンが彼に詳細を尋ねた所…なんとなくあの不死鳥がやらかしてくれそうな事を予想通りやってくれてたので、彼女はツッコミを諦め到着を待っていた。そして数分後ローアに少しの衝撃が走り、到着を確認したマホロアがハッチを開けて皆を外に出るよう促す。
「僕はローアで待っておくヨォ、だから情報収集はお願いネェ」
「そうだな、君のその見た目では腹話術人形として誤魔化すのが限界だからな…船の警備を任せた」
「勝手に出発して置いていかないでよね、もしそれやったら今後貴方の取引は値上げするわよ「やらないヨォ!?」…まぁ、半分本気だから安心して」
「それじゃあ行ってきますわね!」
彼自身はその特異的な見た目から外に出る事はせず、ローアでの作業を続行する模様。それを理解してる3人は特に何も言わず(一名は脅したていたが)、ローアのハッチから外に出る…そして3人の目の前に広がる光景は彼等が転生する前と同等レベルの発展をしている日本だった。ローアが降りたのは日本の山奥だったらしく、運がいい事に都市との距離もそこまで離れていない。
3人は早速行こうとしたが此処でズェピアがとあることに気づき、2人を引き留める。そのあることとは…
「少し待ちたまえ、…此処が仮に現代日本なら我々の格好は少し不自然になるぞ」
「「…あ」」
彼等が降り立った地が本当に現代日本だった場合、彼等の格好は少し不自然だったり、奇抜だったりするのだ。ズェピアはマントを脱げば良いし、ハンの服も原典の様に露出は多くないので問題ない。
ただ青娥だけが問題で彼女の服は何故か知らないが、露出度がかなり高い仙人服みたいなもので周囲の視線を引くのは明らか。流石に興味の的にはなりたくない2人は、ハン主導で青娥を着替えさせ改めて出発した。
都市に入り込み観光したい気分になりかけた3人、だが自分達はあの馬鹿を探すと言う使命があるのだ。そんな遊んでは…と思ったがよくよく考えると急ぐ必要性が(青娥以外)何処にもないので、ゆっくりと調査を進める事にした。尚青娥はそんな2人に遺憾の意を示していた。
「しかしただの地球にしか見えないわね、本当にこんな所に偽神やらがいるのかしら」
「彼女曰く手がかりが掴めるかも知れないだけだから、偽神が居るとは限らないけどね…ただ君の言う通り彼が此処に居る、或いは居たと思える痕跡が…」
「…あ、見てください二人共!?これ…!」
「む、なんだね…!?」
青娥も含めて割と観光をメインに行動している3人、3人の顔の良さで周囲の視線を引いてるが美しい以上の感情を抱かせておらず特に問題なさそうであった。ズェピアは片手に現地で買ったチョコパフェ、ハンも同じく現地で調達したジュースを持って完全に満喫していた…のだが。此処で青娥が何か発見したらしく彼女が驚愕しながら2人にそれを見せる。
ズェピアは致し方なしの様子で渋々振り向いたのだが…彼も驚いたのか目を開きはしなかったが何処か納得したような様子を見せる。ハンも彼が驚いたら流石に自分も振り向かざるを得なかったようで彼女も振り向く…と、その先にあったのはテレビ…なのだが。
『数日前、……高校の2年…組の生徒が一斉に姿を消す事件が発生しました。事件発生時の様子を見ていた周辺住民の方々によれば、突如…組の教室が眩い光に包まれ光が収まった頃に…組にいた生徒達の姿が消えていたとのことです。警察は犯罪組織による集団誘拐の線も視野に入れて捜査しており…』
「…そう言うことか。ローアに戻るぞハン君、青娥君」
「はいはい、急いで戻りましょうか」
「え、ええ?わ、分かりましたわ…」
テレビのアナウンサーの言葉、そして流れてるニュースと映像からズェピアは結論を導き出し、2人を連れてローアへ戻る事を決定する。チョコパフェをすぐに食し終えちゃんとゴミの分別を終えてから、ローアの停泊している山へと駆け足で向かう。ハンもジュースを飲み終えゴミの分別もしっかりしてまだ戸惑ってる青娥を連れてズェピアについて行った。
