ヴィシア戦記 鬼神と呼ばれた男   作:kiakia

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プロローグ後編 黄金に煌めく闇夜の海

 

 

 

 

 闇夜のダンケルク港は、燃え盛る炎と硝煙に呑まれていた。アイリス出身、リシュリュー派の駆逐kansenフォルバンは、艤装に身を包み、波止場に立つ。彼女の金髪は戦風に靡き、女騎士を思わせる優雅なスタイルが鋼の装甲に映える。

 

 

 沖合では数十万の民間人を乗せた船団がロイヤルを目指すが、ヴィシア聖座と審判廷のkansenがその進路を阻む。爆音と悲鳴が港を戦場に変えていた。

 

 

 

「ぐへ……あはは……フォルバン、久しぶりだねぇ…♪」

 

 

 

 

  炎を背に、審判廷のkansenモガドールが姿を現した。紫髪が闇に揺れ、爆乳を強調するマント一枚のみを纏うその姿は、下着も身につけていない痴女のような誘惑に満ちている。彼女は大斧を肩に担ぎ、甘ったるい声で笑うが、その眼差しには危険な輝きが宿っていた。

 

 

 

 フォルバンは困惑と怒りを滲ませ、剣を握りしめて抗議する。

 

 

 

「モガドール…!審判廷のクレマンソー様は中立を表明されたはず!なのに、なんでこんな…!」

 

 

 

 心優しく責任感の強いフォルバンにとって、審判廷の裏切りは許しがたいのだろう。未熟ながらもリシュリューへの忠誠を胸に、彼女はモガドールを睨む。

 

 

 だが、モガドールはフォルバンの言葉に耳をわずかに揺らし、能面のような無表情で甘く返す。

 

 

 

「ははは……フォルバン、相変わらず純粋で可愛いねぇ……何も知らないんだから♪」

 

 

 

 モガドールは大斧を振り回し、道化師のように嗤う。旧友を無知な子を見るような眼差しで捉え、妖艶に見つめるその瞳から感情を伺うことは出来なかった。

 

 

 

「私たちはねぇ……ロイヤルの犬なんかじゃないんだよぉ。お犬さんになるのは『プレイ』だけにしないとねぇ」

 

 

 

 その言葉にエロティックな響きを帯びつつも、彼女の動き鋭さを秘めている。一瞬で腰を落とし、モガドールは海面を蹴った。フォルバンがその動きを捉える前に、彼女の吐息が顔に迫り、大斧が首を切り裂かんと振り下ろされる。フォルバンは剣で辛うじて防ぎ、押し返すが、モガドールはケタケタと笑いながら軽やかに距離を取る。彼女は踊るように迫り、フォルバンを海原へ叩き込む。

 

 

 

「……っ! くっ……!」

 

 

 

 水飛沫を上げて立ち上がるフォルバンだったが、艤装の主砲の先端はモガドールの斧に切り裂かれていた。モガドールの卑猥な姿と甘ったるい声は、審判廷のエージェントとしての圧倒的な戦闘力を隠さない。フォルバンの硬い艤装を一瞬で無力化するその力は、彼女の危険性を物語っていた。

 

 

 

「よく避けたねぇ、フォルバン。私の期待通りだよぉ♪ 避けてくれなきゃ、おっぱいが削れちゃってたよぉ……でも、ほら、軍服がずぶ濡れでセクシーだねぇ?」

 

 

 モガドールはクスクスと笑うが、その目は真剣そのもの。任務に徹する姿勢が垣間見える。彼女はふざけているように見えて常に隙を見せておらずニコニコとした笑みを浮かべながらもその目は冷たく周りを見渡していた。

 

 

 

 フォルバンは剣呑な空気に肌を刺されながら、周囲を見渡たせば、ヴィシアと審判廷のkansenや歩兵たちが、高速艇の乗員を次々と制圧していくが突如として、戦場の喧騒が一瞬静寂に飲まれた。高速艇の甲板が激しく揺れ、暗闇を切り裂くような轟音が響き渡る。フォルバンの視線がその音源へ引き寄せられると、一隻の船のハッチが攻撃によって粉々に砕け散った。破片が炎の光を反射し、夜空に舞い上がる中、信じがたい光景が現れる。

 

 

 

 

 

 

 黄金の延棒——無数の金塊が、まるで神々の宝物庫が開かれたかのように船内から溢れ出したのだ。

 

