ヴィシア戦記 鬼神と呼ばれた男   作:kiakia

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 今年最後の投稿です。来年はもっと沢山描きたいな。




第六話 殺戮機械達の饗宴

 

 

 

 

 

 

 メルセルケビール海戦。歴史を語るに於いて大きな影響を与えたであろう「始まりの戦い」であり。この戦いを境に世界は大きく変わる。これまで小競り合い止まりであったPhoney War(まやかしの戦争)はロイヤルネイビーがアイリス教国、アフリカ植民地に駐留するヴィシア海軍に攻撃を仕掛けた事で終わりを告げた。

 

 

 

 ロイヤルネイビーは親レッドアクシズに染まりつつあるアイリス教国に手を差し向け、枢機卿リシュリューを中心とした後に自由アイリス教国と名乗る亡命政権を保護。その上で「やられる前にやれ」と言わんばかりにヴィシア海軍を攻撃した。

 

 

 はっきり言ってこの戦いは賛否両論と言えるだろう。ロイヤルを擁護するのであれば、当時の情勢においてはロイヤルがヴィシアを攻撃すると言う選択肢を取るのは致し方ないと言えるだろう。

 

 

 

 それまで味方であったアイリスがレッドアクシズに染まってしまえば地中海の拠点となるロイヤル領マルタ島ならびに、植民地と本国を繋ぐスエズ運河の危機に繋がりかねないのだ。植民地が生命線と言えるロイヤルにとってシーレーンの防衛は国策として必要不可欠なのだ。

 

 

 

 本来の歴史においては作戦は成功した。だがその代償は重く、仲間達を傷つけられたヴィシア聖座は激怒し即座にレッドアクシズへの加盟を宣言。強烈な反ロイヤル感情を爆発させレッドアクシズの結束を強める結果となり、アズールレーン内部においても敵愾心を悪戯に強め、政治的及び外交的に失点を作ってしまった愚かな判断であると苦言を呈されることとなった。

 

 

 

 しかし、運命の悪戯か。はたまた見えざる意図によるものか。この世界において、メルセルケビール海戦は全く別の道を歩む事になり、後にこの戦いに参加したkansen、ダンケルクはこう語る事になる。

 

 

『苦しかった。辛かった。吐きそうになった。正直に言えば、もう二度と、思い出したくもない。でも……私は決して忘れない。あの戦いで命を賭けて、戦い抜いた彼らの事を』

 

 

 

 後に「鬼神」と称される程、レッドアクシズに於いて強烈な印象を残した指揮官の勇名。そして、○○○○の名は後世にも語り継がれる事になるのであった。

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

 

「全員そこまでだ!!!」

 

 

 

 

 硝煙の匂いが海上に充満する最中、戦場のど真ん中を突っ切るように複数の集団が乱入を開始する。猛スピードで海原を疾走しながら、まるで波を斬り裂くかのような動きを見せているのは紛れもなくジャン・バールが率いる護教騎士団。

 

 

 

 ロイヤル、ヴィシアの双方は驚愕を隠し切れない。確かにダンケルクは救援を要請していたものの、数千キロも離れた本国を防衛している筈のジャン・バール達がこんな短時間で到着できるわけがないと思っていたからである。

 

 

 

 

 あり得ない。何かの間違いだ。敵味方問わず

その場に居合わせたkansen達は困惑を隠しきれなかった、それはつい先程までたった一人で奮戦するダンケルクを追い詰めていたはずとフッド、アークロイヤル達も同感だ。

 

 

 

 

「…ジャン・バール…何故…!?」

 

 

 

「……まさか、あなたが来るとは思いもよりませんでしたわ。ジャン・バール」

 

 

 

 

 ダンケルクを庇うようにして、ジャン・バールとマルス……そして、ローンが立ち塞がり。その後方には最新鋭と思われる指揮艇が布陣。各地の戦線においてもガリソニエール達が味方を守ろうと、怒りのを目を向けるなか。フッドはポツリと口にする。

 

 

 

 

「こちらとて、嘘か冗談だったのなら笑えたのだがな…」

 

 

 

「………なるほど、鉄血の介入、ですか。つまり作戦は既に漏れていたと」

 

 

 

 

 

 生態艤装に身を固めるローンをチラリと一瞥すると、フッドはため息混じりに呟く。

 

 

 

 

 女王陛下の主導する防諜体制と王家の戦士達の忠誠には疑う必要がないとは言え、ここまで大規模な襲撃部隊を編成してる以上、どこからか漏れてしまってもおかしくはないのかもしれないと、フッドは冷静さを崩さない。

 

 

 

 

「……引きましょう、陛下にご報告しなければいけませんわ」

 

 

 

 

