東方時空録   作:中津之麻

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自分は気付いた。サブタイトルの下手さに。
それはいいとして、
前から少し時間がたちます。式も成長しますよ!
それでは!


そしてかれこれ一ヶ月

ここからは簡単だ。

毎日朝晩自分の作り出した雲から落雷を起こしてそれを目視して、出始めと終わりを見極みるだけ。

うわぁなんて簡単何だろう(涙

時々梓さんも一緒にやっているが、毎回梓さんの凄さを思い知らされる。梓さんには見えているみたいだ。

雷が落ちるたびにひたすら目を見開いて目視するため、もうドライアイになってもおかしくない。しかしそのたびに何でもないのにいきなり目から涙が溢れ出たりしている。嬉しいのか嬉しくないのか分からない。

それでもそうして何日もずっとそうしていると、人間は凄いもので、段々段々と慣れてきた。

最初は雷並だが、徐々に、ジェット機、弾丸、レースカー、蝿←と速さを変えていき、今では蚊ほどである。

見える、見えるぞー(棒

そうして光の速さって言うのを見れるようになったんだけど、これまで10日ほど立っているが修行はまだしていない。

「早くやらないかなぁ」

「見れるようになったのか?」

と、梓さんが突然言ってきた。

あれ?言ってなかったっけ?

「はい...一応は。言ってなかったですか?」

「聞いてないな」

「そうですか」

どうりで修行しないのか。

「なら制御する修行をしないとな。どの位見えるんだ?」

どの位?雷のことかな?

「大体...蚊くらいですけど?」

すると梓さんは驚いた顔をした。

「はぁ!?それは本当か!?」

「は、はい」

「よくあれだけでそんなに...」

凄いのか?

「まぁいい」

いいのか。

「なら早速練習だな。この間みたいに歩いてみな」

「はい!」

 

してあの時のように雷を生成して体をみたす。そして体中にバチバチと音がし始める。

これで歩けばいいのかな?

そう思っていると何故か梓さんが手鏡を出して渡してきた。

「見てみな」

何故か梓さんは笑っている。

「は、はぁ...?」

そう言いながらその鏡をのぞき込む。するとそこに写っていたのは驚くべきものだった。

「髪が黄色い?!」

黄色って言うかレモン色っぽい。

「雷を纏うとこうなるんだな」

梓さんはにやけながら、凄いなぁ、と言った。

そんなことより何でなんだろうか?

「なんですか?これ...?」

そう言うと梓さんは即答した。

「知らないな」

まぁそうですよね。他人の能力ですし。

少しばかりナルシストな気もするけど、まぁカッコイイので放っておこう。

すると梓さんは言った。

「それはいいとして修行の続きだな」

「いや梓さんが言ったんですよ?」

と言いかけてしまうのを我慢して、冷静に答える。

「はい」

「じゃあ、さっき言ったとおり歩いてみな」

「はい」

そして足を前に出そうとする。すると体が凄く軽くなったかの様に、半分浮いた様な感覚がする。そしてあっという間に、と言うか言う間もなく、神社の鳥居を越えそうになる。

「うおっと!」

急ブレーキをかけて止まる。階段から落ちそうになるが何とか踏みとどまる。

「おぉ、出来たな」

「出来たんですか?」

実際何がおこったのかまったく分かっていない。何故なら、前回とは違ってちゃんと動いていたのが分かったからだ。

「出来てたぞ。多分ちゃんと自分がどこにいるのか分かっただろ?」

「はい」

「それは光の速さの中で自我が有るってことだ。つまり光の速さを自分の物にしたってことだ」

分かったような分からないような...

「分からないか?なら人里まで飛んでみな。何秒かかるか数えながらな」

「わ、分かりました」

そう言っゆっくりと飛び立つ。ゆっくりにしたつもりだったがかなりはやいようだ。

数えるかぁ、この間結構かかったしなぁ。

そう思ったが矢先。周りが早いようなゆっくりような、良く分からない速さで視界を抜けていった。

あれ人里は?なんで真下?

数えるも何も、数え始める前についた。

「でも道中はしっかり見えてたし...ということはこれが光の速さを理解するっていうことか!」

やっと分かった!そう言うことか!

