東方時空録   作:中津之麻

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今回は前回のに引き続き文との弾幕ごっこです。

それにしても文の口調って難しいですね。素とk...いけないいけないネタバレするところだった...

皆さんは冬休みどうしますか?わたしは予定はありません。クリスマスも!とにかく宿題はもうそろそろ一つ終わりそうです。

無駄話が...

そ、それでは!


決着と紅

「ずるいですよそれ!まったく当たらないじゃないですか!」

 

 

と、文が怒り気味に言った。それもそのはず、さっきから何度も文の放った弾幕や鎌鼬に当たっているが、ことごとく自分を覆っている風の障壁に阻まれ、自分の肌に触れることなく飛んで行ったり消失している。つまり文が何度弾幕を放とうと当たることはないと言うことだ。

 

 

「自分がやっている訳じゃないんだけどな...」

 

 

ちなみに式も弾幕を撃っているがまったく持って当たらない。どれだけ動体視力があっても不規則に動くものに当てるのは至難の業だ。ましてや文ほど速い物に当てるとなると、それはもう神業だろう。すると文は叫ぶ様に言った。

 

 

「ならそれを解いてくださいよ!そのスペルカード時間制限ないじゃないですか!」

 

 

言われて気づくが確かに終わる気配はない。ごもっともだな。しかし言われて終わらせるわけには行かない。ただでさえ一回分負けているのだ。せめて追いつかなくては!と思い、スペカを取り出す。それでもこれで終わらせるつもりででスペカを使う。初めて使う物である。

 

                     

「まだ負けてられないからね!いくよ!災符【異世界の竜巻】!」

 

 

その言葉と同時に文を中心に空気の渦が出来、文が逃げられなくなる。その竜巻はいきなり現れた弾幕で覆われ、その中は見えなくなったが、自分が考えた物だとああなったはずだ。竜巻のなかでは不規則に中にいる人に向かって直進する弾幕が何度も飛んでくる。そして周りは全て弾幕で囲われている。そのため逃げ場は一つしかない。上だ!しかしそれを見逃してしまってはほとんど勝ち目はない。だからそこを狙う!

 

 

「纏符【雷光】!」

 

 

先程までの風を纏っていた時の姿が解けて雷光の姿に変わる。後は文げ出てくるのを待つだけだ。その状態で10秒ほど待っていると。文が出てきた。多分一回は当たっているだろう。当たっていなかったら長期戦に入ってしまう。するとスペカの時間制限が来たのか、弾幕の竜巻は拡散した。するとそれを確認しようとして止まっていた文に当たってしまう。文は一瞬しまったと言う顔をしたが、直ぐにこちらに向き直った。どうやら中では当たってなかったようだ。あと一回!

 

      レ ー ル ガ ン

「砲符【どこかの世界の電気砲】!」

 

 

どこからともなく現れたコインが手のひらに乗る。文がやっとこっちに気づいたのか目が合う。しまったと思いつつも、例の構えになる。あとは親指で弾くだけだ。

 

 

「いっけええぇーーっ!」

 

 

思いっきりコインを弾く。するとコインは、目にも止まらぬ速さで文との間合いを詰める。自分にはしっかりと見えているが文は余りの速さに文は動けない。そのまま文の額に直撃して終わり、とはいかずに、当たった直後にゴンッと鈍い音が響き、文が自由落下を始めた。スペカは人体に影響ないんじゃなかったの!?!

そう思っている間も文は落下し続けていた。

 

 

「文ー!!」

 

 

遠くから呼びかけるが返事はない。すると声が聞こえたのか木影から霊夢が出てきた。

 

 

「あ、文!?どうしたの?」

 

 

距離的には霊夢の方が近い。それでも距離はあるが霊夢も早いし任せた方がいいだろうか?そう思って見ると、霊夢は急いで文に向かって飛んでいた。安心して頭をかく。何故か髪が硬い。そこでまだ雷光であることを思い出す。

解こうかと思って霊夢と文のほうを見る。そこで目に入ったのは、あと一メートルちょっと、もう少しで木に当たりそうな文ととても間に合いそうにない霊夢があった。

自分が行くしかないか!

