投稿することができませんでした。分厚い壁でした。
壊すのに一夜かかりましたよ。もちろん寝ました。
今回は色々と内容が詰まって、5000文を超えました。
それでは
「もう一度言う、式の能力は自然現象を操る程度の能力だ!」
今度は何故かドヤ顔をして来た。
「いや、2回言わなくてもいいですよ」
と、冷静に返しながら考える。自然現象を操るってことは、自然を操るってことでは無いんだよな。
自然現象だから自然におこることを操れるってことか。そんな感じに解釈をしていくと1つの結論にたどり着く。
「なら自分から出たあの雷とかは、能力のせいなんですか?」
それだと説明がつく。
「あぁ、そうだな。これは予想だがあれは自然現象の雷だろうな」
やっぱりと頷いていると、梓さんが興味津々だ、と言うかのような感じで言う。
「自然現象ってことは、あの雷とか以外にもあったんだろ?何があったんだ?」
梓さんの言葉で式は過去を振り返り、おこった現象を思い出す。
「はい。自分にあったのは水が出たり雷が出たり、手が消えたりとかです」
自分で言ったことだが、水が出たと言うことに懐かしい感じがした。なんなんだろう。とても懐かしい...
「やっぱりか、それだけか?」
と、突然言われて頭が回らなかったが、自我を取り戻して思い出す。
昔の家が吹っ飛んだことしか思い浮かばない。
「これは自分のせいかは分からないんですけど竜巻がおこるっていうがありました」
すると、今更だが優雅?にお茶をすすっていた霊夢が突然言う。
「竜巻なんて物騒なもの、ここで起こさないでよね」
そんな当たり前なことを、と思って前を向くと梓さんがうなだれていた。小さく「くそぅ...」と聞こえたが空耳だろうな。そこでふとした疑問が湧く。
「梓さん。時々おこるんですけど、いつも以上に大きな事がおこると何故かほとんど気絶してしまうんです」
知っているだろうと質問をすると、知っていたようで応答した。
「それはたぶん霊力が少ないからだろうな。霊力がほとんどなくなると、俺も何故かは分からないが気を失うんだ」
また知らない単語が出てきたので質問しようとすると、梓さんが霊夢に向かって言った。
「おーい霊夢、式の霊力の量分かるか?」
すると霊夢は、分かってるわよね?と言いたげな顔で言った。
「私は便利屋じゃないのよ?れをさせるなら報酬を三倍に...」
と言ったところで、ドサッと音がしたのでそっちを見ると、梓さんが手をついていかにも倒れそうな感じになっていた。
顔を覗き込むと、死んでしまったかのように活気が無くなっていた。式は気の毒に感じて霊夢を見る。すると霊夢は
「はぁ...今回だけだからね」
と言った。梓さんは生き返ったかのように起き上がり、生き生きとした顔になった。良かった良かった。
「それじゃ霊夢頼む」
「分かったわ」
ため息混じりにそう言ってこっちを見つめる。
何が起こるんだろう、と期待していると、何もないまま、霊夢は、わぁおと言うかのように言う。
自分の解釈ですよ?霊夢はそんなこと言いません(メッタメタ
「驚いたわ、かなり多いわよ。私の2分の1くらいよ」
それって多いのかと思いったところで梓さんが言った。
「だからか、俺でもあの雷はちょっと痛かったからな」
あれで痛いだけなのか。本当に凄いんだな。と実感したところで多くのことを理解する。
「へぇ、式ってすごいのね」
と、霊夢に言われて嬉しかった。褒められて嬉しくないはずはない。
ウンウンと頷いていると外から女の子の声がする。
「おーい!霊夢ー!」
霊夢が呼ばれたので、霊夢の方を見ると
呆れたようにため息を付いていた。
ため息つき過ぎではないだろうか。白髪生えるぞ。
それにつられて外を見ると、ほうきに乗った金髪の女の子が降りてきた。成程これが魔法使いか。見た目自分と同い年だろうか?となると霊夢も同じ位か。それと可愛いと言うのにはもう慣れた。以後気にしないでおこう。
「昨日梓が大量の妖怪やっつけたらし...いな?お前は誰だ?」
と言いながらこっちを向く。
自分のこと以外ありえないので答えようとすると、霊夢に先をこされる。
「その妖怪達に襲われてたやつよ。名前は七条式らしいわ」
心の中でくそぅと思いつつ。妖怪に襲われてたことが今までのことが嘘かのように鮮明に頭に浮かんだ。それでもそれ以外は何もない。梓さんは焦った顔をしたが、自分を見て安心したように息を漏らす。
どうしたんだろうか?霊夢に言われたが一応自分からも行っておく。
「霊夢が言ったけど、七条 式です」
「式か、そんな敬語は要らないんだぜ!私は霧雨 魔理沙だ、魔理沙でいいんだぜ。ところで霊夢、式は戦えるのか?」
魔理沙か、何故か男口調だな。メモメモ))
戦い?殴り合いとか?いやいや流石に女の子がそんなことする訳...ないよな?
