夜、遅く。
通話相手のリンちゃんは、過去にないほど憤っていた。私が赴任してきたあの日よりも苛立たしげだった。
「よろしいですか? 一定の距離を、保つように」
「一定の距離?」
「そうです」
──それは例えば、一緒に私服で出かけたりはしない程度の距離ということ?……などとからかいたくなったけど、やめておいた。今のリンちゃんには酷な冗談だろう。神経質そうに眼鏡をくいっと上げる姿が目に浮かぶようだった。
「先生。よろしいですか。アレを生徒と思わないでください」
「アレって、そんな」
「先生は知らないからです。……彼女がどれだけ異様か……」
「う、うん……」
「私がある日突然、髪の色が違う誰かと成り代わって、その人が七神リンとして扱われていると考えてみてください。それが、今の私の心境です」
「わかった……その、善処するね」
「……正直、先生にそういった方面での期待はあまり持てませんが。よろしくお願いしますね?」
「そこまで心配するなら、来てくれても……」
「そうするつもりでした。……彼女に提案しても、躱されてしまいましたが」
「そっか。それは残念」
「先生?」
「あ、ごめんつい本音が」
リンちゃんは沈黙した。怒ったかな。
「……リンちゃん?」
「………………はぁ……」
ああ、よかった。
これは、大丈夫なため息だ。
「……まあ、平常心で接していただけるのなら……よろしいでしょう」
「ごめんね」
「いえ。……それこそが、先生の役割でしょうから」
一瞬、私の頭のなかで、いくつかの過去が照らし出された。
ナギサのこととか。カヤのこととか。
「……先生?」
「ああ、うん。聞いてるよ」
「何よりです。……もう、遅いですね。ともかく先生。私の言葉を忘れないでください。『決して深入りしないこと』です」
「わかった」
「はい。それでは失礼します」
「うん」
ブツリ。
……音が鳴って、通話が終わった。
その晩、夢は見なかった。
私は目覚めた。別に四時とかではなかった。いつもの時間だ。
カーテンのすき間から朝日が差していて、狙いすましたかのように私の顔を照らしていた。
カーテンを開く。今日も空に雲と輪が浮かんでいる。空に輪があることに慣れれば立派なキヴォトス人だと言っていたのは、誰だったっけ。
アロナとプラナに挨拶して、朝の身支度をすっかり整えてオフィスに出ると、もう既に、あの子はいた。
私には背を向けている。窓から見えるD.Uの様子を、いつものようにきっちりした姿勢で眺めていたのだ。
「おはよう。ずいぶん早いね」
彼女は私に気づいて、すっと振り向いた。そして、お辞儀してくる。……うん。まだ固いね。
「おはようございます。早いですが、目が覚めてしまったものですから」
「あ、うん。おはよう」
お辞儀を返した。彼女は微笑んだ。
「本日はよろしくお願いします。それでは先生。差し支えなければ、これから朝食はいかがでしょうか?」
「え? 朝食?」
「はい。先生はいつも朝食をとらないのだと聞きましたから。扇喜さんから」
「ああ、うん。……お恥ずかしい」
「今日から朝食をとれば良いのですよ。ああ、それと。お仕事は粗方片付けておきましたからね」
「えっ? ……え!?」
私は自分のデスクに目を向けた。椅子の配置が昨日と違う。というか椅子以外の小道具も配置が変わっている。プリンターの置き場所、パソコンのタワー。配線もきれいになっているし、地味に積もりはじめていたホコリも綺麗に取り払われていた。
「あとは先生でなければならない部類のタスクしか残っておりませんので、ご心配なく。十分もデスクに向き合えば終わる程度ですよ。さあ、参りましょう?食堂へ」
「あの……」
「こちらへ」
彼女は、私の手を取った。
有無を言わさない感じだった。すたすたと姿勢よく、私の手を引っ張って廊下へ出てしまう。
ここで私は気付いた。……小麦の匂い。……どこからか、パンの香りがすることに。
「百鬼夜行連合学院のエビス分校自治区から、名産品の小麦粉を贈っていただきまして。『シャーレの先生によろしく』とお手紙でお願いされたものですから、こうして持参した次第です」
「君が作ってくれたの……!?」
「初めての試みでしたが、自信作ですよ」
彼女はちょっとこちらを振り返り、にこやかに笑った。朝の日差しが差し込んで反射する白い廊下が、彼女の柔肌をよく照らしている。瞳の紫が光を吸って鮮やかになっていた。
つかつか。つかつか。童話で、主人公を案内してくれる親切な異界の住人みたいに、彼女は私を食堂へと
一番明るい、窓際の席。この部屋は全体的に日当たりが悪いのだけれど、逆にそのせいで、スポットライトでも当たってるみたいに明るい席へと、私は案内される。彼女は親切に、椅子を引いた。
「さあ、おかけになってください。すぐに盛りつけて来ますから」
「悪いよ……」
「これから末永くよろしくお願いします、……という態度をこうして示しているだけですよ」
「そんなに気にしなくても」
「ふふっ」
彼女は口を押さえて笑った。紫の瞳は瞼に隠されて、肩が上品に揺れている。
いつも前で組んでいる両手を後ろに回して、私を見つめながら後ろ歩きする。そのままキッチンの中へと姿を消していった。……いや私も手伝わないと、と思って立ち上がろうとしたコンマ五秒前に、彼女はにゅっと頭だけを物陰から出してきた。おかげで立ち上がるタイミングを逃した。
彼女のプラチナブロンドが垂れ幕みたいに垂れ落ちていて、まるでキッチンの入り口が通行止めされたような心地だった。彼女は妖精みたいにくすくす笑って、そして、口の前で指を立てた。
「しーっ。……待っていてください。調理場に来ちゃダメですよ?魔法が解けちゃいます」
「……う、うん」
「お気になさらず、リラックスしてお待ちくださいね?」
……どうしよう。
私が、もてなす側であるべき筈なんだけど。
「お待たせいたしました。先生」
二分ぐらいして、彼女はトレイを手にしてやってきた。
小麦の芳醇な匂いと……あと、もう一つ、いい別種の匂いが混じっている。……爽やかな、ハーブの匂い?