ローアに辿り着いた3人、ハッチは変わらず開いておりローアの中へ入る…と、そこでは変わらずマホロアがパネルをポチポチ叩き、ハンから購入したオメガ•プラネテスの素材を調査していた。マホロアは3人の帰還を確認後オメガの調査を一度切り上げ、彼等に収穫があったのかを尋ねた。
「お帰り皆、何カ収穫ヲ得たカイ?」
「マホロア君、ヘカーティア殿の送ってきた座標のもう一つの方にすぐ向かってくれ。恐らく彼は其処に居る」
「分かったヨォ、此処ナラ近いから…結構早くニ着くネェ。ソレジャア皆ちょっと準備シテおいてネェ」
「分かったわ、装備とか用意しとかないと…」
「それじゃあ私は戦闘時に備えて妹紅さんの死体を…「ちょっと待て、どうやって調達した」?火炎分身の炎が散る前に保存して肉体を付与しなものですが…」
「…コノヤンデレ邪仙異常に頭が回ルから気にシナイ方が良いよ、一先ず着いたカラまた降ろすヨォ」
マホロアの問いかけにズェピアが素早く答え、ヘカーティアが送ってきたもう一つの座標に飛ぶよう伝える。マホロアも彼の言葉に直ぐに反応してパネルを叩いて操作し、ローアを浮上させ異空間を渡って移動していく。ただ早くに到着するらしくズェピアとハン、青娥は準備を進めており青娥の準備にドン引きしているハンとズェピアだった。
それはそうとローアはもう目的の座標に着いたらしく、マホロアは再びディスプレイに到着先を映す…と、そこは先程の地球と打って変わってまるでファンタジー世界の手本のような世界であり、広大な草原や王都や商業都市とでも言えそうな大規模都市、密林などが見える。
「…やはり、彼が来ていたのはトータスか。問題はどこまでストーリーを進めてるかだな…」
「トータスって言えば…『ありふれ』ね、私あの界隈全く知らないわよ」
「私は少ししか…」
「僕モ知らないヨォ」
「嘘だろ…」
ズェピアは予想通りの場所だと言うことに、少し頭痛がしたようだがそれはさておき。彼はこの場の全員…特にハンと青娥にこの世界、物語についての知識があるかを尋ねたが返答が絶望的であり頭を抱えていた。
とは言え頭を抱えるだけでは何も変わらない、仕方ないのでマホロアにハッチを開けさせ外へ出ていく。ハンと青娥、そしてマホロアも彼についていきローアに次元を渡らせて隠しておく。
「一先ず我々が向かうのは主人公一行が召喚されたと言う、ハイリヒ王国に向かう。その為に幾つもの町や村を介す事になると思うが、構わないか?」
「ええ、一応この世界にしかなさそうな物資を手に入れれるかもしれないし」
「嫌ですわ。たった今妹紅さんの痕跡を見つけましたので、私はすぐに妹紅さんに会いたいのですわ!!」
「…ナラ青娥チャンの壁抜けヲ利用して、アイツの所マデ一直線デ行けば良いデショ」
「…はっ!?確かにその通りですわね、それでは皆さん今から妹紅さん直通の壁抜けをしますので私についてきてください!!」
ズェピアが3人に以降の予定を口頭で伝える、ハンは承諾するが青娥は拒否。彼女の拒否理由は妹紅の痕跡を見つけたらしく、それを辿って今すぐにでも会いにいきたいらしい。2人は面倒そうな表情をしていたが…
マホロアが遠い目をして彼女に妹紅へ一直線に繋がる、穴を作っていけば良いのでは?と提案。青娥はその手があったかと気を取り直し、髪に付けてた鑿を取り出しては空中に向かって振り回し…空間が割れ、青娥がそこに飛び込む。
「手早く壁を抜いていきますので、お2人もついてきて下さいね!」
「…1つ言わせてくれ、ネタ作りに役立つかもしれないから来たがこれ私達不要だろ」
「ウン、ハッキリ言うと女神サマから座標来た時点デほぼ要らなカッタネ。あのヤンデレ邪仙ハ馬鹿ヘノ嗅覚が異常ニ鋭いからネェ…マァハンちゃんと商売スル為に黙ってたケド」