とか考えていると、霊夢が言った。
「多分できないはずよ。今日来たばかりだし。できるの?」
と言って自分を見る。それは勿論...
「できません」
「当たり前だ。能力もろくに使えない式が魔理沙に勝てる訳が無い」
梓さんが外に出て言った。少し傷つく。まぁそうなんだろう。
「梓!いたのか!なら早速勝負だぜ!」
魔理沙はそう言ってほうきにまたがり、梓さんに突っ込んだ。すると梓さんは右手を上に挙げて固まった。魔理沙が車並の速さまで加速し、で梓さんにぶつかりそうになり、危ない!そう思った時
魔理沙が突然ほうきから転がり落ちた
「いったぁ...」
そう言い魔理沙は涙目になっている。
何がおこったか確認すべく梓さんを見ると、その右手が微かにパチッパチッと電気を帯びていた様に見えた。
「馬鹿ねぇ、魔理沙が梓に勝てる訳無いじゃない」
霊夢が冷たく言う。すると魔理沙はむきになった様で、
「そ、そんなのやってみないと分からないだろ!」
「まぁまぁ」
と梓さんがなだめに入ると
「そう言う梓は自分の能力言ないのが悪いんだぜ!なだめるくらいなら教えろ!」
魔理沙が可哀想に見えてきた。式も梓の能力が気になりそっちを見る。
「うーん...いや言えないな」
迷った末そういった。
魔理沙は今にも、ムッキー!と言いそうな形相で
「卑怯なんだぜ!」
と言っている。
「今度何かしてやるから」
と言うと、魔理沙は先程とは一転して嬉しそうな顔で言った。
「なら今度香霖堂でマジックアイテムを買ってくれなんだぜ」
何故か梓さんは泣きそうになりながら、
「あ、あぁ...」
と言った。最強の身に何が。霊夢は梓さんを哀れむような顔で梓さんを見ている。酷いな。
「式!それじゃ早速修行だ!」
さっきのことを無かったことにするかの様に、大きな声で言った。
「修行って何なんだぜ?」
魔理沙が不思議そうに首を傾(かし)げている。
「そう言えば言って無かったわね。式は梓の弟子になったのよ」
「なんだそれ!式!ずるいんだぜ!」
「いや、そんなこと言われても...」
「そんなことはどうでもいい!さぁ修行だ!」
お分かりだろうが霊夢→魔理沙→式→梓の順で会話が進んだ。梓さんだけ何故か必死だ。
さっきのことと何かあるんじゃないかと思い、霊夢に聞いてみる。
「なんで梓さんはあんなに必死なんだ?」
「多分あれだわ。最初の報酬で私に一番高いお茶と団子を買って来るのが、二つ目の報酬で二倍になったの、それと魔理沙にマジックアイテムを買うって言うのが重なったから、梓の財布はもうすっからかんになるはずよ」
なんてこった梓さん。可哀想に...貴方はどうやって生きて行くんだ...
哀れみの目線を送ると、少し怒ったかのように
「式!修行だ!」
と言って来た。正直自分も修行が楽しみだったので、
「はい!」
と返事をして梓さんのところに駆けていく。
幸いにも自分のぞうりが置かれてあった。それをはこうとすると。
「それはもうボロボロだからそっちの下駄を使え」
と言われて、その方向を見ると比較的に新しく、綺麗に光沢が輝いている下駄があった。
勿体無い気持ちになる。
「こんないい物をいいんですか?」
「あぁ、それは式にやる」
まじですか。式は新しいおもちゃを貰ったかのようにウキウキしながら下駄をはく。
梓さんの目の前に行くと、梓さんは言った。
「まずは飛ぶための修行だ」
自分は思わずガッツポーズをしてしまう。
「言っておくがそんなに簡単じゃないぞ」
と笑われる。恥ずかしくなりながらも基本的なこと聞いてみる。
「どうやって飛ぶんですか?」
「そうだな、言うなら自分の中にある霊力で体を包んでそれを浮かせる。みたいな感じだ」
成程分からん。
「まぁ分からないだろうな、見本を見せる」
梓さんはそう言って仁王立ちする。すると自分の目にはありえない物が移った。
梓さんの背中から羽が生えた。
それも鳥とかの普通の羽じゃない。鱗が太陽の光を反射させ、その中には膜を貼る。自分の体一つ分を超える大きな純白の竜の翼だった。
梓さんはしまった!と言うような顔をして焦っている。
「何よそれ!!」
「なんなんだぜ!?」
霊夢と魔理沙も知らない様で驚いている。
自分も気になり聞こうとしたその時。
自分は何を言おうとしたんだっけ?
頭にあった言葉では消え、記憶が綺麗さっぱり消えている。微かに残る、梓さんということを頼りに梓さんを見ると何やら集中している。
霊夢や魔理沙も戸惑っているようだ。
「梓さん、今何かありましたか?」
そう聞くと
「ん?どうした?」
と返された。気のせいだろうか?