彼女は、私の隣に座った。トレイに乗せられていたのは、籠入りのバターロールが七、八個。そして、コップに注がれたホットミルク。
「どうぞお召し上がりください」
「……いただきます」
私が手を合わせると、彼女はいつもの白い手袋を、外側に触れないよう器用にすっと外した。そして、手を合わせた。
「いただきます。……さあ、先生。お先にどうぞ?」
「え」
「先生ファーストです」
いつもの私なら生徒ファーストを唱えたいところだが、そもそもこのパンを焼いてくれたのはこの子だった。私がまず食べるのは、振る舞われる側の態度としてむしろ好ましいだろう。
私は、パンを一つ、そっと手に取ってみた。
手のひらに二つはぎりぎり収まらない程度の、適度なミニサイズ。食べやすいし、見栄えもシンプルながら可愛らしい。
そして、パンをまじまじと見るのも失礼だと思ったから、思い切ってぱくりと行ってみた。
舌触りを感じた途端、身体が跳ねそうになった。
「んっ!?」
「先生!?」
私は両手を上げて「大丈夫」を伝えた。
違う。変な味がしたわけでも、おかしな物が入っていたわけでもない。
ただ、私の常識の中にないレベルの美味だったのだ。
全てが、高次元だった。美味しいという言葉では表せない。夢の中で食べたかのような、信じがたい感覚があった。表面の焼き加減は極めて均等で、クロワッサンのような上品なサクサク感がある。中身は完全にふっくらしていた。完全にふっくらというのはおかしな表現だけれど、これ以上ふっくらさせれば味を感じる上で大切な食感が失われてしまうという、絶妙な境目だった。これはちょっと、お店の味どころでは無い。
「これ……どうやって作ったの?」
「ふふ。企業秘密です。ああ、そうそう。ラベンダーのお味はいかがですか?」
ラベンダー?
……ここで私は気付いた。焼き目のついた表面だけでは気付いていなかったけれど、私が齧った断面は、とても淡い紫色をしていた。
「エビス分校自治区から、ラベンダーも頂きまして。先生が苦手でしたらいけませんから、香り付け程度の最低限だけ入れてみたのです」
「美味しい。最高に」
「良かったです。ふふ」
彼女もまた、パンを一つ取った。
そして、半分にちぎって、その断面を少し見つめている。
「淡い紫色。夜明けの、薄明の色ですね」
「うん」
「そして、私の瞳の色でもあります……先生に気に入って頂けて、嬉しい限りです。また作りますね」
「いいの?」
「はい!……私のことを覚えてくださって、嬉しいです」
朝食が済んで、一緒に食器を片付けた。調理器具は既に綺麗にしてあった。料理を運んできてくれるまでに、ほとんど片付けていたらしい。物音も立てずに、綺麗に。
そして、オフィスへ戻ってくる。時刻は九時。……仕事はない。この子に全部片されてしまった。ならオフィスの掃除……もできない。これ以上、この部屋のどこを綺麗にするというのだ。
「……先生?お仕事はもう、無いようですね」
「うん……」
「…………」
「…………」
彼女は極めて綺麗な姿勢で立ったまま、双眸で私をひたすらに見つめてくる。さっきのパンの立場に置かれたような気がして、ちょっと、困った。
まさか、これからこの子に食べられてしまうわけでは無いだろうけども。
「…………先生。差し支えなければ、一つ、お願いがあるのですが」
「何かな」
「先生のことを知ることです」
「あ……」
そうだった。
この子と初めて会った時、私は、この子から何かを聞くばかりで、自分のことは話していない。「シャーレの先生」としてどうしてきたかは話したけど、私のことはほとんど教えていない。……というか、私だってこの子のことをちゃんと知らない。この子としても、連邦生徒会長としても。
「座りましょう?先生。お互いに話さなくてはなりません」
「うん……」
彼女は、近くのデスクから、キャスター付き椅子を一つ引き出して、私に向ける。そして腰を下ろした。
私も真似して、彼女に対して椅子を向けて、腰を下ろす。
二つの菫色が、私をじっと見つめてくる。……心まで見透かされそうな視線は少し、キサキに似ているかもしれない。
「これは、いわゆる個人面談ですね?先生」
「そうだね。……生徒から提案されたのは初めてだけど。それに……」
「ええ。先生もまた、私と面談をする必要がありました。連邦捜査部シャーレの大人として。……私もまた、先生の生徒として」
……面談は、シロコとならしたことがある。でも、それっきりだった。生徒とは、面談をするよりは、一緒に時間を過ごすほうが有意義なことが多いとわかったから。
「先生は、何かご趣味などはありますか?」
