ヴィシア戦記 鬼神と呼ばれた男   作:kiakia

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第二話 未熟

 

 

 

 

 照りつける太陽と共に火薬の匂いが風に運ばれてくる。

 

 

 

「撃てぇ!」

 

 

 

 

 砲撃開始の号令と共に空へと放たれた砲弾は青空に向かい伸びていき遠く離れた海へ着水。盛大な水柱を吹き上げていく。

 

 

 

 

「第一射、外しました」

 

 

 

「誤差修正を急げ。データを寄越せ」

 

 

 

 

 

 マルスの報告を聞きつつ指揮官は船内のモニターを見ながら手元のメモを片手に着弾位置や諸元を調整していく。カリカリとペン先を走らせ数値を記載していく姿からは余裕が見てとれた。

 

 

 

 

「続けて二射。第二主砲塔。撃て!」

 

 

 

 

 指揮官の声が再び響き渡り今度は左側に装備されている第二主砲塔が起動。ドォンッ!という爆音とともに鉄塊が解き放たれ標的へと吸い込まれるように飛翔する。今度こそ命中させようと意気込むものの惜しくも掠る程度に留まった。それでも十分なのだがやはり悔しいものは悔しい。

 

 

 

 

「近くなっています。次こそ…!」

 

 

 

「了解。次弾装填に移れ」

 

 

 

 普段よりも低いトーンで語りかけてくる様子からかなり集中している事が伺える。ここで下手に喋ってしまっては邪魔になってしまうかもしれないと思ったマルスは黙って作業を続けたまま時が過ぎるのを待った。

 

 

 そして2分後。三度目のチャレンジが始まる時が来た。

 

 

 

 

「準備完了です。いつでもどうぞ!」

 

 

 

 大きく深呼吸をして精神統一を行う。一射目と二射目。その両方を踏まえた上で修正を行い、目標への着弾地点を想定しながら意識を研ぎ澄ませていく。訓練とはいえこの一瞬にかける思いは本物であり全力投球だ。

 

 

 

「全門斉射!」

 

 

 

 掛け声と共に放たれた主砲は轟音と共に大量の煙を撒き散らす。そして発射された弾丸は正確に着弾し大きな波紋を作り出す。攻撃目標であった敵の旗艦は木っ端微塵に破壊され跡形もない。

 

 

 

 

「や〜りました!!全弾命中です!」

 

 

 

 

 興奮した様子で喜ぶマルスと違い、これらの主砲を放った当事者……ジャン・バールはつまらなさそうに遠くで炎上する敵艦を眺めていた。

 

 

 

 ヴィシア海軍演習場。この日のために用意された仮想敵部隊相手に行われた砲撃演習の成績は予想を遥かに超える好成績を叩き出したと言えるだろう。攻撃目標の早々に破壊し、被害状況は皆無。まさに理想的な「実験結果」を残してくれた。

 

 

 

「ふぅ……まぁまぁだな」

 

 

 

『いや……あのさぁ…』

 

 

 

 当然であると真顔になりつつも何処か誇らしげなジャン・バールに目を輝かせるル・マルス。そして艦内で無言で追加のメモをとり始める指揮官。

 

 

 

 そして、通信機越しに呆れの混じった声を漏らすのは、審判廷に所属する軽巡ラ・ガリソニエールである。普段であれば嬉々として戦闘を楽しむバトルマニアな一面を誇るガリソニエールであったが、通信越しの声音は明らかに呆れとドン引きの入り混じったものであった。

 

 

 

「おかしいじゃん!なんで!演習で!超長距離砲撃のスナイプで決着付けてんの!?こっちはケルサン達と何処から突っ込もうかなーって思ってたのにそんな塩試合は流石にないでしょ?ねぇ!?」

 

 

 

「黙れ。それが嫌なら開始早々スモークを炊けばいいだろう。突撃特化の艦種で構成された連中相手に馬鹿正直に待つやつがあるか」

 

 

 

 

「これ演習!互いに!強く!なる為の演習!なのに…あぁもう…」

 

 

 

 

 

 つまらなさそうに真顔で指摘する指揮官にガリソニエールは絶叫していた。確かに彼女の言う通り今回の演習は互いに目標である旗艦を防衛するというスタンスであり、本来であればガリソニエール達が突撃し、ジャン・バールがそれを迎撃。マルスが魚雷や主砲を片手にその補助を行うという形になったはずだ。

