宇宙戦艦ヤマト3199 If 激浪への挑戦者   作:モアンゴル

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第二十四話 試練の巨艦

 

【第24話】

 

 

西暦2206年5月5日。

一度は地球人類による入植が行われながらも、22世紀後半に生起した

二次に渡る『内惑星戦争』によって荒廃した太陽系第四惑星・火星にて。

 

現在、資源生産局が主導して再開発を行っているこの星は

『食料供給源天体』に指定され、再び生身の人間が地表で生存できるように

環境改造を受けたあと、OMCS原料用有機物へと加工利用される

ガミラス原産の遺伝子改変宇宙植物のプランテーション栽培場が置かれた。

 

元来の鉄分を多く含む赤い地表と、

前世紀に行われたテラフォーミングで生まれた青い海の

二色に彩られていた火星は今、強力な繁茂力により拡大していく

宇宙植物の緑という新しい色合いが加わっていた。

 

そんな火星の、未だ赤い原野という原風景を留めている地域の一角には

その風景にそぐわない、きわめて人工的な建造物の姿がある。

白い二つの直方体を組み合わせた、ごく簡略化された"教会"のような造りの建物は

どことなく見る者に"侵してはならない"という思いを起こさせる荘厳さを持つ。

 

そこに今、一機の航宙機が飛来し、建物近くの平地へと着陸した。

中からは比較的年若い男女の一団が現れ、建物へと向かっていった。

 

 

「―――ここが、『サーシャ皇女慰霊碑』だ。」

 

一団を率いているらしい、地球防衛宇宙海軍の主力艦艦長服に身を包んだ男は

宇宙戦艦『ヤマト』五代目艦長・島大介中佐。

彼は建物前面に立つと、感慨深げに一同に到着を告げる。

 

そして、『慰霊碑』を管理しているらしいコインダー型テラロイドの一体が

島たちの姿を認めると建物のドアを開き、彼らは中へと入った。

 

「これは……!」

 

声を上げたのは、男女の一団―――宇宙戦艦『ヤマト』の新乗組員たちの

リーダー格にあたる、『ヤマト』戦術科士官・土門竜介少尉。

土門に続く彼の同期生――航空隊の揚羽武と坂本茂、機関科の徳川太助、

技術科の板東平次、空間騎兵隊のキャロライン雷電、

そして衛生科の京塚みやこも、建物内部を見て目を見開いた。

 

そこは白亜の外装に見合った、明るく清潔でいて、静謐に満ちた空間。

 

空間の奥部・中央には記念碑本体―――

イスカンダルのメッセンジャーシップ搭載の脱出カプセルを模したものがあり、

その前の献花台には、籠一杯の『碧水晶』の花が供えてあった。

イスカンダル爆破処分前に、地球・ガミラス軍が採取していた花の種子から

適切な環境下に置いて育てたものを摘んで、殉難した皇女に捧げたのだ。

 

「スターシャ女王の妹で、ユリーシャ皇女の姉にあたる人……

 彼女は、ヤマトが積んだ波動コアを火星までもたらして、亡くなった。

 それを見つけて、回収したのは、俺と古代だった。」

 

島艦長は、慰霊碑を見上げながら、呟くように一同へ語り聞かせる。

 

「……云わば、『ヤマト』は彼女の犠牲で飛び立つことが出来たんだ。

 『ヤマト』の成果は、サーシャ・イスカンダルさんのお陰でもあることを

 皆にもよく知っておいてもらいたい……と言う訳で、来てもらった訳だ。」

 

引率した『ヤマト』若手乗組員たちに一通り語った島艦長。

それから彼は、慰霊碑に向けた敬礼を命じるのだった。

 

 

慰霊碑館からの帰路、

坂本と揚羽が操縦するコスモシーガルの機上で、徳川が島に尋ねた。

 