 

 

 

 

 

 炎の照り返しを受けて輝くその表面は、硝煙と血の匂いが支配する戦場に不協和な輝きを投げかけていた。金塊は大小さまざまな形を成し、積み重なった山は船の甲板を埋め尽くし、まるで黄金の波が港を飲み込むかのように広がる。

 

 

 

 

 一本一本が破格の価値を持ち、その重厚な光沢は、戦火の混乱を一瞬にして異世界の情景へと変えた。フォルバンの瞳は呆然とその光を捉え、口から思わず漏れる。

 

 

 

 

「あれは…亡命の為の…!?」

 

 

 

 

 

 ヴィシアと審判廷のkansenたちは、黄金の出現に呼応するかのように動きを加速させた。攻撃役が船団のスクリューを砕きながら、金塊を積んだコンテナを海へ放り投げ、審判廷の面々は鋼の鎖を巧みに操り、延べ棒を次々と吊り上げる。鎖が金塊を絡め取り、空中で揺れるその姿は、略奪の舞踊を思わせた。

 

 

 

 コンテナが波に乗り、闇夜の海へ運び去られていく中、黄金の輝きは港の炎と混ざり合い、幻想的な光の帯を形成した。乗員たちは抵抗する間もなく縛られ、甲板に並べられ、恐怖に震える。彼らの目もまた、金塊の輝きに釘付けとなり、言葉を失っていた。

 

 

 

 

 フォルバンは剣を握る手に力を込め、震える声で呟く。

 

 

 

 

「まさか…貴方達の目的は…!?」

 

 

 

 

  黄金の輝きは、戦場の闇を一時的に照らし、フォルバンの瞳にその異様さを焼き付けた。彼女は立ち尽くし、戦火の音が再び耳に返ってくるまで、ただ金塊の波を見つめ続けやっと口から出た言葉は混乱と衝撃で満たされ、途切れがちになってしまう。

 

 

 

 

 

 モガドールは答えず、クスクスと笑う。海風に揺れる紫髪が蛇のように蠢き、彼女の意図を隠し尽くすのだった。

 

 

 

 

「大人しく投降したほうがいいよぉ。今なら何の罪にも問われないからさぁ…ただ、忠告ね。ロイヤルに逃げても、リシュリュー様についていく限り、絶対に後悔するからさぁ…」

 

 

 

 

 モガドールの甘ったるい声が、硝煙混じりの潮風に溶け込む。彼女の声音にはフォルバンが投降しない現実をどこか悔やんでいる様子ではあるがその動きに迷いはない。

 

 

 

 

 だが、フォルバンは剣を握る手に力を込め、震える声で返す。彼女はリシュリューに忠誠を誓った騎士。kansenの身でありながら絶大なる権力をもつ彼女の権威ではなく個人を同時に敬愛する彼女にとっては投降勧告を受け入れるはずもなく。

 

 

 

「できる訳ないでしょ!?貴女達こそリシュリュー様に逆らうなんて何考えてるの!?」

 

 

 金髪が戦風に靡き、女騎士らしい優雅な姿は疲労で少し傾ぐ。彼女は友人としてモガドールを認めつつも、リシュリューへの忠誠がそれを許さない葛藤に苛まれていた。

 

 

 後方を見やると、遠く水平線にロイヤルの艦隊の灯火が小さく点在している。まだ遠く、援護が間に合う保証はない。希望の光は届かず、ただ遠くで瞬くだけだ。

 

 

 

 

 その時、港の片隅で異様な動きが始まった。リシュリュー派の指揮官たち——数人の男と女が、小型ボートに強制的に連行されていく。ヴィシアと審判廷の歩兵が、彼らの腕をがっちりと掴み、抵抗する余裕すら与えなかった。一人の若い男性指揮官は、制服の袖を引っ張られながらも「叛逆者どもが…!」と叫ぶが、口を押さえられて黙らされる。もう一人の女性指揮官は、顔を伏せ、涙をこぼしながらボートに押し込まれる。彼女の手に握られた通信機が床に落ち、波にさらわれていく。

 

 

 歩兵たちは無表情で縄をかけ、ボートを海へ押し出し、エンジンの音が闇に消えていった。連行される指揮官たちの姿はリシュリュー派の崩壊を象徴するかのように、静かに港から遠ざかっていく。

 

 

 

