東方時空録   作:中津之麻

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今回はいろいろと主人公の気持ちがすごいことになります(そんなにすごくないかも知れない)
幻想入りしますかね
それでは!



幻想入り確定

前回のあらすじ

おいてけぼりで、飛ばされた

 

 

パチッパチッという音で目が覚めた。ゆっくりと瞼(まぶた)を持ち上げると目の前は一面木の板で出来た天井だった。

ゆっくりと体を持ち上げると布団がかけられていた。羽毛とかそういう物ではない、布地に綿を詰めたような感じの物だ。

辺りを見回すと、床も壁も天井も全て木で出来ていて真横に囲炉裏がある。

所々すこし黒ずんでいて、作られてからすこし時間がたっているようだ。

(まじかよ、東京に囲炉裏がある家があるのか、それとさっきの音はこれか)それと心無しか夏のわりには少し寒いような気がする

(あったかいな、それにしても自分は助けられたんだろうか...丁寧に布団までかけてあったんだから誘拐はないだろうけど...ていうか今の時代の東京に木だけで出来た家とかあるのだろうか、田舎ってことはわかるけど...)

あるかも?自分の管轄外(かんかつがい)だ(メタメタ)

そんなこと(メタはなかった物とする)を考えていると奥の部屋から少し太った、いかにもおばさんって言う感じの優しそうな人が出てきた。

(ていうかなんか着ている服...おかしい?いや古くないか?)

この布団をそのまま服にしたみたいなものだ

黙っていると向こうから話しかけてきた

「おお!起きたかい!」

声のボリュームがやや大きい

「あ、はい..あ、あの、あなたが助けてくれたんですか?」

「いや!助けたのは私の夫だよ!」

「そうでしたか...それでその方は?」

「今は狩りにいってるよ!」

「そうですか...お礼を言いたかったn...」

(ちょっとまて!今何ていった?!)

聞き間違いだと思い聞き返す

「今何て言いましたか?(汗」

(間違いであってくれ!)

そう心の中で祈る

「ん?狩りだよ狩り!今日こそは大物捕まえるって言ってたからねぇ!猪でも捕まえてくるさ!」

女性は「あはは!」と笑いながら囲炉裏の前にすわり、温まっている。

(猪?!そんなもん東京にいないぞ?!)

いるかもしれないぞ発言は知らん!(メタメタ)

ここが何処が分からなくなって来たので聴いてみる

「あのぉ、ここって何処ですか?」

(東京であってくれ!)

「ここは人里から少し離れた山だね!最近ここも物騒だからそろそろ人里に引っ越そうかと思ってたところだよ!」

(人里ななんのことだ?もしかして自分が馬鹿なのか?いやそんなはずわ..)

体から水がでて来そうになるのを感じて必死に抑える

(自分の質問が悪いのかな?きっとそうだ)

メンタルを立て直しつつ改めて質問する

「あのできれば県とか市とか、最悪国名はなんでしょうか?」

すると女性は訝しげな表情をして答えた

「けん?し?なんだいそれは?聞いたことないね。まぁ国名は強いて言うなら『幻想郷』だね!」

(は?幻想郷?何それ美味しの?...やっぱり自分は気付かない間に馬鹿になっていたのか...)

口から「あはは、あはははは...」と声が漏れている

「大丈夫かい?」

心配そうに聞いてきた

「大丈夫です」

自分の馬鹿さを認めて冷静になった

「そうかい!ならいいね!」

(切り替え早いなおい、自分もだけど)

すると女性は言った

「もうすぐ帰って来る頃だね!ご飯にする前に...って晩御飯食べたかい?」

「い、いいえまだです」

今思うとかなりお腹が減っていた正直また倒れそうだ

「じゃあ食べて行きな!なら帰って来る前に顔を洗って来な!」

(まじかこのご時世になんて優しい人だ!)

「迷わなくてもすぐ近くに川があるからそこで洗うといいさ!」

(そう見えたか?)