「そう言えば今、サーシャさんが運んできたイスカンダル製の波動コアは

 どうなってるんです? 今の『ヤマト』の波動エンジンが積んでるコアは

 地球製のものに換装されていると聞きましたけど」

 

「……俺が聞いた話だと、ガトランティス戦争後の改装の際に

 『ムサシ』が積んだコアと同型のものに置き換えられて、

 イスカンダル製の純正コアは技術本部に実物資料として移管されたらしい。

 それがどうかしたのか?」

 

島の質問を受け、引き取ったのは土門だった。

 

「いえ……もし、去年のイスカンダル救援時の『ヤマト』に、

 サーシャさんが運んできたコアが入っていたら、

 それはそれで数奇な話になっていたな……と。」

 

「まぁ、確かにそうだな。あの時助けたイスカンダルの王女……

 スターシャさんの娘さんの名前も、サーシャだったからな……。

 ただ、コアが違っても、『ヤマト』がサーシャさんのお陰で飛べた艦で、

 イスカンダルの王族救出に貢献した艦ってことには変わりない筈だ」

 

「そうですね……」

 

そんなやり取りがキャビンで行われつつ、『ヤマト』艦載のコスモシーガルは

火星の海岸に建設された軍民共用の宇宙港に停泊する『ヤマト』へ帰還した……。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

数時間後、『ヤマト』作戦会議室。

島大介艦長を始め、北野戦術長や山崎機関長、山本航空隊長など幹部乗組員、

土門少尉らを始めとする各科の艦橋交代クルーらが集められていた。

島艦長が切り出す。

 

「……全員、『ヤマト』が明朝0600時に火星軍港を抜錨し、

 木星沖で行われている艦隊演習に途中参加することは知っていると思う。」

 

島の言葉に頷く面々。何か変更があったのか、と一部は首をかしげる。

そんな乗員たちを前に島艦長は、副長と戦術長を兼任する北野大尉に目配せして

作戦室の床面モニターに太陽系の一部の概略宇宙図を映し出させた。

その図は、現在『ヤマト』が停泊している火星と、

演習が行われている木星までの宇宙空間を含めている。

 

「―――2時間ほど前、地球の宇宙艦隊司令部から『ヤマト』に命令書が届いた。

 木星圏への進入についてを規定したものだが……各自のデバイスで見てくれ。」

 

それから島は、どういう訳か集まった乗組員たちが持つタブレット型端末に、

防衛宇宙海軍艦隊司令部から届いたという命令書を転送し、全員に読ませた。

 

「『……宇宙戦艦『ヤマト』は火星基地を抜錨後、ダイモス軌道から

  木星圏の指定座標に向け直接ワープを実施、ガニメデ泊地に入泊せよ……』

 ……色々と妙ですね。到着規定時刻とかが書かれていないあたりが、特に。」

 

「気付いたか、市瀬。」

 

命令書の概要を読み上げ、不審な点に気付いたらしい市瀬美奈『ヤマト』航海長。

彼女の指摘に他の乗員たちも唸り、頭の上に疑問符を浮かべていく。

その様を見て取った島は、北野戦術長と共に推測交じりながら説明を始める。

 

「……みんな、一応言っておくが、この命令書は不備でも、偽物でもない。

 それは俺と艦長で、宇宙艦隊司令部に返信して確認済みだ。」

 

「ああ。――その上で、推測込みだが言わせてもらおう。

 ……宇宙海軍司令部はどうやら、()()()()()()()()を企んでいるらしい。」

 

「「「!?」」」

 

艦長の出した推論に目を剥いて驚く乗組員一同。

島中佐は、現在の『ヤマト』がどういった艦かを再確認させるように説いた。

 

「現在、この宇宙戦艦『ヤマト』は司令部直轄の外交特務艦だ。

 今後はガミラスだけじゃなく、ボラー連邦にも赴くことになるだろう。

 だが、ガミラスと異なりボラーとは、地球はそこまで密接な関係ではない。

 ともすれば、戦争が起こることさえあり得る。」

 

