クリスマスから一回も投稿してませんね、約三週間ですか?
いやあ、時が経つのは早いですね。
本当に申し訳ない。
時には忘れ、時には兄にパソコンを占拠され、ゲームの誘惑に負けながら書いた17話です。
いろいろ焦っていたので日本語がおかしいところが多々あるかもしれません。
一ヶ月とかになると流石に失踪状態ですねわかります。
言い訳?はここまでにして本文をどうぞ。
それでは
「あはははは!死んじゃえ!!」
金色の髪をした女の子は狂気に満ちた目で笑っている。絶え間なく飛んできている弾幕が肌を掠める。なかなか密度が高く隙間を探すのもやっとだ。冷や汗が頬を伝うのを感じていると後ろから笑い混じりの声で女の子が言った。
「いつまで逃げてるの?!それじゃつまらないわ!」
「...」
「ずっと黙ってるつもりなの!?なら話させてあげる!!禁忌『フォーオブアカインド』!!」
後ろからスペカの宣言が聞こえた直後、後ろから飛んで来る弾幕の量が何倍にも増えた。そのことに驚愕して後ろに振り向くと、魔理沙の時と同じように女の子の姿が四つに増えていた。
「な、なにそれ!?」
式が焦りに呑まれた顔で言うと、四人の女の子は式の恐怖混じりの顔を見て喜ぶように笑った。
「まだまだこれからだよ??壊れないでね!!?」
質問には答えてくれなかったが弾幕の嵐は止まらなかった。女の子の血の様に紅い瞳には逃げ惑う式の姿がはっきりと捉えられている。光を反射し、輝きを持つその瞳だが、正面を向く振り向きざまに見えたそれは彼女の心を表すかのように黒く濁っていた。
何分もその猛攻を避け続けていると
「まだまだ遊び足りないわ!今までずっと暇だった。遊びたくても遊べなかったんだもの!だからもっと楽しませて!?」
その言葉に1つの疑問が湧く。
「遊びたいなら遊んだらいいじゃないのかな?」
「え?」
その言葉と同時に女の子は弾幕の発射を辞め、空中に浮いたまま棒立ちになってしまった。そして数秒の沈黙が出来る。弾幕が飛んでこなくなったため避けるのを中断し、体ごとその方向に向ける。すると四つあった女の子の姿が一つに集まっていっていた。多分スペルの発動時間が終わったのだろう。そして沈黙を破るように式は言葉を続ける。
「遊ぶことならいつでも出来るんじゃないかな?」
式の目に写った女の子は表情1つない真顔で式を見ていた。また何秒かの沈黙が続くと、今度は女の子が口を開いた。それと同時に怒りに似ているがそうではない表情に顔を歪めた。
「あなたには分からない...何百年も閉じ込められて...誰も相手にさえしてくれなかった私の気持ちなんて!!」
力強く目を瞑り、大声で叫んだ。何百年。それは式にとって途方も無い時間だった。背中に宝石のような物をはやしている時点で種族が違うことが分かる。それ以外式と彼女には沢山違いがある。それでも式は、その女の子と近しいものを感じていた。
「そうだったんだ...」
こんな状況でも式は彼女の言葉を理解した。理解したからこそ彼女の気持ちが分かったような気がした。そして、それがこんなに小さな女の子と言うとなると
救ってあげたい...!
