これじゃいつ完結するか分かりません。
今回も多少無理やりなところはあるかもしれませんがそこは許してください。
それでは
said 魔理沙...
「式!式!おい何とか言え!」
必死になって式の体を揺するがその体は服越しでも分かる程に冷えきっていた。それが式の命が危ないことを物語っていて、その冷たさが手に伝わる度に魔理沙の心の中に焦りが募る。
一体何が合ったんだ...。そしてその後ろには呆然と立ち尽くし目から大量の血を流している式をただただ見つめているフランの姿が有った。状況が分からず混乱しそうになってしまう。そのせいもあってかそこにいたフランに怒鳴るように言った。
「おい!?お前が何かしたのか?!なにがあったんだ!??」
その声にフランはビクッと肩を揺らし、ゆっくりと顔を魔理沙の方に向けた。その状態のまま数秒固まっていると、その瞳は色を取り戻したかのように涙ぐみ光りを反射した。そしてフランは半泣きの状態で小さく言った。
「死んじゃったの...?」
魔理沙はその言葉に反応し、恐怖を感じつつも恐る恐る式の手首に触れる。すると、その手首から血の流れが微かながらに手の触覚が刺激された。どうやらまだ死んではいないみたいだ。そのことに安堵したがそうしてもいられない。この弱すぎる脈もいつまでもつか分からない。
「死んでは無いみたいだぜ...」
そのことを伝えるとフランも同様に安堵の息を漏らした。そして目に溜まった涙を拭ったが、また式の姿を見るや否なや悲しそうな表情をした。
どうして敵のお前が悲しんでいるんだ?戦いの中で何かあったのか?
そうも思ったが、フランにつられて改めて式を見るとそれも消え、焦りがぶり返して来、
「ここで何があったんだ!!どうにかできないのか!!」
そう当たってしまう。そうするとフランは戸惑ったように自分の手を見て、どうしてか震えだした。魔理沙は興奮状態だったためそんなことは気にしていられずに、「どうなんだ!」と怒鳴ってしまう。するとフランは半ば泣きそうになりながらも言った。
「私の、...私のせいで!!...」
それだけしか言わなかったが、ここまで言えば馬鹿でもこいつがやったと言うのが分かるだろう。
だけどそれが分かっても意味が無いんだぜ...
「助けられないのか...!?」
そう叫ぶ様に言うが、フランは驚いたその後にふるふると首を振った。それを見て魔理沙は落胆した。大した希望も無かったが、わずかにあったそれすらも粉々に打ち砕かれた。
私の知ってる魔法なんかじゃこれは治せないし治せたとしても材料もない...どうしようも無いんだぜ...
そんなことを思っている間にも、式の体温がゆっくりと奪われて行っているのが分かりどこからか罪悪感が湧き出てくる。そしてゆっくりとフランのほうを見ると、フランもそれにつられて魔理沙を見た。
「どうして泣いてるの...?」
そう言われて急いで目元を拭うと、手に液体の感触が伝わる。それを受け入れないかのようにもう一度拭い、目で見える位置にまで手を持ってくる。
「あれ?何で泣いてるんだぜ?おっかしいな...」
そう言って平然を装うが、今度は視界が霞む。そしてそれは頬を伝って行く感触を残したまま式に触れている手に落ちた。
霊夢に怒られるのは御免だぜ...
そう思いながらぼやける視界で式を見る。それに便乗するようにフランも泣き出した。
「死んじゃうの...?初めての友達なのに...?」
そう言って膝をついたその時
「パチュリー様ーー、お気を確かにー」
とあいつの声が聞こえてくる。こんな時にもうるさい奴だな...いや、...パチュリーなら、パチュリーの魔法なら治せるかもしれない!!
そう思った魔理沙は目を覆う涙を、目を瞑ってから拭いほうきにまたがりパチュリーの元に急いだ。そしてパチュリーを揺さぶっている使い魔を押しのけて、今度は魔理沙が強引にパチュリーを揺すった。
「おい!起きろパチュリー!」
「...何よー...」
パチュリーが起きたのを確認し、用件を話そうとしたその時
「良かった!!!!」
と言うフランの大きな声が図書館に響いた。
said 式...