分かったことにより、何かがスッキリした式は光速で神社まで戻った。

すると待っていたのか梓さんは笑顔で言った。

「その顔だとわかったみたいだな」

顔がどうしたんどろうかと思いつつも、さっきの喜び混じりで答えた。

「はい!」

「なら雷を纏う修行は終わりだな。次は...」

そうしてまだ修行は続いた。

 

そうして、修行が始まってから約一ヵ月が過ぎた。雨にも負けず、風にも負けずと時々神社に攻めいる(修行中に乱入してくる)人達の妨害にも屈せず修行を続けた。

梓さんいわくもうそろそろ修行も終わりらしい。一ヵ月かぁ、長いようで短かったなぁ。

今になっては、一ヵ月がかなり前に感じていた。

そして一ヵ月後と言えばもう一つある。

そう。

「寺子屋だ!」

そう言って式は布団から飛び起きた。意識は既に覚醒している。

時刻6時である。寺子屋が始まるまでに2時間半程あるが朝ごはんの支度などで時間をとるため、念を入れて早く起きた。

朝食を食べ、霊夢にもらった、紅白の服を来て支度をする。色が少し奇抜かと思ったがせっかくくれたのに、拒否するわけにもいかない。ありがたく貰っておいた。

そうしていると、あっという間に7時半になってしまった。

こんなものかなぁ。

一ヵ月前に持ってきてくれと言われた物を再確認してから風呂敷に包む。

「雷光になるのもなぁ」

修行している時に纏う物にちゃんと名前をつけておいた。雷は雷光だ。厨二病?知りません。

「飛んでいくかぁ」

歩いて遅れてもいけないので普通に飛ぶことにする。あー早い早い。

風が髪を棚引かせる。寒いとも言える向かい風に煽られながらも、飛んでいく。そして懐かしい人里が見える。これまた1ヶ月間一度も人里には来ていない。

覚えてるかなぁ。

約束のことを忘れられていたら来た意味がなくなってしまう。誰だ?なんて言われた時はガラスのハートが砕けそうだ。

そのなことを考えている内に人里につく。

こんな時間帯に対して人が多い。

するとその人混みのなかに明らかに村人とは違い、青くて長い髪をした人影が見えた。

見つけた。

そう思って、そぅちにかけていく。通り際に女の人が二度見してくるが、気にしない。

覚えてくれているといいけどな...

そう考えつつ少し離れた所に居る後ろ姿の慧音に声をかける。

「おーい、慧音ー」

そう言うと、後ろ姿が止まり、少しずつこっちに顔を....

しかしそこにあったのは見たこともないおばさんだった。

ということもなくあの時と変わらぬ慧音がこっちに顔を向けた。そして自分の顔を見るやいなや、思い出したかのように話始めた。

「おぉ、式。久しぶりになるな。確か今日の寺子屋の見学だったか?」

おお!覚えててくれた!

と感激するが、それも当たり前なので置いておく。すると慧音が小さく首を横に振った。もしかして迷惑だったかな?そう思って確認のために聞いてみる。

「そうだね。今更なんだけど迷惑じゃないかな?」

そう言うと慧音は笑いながら言った。

「そんなはずないじゃないか!大歓迎だ!」

「そ、そうですか」

そんな会話をしながら寺子屋に向かう。時刻はまだ七時半くらいだ。これから何をするのだろうか?これからのことも込めて聞いてみる。

「寺子屋では何をするんだ?」

「一応算数などをやっているが主に歴史をやっている」

「歴史?」

「あぁ、この幻想郷の歴史だ」

なるほど。あれ?歴史って言うことは幻想郷って誰が作ったのかな?

慧音なら知ってるかな?聞いてみよう。

「幻想郷って誰がつくったんだ?」

そう言うと慧音は良く聞いてくれたと言うかのように言った。

「それはな!八雲紫と始終梓だ!」

「へぇそうなんだ」

そういえばどうせ聞いても分からない...な?あれどこかで聞いたような...

「ところで分かるのか?八雲紫と始終梓って言うのは「まじで!?」え?」

あの人と梓さんが!?そうだったのか...予想外です。

 

そうして歩いていると寺子屋が見えてきた。

「大きいな」

予想してたより大きい。外の世界で言う高級住宅の一階のくらいだ。

「まぁな、生徒もいるから自然とこの大きさになるんだ」

「そ、そうなのか」

そうして裏口?らしきところから中に入る。ここの部屋には誰もいない。

「ここって慧音だけでやっているのかな?」

「あぁ、そうだ。だから少し人手が足りなくてな」

慧音はそう言ってから自分の方を見たが、何かを諦めたかのように歩き始めた。

見渡していると一つの箪笥が目に入る。

教材とか入ってるのかな?