と言う思いが湧き出てくる。
「可哀想に...」
本質的にはまったく異なることが仲間はずれと言う様なよく似た経験が合ったため、心からそう思うことができた。しかし女の子はそれを聞いても怒りと悲しみが入り混じったような表情を変えることは無かった。式がそこまで言った直後に女の子は歯を音が聞こえてきそうほど強く噛み合わせていた口を動かした。
「同情なんていらない!!」
式の言葉を遮るかのように女の子は叫んだ。その言葉で知らぬ間に下を向いていた顔を上げると、その女の子は目尻に涙を浮かべていた。それを見て何も言えずにいると女の子はさっきの表情のまま下を向き涙を拭いて顔を上げ、そして叫んだ。
「私決めた...あなたを壊す!!」
先程までの泣き顔とはうって変わり、口は三日月に曲がり鋭く光る犬歯をみせている。それよりも最も目を引いたのは女の子の目だ。紅く合ったのはそのままだが、先程は感じられなかった「狂気」が視線を伝い、自分に流れ込む。
「ーッーー...」
思わず後ずさりしてしまう。体の覆う様になんとも言えぬ威圧感が肌にまとわりつく。今までに感じたこともない寒気に襲われ鳥肌が立つ。
しかしそれでも式の思いは変わらなかった。
「遊ぶ人もいないんだね...」
「うるさい!!」
その言葉と同時に女の子の後ろの魔法陣らしき物から数多の弾幕が現れる。隙間がほとんどなく一面を覆い尽くしている。それを見て、当たらなければ!と思い風乱になる。
「一瞬で終わらせてあげる!!」
その瞬間に不規則に弾幕が飛び交い始める。避ける必要もないと思い、女の子に向かい飛び始める。いくつか弾幕が風によって外れて、安心していたその直後、他の弾幕とは少し違う感じのする1つの弾幕が自分にむかって直進して来たその時、いつもなら軌道がずれる領域に入ってもその弾幕は全くぶれることなく真っ直ぐ式にむかって直進し、すぐ近くまで来た。
「あっぶない!」
ギリギリかわしたが、服の一部を掠めてしまった。なんで外れなかった!と他の弾幕を避けながら考えていると、ある事に気付く。
風の障壁がない。
さっきの弾幕が来る前まであった物が突然消えていた。
「無駄だよ!私の能力で破壊したもの!」
破壊!?その言葉に思わず一瞬止まってしまう。しかし消えていると言うことはそうなんだろう、と頭を高速回転させて事態を飲み込む。風の障壁がなくなるのなら風乱になる意味は無い。
と、弾幕を避けながら考えた結果、一枚のスペルカードを取り出す。
「纏符『水帝』!」
その言葉と同時に霊力が変化した水が髪を覆い、後に髪も水色となり同化した。閉じていた目を開けると、すぐ近くには視界を全て覆い尽くすほどの弾幕があった。それは一秒も立たないうちに自分の体に触れ、そして飲み込んだ。体のいたる所に穴が出来、そして分崩離析した。
「あははは!死んじゃった!」
女の子が叫ぶ様に笑った。それもそのはず、先程の弾幕が通り過ぎた後、式のいたところを見ると、そこには式の姿は無かった。跡形もなくなってしまったのだ。そしてその周りのは液体が散乱している。
「真っ赤..な...血?」
その液体は赤くなかった。透明なその液体は少しずつ一箇所に集まって行き、少しずつ形を成していく。そして形が出来た後に今度は色が付いき、最後に目を開いた。
「し、死ぬかと思った...」
そう言って冷や汗を流し、頭をかいたのは
式だ。
「な、なんで生きてるの!?」
女の子は目を見開いて叫ぶ様に言った。
なんでって言われてもね...
「うーん...この水帝の力って言えばいいのかな?」
今更だけどこれは自然現象の内なんだろうかとは思うけど、霊夢曰くこれも自己防衛の一環らしい。
「そんなのずるい!!」
女の子はそう叫びながら大量の弾幕を放った。式はそれを真正面から受ける。当たった箇所は弾け、水となり戻ってくる。その繰り返しで少しずつ少しずつ女の子に近付いて行く。
「そ、それなら!」
その言葉の後、弾幕の雰囲気が変わった。色などの目に見えるような物ではなく弾幕一つ一つの圧力が格段に上がっていた。気のせいか分からないが風の障壁が消されたときの物と似ていた。弾幕の密度も増している。この弾幕には当たっていけないような気がして必死になって避けるが、それも限界になってくる。一つまた一つとかわすことが難しくなり最後には腕に直撃してしまった。
「当たった!!」
女の子が嬉しそうに口を三日月に曲げて言った。その数秒前、弾幕に当たってしまった式は、腕に当たったにもかかわらず何10メートル吹き飛び水帝が解けていた。引き剥がされたの方が正しいだろう。弾幕に当たった瞬間水帝が解けたかと思うと当たった所に激痛が走った。それをよそに女の子は笑っていた。的外れかもしれないが式は苦痛の中、それがとても可哀想に思えた。
「遊ぶ人もいなかったんだね...」
そう言うと女の子は再び顔を歪めた。
「うるさいうるさい!!うるさい!!!」
半分予想だったがあの反応なら合っていたみたいだ...それを想像するだけでも考えられない程の虚無感が湧いた。本人はこれ以上にもっと辛い思いをして来たと思うと勘違いかも知れないけど自分は彼女の気持ちが少し分かったような気がした。
力になりたい!!そう思ったその時、
胸の中で何かが開いたのを感じた。
「遊びたいなら遊べばいい...」
思ってもいない言葉が口から漏れる。そして式は何かの意思に引っ張られたかの様に女の子に向かって全力で飛びだす。
「あなたには何も分からない!」
「遊ぶ人がいないなら作ればいい!」
「出来たならやってるもの!!」
あっと言う間に1メートル2メートルとが距離が縮まるが、それを阻止するかのように女の子が大量の弾幕を魔方陣から放出した。異様に体が軽く弾幕が自分から避けているかのように避けることができる。そして女の子の前に姿を表す。しかし女の子は式が見えた途端に恐怖が生まれた様な顔付きで叫んだ
「いやーッ!!」
それと同時に今度はさっきの二倍はありそうな量の弾幕が現れた。
「チッ...」
舌打ちをしながらも式はその全てを避けた。そしてまた少しずつ間を詰めて行く。
視界を埋め尽くしていた全ての弾幕をかわし女の子の姿が視界に入る。式を見たとたん女の子は青ざめた。
「辞めて!!来ないで!!!」
女の子はそう言いつつ片手で目を覆い、そしてまた別の手を自分に向けて開いて来た。
これ以上長引いたらまずい...!