 

 

 

 だというのに結果はこれだ。マルスは最初から魚雷などの装備の代わりにフィールドスコープ(観測機器)を片手にスポッターに徹し、指揮官はマルスから送られたデータを元に距離計、風速系などの計算に特化。そしてジャン・バールで敵の旗艦を狙撃するという、もはや演習相手のガリソニエール達を完全に無視した運用を行ったのである。

 

 

 

 この結果、後にガリソニエール達審判廷メンバーは常に悪辣な指揮官の行動を予見する事でより、のちの戦闘において多大なる戦果を得る事になったのだがこの時のガリソニエール達の事情は別だ。

 

 

 ズルではない。卑怯でも卑劣でもなく禁じられている訳でもない。ただし、マトモな感性の持ち主であれば演習という場面で絶対にやらない作戦である。ここにロイヤル所属の重鎮ハーミーズがいれば「シングル戦交流会に天岩戸採用永続ルーンを持ち出すようなものだぞ!?」と意味不明な妄言を吐いてたはずだがそれはさておき。

 

 

 

「勝利条件が目標の撃破である以上旗艦の防衛の為にありとあらゆる対策を行うのは当然だろう。スモークを使う、ランダム航法に切り替える……夾叉の時点でこちらの座標を割り出して来る事は予想出来たはずだ。ガリソニエール。クレマンソーは何も教えなかったのか?」

 

 

 

『……』

 

 

「…………」

 

 

 

 沈黙が痛かった。

 

 

 

 

 マルスのお腹も痛かった。

 

 

 

 よりにもよってガリソニエールの上官であるクレマンソーの事を話題に出すのは禁じ手と言ってもいいだろう。今のガリソニエールの表情はここからは見えない。

 

 

 しかし、微かな吐息からは指揮官の目的に気づかなかった。加えて敬愛するクレマンソーを馬鹿にしたと取られても仕方ない発言に静かな怒りを込めているに違いない。

 

 

 流石にこの空気に耐えきれなくなったマルスは「指揮官」と控えめに口を開くが当の本人は全くもって反省していない。と言うか自分が何をやらかしたのか理解していない様子。

 

 

 この男、確かに指揮官としては間違いなくヴィシア屈指の才覚の持ち主ではあるのだが……致命的にデリカシーに欠ける所があったのだ。

 

 

 

 

 

 

 その代表的なエピソードの一つが、今も無言のジャン・バールとの数日前のやりとりである。

 

 

 

 ジャン・バールはリシュリューが残した隠し倉庫を捕虜の尋問によって捜査を行っていたのだが、そこには非常時の物資に加えて指輪が……kansenと指揮官の絆の証と言える象徴が収納されていたのである。

 

 

 

『おい。リシュリューの遺物について話がある』

 

 

 

『なんだ?』

 

 

 

『コレだ』

 

 

 ジャン・バールは無造作にケースを取り出し机に置く。指輪には美しい宝石が嵌め込まれておりその美しさから見る者が見れば価値のある物だと理解出来るだろう。しかし、指揮官はよりにもよって……皺を寄せこう言い放ったのである。

 

 

 

『ジャン』

 

 

『なんだ?』

 

 

『左指を差し出せ。俺とお前の付き合いの長さなら潜在能力を確実に引き上げ───』

 

 

 

 

 瞬間、指輪ケースを思い切りデリカシー皆無の指揮官へと全力投球で叩きつけ、額にクリティカルヒット。何が起きたか分からんと困惑しながら悶絶する指揮官にゴミを見るような目で『この馬鹿野郎…!』と強く睨みつけたのである。

 

 

 確かに指輪は絆を育んだkansenであれば想定以上の力を引き出せるというデータもある。あるが、世界各国でkansenを運用してる国家では100%愛し合った男女が婚約指輪として受け渡す事を想定されていたのだ。

 

 

 

 

 それがこの瞬間99%になった。指揮官は悪意もなくジャンが強化アイテムをわざわざ持ってきたのなら、今すぐ彼女の戦闘力を上げる為に使うべきだと冷静に導き出す中、流石のジャン・バールもいる怒り心頭である。

