「なるほど…だから今日は稼ぎがなかったのか。ジン」
「すみません、エレボス様。」
「いや良い。今までの貯金から夕食は十分賄えるさ。取り敢えずステイタスの更新をしよう。アビリティがスキルで半分になってもほぼ同格の静寂とやり合ったんだから上層だけでも十分経験値は稼げているはずだからスキルが出ているかもしれない。」
ジン
Lv.2
力:B752
耐久:B755
器用:B741
敏捷:A882
魔力:SSS1216
大罪:H
幸運:F
《魔法》
【アラゾニア】
・支配魔法
・詠唱式【心して聞け、汝らに号令を下す】
・格下への支配実行権
【スッペルビア】
・超広域全癒魔法
・詠唱式【未遂の大罪よ、禁忌の戒よ。今日この日、我が身は天の法典に背く】【我が身は傲慢となりて、
・一定時間の
・傲慢の丈により、効果持続
【アフィスティア】
・速攻魔法
・対象の高価物品の奪取
《スキル》
【
・
・《傲慢》《強欲》
・対応した大罪をスロットにセット可能
・セットした大罪によりステイタス変化
・スロットの最大セット数は階位に依存
・
・善悪の倫理観の反転化と倫理観の固定
【
・能動的行動に対するチャージ実行権
・チャージ時、ステイタスの
・大罪の丈により、チャージ時間拡張
【
・ステイタスのアビリティ出力半減
・格上戦闘時、全経験値の倍化
・アビリティの自動更新
【
・渇望増幅に伴う判断力の小低下
・発展アビリティ幸運の一時的発現
・補正効果は渇望に依存
「…出ませんね。」
「ま、そうポンポン出るのなら逆に正常かと疑うところだからな。幾らスキル発現の為の下地である経験値までもを倍化させるのだとしても…それは変わらないだろうな。」
【
アビリティの出力半減により、大抵の怪物相手は格上も当然となり、それにより全経験値の倍化が発動する。尚且つ、アビリティのみとはいえ自動的に更新してくれるとはな。
罪の代償としては軽くて本当に罰されているのか分からなくなるほどだ。
「で、ジン。【裏】は?」
「えぇ、【スッペルビア】の大罪は犯していませんよ。どう罰せられるか分かったもんじゃないですからね。」
「
「?」
▲ ▲ ▲
エレボスは、ジンの返答に何処か含みのある様な顔を隠し通せてはいないながらも、安堵した様に見せさせた。
彼は一度…【裏】、彼の今のステイタスで言うところの【スッペルビア】を使ったのだ。ダンジョンでイレギュラーが起こり、死にかけている冒険者のパーティに。
イレギュラーなモンスターという未知で格上の相手に攻撃を通しながらの並行詠唱で。
ただ、余りにも魔法の範囲が広すぎた為に違う場所の全く関係ない冒険者も回復したり、レベル1が高難易度の並行詠唱をしていたと噂になったりという事が起きたが。
範囲指定の加減が余りにも効かなすぎて最悪
彼のスキルの異常…というより変化だ。その時は【スッペルビア】、つまりは傲慢の魔法を使ったのに、何故か強欲のセットスキルである【
(他の【裏】の魔法でどんなデメリットが生まれるのかは未だ未確定。法則性が入り乱れているからスキルだけではなく最悪魂にすら影響を及ぼす可能性もある。【表】…【アラゾニア】や【アフィスティア】の様な大罪という言葉が似合うような効果の魔法ではこんな事はなかった。)
「気を付けてくれよ?ジン」
「…?はい、私の光の装備には今後気を付けておきます。」
主人公は前までの環境のせいで、認識が歪な謙虚すぎる主人公と英雄に憧れたりの子供らしい主人公が居る。
要は復讐者アイズと子供アイズの様な形で、主人公は前者がスキルのせいで副次的に常時固定されて表に出てきている。
だからこそ、回想の一部の考えが反転して記憶されていたりと子供としては色々と歪さが顕著に出ている。
例えば人を助ける。此れに対して、自分がやりたいと思ったのに、俺はやってはいけないことをしたと心を痛めてしまったり。
『
謂わば