「うん……」
まあ、そういう質問だよね。
私の日常の問題は、この子が色々と手を回してくれたおかげで、ずいぶん改善されていた。給与はすごく増えたし、私がシャーレとしてやらなくてはならない仕事も減りつつある。……減ってもなお多いけど、それでも毎晩眠れる程度の余裕はできた。
だから、こういう話し合いでまず、親睦を深める方向の話題を振られるだろうということは予想していた。
「……そうだね。私生活方面だと……ホビーが好きかな。ロボットとか」
「なるほど」
「あと……スマホゲームもやるね。『クラブ・ふわりん』っていうんだけど。面白いし、何より拘束時間が少ない親切なゲームなんだ」
「ふふ、親しみやすい方なのですね」
「うん……ありがとう。……あとは、ええと。……正直に白状すると、仕事が趣味状態かも」
「奇遇ですね。私もです」
「いつもお疲れ様」
「先生こそ、お疲れ様です」
「うん……」
……窓の外で、カラスが鳴いた。私を嘲っているような気がしてならない。私が内心困っているのを、カラスは笑っているのかもしれない。……私はこの子のことを、ちゃんと理解したいのに。姿は見えても中身を見せてくれない。
……一つぐらい、年相応なところを見せてくれたっていいのに。
「……私達は、似ているかもしれませんね? 先生」
「う、うん……」
「先日、Rabbit小隊の皆様とお話する機会がありまして。その折に……月雪さんが仰っていました。『責任を負うのは楽しいことであるべきです』と」
「……」
「先生が月雪さんにもたらした、金言なのですね」
「いや、そんな大それた言葉じゃないよ……」
「いいえ。私にも、とてもよく染み渡る言葉だったのですよ?……ふふ。責任を負うのは、楽しくあるべき」
「君はどう? 帰ってきて、連邦生徒会長として仕事をして、楽しい? 辛いことはない?」
「ありません」
苦労してやっと踏み込んだのに、呆気なく受け流されてしまった。
「……本当に?」
「ええ。リン行政官も、先生もいてくださりますから。大変なことはあっても、辛くはありません」
「そっか……うん」
今日はだめかな。もう踏み込めないかも。近いうちに、またの機会があるといいけれど……でも、お互いに多忙だからな。
「……先生」
「あ、ごめんね。何?」
「先生は、私に何を望みますか?」
「私は大人だからね……君に望むというより、私が君の助けになりたいかな」
「なるほど。でしたらこれまで通り、連邦生徒会とシャーレでうまく連携できるように尽力して参ります」
「うん……うーん……!」
私は頭を抱えた。
玄龍門でクーデターが起こった時、キサキが話してくれたことを思い出す。玄龍門の門主という立場について。そして、私がただ居るだけで大きな助けになっていることを忘れないでほしいと。
……この子の肩にのしかかる責任は、キサキと同じように、とても重たいはずなんだ。そしてこの子が本当に超人だとしても、超人である前に人であるはず。そのはず、だけど。
……この間のリンちゃんとのデートを思い出すな。リンちゃんは何をしていても、仕事のことばっかりだった。例外といえばカヤに会いに行ったことぐらい。
「苦悩が顔ににじみ出ていますよ? 先生。もしや、お疲れなのではありませんか?」
「いや……そんなことは」
「一昨日の勤怠記録。早朝四時に退勤とありました」
「う」
「有給は、とっても貯まっていましたね?」
「はい……」
「では。本日はもうお休みにしましょう」
「……」
なぜだろう。
逆らえない、ものすごい気迫を感じる。なんだい、その、重力を加圧させるようなポーカーフェイスは。
笑ってるけど、表情の顔を剝いた向こうに何があるのか、全然わからない。得体が知れないのではなくて、得体がないのかもしれない、というような……。
「では。私は業務を続けますので」
「え」
「では、先生。こちらです」
「うん。……うん?」
私はまた手を引かれた。
休憩室を出る。右方へ連れられる。洗面室まで着くと、彼女は扉を開く。
「では歯を磨いてください」
「え、あ、うん」
「私も磨きますので」
そういうと彼女は、私の隣に来て、洗面所の収納を開き、二つのカップと二本の歯ブラシを出した。
彼女はちゃきちゃきとカップを渡してくれた。早回しの映像みたいに要領よく私の歯ブラシに歯磨き粉をつけて、渡してくれた。
しゃこしゃこしゃこ。
私と彼女は二人並んで鏡を見て、いつものように……歯を磨く。
「……?」
「……」
歯を磨いた。私たちはがらがらぺーをした。爽快な気持ちだ。
「ではこちらです」
「うん……?」
