宇宙戦艦ヤマト3199 If 激浪への挑戦者   作:モアンゴル

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第六話 崩壊の波紋

 

【第6話】

 

 

 

「……静かに眠れ、偉大なる我らが母星(ガミラス)

 

 

閃光と共に粉々に砕け散った、かつての故郷を悼む言葉が響き渡る。

 

その男、アベルト・デスラー総統は、

母なる星・ガミラスの死に目に立ち会うことが辛うじて叶った。

 

 

「ガミラス星、崩壊の兆候あり」という緊急信を受けた際、デスラー総統は、

新たなる旗艦『デウスーラⅢ世』に乗艦し、観艦式の演習も兼ねた

ラドン=エジラ星系内巡視航海に繰り出したばかりであった。

 

ガミラス星封鎖・守備艦隊からの緊急報告を受けたデスラー総統は

ただちに旧首都星があるサレザー恒星系への急行を命じ、

観艦式典で『デウスーラ』を護衛する近衛艦隊と共にワープを敢行したのだ。

 

 

 

そして、今。

ゲルバデス級戦闘空母をベースに新設計された新型座乗艦の、

ゼルグート級のものを踏襲した艦橋内に佇む

デスラー総統の背中は、悲哀の色を濃く漂わせていた。

 

かつて自身が「旧き星」と呼び、

ガミラス人の未来を縛る枷という負の印象を持っていた一方で、

兄をはじめ家族と過ごした思い出の地であり、

デスラーにとっても確かに愛すべき母なる故郷でもあったガミラス星。

 

いかに星間国家ガミラスを率いる雄・デスラー総統とて、

その残酷な最期を目の当たりにしては、意気消沈を免れ得なかった。

 

新たな移住先の目途がつき、そこへのガミラス人たちの移住が一段落して、

上述のような負の印象が薄まり、彼が「思い出の地」「母星」という

一種の郷愁の想いを強く持っていた時に起こっては、尚更である。

 

 

「……ガミラス星における地殻移送事業を行っていた船団からは、

 突然内殻の融解が始まり、地震や噴火など崩壊の前兆が発生した、

 地殻掘削作業が崩壊の直接的起因となる様子は見られなかった、と

 報告が入っておりますが……。」

 

同じく、戦闘空母『デウスーラ』艦橋にあり、総統の随員を務める

侍従連絡武官ガルヒ・ダークナス少将の固い声がデスラーの耳に届く。

 

彼の口ぶりからは、ガミラス星で崩壊の直前まで行われていた

地殻の大規模掘削・移送事業が、惑星崩壊の原因となったのではないかと

疑っていることが伺える。

それに対しデスラーは、やんわりと諫めるように言った。

 

「……仮にその作業が原因であっても、彼らが責を問われる謂れはあるまい。

 ガミラス星における掘削事業に、裁可を下したのは私だ。

 全責任は私が背負うべきだろう」

 

「は………」

 

ダークナスは静かに一礼して引きさがる。

その様を横目で確認すると、デスラーは目を閉じて想った。

 

(___もしも、もしも本当に、掘削事業が崩壊の原因であるならば……

 ……これ以上に皮肉なことはない。 私を含め、ガミラス人は、

 滅びの運命にあった母星の"形見"欲しさに件の事業を認めたのだ。

 それが結果的にガミラス星の命脈を縮めたというのであれば……。

 ……ガミラス人の望郷の念が、逆に故郷を滅ぼしたのだ……)

 

実際のところ、あと数十年は天体としての寿命が保たれていると

学術的結論が下されていたガミラス星が突然崩壊してしまったのか、

その詳細な理由は依然不明であり、既に知る術も失われている。

しかし、デスラーは。

 

(すまぬ)

 