そう思い手を掛けてあけようとする。すると後ろからドドドドッという音がした。振り返ると慧音がものすごい形相で走って来ていた。そして自分と箪笥の間に入り汗を流しながら言った。

「こ、こここれはだめだ!」

「え?なんで?」

「なんでって...それよりあっちはどうだ?!教室だぞ?!」

と焦り混じりに奥の扉を指さした。

教室か。先に見てもいいのかな?いやでも後で見れるからいいか。

そう思い、行かないことを伝える。

「いや、まだいいよ。後で見れるからね。えっと...見られたくないのかな?」

すると慧音は首を激しく縦に振った。

「ならもう見ないよ」

そう言って慧音が少し面白かったから笑う。すると慧音は安心したかのように息を漏らした。

「そうしてくれるとありがたい...」

少しばかり疲れたのかとぼとぼ歩いていった。申し訳なく感じた。

 

said慧音...

私は無くなった墨を買うために人里に来ていた。買い終わって寺子屋に戻る途中のことだ。

「おーい、慧音ー」

と後ろの方から私を呼ぶ声が聞こえた。

この声は誰だったか...?

それを確認するべく後ろを振り返ると、そこには懐かしい奴が立っていた。

式か。そういえば寺子屋見学は今日だったか...

そんなことを考えていると式がすぐ目の前に来た。多分だが、寺子屋のことだろうな。

「おぉ、式。久しぶりになるな。確か今日の寺子屋の見学だったか?」

そういうと式は一瞬嬉しそうな顔したが、すぐに普通の顔に戻った。

気のせいか一瞬可愛く見えた。

そんな考えを打ち消すべく顔を小さく振る。すると式が申し訳なさそうな顔をしていった。

「そうだね。今更なんだけど迷惑じゃないかな?」

勘違いをさせてしまったかな?

そう思いその言葉を笑顔で訂正する。

「そんなはずないじゃないか!大歓迎だ!」

「そ、そうですか」

式が元に戻ったところで寺子屋に向かい歩き始める。するとその途中式があることを聞いてきた。

「寺子屋では何をするんだ?」

そうか、知らないのか。これから必要だし教えておかないとな。

「一応算数などをやっているが主に歴史をやっている」

式はそれを聞いて少し驚いていた。

「歴史?」

「あぁ、この幻想郷の歴史だ」

「幻想郷って誰がつくったんだ?」

それは!良くぞ聞いてくれた!

幻想郷の歴史を教えている私にとって一番の質問だ。

「それはな!八雲紫と始終梓だ!」

「へぇそうなんだ」

式がそういった直後に式は少し考え始めた。

そういえば式に分かる人じゃなかったかな?

「ところで分かるのか?八雲紫と始終梓って言うのは「まじで!?」え?」

急に割り込まれたので少し驚く。

「どうしたんだ?」

「いや、気にしないで」

「そ、そうか」

そういうならそうしよう。

そして寺子屋に入り授業の準備をしているところだ。

最初は算数だったか。瓦版を作らないとな。

さっき買った墨を磨って筆を取...ろうとしたその時。ある物が目に入った。

あれは!

式が慧音の私物が入った箪笥を開けようとしていた。

まてまて..まって!

全力で走り式と箪笥の間に割り込む。少し距離が近いが気にしていられない。

「こ、こここれはだめだ!」

そういうと式は驚いたようで目を開いて言った。

「え?なんで?」

思いもよらない返答で迷う。

「なんでって...それよりあっちはどうだ?!教室だぞ?!」

ここから遠ざけるべく教室の方を指差す。そうすると式は少し悩んでから言った。

「いや、まだいいよ。後で見れるからね。えっと...見られたくないのかな?」

察したようで式が言った。

私は激しく頭を上下に振る。

「ならもう見ないよ」

式はそういって笑った。その笑顔に少し胸の奥がキュンとした。

何だろうこれは?

それよりも箪笥が守られたことで安堵の息が漏れる。移動させておかなくては...。そしてまだ瓦版が出来ていないことを思い出す。

あぁ、朝から疲れたな...。

そして机に向かって歩きだす。

 




今更なんですがじつは6000文字越えてたんですけど、7000文字越えそうだったのでけずりました。
どうでしたか?
楽しんでいただければ幸いです。
アドバイス等よろしくお願いします。
それでは。
あ、あと東方龍神録っていうのを友達が書いてます。自分より人気(解せぬ)があって面白いですからよろしくお願いします。
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