彼女に手を引かれた。
待って。
何かがおかしい気がする。こんなにおかしなことが堂々と起こるとかえって反応に困ってしまう。
「あの、君」
「どうされましたか?」
「……君の歯ブラシとカップって」「はい、休憩室ですよ」
「? 待って? あれ? そもそも洗面所は、仮眠室の中に……」
「寝ましょう。差し出がましいことを申しますが、ご自身の体調の管理もあなたの業務ですよ」
少女は少し頬を膨らませました。
……しっかりと休息をとること。それは、先生にはあまりに荷が重いことでした。人並みに身体を休めることさえ叶わないほどに、先生は多忙なのですから。
物語を円滑に書き進める基本の一つは、余計な登場人物を登場させないことです。
あれをしたい、これをしたいと盛り込んでいるうちに、物語として共感しにくいものになってしまう……これもまた、筆を執る初心者によくみられる現象です。
ですから、この物語には二人しか必要ありません。
「待って……」
先生は力なく呟きますが、既に意識は朦朧としていました。
無理もありません。先生はもう、責務を果たせる状態ではなかったのです。そのうえ、あれほどリラックスして朝食をとったのです。パンに含まれる糖分が脳に働きかけ、限界をより近づけていたのでしょう。
「……」
前々から先生は、大きな事件が起こる前に、予知めいた夢を見ていました。
果たして、世界が先生に夢を見せたのでしょうか。それとも、先生が何かを世界から感じ取ったのでしょうか。
「……」
あるいは、誰か……姿は見えず、先生も知らない助力者が、先生の心へとサインを送ってくれていたのかもしれませんね。
「アロナ? プラナ?」
先生は、存在しないはずの生徒の名を呼んでいます。
いよいよ、本当に限界が近いようです。きちんと休息を取らなければ、体のどこかを器質的に損なってしまうかもしれません。
「でも」
先生は、名も知らぬ少女の手によって、優しくベッドへ寝かされました。
生徒の誰かに癒され、休ませてもらう。これまで何度か繰り返されてきた──いわば、様式美です。しかし、先生の心には毎回、違った温もりと思い出が残ってきました。果たして、今回もそうなるのでしょうか?
「……」
少女は、先生の腕から、そっとスマートウォッチを外しました。どういうわけか、先生の起床時間を把握しているようです。
不条理に感じられるかもしれませんが、問題はありません。これは、ある少女の回顧であり、あなたの夢なのですから。
例え今、世界がどんな色をしていようとも。……これからの未来で、先生と少女の目線がしっかりと合えば、それでよいのです。
それさえ叶えば、この物語の価値のすべてが保証されるのです。
先生は、マットレスに身が沈むのに任せて、その煮詰まった思考を手放し。
それを見守る少女の姿は、先生の世界から、少しずつ薄らいでいくのでした。
私は目覚めた。別に四時ではなかった。
普段はアロナとプラナに起こされるのだけれど、今日は信じられないぐらいすっきりした気分で、自力で目を覚ました。睡眠負債が嘘のようだった。
「おはよう……」
『おはようございます! 先生! 今日はとってもいい天気ですよ!』
『おはようございます、先生』
「うん……」
……また変な夢を見たな、などと思いながらスマホを起動する。
あの子からのモモトークが二件。
『おはようございます、先生。本日はよいお日柄ですね』
『昨晩はよくお休みになられましたでしょうか? 当番に関するご指導ご鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします』
……うん。
なんとなく、上手くやれそうな気がする。不思議なことに。
偽連邦生徒会長(仮)ちゃんのはじめての当番 完
だれのお話が好きですか?
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コユキちゃんが私を泣かせた
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ミサキ「先生が高熱だって」〜
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ミユとの絆レベルが100の状態で〜
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二年生コユキは諦めない
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シャーレに来たシグレが多忙で〜