目の前で爆散した母星に対し、内心で詫びを入れずにはいられなかった。

居住禁止の危険区域に指定した、『廃星』の烙印を押した星であったとしても、

死に瀕するにあたり破局的噴火や地殻の落下崩壊を伴い、爆発四散するという

見るも無惨な最期ではなく、静かに星としての生を終えさせてやることも

できたのではないか、という後悔が胸中に沸き上がった___。

 

 

デスラー総統がガミラス星の消滅に一種の責任を感じて苦悩していると、

彼の背後にいたダークナス侍従連絡武官へ『デウスーラ』通信士官が報告した。

 

「第六空間機甲旅団司令部及び、戦艦『ワルドルギス』との通信が回復しました」

 

「分かった、本艦の健在と共に、両者に状況を報せるよう伝えろ。」

 

旧親衛隊から転籍したらしいクローンの士官からダークナスが受けた報告は、

ガミラス星の爆発に伴い生じた電磁波の乱れが引き起こした通信障害から、

艦隊の通信網が復旧したという報せだった。

 

 

サレザー恒星系、第四惑星公転軌道周辺空域に展開するガミラス軍艦は

デスラーとダークナスらが乗る戦闘空母『デウスーラ』だけではない。

 

旧親衛隊の増長を反省して、(地球時間換算で)半年ごとにクジで選ばれ

ガミラス中枢に駐留する艦隊の間で持ち回りとなる『近衛艦隊』___

2025年4月当時は、ガトランティス戦役で活躍した旧バーガー戦闘団艦隊を改組した

第六空間機甲旅団艦隊が担当___に属する、旗艦『バーゲルストⅡ世』ほか

各種戦闘艦艇50隻が、総統座乗艦の周囲に展開している。

 

また、在りし日のガミラス星を崩壊危険天体・廃星として封鎖・監視していた

艦隊の旗艦『ワルドルギス』は、ガミラス星崩壊によって双子星たる

惑星イスカンダルに居留するガミラスにとっての貴人・イスカンダル王室を

救助するためイスカンダル星重力圏に降下していた。

 

 

ガミラス星の爆発によって生じた無数の岩塊が浮遊する暗礁宙域へ変貌した

サレザー第四惑星公転軌道域を微速で進行する『デウスーラⅢ世』と近衛艦隊。

 

『こちらバーガー、我が艦隊の損害は軽微。……いかがなされますか?』

 

デスラー戦闘空母艦橋の天井モニターに、

近衛艦隊の司令官フォムト・バーガー少将の姿が映し出される。

彼は遠慮がちに、デスラーへ今後の艦隊行動方針を尋ねる。

旧母星の喪失に動揺しているであろう総統を慮ったのだろうか、

彼もショックを受けているのだろう、質問の声は覇気のない、固いものだった。

 

「……ワルトハイム大佐が先行しているイスカンダル王室の救援の支援に当たる。

 進行目標、王都イスク=サン=アリア。 『デウスーラ』に続け」

 

暗い思考から帰ってきたデスラー総統は、将兵らに動揺が伝播するのを避けるため、

努めて冷静な調子でバーガー司令に返した。

総統が示した行動指針を聞いた侍従武官ダークナス少将は艦の通信士に尋ねた。

 

「ワルトハイム大佐からの返信はまだか?」

 

「……ただいま、入電がありました。

 『「ワルドルギス」損害なし。イスカンダル星のお二方とディッツ中尉は

  地下退避壕(シェルター)に避難し無事である旨を確認。

  我、旗艦への移乗避難を進言するも、お二方に脱出の意志なし』……との事」

 

 

スターシャ女王とユリーシャ皇女、侍従連絡武官メルダ・ディッツ中尉が居る

イスカンダル星王都と、その上空に展開するガイデロール級戦艦『ワルドルギス』は

ガミラス星及びデスラー艦隊から見て星の裏側に位置しているため、

若干通信の届きが悪く、比較的返信は遅れがちだった。

 