 神経を逆撫でするかの如く、ジャン・バール達を無視してフッドはアークロイヤルに口を開く。まるで、

彼女達など眼中にないというような振る舞いに対して護教騎士達の憤慨も大きい。

 

 

 

 

 温厚なマルスでさえもぎゅっと手を握りしめ、別戦線では傷ついていたモガドールでさえ真顔でフッド達に突っ込もうとしているのを、ガリソニエールが止めようとする始末である。

 

 

 

「ああ、ダンケルクのやつが怪我をしていなければ少し話でも考えはしたが…そちらがやってきたんだ、逃すと思うか?」

 

 

 

 ギロリ、と明らかすぎる敵意の瞳をジャン・バールはフッドに向ける。最早その目はロイヤルという陣営ではなく、人類種共通の敵である殺戮機械。セイレーンに向けるモノとほぼ変わらない。

 

 

 

 憎悪の染まった瞳にロイヤル所属のアリシューザやフォックスハウンドと言ったkansen達は思わずビクリと怯える始末だ。しかし、フッドは動揺する様子もない。寧ろ冷静に言葉を選ぶようにして口を開いたのだ。

 

 

 

 

「……この戦いをしても、無益だとは…納得はいきませんか」

 

 

「そちらが仕掛けておいて何を今更だ!」

 

 

 

 

 あまりにも身勝手な言葉にジャン・バールが声を荒げる。当たり前だ。ロイヤルが一方的に武器を突きつけた結果、ヴィシアは無辜の民を守るために抵抗し戦場になった。そんな中でのこの戦いは無益等と言うふざけた言葉は受け入れられないに決まっている。

 

 

 

 

 

『───Perfide Albion(二枚舌のクソライミー野郎が)』

 

 

 

 

 

 それまで無言であったヴィシアの指揮官は戦場全体に響き渡るように意思を伝える。指揮艦内のマンジュウ達は怯えた様子で憎悪を宿した声に身を縮こませる程、凄まじい怒りに身を焦がす様な声だった。その威圧に耐えかねて、一部のkansenは思わず悲鳴を上げた程である。

 

 

 

 

 だが、その声音にはロイヤルへの嫌悪以上の何かが宿っている事を彼らは知らない。

 

 

 

 

「……やはり、残留したヴィシアの指揮官が……」

 

 

 

「全艦戦闘準備。一匹残らず生きて帰すな」

 

 

 

 

 冷徹に告げられた命令にロイヤルのkansen達の表情が引き攣る。だが、次の瞬間には彼女達の顔付きが変わる。

 

 

 

 

「…仕方ありません、アーク・ロイヤル」

 

 

 

 

「ああ…こうなってしまえばもはやどうにもできないだろう」

 

 

 

 

 

 それは敵意というよりは覚悟と言った方が正しいだろうか?もしくは諦観というものに近いのかもしれない。最早戦いは避けられない。互いが砲塔を向け合い、一触即発の空気が蔓延する中……

 

 

 

 

「ローン、やれ」

 

 

 

 

「了解です♪」

 

 

 

 

 

 ぽすん……と気の抜けた音と共に、ローンの生態擬装から上空に何かが放出される。それは一瞬、流血のような赤い色合いの液体のようにも見えたがすぐに収まり、まるで血涙の様な形状で静止する。

 

 

 

 

 

「……?」

 

 

 

「なんだ、それは?」

 

 

 

 

 

 フッド達は突然現れた謎の物体に警戒を露わにする。しかし、直ぐに理解できた。その物体こそ、これから起こる惨劇の前兆であると。

 

 

 

 

 突如、その形状の中心がひび割れる。そして次の瞬間、その亀裂から勢いよく噴出されるように液体金属が吹き出した。液体は勢いよく空中へと飛び散っていき、宙に浮いたまま停止する。

 

 

 

 

 それはまるで芸術品のように美しい光景だった。しかし、その美しさとは裏腹に見る者の本能を刺激し、恐怖を煽る不快感を掻き立てるものだった。

 

 

 

 

「アレは…」

 

 

 

 ジャン・バール達も訝しむ中、それは空に一つの文字を作り出す。上空に液体金属で作られた、赤いメッセージを見て、フッドは表情を強ばらせた。

 

 

 

 

『女王の走狗に裁きを!同胞達よ牙を向け!』

 

 

 

 

 次の瞬間、各地でロイヤルネイビーが停止中の地点に凄まじいまでの砲弾や魚雷が投射される。それはまさしく雨霰と言えるほどの密度で降り注いだ。その攻撃を食らいながら、ロイヤルネイビーのkansen達は各々驚愕の声を上げる。この攻撃は明らかにヴィシア海軍ではない。

 

 

 