式は光りも何も無い世界に一人立っていた。
あれほどあった右目の痛みもすっかり消えていた。目の前は行く先行く先真っ暗で立っているのかも分からなくなってくる。前後不覚なまま何も考えることが出来ずに前に歩いていると、ある物が見えてくる。
扉だ。
さほど大きな扉ではない上、 そのまま扉に向かって歩いていると、ちゃんと前には進めているようで少しずつ大きくなっていき、段々とその詳細が分かってくる。それは何ら大きい訳ではなく、式の体の2倍くらいで大した装飾もされていない。そしてその扉には人一人がやっと入れるかどうかのぐらいの隙間が有った。
これ何だろう?もしかして三途の川への扉とか?
そう考えた途端に気分は重くなる。
本当に死んだのかな...フランと友達になったばかりなのになあ...
慧音や魔理沙、霊夢のことを思うと歩くのも辛くなってくる。
「これを越えたらもう帰って来れないのかな...?」
扉を目の前にして棒立ちになってしまう。
「まあ、結局死んだんなら帰ることは出来ないかな...?」
そう考えると少し諦めた気持ちになり、行こうと思考が切り替わる。すっかり重くなってしまった足を動かして扉に触れれる距離にまで歩いていくと、先程の隙間からその中が見えたが良くは見えない。なので恐る恐る中を覗き込むようにして見て見る。それでも何があるかは全く分からず、更なる恐怖心に襲われる。溜め息をつきながら考える。
「どうしよう...この中の入ったら何が起こるか分からないし...うーん、迷ってても仕方ないかなあ...?」
意外と早く出てしまった結論を頼りに気持ちは堂々と、行動は狭い隙間をするすると抜けながら中に入る。しかしその中には何も見られなかった。安心したような少し残念なような気分になっていると、突然フランと戦っている時に感じた、扉が開いた時の感覚と似た力強いものを胸の近くに感じた。
何だろう...と、胸部を軽く押さえていると、真っ暗だった空間に一つの小さな光りが灯った。三途かななどと思ってその方向に歩いていくが、歩いてもそれは一向に大きくならない。以外にもその位置から遠くあったため仕方なく駆け足でそちらに向かった。
「な、何これ?」
そこには式の想像していたものとは程遠いものだった。それは式の体二つは有りそうな程の大きさの球体だった。それも完璧な球体ではなく不規則に揺らめいている。式が思うに、世に言うオーラみたいな物が浮いていて少し不気味に感じてしまう。それでもこれが何かを確かめたいと言う衝動に駆られゆっくりとその球体に手を伸ばした。
そしてそれに触れたその瞬間頭に痛みが走り、それとほぼ同時に今までの幻想郷にいた間の記憶がフラッシュバックした。博霊神社で過ごした時間や寺子屋での授業など、いろんなことが一気に頭に流れたが所々がかすんでいて何があったのかは分からなかった。そしてそれが終わった直後に諦めていた気持ちが打ち消され一つの意思が生まれた。
生きたい...
そう思ったその瞬間からその球体からオーラが自分の体に流れ込んだ。それを止めることも出来ずただただ立っているとそれは突然止まり、球体も少し縮んでいた。それと共に今までは無かった生命力があふれ出したかの様にさっきの意志をいっそう強くした。
「まだ死にたくない.....!!!」
そう叫んだその瞬間、目に稲妻が迸り焼ける様に熱くなった。まるで、目を覚ませと言っているかの様に。本当にそうかどうかは曖昧だが、その熱さに耐え切れず瞼をゆっくりと持ち上げる。すると眩しいともいえる光りが突然に差し込み、暗闇の直後でまだ慣れていない目を強く眩ませた。
said without...
魔理沙がほうきにまたがりパチュリーの所に向かった後にフランが止まらない涙を必死で拭っていると、フランの視界に不可解なものが見えた。涙のせいで霞んでしまっていてよく見えなかったため、フランはいつの間にか止まっていた涙を拭い、それを見た。それは潰れてしまっていた式の目の所から不自然に小さな光りの柱が立っていると言う物だ。それが何なのか分からず、ただぼーっと見ていた。するとその小さな光りの柱は、ゆっくりと輝きを失い、やがて消えた。その直後
「あれ、ここは...?」
と式がのんきに起き上がった。するとフランは先程の涙とはまた別の、世に言う嬉し涙を流し、式に飛びついた。式は突然のことで反応することが出来ず体を持っていかれてしまう。
「良かった!!!!」
フランの大声が耳に響く。式は自分の胸の中で泣いているフランを見て全てを理解し優しく撫でた。
「おい!何があったんだ?!」
何処からか魔理沙が飛んできた。そして自分を見てとても驚いたような顔をした。
まあ無理もないかな......死んでたはずの自分が今目の前にいるんだからね
式はそう思ったが、魔理沙はその後にどうしてか困ったような顔をして言った。
「お前......式か?」
「え?」
魔理沙は、まるで別人を見るような目で式をみている。しかしそれがどういう意味なのか式には全く分からず、確認も込めて自分の手を恐怖混じりにゆっくりと見た。
「何も...ない?」
見たところ倒れる前と大した違いはない。それどころか傷もなく、あんなにあった疲れや痛みも消えていた。
魔理沙は何を言ってるんだろう?