それでも届いた『ワルドルギス』艦上のワルトハイム大佐からの報告によれば、

ガミラス星爆発時、同星に面しないイスカンダル星の裏側に居たため

自艦も、救出対象であるイスカンダルの貴人二人とディッツ武官も無事だとしていた。

 

「あれほどの打撃を受けて、よく……!」

 

報告を聞いたダークナスは感嘆の声を上げた。

無理もない。

 

デスラー艦隊から見えるイスカンダル星、即ち爆発したガミラス星に面していた側は

爆発で生じた大量の岩塊が隕石として降り注ぎ、蒼く美しかった海の星の表面は今、

隕石の海洋への落着が引き起こした大量の水蒸気で白く曇っている。

 

しかし、ワルトハイム大佐ら封鎖艦隊司令部やイスカンダル地上にいた三人は

イスカンダルの裏側に居たおかげで難を逃れていたのだ。

 

 

「そう、か……」

 

報告を聞き、デスラー総統もほんの少し表情を柔らかくした。

心中の懸念が一つ、晴れたためだろう。

だが、朗報の後に付けられた注釈が安堵に浸る間もなくデスラーを悩ませた。

 

「しかし『脱出の意志なし』、とは……」

 

総統の代わりに唸ったのはダークナス少将。信じ難い、と言った面持ちである。

報告の詳細には、ガミラスが崩壊するまでの間、何度もイスカンダルの二人に

イスカンダル星からの避難・『ワルドルギス』への移乗を勧告したのだが、

スターシャ女王もユリーシャ皇女も、侍従武官のメルダ・ディッツ中尉に

脱出を促すばかりで自分たちは頑なにイスカンダルへ残ると主張し続け、

いよいよガミラスの爆発が迫った際、止むを得ずメルダの説得で

彼女と共に王都地下の空間に一時避難することを承諾したのだとある。

 

「……そういう人間なのだ、イスカンダルの王族は。」

 

対して、スターシャ女王と面識があり、

その人間性をある程度把握しているデスラーは懊悩しつつも答えた。

イスカンダルの王族として、彼女らはあくまで星と運命を共にするつもりなのだろう。

 

「……これから、ガミラス星の破片群、それも大型の岩塊も含むものが、

 間近の惑星級天体であるイスカンダルの重力に引かれて

 イスカンダル星重力圏に"環"を形成するものと考えられますが、

 その過程でいくつかの破片はイスカンダル地表へ落下する危険性があります。

 落下する岩塊のサイズ次第では、いくら地下に避難していても

 耐えられないことが危惧されます。」

 

ダークナスも言外に、

「一刻も早くイスカンダルのお二方を星外にお連れすべきです」と告げていた。

デスラーも全くの同意見である。

___なんとしてでもスターシャたちを翻意させなければ。

そう決意していた。

 

 

 

「……総統閣下、ダークナス将軍! (ノエン)ガミラスより入電です!」

 

そんな折、『デウスーラⅢ世』にガミラス新首都星から連絡が入った。

ガミラス崩壊の件について、本星のヒス首相ら民主政府とは情報交換を

緊密に行っており、サレザー周辺航路の統制などを任せている。

そうした周辺の状況に、何らかの変化があったのだろうか………

 

「本星から? どういった要件だ?」

 

応対するダークナスと、視線を向けるデスラー。

艦橋で通信を管制するクローン士官は冷静な声で読み上げる。

 

「『在ガミラス地球(テロン)大使館より、アベルト・デスラー総統閣下へ。

  本邦派遣艦隊のイスカンダル星救援への参加を許可されたし』とあります!」

 

地球(テロン)の派遣艦隊……まさか!」

 

メッセージにある単語に目ざとく反応するダークナス。

デスラー総統も、手元にある情報と併せ、それが意味するところを正確に理解した。

それが、スターシャたちを説得する切り札たり得るものだということも。

 

「来るか……『ヤマト』!」

 

 

 

_______________________________________

 

 

 

 

遡ること数時間前。

 