 

 

 

 

 ちなみにその時、指揮官室に立ち入ろうとしたマルスは慌てて逃げ帰ったそうな。

 

 

 

 ……さて脱線した話題を戻そう。

 

 

 

 

『……はぁ……』

 

 

 

 

 それでも、幸いな事。幸運な事に。幸福な事に。

 

 

 ラ・ガリソニエールはこの指揮官と少なからず交流を行っていた数少ない人物だったのだ。ガスコーニュ製造に辺り、クレマンソーが軽巡データ取得の為推薦した彼女の実力は本物だ。

 

 

 

 やや享楽的な一面こそあれど、常識人としての部分を持つガリソニエール。故に彼女は自身の感情を押し殺して理性を働かせていく。

 

 

 

 

『アンタさぁ……いや分かるよ?演習とはいえヴィシアは常に実戦的な訓練を優先しているわけだし?でも今の行動のせいでこっちの心象はサイアクになってるんだけど?一人で戦争できないのは指揮官だってわかってるでしょ?友情、努力、正義なんて青い言葉は吐かないけど普段からこんな事ばっかしてると孤立するだけだと思うなぁ』

 

 

 淡々とした口調の中に苛立ちは感じさせる。どれだけお前が優秀だろうが、普段から周りに嫌われてると誰も言う事なんて聞いてくれなくなる。そう言う方向での戦闘が希望ならば一言声をかけるだけでよかった。それが積み重なれば一つのミスでより多くの人々が死ぬという事に気づいて見せろ。

 

 

 そこまでの言葉を使い彼女は説教を行った訳ではなかったが、苛立ちを押し殺してガリソニエールは指摘する。

 

 

 

 彼は間違いなく優秀だ。ヴィシアでは確実に。下手をすらと世界屈指の指揮能力の持ち主である事を短い付き合いながらもガリソニエールは理解していた。

 

 

 強さだけを追い求めて歪んだ成長を歩みかねない目の前の青年に忠告するその姿は「処刑人」や「異端審問官」ではなく、デリカシーや配慮に欠ける言動を行う『仲間』への心配からの一喝とも言えるだろう。

 

 

 

『………そうだな。全面的に今回の否はこちらにある。すまなかった』

 

 

 

 緊張感が漂う中あっさりと指揮官は謝罪する。その様子を見てほっと安堵するように胸を撫でおろすガリソニエールとは裏腹にジャン・バールは鋭い眼つきのまま指揮官を睨みつけている。

 

 

 

 確かに指揮官の判断は理に適っている。合理的かつ効率的であり最善手とも呼べるものだったと言えるだろう。しかし、これは個人での鍛錬ではなく演習だ。

 

 

 

 今回は認める事が出来た。しかし、それを糧にしなければ意味はない。彼は既に実戦経験は詰んでおり、ジャン・バールと共にセイレーンの集団を撲滅……たった一隻のkansenだけを指揮する事でそれを実現できる程の技量を持ち合わせていた。

 

 

 

 故に、その能力の高さが今回の騒動を引き起こしたのだろう。ジャン・バールとて、ある程度はガリソニエール達の予想していた。故に確信に至ったのだ、彼は多くのkansenをまとめ上げ指揮を行う才覚がありながら、コミュニケーション不足やデリカシーの無さは致命的な欠点となり得る可能性を孕んでいる。

 

 

 

(危ういな……)

 

 

 このままでは取り返しのつかない事態に陥るだろう。今回は良い薬として苦味を喉の奥に詰め込んだが、今後このような事態を防ぐ為には……。

 

 

 

「え、えっと!大丈夫です」

 

 

 

「何がだ?」

 

 

 

「いぃ!?その、指揮官の指揮は間違ってなかったというか、きっと仕切り直しても今度も絶対!勝てますから!」

 

 

 

 冷や汗を流しつつマルスは励まそうとして見せる。声音には警戒の色は既になく信頼と期待が込められており純粋に応援しようとしていたのだ。指揮官も流石にマルスの純粋な想いを感じ取り、それ以上追求するのは止めたようだ。

 

 

(オレでは出来ない事だ。)

 

 

 

