高校3年の夏。
地方の自称進に通っていた俺は、模試の結果が悲惨だったことに落ち込み、信号無視をしていたトラックに突っ込まれて死んだ。
そして目が覚めたら···『古見さんは、コミュ症です。』の世界に転生していた!
確信したのは隣の家に『中々思春』という女の子がいたから。
こんなクセ強ネームなんだ、同姓同名の可能性は限りなく低い。
コミュ症気味だった前世の俺に別れを告げ、俺はとにかくアプローチしまくった。
何を隠そう、俺は中々さん推しだったのだ。
あんなに厨二病な女子キャラは見たこと無い。
左目の眼帯、露骨なキャラ付け、オタクグッズが並ぶ男子みたいな部屋。
······なんかディスってるみたいだけど、とにかく俺は中々さんの事が好きだ。
4歳の頃から保育園で交流を持ち始め、なんだかんだで2人とも無事に伊旦高校へ進学。
そして現在では───
「やめっ、やめろ!緑甲羅を当てるのはやめろ!?エイム強すぎんだろお前!」
「クク···雑魚め。我が
「っ···(無言でサンダー投下)」
「あああ!?」
───一緒に夜通しゲームするようになった。
「ダメだ、やっぱマ◯カーじゃ全然勝てん。ヌマブラやろーぜ」
「良かろう、我が闇の深淵に
「はい下投げ、空下、空N、空下、空上、上B」
「それ即死コンボぉぉおお!!」
「···え、雑魚すぎないか?我強すぎないかぁー!?あははー!!」
「ゲーム全般強すぎる」
翌日に学校が無い日は毎回こんな感じである。
個人的にはこれでも十分すぎるくらいに満足···のはずなんだけど、ずっと一緒にいると更に親しくなりたいという欲も出てくる。
「あ、お菓子切れた」
「俺適当に買ってくるよ」
「···我も行く」
喋りながらゲームをすると、とにかく腹が減る。
だからポテチやらチョコを大量に買って食べるのがいつものパターン。
カロリー計算したら恐ろしいことになりそうだけど、中々さんは全然太らない。
むしろ痩せてるような···
「···ジロジロ見すぎだ」
「すまん」
つい忘れがちになるけど、本来の中々さんは男が苦手だ。
原作でも只野くんが家に来た時はがっつりキャラ崩壊してたし。
中々さんと友達で居続けたいなら、決して不純な心を持ってはいけないのだ。
「···家でなら、我のこと見ても良いぞ?」
赤面×上目遣いのコンボは良くないと思うぞ、勘違いする男もいるから。
まあ俺は弁えてるから、間違っても手を出すことはあり得ないけど。
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厨二病女子のラブコメ読みたい。
誰か書いて。