私、幼馴染に部屋に来るように呼ばれました。
でもなんだかいつもと違って幼馴染の様子がちょっとおかしい…?
これは私(女)と幼馴染(男)のちょっとえっちな物語。

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Kiss‐Love‐Kiss

ドサッ

 

いきなりですが私、幼馴染にベッドへ押し倒されました。

 

「え…っと…あれ…?」

 

ええっと…あれぇ…? 私、なんで押し倒されてるんだろう…。いくら幼馴染と言ってもやっていいことと悪いことがあると思うんだ。

女の子…って自分のこと言うのも変な感じがするけど、女の子をいきなり押し倒すなんて幼馴染でも言語道断だよね?

だから文句のひとつでも言ってやろうと思って口を開こうとしたんだけど――

 

「んんっ!」

 

――それは出来なかった。

私の唇が幼馴染の唇によって塞がれていた。…ってなにしてくれてんのよコイツぅぅぅ!?

キスが! 私のファーストキスがー!

 

「んー!んんー!!」

 

私は必死になって抵抗しようと思ったんだけど、流石は男の子。

私程度の力じゃビクともしな ”にゅるん” いっ…!?

ひぃぃぃぃ! 舌!舌入ってきたぁ!

 

「ちゅ…っ…は…ふ…ぅん…」

 

て、抵抗。抵抗しなきゃ…なんだ、け…ど…。そんな私の思考を邪魔するかのように幼馴染の舌が私の舌に絡まってくる。

体の力が抜ける。頭がボーっとしてくる。

この状況を抜け出すためになにか考えなきゃいけないのに頭の中がまとまらない。

 

「ちゅく…ん…ちゅ…んぅ…ふぁ…ん…」

 

…ていうか、なんでコイツこんなに上手いのよぉ…。

…いや、私ファーストキスだから他の人がどうなのか知らないけどさ。

少なくとも私は既に蕩かされてしまっているんだから上手いんだと思うことにした。

…っていうかまだ終わらないのぉ…? うぅ…そろそろ色んな意味で限界なんだけど…。

 

「んあっ… はぁ…はぁ…」

 

その想いが通じたのかはわからないけど最後にチュッと私の舌を吸うとやっと唇を離してくれた。

私と幼馴染の舌の間にはツゥ…っと涎の橋が架かっている。…って、なんだかすっごく恥ずかしいよこれ!?

私は慌ててゴシゴシと手の甲で涎を拭く。

 

「な…なんか色々聞きたいこともあるけどさ。とりあえず…その…は、離してくれない…?」

 

気を取り直して幼馴染に私を離すようお願いしてみた。

そんな私の願いに対して幼馴染の答えは短く『やだ』の一言。

…え? いやいや… やだ じゃなくてさ。

幼馴染は私を離すどころか私の頭を撫で始めた。

 

「んぅ……」

 

なんだろう。すっごく落ち着く。けどすっごい悔しい。

コイツに撫でられて落ち着くなんて凄く癪だ。

 

なでりなでり

 

んぅ…離し…。

 

なでりなでり

 

…んっ…はぁぁ…離す気ないみたいだしもういいわ…。

…べ、別にこの手が気持ちいいからとかじゃないからね! 勘違いしないでよね!?

…って話が脱線し掛けた。危ない危ない。

 

「…まぁ、いいわ。それで、なんでいきなりこんなことしたのよ…」

 

…へ? 『ずっとお前が好きだったから』 って、これまでそんな素振り見せなかったじゃない。

傍に居れればいいと思ってた。関係が壊れるのが怖かったって?

じゃあなんでいきなりこんなことしようと思ったのよ。

…取られるんじゃないかと思ったって? 誰に? ええ!アイツに!?

いやいや、ないわよ。それはないわ。

確かに隣の席でよく話はするけど、アイツと付き合うとかないわね。

 

「だって私だってあんたのこと好きなんだから、アイツと付き合うわけないじゃない」

 

……はて? なんだか勢いに任せて私、凄いこと言った気がする…。

 

えっと、少し思い返してみよう。

 

だって私だってあんたのこと好きなんだから、アイツと付き合うわけないじゃない。

 

だって私だってあんたのこと好きなんだから。

 

あんたのこと好きなんだか…ら…。

 

ボンッ

 

あ、あわわわわ…やっばい。顔熱い。私、顔真っ赤になってるんじゃないかな…。

 

「あ、あう…」

 

幼馴染がじーっと見つめてくる。

『顔真っ赤で可愛い』って…み、見るなー 見るなー!

うぅ…な、なんでコイツはそんなに嬉しそうなのよぉ…。

『両想いだってわかったから』…って? あ、そ、そっか。両想いなんだ…。

 

「え、えへへ…」

 

やばい。すっごい嬉しい。

心がぽかぽかする。

だから私はこの気持ちを言葉にした。

 

「…これからもよろしくね? …大好きよ」

 

こうして私は好きな人と両想いになれました。

 

めでたしめでたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…で終わればよかったんだけどねー…。

 

「ちょ、んっ…ちゅ…ふぁ…ぁん…ちゅく…」

 

ちょっ…! ま、またキスぅ…!?

 

「んっ、ふあぁ…な、どうしたのよぉ…?」

 

『もう我慢できない』 って、ちょ、ちょっと待って! どこ触ってるのよ!?

やっ、服脱がさないで! やっ、ちょっ、まっ…やああああっ…!

 

「し、信じられない…! 付き合い始めていきなりスルのっ…!?」

 

『ずっと我慢してた。朝起こしに行った時に無防備に寝てるお前見て何度襲おうと思ったか』

って、いや、そんなこと知らないわよ…! 胸触らな…。

 

「あんっ…! も、やだ…あぁぁぁぁ…!」

 

…こ、この後どうなったかは…流石にここでは言えないわね。

と、とりあえず、すっごく痛かったけどすっごい幸せだった。と言っておくわ。

 

                                          ‐fin-




キスシーンが書きたくなった。
ただそれだけのために書いた作品になります。

ちょっとえっちになっちゃったけど、一応R-15の範疇に入る…よね…?

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