 攻撃の密度は後方に集中しているようで、ダンケルク達を追い詰め、ケビール港を火の海にするはずであった後方の無人艦、補給艦が炎上し海に沈んでいく。

 

 

 

 

 轟音と水柱が上がっているのが遥か遠くからでもわかる。それだけではない。無人艦や輸送艦と言った重要拠点だけをピンポイントに狙って爆撃したのならまだ納得できなくもない。しかし、実際に起きた被害はそれだけではない。

 

 

 

 

『こちら軽巡洋艦エンタープライズ!!無人艦隊を援護中、攻撃を受けて航行不能です!!』

 

 

 

『こちら、ヴァリアントより本隊に告ぐ!こちらの攻撃は……!?』

 

 

 

「どういうことですか……!?何が起きているのですか!?」

 

 

 

 

 混乱する状況下でフッドは狼狽えていた。だが、それも無理のないことだ。圧倒的優位な状況が一変して不利な状況に転落した上に、味方の一部が攻撃を受けているなど想定外もいい所なのだから。

 

 

 

 

 慌てて、アークロイヤルが艦載機を発艦させようとした所、爆音と共に彼女の艤装に衝撃が走る。

 

 

 

 飛行甲板に大穴を開けながら、吹き飛ばされたアークロイヤルを攻撃した主はジャン・バール。彼女は、たった一発の砲撃により、ピンポイントに彼女の甲板を狙撃したのだ。

 

 

 

 練度でいかに高くとも、戦艦の主砲が一発で目標に命中することなどまずありえない。戦艦タイプのkansenは複数の攻撃によって命中のズレを修正した上で本命を叩き込むのが定石なのだ。

 

 

 

 

 それこそ……何者かが、ずっとアークロイヤルを観測し続けて。弾着予測データを入力していない限りはだが……。

 

 

 

 

「いっ……くっ……!そういう、事か…!」

 

 

 

「……流石に一撃で仕留めれないか、それにしても」

 

 

 

 

 

 無表情に呟くジャン・バールの感情は読み取れない。しかし、彼女は次の瞬間。怒気を孕んだ声でアークロイヤル達……ではなく、ローンに告げた。

 

 

 

 

 ────後で全て説明しろ。

 

 

 

 

 突如、出現した数多くのセイレーン艦隊がロイヤルに襲いかかる姿を見ながら。その瞳はどこまでも冷徹に、どこまでも熱く、怒りに燃えていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人類種共通の敵である謎の殺戮機械集団『セイレーン』。

 

 

 その技術力は常に他の真髄を許さず、毒を持って毒を制する筈である鉄血陣営ですら例外ではない。技術の解析は決して容易なことではなく、テクノロジーの吸収や模倣にはまだまだ時間や資材を費やす段階だ。

 

 

 

 ならば、何故だ?現在、ロイヤルネイビーと激しい戦闘を行っているのは間違いなくセイレーンの艦隊なのだ。何故それが可能なのか?

 

 

 

 

 答えはとてもシンプルである。

 

 

 

 

『こちら鉄血公国所属、第二遊撃艦隊所属の指揮官。アードラー・プロイセン』

 

 

 

 

 ヴィシアの通信網に今も幼さが残る少年の声が響く。レーダー内には次々のセイレーン艦がロイヤルに襲いかかり、ロイヤルネイビーがそれを迎撃する中。突如としてセイレーン艦から4人のkansenが流星の如く猛スピードで飛翔し、モガドール達を援護する様にヴィシアのkansenの近くに着水。

 

 

 

 その隙間から1隻の指揮艇がヴィシアの通信網に割り込んできた。

 

 

 

『これよりZ1、Z2、シャルンホルスト、グナイゼナウ。及び鹵獲セイレーン艦による援護を行う。繰り返す、こちら第二遊撃艦隊。これより援護を行う』

 

 

 

 その言葉と同時に四人のkansen達はロイヤルネイビーの襲撃を開始する。魚雷と主砲が混在し、ケビール港に突き進んでいたヴァリアント隊は回避行動を取りながら散開していく。そのタイミングに合わせてセイレーン艦達は追撃を開始し、ロイヤルとの撃ち合いがスタートしていた。

 

 

「セイレーンの解析は無理でも、鹵獲したセイレーン艦をそのまま扱えばいい。簡単な話ですね?」

 

 

 

 この場にそぐわない、ゆるふわした声音のローンはジャン・バール達に楽しげに笑みを浮かべながら種明かしを行う。

 

 

 

「貴重なステルス機能を搭載しているタイプのセイレーン艦を95%以上この戦いに持ってきちゃいました。ロイヤルに殆どが落とされるでしょうし、再度、これだけの数を調達するのは最早不可能。これが、私達鉄血が貴方達ヴィシア聖座に示せるだけの誠意です」