「…リシュリュー様『に』、ねぇ…。なら仕方ないかぁ……フォルバン。お願いだからぁ…私に同胞殺しをさせないでね?」

 

 

 

 上空に撤退を告げる信号弾が赤く瞬き、モガドールは踵を返す。ヴィシアと審判廷のkansenたちは金塊を積んだボートと共に闇夜の海へ消え、連行された指揮官たちのボートも遠くの闇に溶けていく。

 

 

 フォルバンは立ち尽くし、ロイヤルの遠い灯火を見つめる。港の炎はなおも燃え続け、残されたものは残されたのは、炎に照らされた港と、無力化された船団だけだ。

 

 

 

 フォルバンは唇を噛み、リシュリューへの忠義と自らの無力さを呪う。未来への不安と恐怖が、少女の心を重く蝕む。遠くでロイヤルの艦隊の灯が見えるが、港の炎はなおも燃え続け、リシュリュー派の船団は闇夜の海で彷徨っていた。

 

 

 

 

 

 

「この裏切りも…」

 

 

 

 老齢の指揮官が荒々しい声で吐き捨てた瞬間、その言葉は凍りつくような空気に遮られた。彼のリシュリュー派としての誇りを込めた反骨の瞳は、鋼のように鋭く、屈する気配すら見せなかった。だが、その声は途中で遮られ、ヴィシア派の兵士たちにがっちりと腕を掴まれてしまう。

 

 

 

「黙れ、連れて行け。」

 

 

 

アッシュブロンドの髪を持つ若い指揮官が、冷たく低く命令を下した。声には感情がなく、まるで機械が発する音のようだ。彼の目は深く暗く、憎悪が渦巻く沼のように見る者を拒絶する。近寄りがたく、凍てついた瞳は、戦場の炎さえも冷やしてしまうほどだった。

 

 

 

 宗教国家アイリスといえど、その軍人たちは厳格な戒律に縛られず、リラックスした雰囲気の中で任務に励むことが多い。しかし、この若い指揮官は異物だった。リラックスした同胞たちの間でも、彼の存在は異質で、憎悪と冷徹さが漂うオーラが周囲を遠ざける。

 

 

 

 老齢指揮官は即座に引きずられ、抵抗する力すら奪われた。兵士たちが無表情に彼をトラックへと押し込み、縄をがっちりと巻き付ける。反骨の叫びが一瞬上がったが、すぐに口を押さえられ、エンジンが唸りを上げて闇へと消えていった。若い指揮官は一瞥もくれず、通信機を手に持つ。指先は冷たく、憎悪に満ちた眼差しが港の混乱を睨みつける。彼の心には、裏切り者への怒りと、戦場を支配する冷酷な意志だけが簡易拠点である指揮所に渦巻いていた。

 

 

 

 「チッ…クズ共が…!」

 

 

 

 舌打ちが漏れ、苛立ちが彼の口元を歪めた。戦場を支配する冷酷な意志だけが、彼の胸を満たしている。港の炎が遠くで揺れ、悲鳴と爆音が混ざり合う中、彼の瞳は氷のように冷たく、誰をも寄せ付けない支配者の気配を放っていた。

 

 

 ダンケルク港から政治的に敗北したリシュリュー派が多数の人材を引き連れて秘密暇の亡命。ヴィシア派にスパイやサボタージュ要員送り込み緻密に計算された彼らの謀略に気づく事が出来たのは全くの偶然であったと言い切っていいだろう。

 

 

 

 ル・テリブルと呼ばれる駆逐kansenはヴィシア所属でありながらその心はリシュリューに忠誠を誓ういわば二重スパイであり、Xデーを迎える為に多数の情報を横流ししていた。埋伏の毒として不穏と不審の種を蒔きつつダンケルク港への注意を逸らすのが彼女に与えられた役目であった。

 

 

 

 だが、彼女は焦るあまり、一つの過ちを犯してしまったのだ。彼女は埋伏の毒として働き、本来ヴィシア派であった指揮官達の多くをリシュリュー派に転向させる事に成功する。

 

 

 

 しかし、とある一人の男にだけは邪険に扱われ、話す機会を探ろうとしても避けられる始末だったのだ。彼はジャン・バールの推薦によって指揮官への道を歩んだものであったが、その情報は徹底的に秘匿されていた。

 

 

 

「アノニム(名無し)…?名前は間違いなく偽名で苗字もなく。経歴からパーソナリティに至るまで全て不明、ですか」

 