「いいか、式。こうやるんだ」
梓さんがそう言うと、霊夢の時の同じ様に浮上する。自分もこうなりたいと言う欲にかられる。
「いいか?まずは自分の中にある霊力の感じるんだ。集中して胸の中にある物を探れ」
言われた通りに、目を閉じて集中する。
最初はどうやって感じるんだ、と考えてたりしたが、集中が深まっていく内に、無心になって行く。
そうしている内に体の中で渦を巻く大きくて、穏やかに流れている物を感じる。何だか癒されているような気分になる。
「どうだ?出来たか?」
その言葉で我に帰る。
「はい!」
何だかとても清々しいしかった。とても元気が出て体が軽い。今にも飛べそうだ!と言う気分になる。
「まぁ、ここまでは簡単なんだがな」
と梓さんほ笑っている。
「じゃぁ次が本番だ!」
「はい!」
今更だが霊夢と魔理沙はお茶をすすりながらほのぼのとしている。
見てろ!即効飛んでやる!
と思っていた時期が自分にもありました。
えぇありましたとも。
あれから一時間がたった。
「もう一回!」
そう言って意識を集中させる。あの流れを感じそれを自分に覆おうとする所まではいい。
それから背中一面を覆った所で霊力が破裂して、自分は吹っ飛んで転がる。
「痛いなぁ」
転がり過ぎて肘の皮がめくれて血が出て来た。無理なのかなと諦めかけた時に、梓さんが言った。
「式は早いほうだな、結構上達が早いからな。後一時間頑張れば行けると思うぞ」
「はい!」
褒められて俄然やる気が出た。もう一度同じことをしようとした時、梓さんに言われる。
「1箇所から広げて行くんじゃなくて、霊力の流れに任せて少しずつ全身を包んでいくんだ、やってみな」
「全身にですか...わかりました!」
もう一度やると、さっきと同じように破裂する。霊夢と魔理沙を見ると笑っている。くそう、ドSかよ!愚痴を言っても仕方が無いので
もう一度集中する。
すると、今度は、体の中の霊力が少しずつ膨らん出いくのが感じられた。少しずつ膨らんで行き、やがて体を覆う。しかしここで喜んではいけない。霊力の形をそのまま上に持ち上げるように想像する。
すると突然、体が浮いた。不安定で倒れそうになるが、抑えて上に上がることを意識する。
嬉しい気持ちが膨れあがり、
「やった!」
すると集中がとけて浮遊感が失われる。
グキッと言う音がして、足をぐねったことを理解する。
「いってぇ!」
と倒れる。すると視界に入った霊夢達は目を大きく開けて驚いていた。やったぜ。
すると後ろから声がする。
「おぉ!できたな!予想よりかなり早いぞ!よくやった!」
勿論嬉しかった。
「ありがとうございます!」
そう言って立とうとすると、足首に痛みが走る。要するに、足首をくじきましたぁ!
「いった!」
「くじいたか、おーい霊夢」
梓さんが呼ぶと、視界に入った霊夢は明らかに梓さんを睨んでいた。すると梓さんは察した様で
「肩貸してやるから立て」
と言った。この人は少しばかり人を使い過ぎでは無いだろうか。
そのあと、足に包帯を巻いて貰い、歩けるようにはなる。
「今日はここまではにするか」
と言われて渋々断念する。
そして魔理沙は帰り。神社(今更だが入る時に神社だと気づいた)で晩御飯を食べ
朝起きた部屋を貸して貰い、就寝した。
そしてその夜中
ふと目が覚める。体に浮かんだ時の高揚感が未だにのこっていて、なかなか寝ることができない。やっと寝付けたのにこんな夜中に起きてしまうとは...
「やっぱり練習するかな」
と小言で呟き、静かに立ち上がる。ふすまをゆっくりと開けて行き、外に出る。
そして今、式は神社の外に立っている。
そのまま意識を集中させて昼と同じように霊力が体を包む。この感覚は忘れないだろう。そのまま目を開く。今度は昼と違い、霊力は破裂しなかった。軽くガッツポーズをして、自分の体をしっかりと頭の中に思い描く。そして、その体が浮くように想像する。案の定浮いた。昼間より楽に浮けたことに、少しびっくりする。
「よし」
小言でそう言い、今度はどのように動きどのように飛ぶのかを想像する。
すると、まるで昼間の霊夢のように、優雅に、そして思うがままに体は浮遊した。木々は真下にあり、地面は足の下には無い。
「よっしゃぁあぁ!!」
大声をあげて喜んでしまい、誰も起こして無いかと神社を見る。誰も出てくる気配はないことに安心して、空を眺める。
その空には数多の星々があり、競い合うかのように輝いている。
その星々はどこか懐かしい気がした。
いかがでしたか?
私的によかったんじゃないかと思います。
そしていつも後半は書くことがない。
それでは!