 

 

「霊夢!自分が行く!」

 

 

そう言う前に行けとは思う。文に向かって全力で飛ぶと、文がもう直ぐそこにいた。それを腕で抱えて受け止める。いわゆるお姫様抱っこだ。そんなことより文が助かったことに安心しつつ霊夢の方を見ると、霊夢も安心したようで安堵の息を漏らしていた。木との距離にまだ1メートルもあり、我ながらその速さに驚く。助けたしいいか、と雷光を解く。

 

 

「助かったの?なら良かったわ。というかなんで文が気絶しているのよ?」

 

 

そう言われて気づいたが、文は気絶していた。

ん?あれ?これ気絶してるのかな?

そう思って文をもう一度をよーく見てみる。

 

 

「...スヤァ...」

 

 

寝...てる?

自分はそれを見てフッと笑ってしまった。そう文はただ寝ているだけだった。それに何故か安心した気持ちになる。それを見てか霊夢は冷ややかに言った。

 

 

「何してるのよ?それより何で気絶しているのか知りたいんだけど?まさか式...貴方?」

 

 

「い、いや、違うよ!」

 

 

霊夢の言葉が何を意味していたかは分からないが多分違うだろう。う~ん、なんで気絶(寝た)したんだろう。

一つ思い当たるとすればスペルカードだ。レールガンが当たった直後に気絶したのだからきっとそうだろう。

多少力が入ってしまったのはあるけどまさか気絶するとは...

 

 

「で、どうなの?」

 

 

「なんと言うか...スペカを使ったら...」

 

 

「はあ!?スペカが!?人体には影響はないはずよ?」

 

 

「そ、そうらしいですね...」

 

 

そんなことを言われても困るが、確かに知りたい。スペカを使うたびに相手が気絶していてはたまらない。すると霊夢が溜め息をつきながら言った。

 

 

「はあ...まあいいわ。そのスペルカードを貸して頂戴。調べておくわ」

 

 

「う、うん」

 

 

そう言われて渋々【レールガン】を渡す。かっこよかったのになー。まあまたいつか帰ってくるだろう。

その後に霊夢が興味心身に聞いてきた。

 

 

「所でどんなスペカを使ったの?14枚も作ったんでしょ?」

 

 

軽く傷を抉りにきたな。そう言われて考えてみると、あのスペカのことを思いだす。風乱だ。霊夢に聞けば分かるかな?

 

 

「あのさ...一つ不思議なことがあったんだけど」

 

 

「何?」

 

 

「あの風乱なんだけどね、自分の周りに風が吹いたりして弾幕が当たらなかったんだけど?」

 

 

「はあ!?そんなのチートじゃない!?」

 

 

ごもっともでです!霊夢にも分からないかな。そう思っていると霊夢は顎に手を付いて何かを考えだした。そして何かを思いついたようで手を打った。

 

 

「前々から思ってたんだけど、式の能力って勝手に起こるときがあるわよね?しかもそれが式に被害があるときだけ。これは私の勘だけど、その能力には自己防衛するようになってるんじゃないかしら?」

 

 

そう言われて思い出してみると、思い当たる節はたくさんあった。動体視力の修行の時も勝手に目から水が出たりした。

成程あれはそういうことだったのか。この能力に感謝しないといけないな。それと霊夢に聞いて正解だった。

 

 

「それよりいつまで文は気絶してるのよ」

 

 

霊夢の言葉で自分が文をまだお姫様抱っこしていることを思い出す。飛んでいる時に物を持つとあんまり重さを感じなくなるからすっかり忘れていた。それと文は気絶はしていない寝ているだけだ。それを伝えなくては。

 

 

「霊m「気絶が長引くと危ないって聞いたわよ?大丈夫なの?」

 

 

言葉を遮られて言うことが出来なかった。そして霊夢が自分に持たれている文の顔を見た。

 

 

「大丈夫かs「スヤァ..スヤァ」え?」

 

 

霊夢は文の顔を覗き込んでから怒った口調で言った。

 

 

「寝てるだけじゃない!分かってたんなら言ってよね!」

 

 

「いやさっき言おうと「うるさい」はい...」

 

 

理不尽だ!そんなことを思いつつも文を見る。しかし文は霊夢の大声を聞いても起きなかった。

それほどいい夢を見ているのかな?