「もし、『ヤマト』がボラー領内にいるうちに戦争になったり、

 ボラー内の反乱勢力が『ヤマト』を襲撃してきた場合は、

 支援無し・単艦で切り抜けなければならない―――。上層部はそう考えて、

 そうした場合の対応を訓練、あるいは現状での対処能力を図るのを目的に

 『ヤマト』を"奇襲"する形での演習を行う可能性がある。」

 

北野戦術長が艦長の言葉を引き継ぎ、結論を述べる。

この推測は、公には秘匿されている2201年時のマゼラン銀河派遣時に起きた

『ワルゴニア沖海戦』のような例を、実際に経験した島と北野が

鑑みて立てたものだが、現『ヤマト』幹部クルーの多くも同じ経験者が多いため

すんなりと受け入れられ、それ以降に乗艦し事情を知らないクルーらも

島たちの説明に納得し、"抜き打ち演習"の可能性を認めたようだった。

 

 

「……以上のことから、艦長として指示する。

 各科責任者は乗組員に、明日の移動中に"抜き打ち演習"がある可能性を伝達。

 各部における演習の準備に当たらせるように。

 明日0600時の木星圏へのワープは、第一種戦闘態勢で以って行う!」

 

「「「はっ!」」」

 

島艦長の命令・訓示により、会議は締め括られる。

 

夜の帳に包まれた火星の海に船体を浮かべていた宇宙戦艦『ヤマト』の艦内は、

俄かに騒がしくなり始めたのだった。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

翌、5月6日。

予定通りに火星を出発し、衛星ダイモス軌道に達した宇宙戦艦『ヤマト』。

 

同・第一艦橋には第一種戦闘態勢として宇宙服に身を包んだ幹部乗組員らが集う。

昨夕時点では、あくまで木星への移動中の"抜き打ち演習"は可能性止まりだったが

この日の0400時(出航二時間前)、地球の艦隊司令部から

「各部兵装・艤装システムを演習モードに切り替えるように」という命令電が入り

事実上"抜き打ち演習"の実施が確定していた。

 

だが、事前に予想がついていたこともあってか、『ヤマト』を操る勇士たちは

気後れすることなく、粛々と"演習開始"――ワープの準備に移っている。

 

「木星ガニメデ基地より入電、ワープ座標を確認」

「機関正常、ワープは問題なく可能。」

 

「よし……目標、木星圏。ワープ!」

 

「ワープ!」

 

そして、市瀬美奈航海長の操舵の下、『ヤマト』は木星へ向けワープを敢行した。

 

 

 

 

 

虚空に、青みがかった白光が灯り、弾ける。

そこから薄氷に包まれた宇宙戦艦が出現し、凍てついた外套を脱ぎ捨てる。

一見、正常な地球軍艦艇のワープアウトの光景だったが……。

 

 

「ワープ終了、艦体・機関等に損傷見られず。しかし……」

 

「本艦位置、目標座標にあらず。ワープ中に何らかの干渉を受けた模様!」

 

緊迫の面持ちで、山崎機関長や主任レーダー手である西条船務長が報告する。

黒を基調とした宇宙服を着た島大介艦長は、冷や汗を浮かべつつ呟いた。

 

「やはり、阻害装置が置かれていたか……。

 

 波動防壁展開!周辺警戒を厳とせよ!飽和攻撃の恐れがある!」

 

それから、命令を矢継ぎ早に飛ばす。

島は、『ヤマト』がワープ阻害装置によって火星から木星へのワープを

妨害されたことを看破し、その戦術が地球軍が白色彗星戦役時に多用した

ワープ直後の伏撃作戦に似ていることから、対処策を打ち出したのだ。

しかし。

 

 

「……レーダー感無し、周辺宙域に敵影認められず。」

 

「何?」

 