宇宙戦艦「ヤマト」を含む、

地球連邦のガミラス親善派遣艦隊・第六十五任務部隊(TF65)は、

大マゼラン銀河の片隅にある、とあるガミラス軍補給基地惑星沖に錨泊していた。

 

五日前に大マゼラン銀河に到着した同任務部隊は、観艦式の参加日である5月8日まで

全体がガミラス軍の演習場であるこの星系で観艦式の予行演習を行う予定だった。

 

サレザー大管区の端に位置し、演習場としても補給基地としても使用頻度も少ない

この星系であれば、民間船やガミラス軍から情報が洩れる可能性も低いため、

サプライズ参加を予定している地球艦隊としては都合がよかったのだ。

補給基地惑星には地球艦隊に提供される各種物資が集積されており、

艦の入念な整備も同地で行うことになっている。

任務部隊の将兵は、このまま何事もなく観艦式予定日までこの星系で過ごすことを

疑っていなかったのだが……

 

そこに飛び込んだのが、「ガミラス星崩壊の兆候あり」という

新ガミラス星に置かれた地球連邦の大使館からの緊急電であった。

 

 

電文を受けた10分後、惑星沖に錨泊する各艦では遠隔の緊急会議が開かれる。

任務部隊の集結時に開かれた時とは違い、今回のオンライン会議のモニターには

団長の曽根川恒夫外務次官をはじめとした友好使節団幹部の顔ぶれもある。

 

そして、口火を切り、軍人たちの機先を制したのも曽根川であった。

 

 

「ワード司令官!! 友好使節団団長に付与された権限に基づき、

 第六十五任務部隊によるイスカンダル王室の救助支援の実施を具申___

 いえ、()()します!」

 

「「「!?」」」

 

任務部隊の司令部と各艦の艦長のみならず、曽根川の部下である使節団員すら

驚愕の表情を浮かべ、発言者たる外務次官へ一斉に視線を注ぐ。

同じ『ヤマト』に乗艦する古代中佐に至っては、そのまま隣にいる曽根川を

信じられないと言わんばかりに剥いた眼で見つめた。

 

確かに、地球連邦が共和政ガミラスに派遣した親善使節団は有事の際、

連邦政府による権限付与の下、独自判断による行動と、

使節団を運ぶ防衛宇宙海軍艦隊に対し、

行動指針について意見を述べたり、要請を行うことができる。

だが、ここまで全面的に艦隊の行動について要請を行うのは初めてであった。

しかも曽根川は、どうも他の使節団員に対し事前の連絡もしていなかったらしい

(尤も、状況把握から10分間でそんなことは不可能であろうが)。

 

空気が凍ったと言える会議場の中で、曽根川は雄弁を振るい続ける。

 

「報告によれば、ガミラス星は地球時間にして四半時間としないうちに

 爆発崩壊が想定されております。ガミラス星自体は既に崩壊が予見されており

 残留する人間は存在しないようですが、同惑星が爆発した場合、

 二連星であるイスカンダル星に被害が及ぶことは十分想定されるでしょう。」

 

「そうなれば、人類の大恩人たるイスカンダル王族の方々にも

 甚大な被害が及ぶことは想像するに難くありません。

 それを防ぐために、地球とガミラスの友好親善を目的として派遣された

 この艦隊が行動することは、任務の趣旨に則りこそすれ反することはない。」

 

「むしろ、イスカンダル救援に赴かなければ、

 地球人類には『恩知らず』のレッテルが貼られてしまい、

 今後の地ガ外交に深刻な打撃となることは確実!