そう思わせるほど気持ちよさそうに眠っていた。しかしいつまでもお姫様抱っこというのもおかしい。出来れば文の家で寝かしてやりたい。

 

 

「霊夢、文の家知らない?」

 

 

「知ってるけど...ああ、そういうことね。文の家なら直ぐそこよ」

 

 

「直ぐそこ?」

 

 

あたりを見回してみるが家らしき物は何処にも見当たらない。何処にあるんだろうか。あたりを見て考えている式に霊夢が言った。

 

 

「この山の裏にあるのよ。そもそもこれは妖怪の山でこの奥に天狗の本拠地があるの。そこに文の家があるのよ」

 

 

「へ、へえ」

 

 

目の前にある山は相当高く後ろが見えなかったがそんなところにあったのか。よし早速行こう。

そう思って飛んで行くと霊夢がそれを引きとめた。れ

 

 

「待って、この山に入るには一つ問題があるの」

 

 

「問題?何かしないとは入れないの?」

 

 

自分で言ってから確認するがすでに山に入ってしまっている。それは違うと分かる。ならなんだろう?

 

 

「人間が山に入ると「そこの人間!」やっぱり...」

 

 

霊夢の言葉にわって入ったのは真っ白に髪をした女の子だった。手には盾と剣がある。その子の後ろにふさふさと蠢く白い物があった。

尻尾かな?

それがある時点で人間ではないことを察する。そもそも人間が人間を人間なんて呼ばないしね。それで何しに来たんだろう?

 

 

「あれは妖怪の山の見張りの犬走椛よ。種族は白狼天狗、天狗の中では下っ端よ」

 

 

「下っ端なんかじゃ!なんかじゃ...」

 

 

どうやら聞こえていたようだ

犬走は途中で言葉を詰まらせた。否定は出来ないらしい。格差があるんだ、可哀想だなあ。でも文の仲間ならタイミングがいい。犬走に文を渡せばいいだけだ。そう思い犬走に向かって言う

 

 

「犬走?これなんだけど」

 

 

「人間が気安く...あ、文さん!」

 

 

プライドが高いみたいだ、気をつけなくなくては。

それより文と犬走が知り合いだったことに安心する。

 

 

「文を受け取ってもらいたいんだけど?」

 

 

「今行きますよ!文さん!」

 

 

犬走はそういってこっちに飛んできたが文より格段に遅い。同じ天狗でも違うんだ。そう思っていると犬走がやっと近くに来た。文に慣れてしまったからか、かなり遅く感じる。

 

 

「文さんを早く渡してください」

 

 

「う、うん」

 

 

「まったく...、人間は...」

 

 

自分が文の乗った手差し出すと、犬走は奪うように文を受け取り背負った。

 

 

「それでは私は帰ります。くれぐれも山には入らないでください」

 

 

そう言って犬走は飛んでいった。文を背負っているせいかかなり遅くなっている。頑張れ!それを見送っていると、霊夢が暇そうにしているのが横目に見えた。

 

 

「じゃあ...帰ろうか」

 

 

「そうね」

 

 

飛び立ってみると日がもう沈みかけていた。それは周りを赤く染める。あんなにも青々としていた森も、まるで紅葉したかのように真っ赤に染まっている。山は反面は赤く染まっているがまたその反面が影で黒に染まり、美しいグラデーションを作り出している。それに思わず見とれていると霊夢も夕日を眺めていたようでこちらを見ずに言った。

 

 

「そういえば梓は当分戻らないらしいわよ。そう言って今日の昼頃出て行ったわ」

 

 

「そうなんだ」

 

 

長い間一緒に過ごしていた師匠がお別れの言葉もなくどこかに言ってしまったことを残念に思う。いったい何処に行ったのかな。まあいつか会えるかな。そう思い切り替える。すると霊夢が夕日からこっちに向きなおしてから笑顔で言った。

 

 

「今夜の食材が足りないのよ!買いにいかないと今晩のご飯が心元ないわ!行くわよ式」

 

 

そう言い霊夢は先に飛んでいった。

 

 

「うん」

 

 

式はそう言って霊夢の後を追いかけた。

 

 

~said文~

 

 

私はさっきまでなかった揺れを感じて目が覚める。あれ?なんで寝てるんでしょうか?少しづつ目を開けていくと見慣れた白い髪があった。

 