そうと思いつつも返答する。
「自分は式だけど...?」
そう言うと魔理沙は少し安心した様な顔をした。そして目尻に湧いた微かな涙を拭ってから明るい口調で言った。
「いやあ、びっくりしたぜ!死んだかと思ったんだが、何が合ったんだ?」
どうして生きているのかって聞いてるのかな?
と釈放し、一応覚えている限りのことを式は魔理沙やまだ目尻に涙を浮かべているフランに伝えた。
「かくかくしかじかなんだけど」
「へぇ!かくかくしかじかなんだ!」
とフランは笑いながら言った。
あ、伝わったかな?
と思ったが魔理沙は眉をぴくぴくと動かしながら苦笑いでこちらを見ていた。流石にアニメや漫画のようにかくかくしかじかでは伝わらないか、と式も苦笑いを返す。そして改めて話すを戻す。
「それで何があったんだ?」
「いや、なんと言うか良く分からないって言うのが一番正しいんだと思うよ」
そう言うと魔理沙は漫画でいう風にずっこけた。
「何で分からないのに答えようとしたんだぜ!」
「なんで生き返ったのかがちょっと良く分からないんだよね。他のことならいえるよ」
「ならそれを頼む」
少年説明中...
「...なんだそれ」
「分かりません」
説明中フランがルーミア見たく「そーなんだー」と話を理解できていなかったようだが、それは置いておく。
これじゃ式の【目】のことがまったく分からないぜ...ん?別に隠す必要も無いな。一応聞いておくか
そう思った魔理沙は式にそれを告げた。
「なあ、式。」
「どうしたの?」
「いつからお前の目はそんな風になったんだ?」
「え?」
「分からないか?見てみろよ」
そういい魔理沙はどこからか手鏡を取り出した。魔理沙の言葉に疑問を抱きつつその手鏡を見つめる。すると、
そこに写っていたのは
フランのように真っ赤に染まった右目だった。
左目はいたって普通で、これまでどうり真っ黒だ。なのに右目だけ、フランに潰された方だけ赤く染まっていた。
「な、何これ?」
「私が分かるわけ無いだろ」
「そうですよね...」
改めて鏡を見てみるが、目は代わり映えなく赤色だった。それを見つめているとだんだんとそれが鮮やかにさえ思えてきた。どうしてこうなったと思い返してみると、ここに来る前は確実に黒色をしていた。そうなればあの目が潰れた時しかない。そう思い。もっと深くに考えてみる。一番怪しいのはあの球体だ。あれは一体何なんだろう。しかしいくら考えても答えは出ない。
「おそろいだ!」
とフランが考えている途中に言った。戦闘時に感じた凶器も無くなり無邪気に見えるフランを見ているとどうしてか気持ちが楽になりそれまで考えていたことがどうでもよくなって行った。そこで思考が切り替わる。
考えていても仕方ないかな。
式はそう思い立ち上がり、上を見上げる。真っ赤に染まった空を見て式は言った
「まだ異変は終わってないよ!霊夢の所に急ごう!」
そう言うがまだ会話は続くみたいだ。
いかがだったでしょうか?楽しんでいただければ幸いです。
アドバイス等よろしくお願いします。
いきなりですが、自分は期間が空きすぎて投稿日時不明のタグが輝いて見えます。
で、だからなんだと言われますと、皆さんは大体どれぐらいだと忘れずにいるのかと言うのが知りたいんです。
なるべくそれにあわせて投稿したいですしね。え?新手の感想稼ぎかって?聞こえなーい聞こえなーい。
一人からしか来ないような気もしますがそれはそれでいいでしょう
それでは