 それは何としてでも阻止せねばなりません!」

 

「ガミラスにとって神聖高貴な星であり、地球にとっては恩義ある星を

 救援する事こそ、観艦式や表敬訪問に勝る地ガ友好の象徴、

 イスカンダルに対しての恩返しとなるということは、我が使節団の全員、

 引いては外務局、いえ、連邦政府全体が理解していると思われます。

 よってこれは、地球連邦の総意であるとお考えいただきたい!!」

 

明らかにヒートアップを始めた曽根川に困惑しつつ、

ようやくワードが使節団長の要請に対し返答を始めた。

 

「……し、使節団側からの要請と、その理由につきましては十分理解しました。

 ですが、我が任務部隊としても崩壊確実な天体の周辺宙域に進出するのは

 危険性の高い行為です。艦や将兵、そして使節団の皆様が晒されるリスクを

 十分に考慮した上でなければ判断を下すのは難しいとお答えせざるを得ません」

 

「危険性の高い宙域に艦隊を進出させることが示す意味は、

 こちらも十分理解しています。その上で、申し上げているのです。

 外交における"信頼"は、友邦のために危険を冒して初めて得られます。

 その機会というのは決して多くはありません。」

 

使節団の責任者は、一歩も引かない論陣を張った。

イスカンダル星救援は、地ガ友好を確かなものとするための絶好の機会で、

リスクを冒してでも実施すべきである___と、

地球に対するイスカンダルへの恩義は名目に、イスカンダルを救援することで

ガミラス人から得られる支持を主眼とした実利的なものである。

 

(………。)

 

そんな曽根川を隣で観察し、宇宙戦艦『ヤマト』艦長・古代進中佐は

「曽根川恒夫」という人間を測りかね、顎に手を付け、静かに唸っていた。

 

言っていることは、かつてのヴェルニー外務局長官と近い

実利重視の合理的なものだが、果たしてそれは本心なのだろうか____?

ガミラス戦争で家族を奪われた人間としては、ガミラス人からの支持に

拘泥するとは考え難いが、と、かねてから抱いていた印象を覆すような言動に

古代は意外の念を抱いていた。

 

そんなことを古代が考えているうちに、再びワード提督が応答していた。

しかしそれは、任務部隊が負うリスクや責任について使節団側が

どう保証するのかという質問で、イスカンダル救援を覆すものではなかった。

恐らくワード司令官も救援賛成派ではあるが、艦隊司令官としての立場上、

慎重論を唱えざるを得なかったのだろう。

 

使節団側から救援を言い出したことで、それに伴うリスクを述べて

責任の所在がどこにあるのかなど、各艦艦長が抱えているであろう懸念点を

表出させ対応案を出し、自然な形で議論が『イスカンダル救援』の肯定に

回るよう工夫していたのだ。

 

(……感情的な理由でイスカンダルへ向かおうとしているのは

 やっぱり現場レベルの人間だけらしいな。___まぁ、構わんさ)

 

古代は、仕方ない、と心中で流した。

民主主義国家の軍隊としての防衛軍は、合理的理由に基づいて動くことが正しい。

それが感情的な理由に基づく行動と同じ方向にあるのなら、

それは幸いというべきだろう___と。

 

 

 

かくして急遽、TF65によるイスカンダル救援が決定され、

地球本国の政府や防衛軍司令部からもほどなく追認を得た。

ガミラス側に対しては地球大使館を通じて連絡が行われる。

 

使節団は下艦に手間取らせることを厭ったのと、

イスカンダル救援を言い出したのが自分たち(の団長)であることから

リスクを共有するという責任を果たすため『ヤマト』『アスカ』に乗ったままだ。

 

泊地としていた演習場星系からは、準備が整った艦から順次発進し

サレザー星系に向かうこととなっている。

基地惑星沖から出撃する一番艦となったのは、宇宙戦艦「ヤマト」であった。

 

 

「これより『ヤマト』は、()()()()()であるイスカンダル王室の救出のため、

 サレザー恒星系に進出する!___『ヤマト』、発進!!」

 

古代艦長の号令一下、『ヤマト』のメインスラスターが勢いよく炎を噴く。

ワープイン時の舳先の方向は、遥かなる惑星イスカンダルへと向けられていた………

 

 

 

 

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