 

 

 指揮官というものはキューブ適正とよばれる適性がなければなる事が出来ない貴重なもの。だが、たかが一指揮官にここまでの情報封鎖が行われている事にル・テリブルは疑問を抱く。

 

 

 

 同僚の指揮官達に声をかければ付き合いは相当悪く、ジャン・バールの愛人だと陰口を叩く者までいる始末。唯一、聖職者の家系であり、リシュリューも注目している先任指揮官だけはそんな彼を気にして会話を試みてはいたが、のらりくらりと避けられる始末である。

 

 

 

 この時点でル・テリブルは引き返すべきであったのだ。もしも、彼女が深追いをせず彼の事を諦めていれば恐らく亡命作戦は成功しただろう。秘密裏に持ち込んだ大量の金塊を元に亡命軍を設立し歴史の表舞台に現れる事も可能だったはずだ。

 

 

 

 しかし、現実に『もしも』という言葉は存在しない。彼女は責任感とほんの少しの好奇心により、謎に包まれたこの指揮官の情報を持ち帰ろうとしてしまった。

 

 

 

 

 その『好奇心』が彼女の命運を分けてしまったのである。『好奇心』は猫だけではなくその周りすらも滅ぼす結果となる、そう独房の中で今頃彼女は後悔をしている事だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 撤収準備を進める彼の元に次々と情報が濁流の様に流れ込む。たった一人で複数の情報を処理し、適切な命令を下す彼の姿に恐らく多くの指揮官は驚きを隠せないはずだ。名すらも隠された指揮官が熟練の指揮官すら叶わない程に緻密に指示を下していく。この船を襲え、この船を無力化しろ、この部隊は直ちに陸路や海路から撤退しろ。

 

 

 

 ロイヤルの援軍がダンケルク港に届くのはまだ遠いだろうが彼らが到着すれば襲撃用の装備だけで身を固めたヴィシア軍は壊滅しかねないくらい。それまでに必要なだけの目標を確保し、自派閥だけでなく説得によって連れてきた審判邸の面々も五体満足で撤退させる必要がある。

 

 

 

 ペース配分や弾薬の残量、時間との勝負。それら全てを芸術的なまでの動きをたった一人で下す彼の行動により、この作戦の以後、まだ年若い指揮官の発言力が増加するのだが、それはまた別のお話である。

 

 

 

「第一目標の金塊は既にガリソニエール達が確保。第二目標の指揮官のバカ共は数人逃す事になりそうだが概ね達成可能か」

 

 

 

 端末を片手にアッシュブロンド髪の指揮官は撤収準備に移りながらもポツリと呟く。本当なら裏切り者の枢機卿リシュリューを確保したかったのだが、彼女は既にロイヤルに亡命済みだ。その事実に殺意が湧くのを何とか押さえ込む。

 

 

 

 軍を二つに割り、守るべき数千万の国民ではなく自分に付き従う十万人を選んで亡命を計る。

 

 

 

 その裏にどの様な真意が隠されていたとしても、残された人材で人類の敵たる殺戮機械、セイレーンの侵攻をどれ程防ぐ事が出来るのだろうか?

 

 

 アイリスという国家は植民地も含め膨大な角度を有する国家だが、よりにもよってリシュリュー派は彼以外の指揮官全員に加え40%以上の現代における海戦の主役であるkansen達を引き連れて亡命を図ろうとしていた。

 

 

 

 それだけではない。亡命用の資金の為の金塊に加え、この十万人という人材には国家のエリート層とも言える閣僚、将校、司祭、科学者なども多く参加しており貴重な人材の流出も深刻といえるだろう。これで国土を防衛しろというのだから最早レッドアクシズの支援を得ることは避けられまい。

 

 

 

 彼らはヴィシア派の人員を鉄血の犬だと罵っていたが、誰のせいで鉄血の靴を舐める必要性がと思わず通信端末を手で握りつぶしそうになる。しかし、その怒りすらも抑える。今するべきは未来地図を描くことではなく、必要なだけの目標を押さえて撤収する事なのだから。

 

 

 

 ヴィシア陣営はリシュリュー派の活動資金であった第一目標であった金塊と、第二目標であるキューブ適性者たる指揮官達の拘束に成功した。最早これで亡命政権は満足にロイヤルで活動する事も不可能だろうと冷たい目でダンケルク港から今も断続的に響く暴音に耳を傾ける。しかし、突如として端末からノイズ混じりの新たな情報が耳に届き、指揮官は思わず眉を潜める。

