東方時空録   作:中津之麻

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サブタイトルは思い付きです。(元・馬鹿とテストと召喚獣)
今回もなんとか5000字超えました。
引き続き式の修行です!
それでは!


修行と弾幕と馬鹿やろう

翌日...

 

「霊夢!梓さん!来てください!」

式は寝ていた梓と霊夢を叩き起こし、神社の外へ連れて行く。

「なによ...異変?何もないのに私を無理やり起こすなんてことないわよね?」

霊夢は明らか不機嫌で少し睨んできている。それも無理はない、式は深夜に飛べてから興奮状態で寝ることができず、梓さん達に見せたいという気持ちに駆られながらも、だいたい6時位まであぐらをかいた状態で浮いていたのだ。

もちろん自主練の一環である

「ふぁ~あ...」

梓さんは眠たそうだが気にしていられない。自分の進歩を早く見せたいのだ。

駆け足で外に出る。はいているのは勿論昨日貰った下駄だ。

「いきますよ!」

後ろで「早くしてくれないかしら」と聞こえたのは空耳だ。

多少時間はかかるものの昨日とは打って変わり、スムーズに霊力が体を覆う。

「結構綺麗な霊力ね」

霊夢も感心した様で先程の不機嫌さは無くなっている。そのまま霊力の形を昨日と同じく浮かせる様に想像する。違うことがあるとすれば、自分の体がくっきりと頭に浮かんでいる。

「よし、それじゃ!」

そう言った後に、地面から足が離れる。そのあとは単純だ。自分がそこでどうしたいかを想像するだけだ。

昨日の霊夢の動きを真似る様に一心不乱に宙を舞う。

「おぉ、これなら上出来きだ」

そう梓さんの声が聞こえて嬉しかった。

そのまま地面に降りて二人の元へ駆け寄る。

「どうですか!?」

はしゃぐように聞く。すると霊夢が言った。

「昨日の今日でこんなにすぐに飛べるやつは見たことないわ、センスがあるかもしれないわね」

「センスって昨日魔理沙が言ってた戦いがどうこうってやつか?」

「まぁそうね、能力を駆使して片方が負けを認めるまで戦うのよ...これだと時間を喰うのよねぇ~、何か良い案ないかしら」

自分には管轄外の愚痴を聞いていたら、霊夢は何かを考え始めたので梓さんの方を見てみる。

さっきの感想を言ってくれるのかと思いきや、何故かこちらを見て微笑んでいる。これまた何故か寂しそうな顔だったのはなんでだろうか。

「上達が早いな、これなら早くほかの修行も終わりそうだな」

と、嬉しそうに言った。

「霊夢にはほど遠いですけど...」

と恥ずかしさ混じりに言うと霊夢は、何を言ってるんだ、というかの様に言った。

「当たり前よ、私の能力は空を飛ぶ程度の能力なんだから、こんなすぐに私より上手くなったらこの能力は名折れだわ」

なるほど、梓さんの言っていた空を飛ぶやつは霊夢のことだったのか。

納得していると梓さんに言われる。

「なら早いがこれで飛ぶための修行は終わりだな」

「はい...」

それを聞き少し名残押しく感じるが、次の修行への期待感が勝る。

「それなら次の修行に移る「はい!」前に朝飯だ」

早とちりしてしまい恥ずかしく思う。そして今更だが朝から何も食べていないことを思いだす。

グゥ~と音がして、しまった!と思ったが自分の体からした感じがしない。どうやら自分ではないようだ。

もちろん霊夢ではない。霊夢はもうbreakfast作りにとりかかっている。

その結果自分はひとつの結論に至る。

「ま・さ・か?」

自分はロボットの様に少しずつ梓さんの方に顔を向けていく。少しずつ梓さんが視界に入っていく。どうやら微笑んでいるようだ。

自分も微笑み返そうとしたその瞬間。

梓が式の目の前にいた。

そっと頭に手を乗せられ、少しずつ力がはいっていく。

「忘れるか、殴られて記憶が消えるかどっがいい?」

あくまで梓さんは微笑んでいる。微笑んでいるがどす黒い笑顔だ。式の頬に一粒の冷や汗が流れ落ちる。

ていうかその選択肢両方理不尽じゃないか!と思うがそれでも助かる道があるならそれを選ぶしかない。

「わ、忘れます...」

「よろしい」

そう言い梓さんは神社に向かって歩き始める。

頭から手を退けられ安堵の息を漏らす。それに便乗して梓さんがこっちを向く。

まさか見せ掛けで殺られんじゃ!