そう思ったが気にせず、促されるまま家から出る

外は真っ暗だ、灯り1つない。振り返って家を見ると予想通り全て木でできていた

そしてもう一つの物が目に入った。

 

空だ。

 

その空は星が所狭しと並んでいて、とても数え切れない。自分の住んでいたところも星は多かったが、これはもう比じゃない。全てが光を競うかのように輝いている。

(ーーー)

言葉が出ないどころか何も考えられなかった

数分見とれて固まっていると、突然肩を揺さぶられた

「...オイ...おい!」

やっと我に帰ると目の前には少し大柄で少しいかつい男性が立っていた。肩には大きな猪がいる。

(なるほど、この人か)

「目を覚ましたのか!よかったな!」

なんとなくこの人の妻?に似ている気がする

「はい、その節はありがとうございました。」

「礼儀正しいなぁ!立ち話もなんだ!中で話そう!」

(流石に助けてくれた人にいきなりため口という訳にはいかないしね)

「あ、顔を洗って来いと言われたので」

「そうか!なら早く来いよ!今夜は猪鍋だ!上手いぞぉ!」

「ありがとうございます。それでは」

そあ言って行こうとした時、男性の後ろ人が見えた。

その方に目を向けていると

「そうだ!お前も挨拶しろ!」

そう言ったから、男性の後ろに目をやると後ろから長い黒髪の女の子が出てきた。

女の子が少しずつ顔をあげるとそこには、とても可愛い顔があった。あの二人から生まれて来たとはとても思えないものだった

(可愛い)

そう思った

(なにこれ現実にこんな可愛い人いるのか?てっきり二次元の中だけだと思ってた)

そんなことを思っていると彼女は頬を赤らめて、小さくお辞儀し小走りで家に逃げて行った

(え、もしかして嫌われた?)

落ち込んでいると男性は言った

「おぅ、すまんな!まあ仕方ないか!」

男性は「がはは!」と言いながら帰っていった

やっぱり似ている

(え、仕方ないってどういうことだ?まさか!)

そう思い体に異常がないかを見る。見たところ何もない

(自分ってそんなにおかしいか...確かにここの人達と服は違うけど...)

落ち込みながら川に向かう。すると思ったより近くに川があった。50mくらいだ。

「木のせいで見えなかったのか」

独り言を言いつつ川に手をいれる。かなり冷たい。気にせず顔にかけると、鼻がツーンとした。

(幻想郷っていったい何処なんだ)

だんだん分からなくなってきた。

(まぁ、そのうち分かるか)

そして自分を確認しようと川を覗き見る。川の流れは穏やかだったから見えると思ったが真っ暗で何も見えない

(仕方ないか)と思い立ち上がろうとした時、急に周りが薄暗く光始めた。

(これも初めてだ、でもこれで見えるな。前からこんなふうにタイミングよく起こったらよかったのに)

そして川を覗き込む、しかしそこに自分はいなかった。いや正確には覚えている自分ではない。

(あれ?なんかイケメンがいるぞ?)

そこにあったのは見慣れた自分ではなかった

(もしかしてこれもこの光の一貫か?)

そう思い、あの時と同じように目をこする。

何かの間違いだと思いもう一度川を見てみる。

しかしそこにはさっきと変わらない顔があった。

「これが自分...?」

川に写った自分を確認すべく自分の頬を軽く叩いてみる

「痛いな、写ってるのも動いてるし夢じゃないか!」

そう分かると嬉しくなった

(となるとさっきのあれは...)

先ほどのことを思い出すと、にやけてきた

(おっといけないな、早く戻らないと)

にやけるのを抑えながら小走りで向かった

「やっときたか!」

「すみません。待ちましたか?」

「いいや!待っちゃいないさ!今家内猪を捌いてるから待ってな!」

(待ってるだけなのも申し訳ないな)

「台所ってあそこですか?」

「あぁそうだけど...まさか手伝うのか?大丈夫ならいいけどな」

ひきこもっていた頃、親がいないときは自分で作っていたからまぁまぁ自信はある。そういうこともあるため料理を手伝うべく台所に向かった。

訳だが、そこには驚くべき、えげつない光景があった

そこにあったのは、皮がはがされ、筋肉が丸見えで、腹が裂かれ内蔵が見えている猪だった。なによりその中の心臓が動いていたのだ。魚を捌くのとは訳が違う。新血が常に流れ出ている。