その予想は裏切られ、ワープを終えた『ヤマト』の前に敵―――

演習相手となる艦艇や航空機が姿を現すことはなかった。

報告を受けた島艦長は、困惑しながらも次の命令を発する。

 

「周辺警戒を続行しつつ、ワープ阻害装置を捜索しろ。

 あれが稼働している限り、ここから逃げることはできない……

 機関長、ワープエネルギーの回復を急いでください。」

 

「了解。」

 

島は、現状で敵がいないのであれば、早急に阻害装置を無力化して

再度ワープを実施し現宙域を離脱、戦闘を回避する方針を立てた。

 

「気象長、『ヤマト』の現在位置は特定できたか?」

 

「はい、火星・木星間アステロイドベルトの近傍・内惑星側です。」

 

新任の大島夏樹気象長の報告が入ると共に

艦長手元の操作盤(コンソール)の画面には現在位置を示す新たな情報が表示され、

第一艦橋天井のメインモニターには望遠観測で捉えた小惑星帯(アステロイドベルト)が映し出された。

 

『ヤマト』は、一飛びにする筈だった火星-木星間の丁度半ば辺りで

阻害装置によりワープを中断させられ、足止めを受けたのだ。

そのことを第一艦橋クルーが理解したその時である。

 

「ワープ阻害装置を探知! 前方1時方向です!」

 

西条船務長の報告が宇宙服ヘルメット内の通信機に入り、島艦長は命令する。

 

「よし、阻害装置を破壊・無力化する!砲撃用意!」

 

号令一下、『ヤマト』は阻害装置がある方角へと回頭。

北野戦術長・坂巻砲術長の指令と操作により、

艦上前部の三連装48㎝陽電子衝撃砲(ショックカノン)2基の砲門が向けられる。

 

「阻害装置捕捉。照準よし!」

 

()ーッ!」

 

あくまで"演習"のため、実際に砲口から青い光条が飛び出すことはなかったが、

阻害装置は命中・破壊の判定を受け、その機能を停止した。

 

だが、その直後―――

 

 

「レーダーに感!? 敵機多数、直上です!」

 

「何ッ!?」

 

驚愕が滲むレーダー手からの報告を聞き、島艦長は思わず上方を見上げる。

彼の視線は天井に阻まれ、敵の姿を見ることはできなかったが、

その先には、『ヤマト』を目掛け逆落としに突っ込んでくる機影があった。

 

「波動防壁、上方に集中展開! パルスレーザー、上部VLS、対空射撃!」

 

来るものが来た、とばかりに島は防御と応戦を命令。

戦闘面を統括する北野戦術長はその意向に完璧に応えてみせ、

レーダーに映る敵機を示す輝点は被弾判定により次々と消失していく。

 

「敵機の半数を撃墜判定! ‥‥…残存機、ミサイル発射!」

 

機能停止を免れた攻撃側機体の一部が『ヤマト』艦上へミサイルを放つ。

……あくまで、システム判定上の話ではあるが。

ミサイルを発射し離脱した機体は、パルスレーザーの被弾・撃墜判定を受け

停止し、力なく減速して『ヤマト』から離れていく。

一方のミサイルは……

 

「ミサイル、波動防壁に着弾。『ヤマト』に損害ありません」

 

昨年新見少佐が艦を離れてから技術長に任じられている桐生美影中尉が、

敵機が最後のあがきで放ったミサイルも波動防壁で防御されたという

判定を演習システムが出した―――とする報告を伝えた。

 

「そうか、これで―――」

 

島中佐は上方から現れた敵機とその攻撃をいなした旨の報告を受け、

空襲を切り抜けたと考えたが、それは直後に早計だったと思い知る。

 

 

「下方からも敵機! 急速接近してきます!」

 

「なっ……!?」

 

上方にばかり気を取られていたのが仇になったか、

探知圏外から猛加速して接近してきたからか、艦底方向から来襲した敵機に

『ヤマト』艦橋は反応と対処が遅れた。

 