「…ねぇマホロア、私達帰って良いわよね?「ローアの負担ヲ減らしたいカラ、もうチョット待ってテ…」…分かったわ、ローアも心を持った船だし付き合うわ…」
顔を出して3人に伝えてから、彼女は忙しなく引っ込んで壁抜けを進めていく。はっきり言って自分達は用済みなのでは?と言ったズェピアに対しマホロアは包み隠さずぶっちゃけ、ハンは帰りたいと言ったがローアの事を考えたマホロアに宥められて仕方なく最後まで付き合うことになった。
『俺にとって、君は生きていて欲しいんだ…だからそう易々と死にたいだなんて言わないで欲しい。青娥の力なら上手くいけば別世界に行ける、だから生きて…生きて君の幸せに満ちた顔をしてくれ…』
…あぁ、あの日の旦那様に絶望の底に落ちていた私を引き上げてくれた言葉が今でも思い出される。典型的なホラー、特にグロが苦手だった私はバイオハザードの世界に転生したと分かった時、これから起きるだろう悲劇に最悪な未来を思い描いてしまい狂ってしまった。転生者掲示板の存在があれど話し相手になってくれるニキネキ達は現実に居ない…
孤独で恐怖の感情に呑まれてた私を…彼の方、旦那様は救ってくださいました。当時の私は旦那様の言葉に初め耳を貸していませんでしたが、彼の言葉と私を救うという事に真摯に向き合いそして…彼の美しい髪と瞳、細いながらしっかりととした力強さがあるあの身体…其れ等を目にした私は彼の全てが愛おしくなりました…♡
彼が欲しい、彼に愛されたい、彼に滅茶苦茶にされたい…狂った私と狂った愛が混ざり合い、私はこの身体と能力を使い彼を追いかけました。彼の側に居たいが為に元の世界を去りましたが、後悔はありません。
様々な方々の協力を得て彼の道具や身体の一部、そして教えてもらった彼の弱点…それらを引っ提げて私と同じく彼を愛する方々に先に会いに行きました。当然最初は拒否されましたが私は今まで掻き集めてきた、取引材料を駆使して…彼女等の仲間入りに成功。そうして今に至ります♪
…前振りは此処までにしまして、現在は彼がいるであろう空間まで私の能力で壁抜けして来ていますが…長いですわね、もっと集中して…どんなに分厚くても、数が多くても、全て『1つの大きくて薄い壁』として認識すれば…ほらこの通り、あっという間に抜け終わりましたわ………!あれは…私の最愛旦那様!!
「旦那様ぁぁぁ!!!」
「ごほぉ!?………せ、青娥!?なんで、なんでお前この世界に居るの!?」
「旦那様が…旦那様が1ヶ月も姿を眩ましていたから…!!」
「…そうか、悪いことしたな。そっちの時間で1週間で片をつけようと思ったが長引いてたか」
旦那様の暖かい手が私の頭に差し伸べられ、優しく撫でてくれる…嗚呼、1ヶ月ぶりのこれだけで私の心が救われますわ…♡記憶解散については惜しいですが、また記憶喪失になった際に試してましょう。
…でも此方…ポップスター換算で1週間で終わると言ってたのに、どうしても1ヶ月も掛かってしまわれたのでしょう?今旦那様に突撃してしまいましたが、よく見ると攻撃が飛んできているので私の壁抜けを利用し、攻撃が私達をすり抜けるよう細工してから尋ねます。
「旦那様、どうして1週間もお掛けしたのですか?」
「実はこの世界、厳密には地球に飛ぶ時記憶が飛んでな…そのお陰で技能やら術やらが全部吹っ飛んで、それの記憶再生とかで時間が掛かった。さっきも思い出せてない技や術はかなりあったが…青娥のお陰で全部思い出せた、ありがとな」
!!!だ、旦那様に感謝された…えへへ、妹紅さんの屈託のない笑みを久々に見れたのですから此方が感謝したいですわぁ…♡…それはさておき…旦那様は先程膝を地面につけていました。旦那様が膝をつく事はそこまで少なくありませんが、よく見れば旦那様の美しい御顔に傷が…恐らく私が来るまでの間、得意技のリザレクションが思い出せてなかったのでしょう…
私の旦那様に傷をつけた、私達の目の前にいる愚か者を殺さなければ…!!