そう思い思わず頭を手で覆い隠す。

ところがそんなことはないようで梓は再び神社に向かって歩き始める。

「助かった...」

口から言葉が漏れてた。すると神社の方から

「出来たわよ」

と霊夢の声がする。朝ご飯のことだと察して式も神社に駆けて行く。神社の中には香ばしく食欲をそそる匂いが漂っていた。

 

食べている途中、次の修行について話合いが始まった。式が修行について聞き過ぎたからだろう。

「う~ん、式は何がしたい?」

突然話を振られる。いやそんなこと言われましてもね...師匠なんですから考えて下さいよ。

そんなことを思いながらも考えていると、霊夢が話に割ってはいって言った。

「梓が師匠なんだから自分で考えなさいよ」

思っても見ない助け舟だ。心の中で感謝しておこう。すると梓さんは顎に手を添えて考え始めた。

それは置いといて冷める前にご飯を食べよう。

あとちょっとで食べ切れるという所で、梓さんが思いついたようで話しかけてきた。

「そうだな、戦うとしたら攻撃が出来ないとな」

「それは能力ですか?」

これは自分の既望である。だがそれではなかった。

「それでもいいんだがなぁ、難しいだろうしな」

「難しいんですか?」

今まで勝手になったりしたから以外と簡単なんじゃないだろうか、と思っていた。

「まぁな、能力は単純なやつならいいんだが、式の能力は規模が大きいからな。色々と応用出来そうだから修行したらかなり時間がかかる」

自分は、へぇ、と感心する。自分の能力って結構凄いんだなと思った。

「で、結局は何なのよ」

霊夢め、ことごとく結論を急ぐなぁ。まぁ、自分も聞きたいと思い始めていたので便乗する。

「自分も聞きたいです」

そういうと梓さんはにやりと笑って言った。

「となると後はこれしかないからな」

じらしてくる。

「早くして」

そうだそうだ

「言うぞ?...弾幕だ!」

弾幕?あの銃とかの?

と思っていると、すでに食べ終わっていた霊夢が何かを思いついたかの様で突然急いで部屋に言った。

どうしたんだろうと思いつつも、修行のことについて質問をする。

「弾幕って何ですか?」

すると梓さんは片手を肩ぐらいまで挙げた。すると

その手の平の上に煌々と輝く金色の球体が現れた。綺麗だ...と思わず魅入ってしまう。強いて言うなら黄金を少し透明にしたような色だ。

「これが弾幕だ」

「なんですか?これは?」

「これはな、霊力とかの塊だ」

「これが霊力...?」

これが霊力が実体化した物だと悟る。が、その球体は自分の霊力とはどこかが全く違う感じがした。

「これは飛ぶより簡単だと思うけどな」

自分は梓さんと同じ様に片手を挙げて霊力を固めるように想像してみる。

すると、案外簡単に出来た。できたのはいいんだ、いいんだけどね?極端に小さいんですよ。直径1cm位だ。

梓さんの方に真顔で顔を向ける。すると梓さんは爆笑しだした。

「あっはっはっはっは!小さいな!」

師匠に向かってイラッとしたのは秘密だ。

「でもこんな一瞬で出来るなんて凄いことだからな!自身を持て!」

持っていいのだろうか?梓さんが言うなら...、すると梓さんはプッと吹き出した。思わずその手に乗っている小さな小さな球体を梓さんに投げる。するとその球体は初心者がやったと言う感じにふわふわ飛んで行くのかと思いきや、以外にも梓さんに向かって直進して行った。

気付いていないようで梓さんは笑い転げている。下衆が(棒)

当たった。その球体は梓さんの腰に当たる。しかしそれは想像していた物とは全く違う物で、ポンという音の後に消えてしまった。

「痒いじゃないか、と言うか投げるなよ」

ちくせうと思いつつ、霊力をもう一度手の上に集める。しかし出来たのはさっきと変わらない1cm程の球体だ。改めてよく見て見るとさっきの梓さんの弾幕とは全く違いどこか白っぽい色をしていた。これはこれで綺麗なので眺めていると、また梓さんが笑い始めた。その時

「うっさい!」

霊夢がふすまを開けて怒鳴る。梓さんは怒られたと言う顔をしている。世には自業自得と言う言葉がある。その後も梓さんにヒントを貰いながらやって行く。しかし今度は飛ぶ時とは違い、全くもって前進しない。

「何でだろうなぁ、弾幕作るほうが簡単なはずなんだが...」

梓さんも困っているようだ。

「もう一回やって見ます!」

片手を挙げて霊力を込める様に送り込む。

集中力が切れて来たのか今度は玉すらできない。

「もうダメそうだな、ここまでにしておくか」

言われた通りもう体には元の1割程の霊力しか残っていない。

「はい...」

仕方なく終わることにする。霊力と集中力を取り戻すために、あの時と同じく自分の霊力を感じる。

癒されるぅ...