 憎悪に塗れた復讐者と力を発揮できる部隊を用意し、示せと命ずる契約関係。数年に渡り続いてきたジャン・バールと指揮官の関係は強固なものではあるのだが、もはやそこに男女間の甘い関係や優しさなど存在しない。

 

 

 無論、それが悪いわけではない。指揮官はジャン・バールの願いに全力で答えてきたし彼女もまたそれに報いている。しかし、その関係はあまりにも乾きすぎていた。復讐の為に牙を研ぎ続けた男に善意や道徳などの言葉を今更彼女自身が説いたとしても心に響く事はないだろう。

 

 

 ジャン・バールにとって必要なのは、自分の傍らで共に戦ってくれるパートナーなのだ。このマルスという新人はまだ幼い少女ではあるが将来有望な逸材なのだろう。

 

 

 

 能力ではない。思春期の全てを復讐に忙殺された男に

彼女のような純粋で清廉な存在が必要不可欠なのだ。獣に牙を与えた所で所詮は獣。彼の欠点であるコミュニケーション能力やデリカシーの無さを改善させられるのはおそらく……。

 

 

 

 

(オレではなく……こいつの役目か)

 

 

 

 

「はい!絶対大丈夫です!多分!」

 

 

 

 

 胸を張って断言する少女に対しジャン・バールはため息交じりに微かに肩を落とす。指揮官はその様子を見て首を傾げるばかりであったが少なくともその演習においてガリソニエール達からクレームが付くことはなかったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんな演習をヴィシアが行う中、同時刻。鉄血海軍の本拠地とも言えるキール軍港にて、一人のkansenが陣営代表たるビスマルクの殺風景な執務室に訪れていた。

 

 

「ふふっ。責任重大、ですね」

 

 

 

 

 話を終えたビスマルクに訪れたkansenは鼻歌を口ずさみながらニッコリと笑みを浮かべていた。ビスマルクは実力主義者だ。彼女の執務室で応接可能な人材はそれだけで能力を保証されてると言えよう。

 

 

 

 ビスマルク自身、このkansenを高く評価しており今回与えた命令が遂行されたのならまず間違いなく情勢は一気に動くと確信していた。まやかしの戦争は終わり。これから訪れるは混沌の時代。血と憎悪と鋼鉄による新たな幕開けとなるであろう。

 

 

 

「本当は……あなたを派遣したくなかった」

 

 

 

「あら?失礼ですね〜私じゃ役不足か、何かやらかすとビスマルクさんは思っていると」

 

 

 

 ゆるふわと家庭的な雰囲気をもつその女性にビスマルクは「違う」とはっきり断言しつつ、苦虫を噛み潰したような表情で呟く。

 

 

 

 

「本当は貴方にこんな危険な任務を命じたくはなかった。汚れ、傷つき、恨まれ、散りかねない。同胞を守ると口にする舌で、貴方にこんなことを命じなければならない己を恥じる気持ちしかないわ…」

 

 

 

「……」

 

 

 

「それでも、貴方は私が知る限り最もこの任務を生存率が高くこなせる人材で、故に他の者には任せられない……どうか……許して欲しい」

 

 

 

 彼女はゆっくりと椅子から立ち上がりビスマルクの元へ歩いて行く。そしてそっと彼女に抱きついたあと優しく頭を撫でていく。

 

 

 

「我が同胞のために鉄血の力とならん事を……ビスマルクさん。ご安心ください。私は必ずあなたの期待に応えますから」

 

 

 

 

 穏やかな声音と共に慈愛の満ちた瞳で微笑むkansen。

 

 

 彼女の名はローン。

 

 

 

 鉄血初の『特別計画艦』。

 

 

 

 そして、後に多くの歴史家達は彼女の事を称する事になる。

 

 

 

 ターニングポイント。

 

 

 

 

 歴史の分岐点を生み出したkansen達の中でも特に重要な位置に立った者の1人であると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ケビール港への襲撃察知』

 