「き、貴様!その男もそうだが、一体どうやってこの神域に…」
「ごちゃごちゃうるさいですわ、蠅虫が。お前が誰であろうと、此処が何処であろうと関係ない。お前は私の愛する旦那様に手を出した…それだけで万死に値する…!!」
「…冷静になれ、青娥。確かにさっきまで俺はリザレクションを思い出せず死にかけたし、苦戦してた。だが…記憶を取り戻した今、負ける気はしねぇよ。今青娥に冷静さを欠かれて、人質だとかなんだとかにされるのが最悪のパターンだから」
「…旦那様がそこまで言うのなら落ち着きましょう…」
…少し頭を冷やしましたが、確かに言われてみれば私が人質になるのが旦那様にとって一番最悪な状況ですね。…あんな奴に捕まる程私は愚図ではありませんが。それはさておき旦那様は記憶を完全に取り戻しなさったようで、肩の辺りから炎を吹き出し荒々しくも乱れが見られない…まさに全ての道を切り拓く炎の翼へと形成していた。
なんと綺麗でしょう…旦那様は顔だけでなく、この炎も美しい…その美しさに私は脳と目、魂を焼かれたのですわ…♡そうして背中に背負ってなさった太刀を取り出し、それを焔の渦に包ませる。そうして渦に手を突っ込んで…美しく、妹紅さんの瞳と同じ真紅の炎を纏う大太刀へと姿を変えていました。…あぁ、矢張り旦那様の炎はいつ見ても暖かく、素晴らしく綺麗ですわ…♪
「何処ぞのスカイの猿真似だが…青娥、奴の障壁に穴を開けれるな?」
「もちろんですわ、私の前ではどんなに強固な防壁も…ただの壁一枚に過ぎませんのよ」
「なっ!?我が防壁に穴を…!!?」
「んなもん、青娥から見りゃただの壁抜け対象だわ。そんじゃ…スペカとして登録しようと思ったがいい感じのが閃かないから名無しの焔刀の一太刀、にしてやるよ…じゃあな、神を気取った人間よ。お前が神を名乗らなかったら、俺も出張ったりしなかったんだがな」
「こんな、こんな所で…こんな奴等にぃぃぃ!!!」
私が旦那様の要望に応えた刹那、爆発的加速であの愚者の目前まで急接近。そして…不死者すらをも焼き尽くす旦那様の業火の刃が愚者の身体を切断。愚者はなんとか再生しようと足掻いてたようですが、そんなの無駄です…旦那様の炎に焼かれたのが運の尽きですわ。再生できないのに気づき回復を試みたようですが、それも乗客の方が早いので間に合わず…
最終的に肉体が全て焼き尽くすされ、魂も灰も残らず燃え尽きてしまいました。…あの愚者がいなくてスッキリしましたわ、それじゃあ改めて…♡
「妹紅さん、マホロアさんを呼んでるので帰りましょう♪」
「それはいいけどな青娥…俺の捜索のためにズェピアニキとチケットネキを呼ぶのは駄目だわ。幾ら探すに手間取ってたとしても、スレでの相談に留めないと」
「二度と私達を不死鳥ニキの捜索に呼ぶな、劇のネタにすらならなかったぞ」
「私も商売してくれたとはいえ、普通に要らなかったでしょ」
「僕ハもう諦めてるカラ良いケド、他人ヲ巻き込んじゃ駄目だヨォ、青娥チャン」
「…はい、それについてはお詫び申し上げますわ…」
…旦那様にその後しっかり怒られてしまいましたわ、と言っても私の方が全面的に悪いのでこれについてはしっかり心に留めておきます…。こうして私達の旦那様捜索は幕を閉じましたわ。
「ただいまー、あー疲れた」
「あ、おかえりダーリン!私の言葉を本気にして偽神狩りに行かなくても良いのに、本当ごめんなさいね」
「よっ、ヘカーティア。別に構わんよ、神を名乗る馬鹿や神の力を扱えるだけで驕る阿保は早めの焼却に限るから」
「青娥ちゃーん、もこたんの写真撮れたー?」
「勿論ですわ、雷鼓さんや皆さん。旦那様と合流したのが終局前でしたので少しだけですが…此方です」
「…うん、グッドだわ。青娥あんた、本当最高よ」
「すぐに気づけなかったのは悔しいわ…はあ、私も青娥みたいな勘?が欲しいわ」
「…本当コイツ等、敵に回したくないナァ。2人共、元の世界ノ座標特定出来たから今すぐ向かえるヨォ?」
「…私は少し観光するか、演劇のネタ作りができるかもしれん」
「なら私も物資調達とかで少し残ろうかしら…まぁ、マホロアの言う通りあの馬鹿とその周囲に向かいたくないけどね」
書いててふと思ったんですよ…アニポケの小説書こうかなぁ、って。まあ具体的なストーリー思いついてないので未定ですが。一応内容的なのは決めてて、グズマになった転生者がグソクムシャをメガ進化させる為の旅に出る…みたいな。虫統一パでお送りします的な感じですね。
もこたん♂「因みにそのグズマ(暫定)君の手持ち予定は?」
一応決めててですね、
•グソクムシャ
•ハッサム
•ヌケニン
•テッカニン
•エクスレッグ
•オニシズクモ
•特別枠でマッシブーン、或いはフェローチェ
…みたいな感じです、まあウルトラビーストは入れる予定はあんまりないですけどね。
何かしら人気ありそうな方々で人気投票をやってみた
-
白崎龍護
-
八雲蒼焔
-
クロ君
-
メル・ゼナ
-
怨嗟マガイマガド
-
ヌシジンオウガ
-
藤原妹紅♂
-
鋼華刹那
-
マガイマガド(コテハンニキ)
-
ゴルベーザ
-
ハン
-
イストワール(図書院長)
-
シン
-
霍青娥(やべー方)
-
作者「え?」
-
ラインハルト卿