 

そのままざっと一時間位いたおかげで霊力はほとんど回復した。この状態だと何故か集中力はかなりもつ。そして何故かほんの少しだけ霊力が増えたような気がした。

「ん?霊力が増えたな?何をした?」

梓さんに聞かれる。自分でも分からない。

「分かりません...ただ減った霊力を戻そうと集中してたら...」

そこまで言うと梓さんは、成程と手を打ちこう言った。

「式、予想だがそれは自然の摂理だ。自然にある物は傷がつくとそこを強くしようと治癒をするんだ。たぶんそのせいだろうな」

本当かどうかは分からないが確かにほんっの少しだけ霊力が増えたのは事実だ。信じよう。

「そうなんですか...この能力って結構凄いんですね...」

「それはそうだろうな、その能力はその気になれば天候も操れるだろうしな」

梓は軽く言ったが式はかなり驚いている。

それってつまり頑張れば台風も豪雨も地震も起こせるってことじゃないか。規模が大き過ぎる...

自分が能力を使いこなすことに自身がなくなってきた...

すると空からまたあの白と黒の女の子が降りてきた。

「おーい!霊夢!梓!あと式はいるか?!」

あとって、何なんだろうか。

答えようとしたその時、霊夢がいた部屋のふすまが大きく開かれ、出て来た霊夢が言った。

「いいところに来たわ!魔理沙!あず...さはいいわ、式こっちに来て」

と誘導された方に行く。梓さんはどうでもいいのかお茶をすすっている。

「どうしたんだぜ、霊夢」

一番聞きたいことを魔理沙が言った。

「いいことを、思いついたのよ!これを見なさい」

そう言って渡され紙にはこう書いてあった。内容は至って簡単だ。

[弾幕を3回当てた方の勝利とする]

それだけだった。

「式?弾幕は撃てるわよね?」

圧力が凄い。あんまり撃ちたくないのだが言うことにする。

「うん、まぁ...」

「なら話は早いわ。魔理沙、これで式と戦って頂戴」

「それはいいんだけど、式は戦えるようになったのか?」

「一応私位には飛べるわ」

「本当か!?式ってすごいんだな!よし、なら早速勝負なんだぜ!」

式は話しに追いついていないのに勝手に話しを進められる。

「ちょ、ちょっと待って!つまり自分と魔理沙が戦うってことなのか?」

すると霊夢は呆れた様に言った。

「何回言わせるのよ...「まだ二回m」そうよ、魔理沙と戦って、魔理沙の弾幕に3回当たると負け。式が3回当てたら勝ちよ」

話しを聞けと思いつつも理解する。

「大体分かった」

「なら早く行きなさい。...試合開始!」

魔理沙がほうきにまたがり浮かんだ。それはいいのだが、1つ疑問が沸く。

「なんで霊夢がやらないんだ?」

「そんな面倒なことやってられるわけないじゃない」

なんだと!そう思ったところで背中に痛みがはしる。

「いったぁ、容赦ないな!」

「余所見してるのが悪いんだぜ!」

とりあえず自分も浮かび体制を立て直す。

「本当だったんだな!もう飛べる様になったんだな!これならこれも楽しくなりそうだぜ!」

そう言って魔理沙は周りに緑色の何かを投げる。するとそれは爆発して中から緑色の弾幕らしき物が飛んでくる。

予想以上に速い!とりあえず避ける。と言うかよけることしか出来ない。

後ろを見るとまたいろんな弾幕が飛んできている。

「無理だろ!」

そう叫ぶと同時に弾幕に当たる。二回当たったから残機は後1回だけ。

こういく危機的状況だと出せるんじゃないか!

そう思い、手に霊力を込める。

「いっけぇぇ!」

だめだ!厨二病だ(メタメタボ

しかし出たのはまたもや1cmの球体だ。

「くっそぉ!」

そう言ったところで魔理沙の弾幕に包まれる。

「痛い痛い痛い!」

思い切り叩かれたような感覚が前進に来る。

「弾幕が痛いなんてきいてない!」

 

そして3分くらい立って痛みが消えてから質問する。

「で、結局あれはなんなんだ?」

「新しい試合方法よ。今までのだと時間かかるし、考えてたのよ。でもあれだとまだ改善の予知はありそうね」

霊夢はそう言って部屋に戻って行った。

「仕事熱心だなぁ」

そんなことはさておき後ろから大爆笑している声が聞こえる。勿論魔理沙だ。

「なんなんだぜ!あの弾幕!ははははははは!!」

恥ずかしくなってきたので、反論する。

「仕方ないだろ!昨日の今日なんだぞ!」

思わずむきになる。

「これじゃ八卦路を使うまでもなかったんだぜ!」

魔理沙はそう言いポケットから八角形の何かを出す。

「おぉ八卦路か」

梓さんがそう言ったので聞いてみる。

「八卦路ってなんですか?」

「知らん」

即答だった。

「梓を倒すために香霖に貰ったんだぜ!こんどは梓を倒してやるのだぜ!」

そう言って魔理沙は去っていった。

「これから修行しないとなぁ...」

そう言うと梓さんが優しく

「そうだな」

と言った。

 




いかがだったでしょうか?
梓が馬鹿でしたね
まぁ可哀想な目で見てやってください←
次回は急展開にするつもりですからご了承ください!
それでは!
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