 

「椛?なにしてるの?」

 

 

椛相手だからつい素に戻ってしまう。まあ椛だからいいのよ。すると椛は気づいたようで応答した。

 

 

「文さん!気づきましたか!」

 

 

「そんなことよりなんで寝てたのよ?私」

 

 

「何でかは分かりませんが渡された時にはもう眠っていて」

 

 

「渡された?」

 

 

「ああ、はい!そうなんですよ!渡してきた男といったら天狗を相手に失礼なんですよ!?寝ている無防備な文さんをお姫様抱っこしていたり!命知らずもいいところですよ!」

 

 

「ねえ、文さん!」と椛が共感を求めてきたが、その前の椛のことばでそれについて思い出す。男と言ったらあの七条式しかいない。私は式さんとスペルカード勝負をして...負けたのよね。人体に影響のないはずのスペルカードで気絶するなんて、いったいどうなってるの?流石にこれを記事にしたら弾幕ごっこが広まらないですよねえ。どうしましょう紫さん。そんなことを考えていると椛が言った。

 

 

「あの、文さん?」

 

 

「何?」

 

 

「ずっとおんぶしてるんですけど...、あ、いいならいいんですよ!」

 

 

「そういうことね」

 

 

文はそう言って椛の背から離れ自分の力で浮遊する。降りたところで椛は呼吸をしてから文に聞いた。

 

 

「ところであんな所で何してたんですか?」

 

 

「スペルカード勝負、みなさんはいわく弾幕ごっこって物をしてたの」

 

 

「弾幕ごっこ...ですか?」

 

 

「そのうち分かるから。要するに戦ったのよ」

 

 

「へえ、そうなんですか。結果はどうなったんですか?まあ文さんにかかれば人間なんてほんの10秒でぎったんぎったんでしょうけど」

 

 

「いや、負けたのよ」

 

 

そう言うと椛は申し訳なさそうに下を向いた。椛は悪くないのに、いや、誰も悪くないけど。そう式さんの能力がチートすぎたからよ。そういうことにしておこうと独りでに頷いていると椛が悪びれたような声を出した。

 

 

「すみません文さん...無神経なばかりに...」

 

 

謝られたが別に怒っているわけでもない。

 

 

「謝ることないから、それに椛は悪くないじゃない」

 

 

笑ってそう言うと椛は顔をあげた。その顔は何処となく嬉しそうだ。

 

 

「あ、ありがとうございます!」

 

 

帰ろう。そう思ったが椛に呼び止められる。

 

 

「あの、文さん」

 

 

「何?」

 

 

「さっきは失礼なことをしてしまいましたから何かお詫びをしたいんですが...?」

 

 

これに乗らない手はない!となるとあれしか!

 

 

「別にいいのに」

 

 

「いえ!それでは私の気が「そこまで言うならいいでしょう」え」

 

 

「どうしてもと言うなら」

 

 

「なら?」

 

 

「今夜そのもふもふの尻尾を私の枕にしなさい」

 

 

「そ、そんなあ...」

 

 

「さーて、早く帰って新聞書かないと!急いで帰るよ!椛!」

 

 

私はそう言って椛のために遅めに飛んだ。

 

「待ってくださいよ~。文さ~ん」

 

 

その後に遅れて椛が飛んできた。それじゃ本気でいきますか!私は全力で家に向かった。勿論椛は追いつけない。夕日が眩しく輝き、視界が一瞬眩む。それが治り、目に映った景色はいつもとは別物に感じられた。

 

 

 

 

 

 

~said out~

 

 

それから半年が経った。いつもと変わらないが楽しい日々をすごした。弾幕ごっこもそれなりに流行ったがそうそうできる人もいないしやる気もない様だ。そんなことでいつもとそう変わりない日常になった。しかし突然に突飛なことはやって来る。

 

 

そしてそれから半年が経ったその時、

 

 

空が紅く染まった。




どうでしたか?楽しんでいただけたら幸いです。

アドバイスや誤字報告等よろしくお願いします。

やっとですよ!やっといけそうです!え?何かって?それは言えません。まあ分かるでしょうけど。

次回もよろしくお願いします。

それでは!
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