自分は思わず口を押さえてしまった。それと同時に吐き気が込みあがる。急いで外へと駆け出す。その勢いでこみ上げたものを吐いてしまう。

(みっともない物を見せてしまった)

食べていないのにどこからこんなに出てくるんだってくらい出た。

「す、すみません!」

「あっはっはっは!やっぱり吐いたか!俺も始めの頃はよく吐いたよ!」

「そ、そうですか...」

「まぁ気にするな!」

後ろであの女の子が気まずそうにしているが、言われた通り気にしないことにする

(このままじゃ申し訳ないな...よし!)

「もう一度だけ手伝ってきます!」

「お、おい、無理するなよ!」

「大丈夫です!」

向こうにいる彼女もなんだか明るい顔になった気がする

 

「大丈夫かい?」

「はい!大丈夫です!手伝います!」

「なら頑張りな!」

「はい!」

そうして奥に目をやると、ほとんど切り終わった猪の肉があった。

それでもまだ赤く光を反射している皮のない猪の顔がある

「頭のところの肉がこれまた美味しいんだよ!」

またもや吐き気がするがそんなことは気にしない

「あの、こうやればいいんですか?」

「おぉ!よくしってるねぇ!でももう少し奥に...」

こうして教えてもらいながらやっていると吐き気はすっかり消えていた

 

そして切り終えた

「はぁはぁ..」

「お疲れ様!よく頑張ったねぇ!」

水のはいった湯のみをもらう

「ありがとうございます」

そう言って空いている座布団に座り、水を飲みほす。

座っている間にもう料理は出来ているようだ。その匂いが漂う。すると

グウウゥゥゥ

お腹がなった。申し訳なくなりうつむく

「あはははは!もう出来てるよ!さぁお食べ!」

できた猪鍋を小皿に移して渡してくる

自分は夢中にかきこんだ。

うまい。それしか言うことができない。とにかく美味しい

「美味しいです!」

「そりゃあよかった!」

そうして食べていると男性がはなしかけてきた

「そういえば今更だが名前はなんていうんだ?」

(ほんとに今更だな)

しかし答えない訳にはいかない

「自分は七条式っていいます」

「そうか式か!俺は本雅正樹だ!」

「わたしは静子っていうんだ!苗字は一緒だよ!まぁぜんぜん静かじゃないけどね!」

「わ、私は千乃祐希です!」

すると正樹さんと静子さんが驚いた顔をしている

「あのどうかしましたか?」

「いや、祐は人見知りでね」

「そうですか」

これはうれしかった。しかしひとつだけおかしいことに気がついた

「あれ?祐希さんと苗字が?」

すると正樹さんは遠くを見ながら話始めた

「実はな、祐も式と同じように6年前くらいに森に倒れるていたんだ」

「祐希さんも?」

「そこを見つけて住まわせてるんだが、倒れる前の記憶がないらしくてな」

「そうなんですか...」

気まずい空気になり沈黙に包まれかけた時、静子さんが聞いてきた

「そういやなんで式はこんな山中に倒れていたんだい?」

今日あった一連のことを思い出す

「家族が死んだ直後に竜巻に巻き込まれて気づいたらここに、いたんです」

完結にまとめた

「家族が死んだって、お気の毒にな...」

「いや気にしなくてもいいですよ!」

また暗い雰囲気になりかけたので言っておく

「それにしても竜巻なんて起こってないよなぁ?」

すると祐希が頷いた

「いやそんなはずは...」

すると正樹さんはうつむいて

何かを考えて始めたが、向き直りこう言った

「もしかしてその身なりからしてもしかして外来人か?」

「外来人とは?」

「この世界とは違う、別の世界から来た人のことだ」

(別の世界?自分のいた世界とは違う世界、つまり...異世界?!)

 




はい終わりましたね
無事?幻想入りしました
すみませんが東方のキャラはまだでません!申し訳ない!
次はするか...わかりません
それまではたぶん勝手なつくり話ですが、どうかお付き合いください
それでは
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