 1941年5月9日、鉄血公国海軍所属の潜水艦kansen、U-110はロイヤル領海にて哨戒任務の従事中、驚くべき情報を本国に送り届けた。最新鋭ローター式暗号機『エニグマ』により本国に送られた暗号通信により、友邦国ヴィシア聖座(正式名称はアイリス教国であるのだが、当時の外交文書に於いても自他共に彼らは勢力名としてそう名乗っていた)をロイヤル王国が襲撃しようとするという情報を察知したのである。襲撃場所はヴィシア、北アフリカ植民地における重要な植民地軍港であるメルセルケビール軍港。現在鉄血公国には二つの選択肢が存在する。一つは情報をヴィシアに伝え防衛を固めるよう求める事。そしてもう一つは救援軍を派遣する事でロイヤルネイビー同時に迎撃する事である。後者を選択する場合ロイヤルと鉄血は、このまやかしの戦争を終え本格的な武力衝突につながるだろう。

 

 

①ヴィシアに防衛網の構築を呼びかける

ヴィシア聖座との関係性+10

イベント『メルセルケビール海戦』が1940年7月3日に発動する

 

 

②使者の派遣を!一丸となって脅威にあたるのだ!

ヴィシア聖座との関係性+30

ヴィシア聖座との間に6ヶ月の不可侵条約が締結される。

ロイヤル王国との関係性-50

イベント『ヴィシア聖座への使者派遣』が発動する

イベント『メルセルケビール防衛戦』が1940年7月3日に発動する。

 

 

 

 

情報部より報告

内容

鉄血公国の動向

同国政府の連絡によると

『ケビール港への襲撃察知』

において

『使者の派遣を!一丸となって脅威にあたるのだ!』

を選択したとの事です。

 

 

各国の反応

鉄血公国の反応『我が同胞のために鉄血の力とならん事を!』

 

ヴィシア聖座の反応『やむおえまい。今の我々に力はないのだから』

 

 




Q指揮官の弱点って?

Aデリカシーの無さとコミュニケーション能力不足。15歳から数年間ジャン・バールの元で自身を鍛えており、秘密任務としてガスコーニュ製造の為に動いてきたのだが本格的にkansen達とコミュニケーションを取る事は少なく、効率と勝利を追求した結果ガリソニエールに非難される。本作において実はラ・ガリソニエールは一つの支点となっており『彼女の発言は概ねヴィシアの常識に基づくもの』という設定。故に物語を楽しむ上でラ・ガリソニエールの発言を注目するとまた違ったものが見えてくるのかもしれない。

Qメルセルケビール海戦

A史実で行われたヴィシー・フランス(ナチスドイツの傀儡政権。本国に残留した多数派のフランス陣営)とイギリスの間に起きた戦争。これによりフランスとイギリスの関係は破綻寸前になる程悪化しておりアズールレーンのゲーム内においてもヴィシア聖座がロイヤルネイビーへの憎悪を深まる要因になった。ゲーム内イベントとしては「光と影のアイリス」の前半ステージ、「帰路は海色の陰りへと」にてその様子が描かれている。

Q U-110ちゃんの名前が唐突に出てきたけど…?

Aメルセルケビール海戦前にイギリス本国にて撃墜され、暗号通信エニグマを強奪される失態を起こしたのが史実。しかし、今作ではダンケルク港でのリシュリュー派への襲撃により史実における自由アイリスはとんでもなく弱体化しており、それがロイヤルの配置転換や鉄血の諜報活動に影響。バタフライエフェクトにより本来なら察知不可能だったメルセルケビール海戦前のロイヤルの動きの察知に繋がり鉄血陣営は新たな史実とは別の選択肢を選ぶことができた。

Qマルスとの交流要素薄くない?

Aすまない…本当はもう少しダイスの結果のその先の交流イベントを描きたかったが、演習イベントが思ってたより長くなってしまった…

Qラストの諜報部云々ってなんなの?

Aスウェーデン産まれの超名作最強空前絶後戦略シミュレーションゲーム、ハーツオブアイアン「通称HOI」風の表記。実はこの世界はゲームである!などのどんでん返しを行う予定はなく、あくまで作中世界が存続し2000年代にゲーム化されたらどんな歴史イベントとして発生するのか?を表したもの。気になる方はHOI2と調べよう。おすすめは日本とポーランドが手を組み世界大戦を戦い抜く日波同盟という動画だ!


 次回はそんな鉄血からの訪問者ローンちゃんのお話。歴史の歯車はどんどん史実からずれていき、本来であれば考えられなかったヴィシアと鉄血の交流は少しずつ歴史の本流を変える事になる…

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