式の霊力は戦い始める前と比べて、もう少ししか無かった。このままいる訳にも行かない、そう思った式は女の子に向かって全力で飛翔した。
「それでも友達が出来ないなら!!」
「いや!!聞きたくない!!」
その言葉の間にも女の子の掌が少しずつ握られて行くのを式の目捉えていた。それを見た式は、直感であれが閉じられるとまずいと悟る。
後少し!!
女の子がもう3~4メートルと言う程の距離まで近づいていた。近くにいるせいか掌の動きが先程より鮮明に見える。 女の子は全てを拒絶するかの様に目を覆い、何か強い意思を持ちその小さな手をのばしている。そんなことには目も呉れず、式はたったこれだけの距離にも関わらずあらん限りの力を振り絞って飛んだ
「それでも出来ないなら...」
「いやあぁああぁあぁ!!」
「 俺が友達になってやる 」
式は女の子を痛覚の働きそうなぐらいまで強く抱きしめた。
女の子の悲鳴が耳を劈かせる中、その言葉が2人の間に響く。
「え....?」
女の子は身じろぎもせず、何が起こったか分からない、言う様な声で言った。
式はそれを説明すべく体を離す。そして澱んでしまった顔を笑顔にし言った。
「友達がいないんなら俺が友達になってあげるよ。それに友達が欲しいんならそれも手伝ってあげる」
満面の笑みで言ったつもりだったが、女の子は怪しむような顔つきで式をみている。笑みがまずかったかな、と思っていると女の子はゆっくりと口を開いた。
「本当に友達になってくれるの...?」
式は少し真剣な顔に戻して答える。
「本当だよ。嘘はつかない」
そう言うと女の子は笑顔で飛び上がった。
「お姉様!!私にも友達が出来たわ!!」
左手を上にあげてガッツポーズをして空に叫んだ。その空を眺めると、空が紅い。
そうだ!これ異変だ!急がないと!
と、半分焦り気味になる。
「そう言えば名前は?」
一番最初に聞くべきことを今にしてしまい、すこし申し訳ない気持ちになるがそんなことは気にしていられない。
「私はフラン、フランドール・スカーレットだよ!」
「フランか。自分は七条 式って言うんだ。式でいいよ」
そして利き手の右手を挙げて握手しようとすると、フランは右手を見て少し困った様な表情をした。よくよく考えると先程からフランは右手を使っていなかった。右手をを使うと何かあるのかな?と思いつつ左手を出す。
「これならいいのかな?」
「うん!」
そう言って出してきた左手をしっかり握る。
「よろしくね」
「こちらこそ!」
そう言って笑ったその時。
ドン!
と爆発音がしたその後、物凄い風圧の爆風が来た。しっかりと体を足で支えて手で顔を覆い、フランの方を見てみると、同様に右手で顔を覆っている。それと共にあの小さな拳が握られていた。それを見た途端、右目が焼けるように熱くなる。
「あぁあああぁああ!」
式は目を押さえて地面に倒れ暴れるように叫んだ。その声にフランは驚き目を丸くした。
「ど、どうしたの!?!」
そう聞いても返事はない。式は痛みに悶え苦しんでいるため返事をする余裕も無い。フランはそれに恐怖するように手で顔を覆った。そこで手を見たことで察してしまう。私のせいだ!
「あっーー」
痛みが頂点に達した時右目が弾けた。痛覚が働き過ぎたせいか麻痺して痛みは感じない。その代わりに絶えず右目があった場所から流れ続ける血を感じる。
「いやー、危なかったぜ。えーと、式は...式?!」
と言う魔理沙の声が聞こえて来る。その直後に「大丈夫か!!」体を揺さぶられる感覚がしたがそれも段々と鈍くなってくる。
体も段々と冷たくなって来た。
死んでしまうのかな.....
いかがでしたか?
楽しんでいただければ幸いです。
再度言いますが投稿が遅れてすいませんでした。待っていてくれた人たちににも...え?いない?そんなばなな!
次回はこんなに期間が空くことはない(はず)ので次回もよろしくお願いします。
あ、誤字等の報告も出来ればよろしくお願いします。
それでは