個性の危険性
「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイトともう1人の3人体制で見ることになった」
「はーい、何やるんすか?」
「災害水難なんでもござれ、
ヴィランが発生以外にも災害発生時に対応しないといけない、人命救助。
『俺たちの時代ほどあれではないにしろ、魔王と戦うなら、災害救助は必須。必ず覚えろ』
『はい!』
「「「「すっげー!USJかよ!?」」」」
バスを通して移動した先は、アトラクションこような設備がたくさんある場所だった。
『凄いなこれ、災害にしては空気が明るいが』
『ああ、災害発生時はもっと阿鼻叫喚が伝わる』
『基準値おかしくないですか?』
『まぁ…しょうがない』
『さいですか』
「あらゆる事故や災害を想定し僕が作った演習場です。その名も……(U)ウソの(S)災害や(J)事故ルーム!!」
「スペースヒーロー『13号』!」
「わー!私好きなの!13号!」
著作権に、引っかかりそうな名前に疑問を覚える一同と、13号にテンションが上がる、出久と麗日。そこに13号の演説が始まる。
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は【ブラックホール】というものでして、どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
「ええ……しかし、簡単に人を殺せる力です……みんなの中にも、そういう個性の人がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立ってように見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください……まぁ…この件については実弾を知っているものがいるようですが」
「ふむ、そうだな、力というのは人を増長させやすい、個性が出てきて間もない頃は法律なんかないから、ヴィランだらけだ、あげく、個性を付け替えるという個性を持ったものは、異形系で迫害されたものから個性をとり、個性を持たないものに渡して支持を得るという輩もでてきてな、そいつを倒すのが俺達の目的だった。それが続いて、今のように平和となり始めたのはのは…」
「私の代の時だな。ちょうどオールマイトの雄英入学前だ、あの時代は一人一人が自身の半径三メートルで手一杯だった、ほんの少し、一センチでも多いやつはヒーローとして動くか、ヴィランになるかだった。アイツの言葉はよく覚えている『どれだけ建物を生やして復興したように見えたとしても、人は依然怯えて暮らしています。心は闇に覆われたままです。皆半径3mで手一杯です。だから私がやるんです』ってな、そしてアイツは平和の象徴になったわけだ、今のお前等は半径三メートルでいい、学んで増やせ!それがヒーローのたまごがすることだ!」
「「「「「はい!」」」」」
強い個性だからわかりやすい13号の言葉に、駆動がAFOをオブラートに包みながら、その危険性を話。それを引き継ぐように、今ヒーローのたまごができる最大限のことを明確にする菜奈。半径三メートルこれが今確実に守る場所であると。
経験者が語る重みに一同は、深く頷く。
『なにか来る!』
「はい!」
「ッ!ひとかたまりになって動くな!13号、生徒を守れ!」
そこに、誰も、何も無かった噴水前の広場に現れた黒いモヤ。それを掻き分けるようにして悪意が現れる。
「何だありゃ!?また入試ン時みたいな『もう始まってんぞー』パターン?」
「どう考えても違うだろっ!!!」
「13号にイレイザーヘッド、しかし先日いただいたカリキュラムではオールマイトもここにいるはずなのですがどちらへ……?」
「はぁ?なんだよ……せっかくこんなに大衆を引き連れてきたってのにさ……オールマイトがいないなんてよお…………なあ、」
「動くな!あれは」
「ガキども殺せばでてくるかな」
「