そして、その代償は直後に支払われることになる。

演習システムに付随するけたたましいアラートが第一艦橋内に鳴り響き、

それが意味するもの―――被弾判定を受けたことが知らされる。

 

「くっ……被害報告! 被害局限(ダメコン)も急げ!」

 

「第三艦橋にミサイル被弾判定、波動防壁出力低下!」

 

「なんだって……!?」

 

本来は副長の職域である被害局限(ダメコン)指揮だが、現在の『ヤマト』副長は

北野哲也戦術長が兼任しており、戦闘時に被害局限(ダメコン)まで手が回らないことから

副長職域のうち被害局限(ダメコン)については桐生技術長が担当していた。

 

その彼女から知らされた、艦底方向からの襲撃者が与えた損害に青褪める島。

演習システムによる判定では、波動防壁の出力は60%程度まで低下している。

 

「……敵機を撃墜しろ!これ以上はやらせるな!」

 

「VLS、艦対空ミサイル斉射! 主砲、敵機予想針路に三式弾!」

 

忌々し気に顔をひきつらせた島艦長の命を受け、

北野戦術長は下方から来襲した敵機――二式無人重戦闘攻撃機(コスモレイヴン)に対し

『ヤマト』の持てる対空火力を惜しみなく叩きつけ、漸く撃墜判定を出した。

 

 

「……レーダーに敵影、ありません……」

 

西条船務長が沈んだ声で敵機の全滅と、新手が居ないことを報告する。

だが、自身の不注意から『ヤマト』の損傷(判定)を許した自責の念により

ヘルメットから覗く表情は暗い。

 

一方で、迎撃を指揮した戦術長・北野大尉が島艦長へと具申する。

 

「艦長、先ほど来襲した敵機は上から来たのがコスモクロウ、

 下からのはコスモレイヴン……どちらも無人機で、航続距離(アシ)は長くありません。

 空母か戦艦かは不明ですが、近くに母艦が居るはずです。」

 

「あぁ。空襲で波動防壁の出力……防御力が落ちた今、

 戦艦であれ、空母の護衛艦艇であれ、

 敵艦隊が『ヤマト』を叩きに来ると考えるのが自然だろう。

 ――船務長、敵艦の反応はどうだ?」

 

上下からの航空機による挟撃で、

『ヤマト』に無視できないダメージを与えた敵の次の動きを予測する

島艦長と北野戦術長を始めとするヤマトクルー達。

上方からの攻撃目標であったであろうコスモレーダーで、

襲撃が予想される敵艦隊を探らんとするが……

 

「……! レーダー、広域ジャミングを受けています!」

 

「なら光学観測、目視だ!

 レーダーに妨害を仕掛けてきたなら、必ず来るぞ!」

 

敵は、航空攻撃による『ヤマト』のコスモレーダー破壊の失敗を知ってか、

念をためか、ジャミングを実施して『ヤマト』の目潰しを図った。

船務長席にあるレーダースクリーンにはノイズが走り、

外周へ及ぶにつれて"探知不能"の霧がかかっていく。

 

 

それでも、強力な次元振反応を捉えることはできたようだった。

 

「後方に、ワープアウト反応! 数3、大型戦艦クラスです!

 モニターに出します!」

 

第一艦橋天井モニターに映し出されたのは、

『ヤマト』の遥か後方空間にワープアウトする三隻の宇宙戦艦の姿。

 

「……!」

 

「あれは……!」

 

演習相手となる『ヤマト』襲撃部隊の主力であろう敵艦は、

地球連邦防衛軍軍人、否、地球人であればだれもが知っている、

『ヤマト』に次ぐ知名度を誇る地球"最強"の宇宙戦艦。

 

「……『アンドロメダ』……!」

 

島艦長が、呻くように敵艦の名を口にする。

 

新たに『ヤマト』後方に出現した敵は、

A級宇宙戦艦三隻を擁する、第三重戦艦戦隊であった―――

 

 

 

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