 

 

 

「第三目標……期待していなかったが間に合ったか」

 

 

 

 彼の耳に届いた情報は金塊、指揮官と並び出来ればヴィシア陣営が確保しておきたかった第三目標であった『亡命政権に参加するはずの閣僚集団』の捕縛に成功したというものだ。

 

 

 

 老人達は連行されこれからトラックに詰め込まれる羽目になるだろう。亡命政権と言うものは自分達が正統な政府であると示す為、形だけとはいえ亡命政府という存在が必要不可欠ある。

 

 

 圧倒的カリスマ性の保有者である枢機卿リシュリューだけでは限界があり、これによりリシュリューは金と銃を奪われた挙句、考える為の頭を捩じ切られたと同義のダメージを与えられた事となり、最早アズールレーン内にてロイヤル、重桜、ユニオンと対等なやり取りを行う事は絶望的になったはずだ。

 

 

 

「捕縛に成功したのはル・マルスか……コイツは使えるな。直属の部隊に配置するか」

 

 

 

 偶然や幸運が重なったとしても期待していなかった第三目標の確保に成功したkansenは間違いなく優秀な人材である。

 

 

 

 

 指揮官の元にはジャン・バールそのものが直接指揮下に入る事が決まっているが細かな動きと戦術性を上げる為には駆逐kansenの存在は必要不可欠。そう判断していた彼は褐色肌のル・マルスの姿を思い出しつつ彼女を指揮下に入れる事を決意する。

 

 

 

 そして、本来護衛するはずであったロイヤルの面々が到着する頃にはダンケルク港から指揮官達の姿は消えており、後に残されたのはスクリューを破壊され尽くした高速艇に身を震わせる民間人も含めた人員達。

 

 

 そして、戦場で無力化された敗北の味を噛み締めたリシュリュー派のkansen達だけであった。

 

 






Q何故ダンケルク襲撃作戦が起きたの?

Aゲーム本編でもスパイ行為を行なっていたル・テリブルが指揮官の情報を得ようとして手を伸ばしすぎたから。その結果逆に捕縛された彼女から得た情報によって襲撃作戦が行われた。

Q kansenなんで放置するの?

Aこいつらめちゃくちゃ強いの。人型サイズで次々と艦艇叩き潰す事がゲームCWだとよく分かりますが艤装を纏ったkansenはほぼ人外みたいな連中。そんな子達を無力化ならともかく捕縛する場合確実に苦労するでしょうし基本的に武器を奪って放置するしかありません。時間ありませんからヴィシア海軍。

Q作戦の目標は?

A第一目標が亡命政権の資金源となる金塊。第二目標が元ヴィシア派も含めた指揮官の捕縛。第三目標は亡命政府を作るはずだった閣僚メンバーの捕縛。
第一と第二が達成されればリシュリュー派は活動資金と指揮官(この作品ではキューブ適性者は数十万人に一人、更に本人の意思や適正なども含めるとアイリスの様な大国ですら13人程度しか存在しない)を失ったリシュリュー達は戦う事すら出来なくなり、第三目標によってシャルル・○ゴール的な人々も失ったのでもうロイヤルの靴を舐めるしかない。

なお国土防衛のためにヴィシア派も鉄血の靴を舐める必要性が出てきてしまった。

Qなんでリシュリュー派?自由アイリスじゃないの?

A亡命政権であり陣営自由アイリスが正式に歴史に出てきたのはゲーム内に相手も「光と影のアイリス」で描かれたメルセルケビール海戦から。なのでこの時点ではヴィシア陣営は成立していても、リシュリュー達は政治的に敗北したリシュリュー派に過ぎず。かと言ってアイリスというのは国家全部を表す為アイリスと名乗るのも違和感があるが為にこの様なややこしい展開になってしまった。本当に申し訳ない

Qリシュリューと陛下は何してる?

Aリシュリューは絶句してるよ。陛下は自分達が後ろ盾になるはずのリシュリュー派が開幕爆散寸前で胃を痛めてるし、こんなの台本通りじゃないと思ってるんじゃないかな多分


次回はいよいよ本編スタート。正式に指揮官が着任する事となり、そこでル・マルスが呼び出される事になって……一つだけネタバレとなりますがこれだけは言っておきましょう。マルスは天使です

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