 

 

 

「…クソが」

 

 

 

 

 ジャン・バールは不愉快を隠さず舌打ちする。誠意だなんだと言葉にしつつも、ようするに無断で領海にセイレーンを引き連れて待機していた事に他ならない。

 

 

 

 ダンケルク達が襲われてる時も。ロイヤルが交渉という名の脅迫の準備をしている際もずっと息を潜めていた。確かにこのタイミングの奇襲は効果的だ。しかし、彼らがもっと早く行動を起こせばダンケルク達が負傷することもなく、そもそも自国の領海に土足で踏み込んでいたという事実は不愉快極まりない。

 

 

 

 

 何よりも、指揮官はまず間違いなく反発した筈だ。故郷をセイレーンに焼かれた男が、鹵獲したとはいえ身内を殺した殺戮機械を作戦に組み込む事にどれだけの拒否反応や憎悪を示したのかは想像に難くない。

 

 

 

「……クソが」

 

 

 

 故にジャン・バールは同じ言葉を繰り返す。分かっているのだ、これは鉄血公国なりの精一杯の支援だと、こうでもしなければロイヤルの侵攻を抑えられなかったことも十分に理解しているつもりだ。それでも……

 

 

 

 

『鉄血公国、第二遊撃艦隊所属、アードラー・プロイセン指揮官より陣営代表。ジャン・バール殿に告げる』

 

 

 思考の海に沈みそうになっていた所、ヴィシアの通信網に割り込む形で再度、少年の声が聞こえる。その声からはどこか申し訳なさと緊張が見てとれる。

 

 

 

 

『ジャン・バール殿、貴女方の祖国に許可なく、このような手段を取った事は謝罪する。言い訳はしない。全ての責務は私、アードラー・プロイセンに』

 

 

 

「黙れ」

 

 

 

 その謝罪をジャン・バールは遮る。通信回線越しに、少年が息を飲む声が聞こえたような気がしたが彼女は無視する。

 

 

 

「貴様がどのような理由で、どれ程の責任を感じていようと知ったことじゃない。こちらも、このようなやり方は気にくわないが……利用させてもらう」

 

 

 

『感謝します』

 

 

 

 話は終わったと言わんばかりに通信を切る。次々と鉄血……いや、同調するヴィシア側の護教騎士も含めたレッドアクシズ連合軍の攻撃は勢いを増し、戦線を押し返している。奇襲を仕掛けられたロイヤル側は体勢を立て直しつつあるものの、最早この海戦の勝利は確定したと言えるだろう。

 

 

 

 ……何もできなかった。

 

 

 

 

 アークロイヤルを撃ち抜いた狙撃も、全て鉄血側が提供した観測データと。瞬時に読み解き、タイミングを伝えた指揮官によるものだ。ダンケルク達を救うと口にして起きながら結局は鉄血の助力も無しにここまでの反撃をできたのか?といえば、答えはNOだろう。

 

 

 

 ヴィシアは弱い。弱くなってしまった。リシュリュー派の離脱により戦力の多くはロイヤルに亡命し、残された人員で防衛網を再構築するのも限界ギリギリだ。ダンケルク達の敗北と鉄血の反撃はまさに重い事実をボディーブローの様に彼女に突きつけていた。

 

 

 

 強ければ何があっても許される。他国を恫喝する事も、他国の領海に黙って待ち伏せする事も。アイリスの分裂さえなければきっとロイヤルはケビール港の襲撃を行う事もなかったはずである。

 

 

 

「マルス」

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

 慌てた様子でジャン・バールを見つめるマルスの瞳は、ロイヤルへの怒りや鉄血への不信感や感謝ではなく。明らかに鹵獲セイレーンの運用による指揮官の心配に彩られている。艦内の指揮官の表情は確認できないが、恐らくマルスの想像通りの険しい顔をしている事だろう。

 

 

 

 

「守るぞ、何があろうと」

 

 

 

 

「え?」

 

 

 

 

「何としても守る。傷ついても、血反吐を吐いてでも。何があろうと全部守るぞ」

 

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 自身に言い聞かせるように呟くジャン・バール。その瞳には新たな決意と共に、暗い炎が宿っていた。

 

 

 

 

 

「必ずだ」

 

 





・鉄血は何をしたの?
解析が出来ないが強引に運用する事は可能であると鹵獲していたセイレーン艦をフル投入して、メルセルケビール海戦の最高のタイミングを見計らい奇襲をする準備をしていました。ゲーム本編やアニメにおいてもセイレーンの神出鬼没っぷりは毎度の如く描写されており、一歩間違えばロイヤルにもヴィシアにも攻撃されかねない危険な作戦。それを実行する為に、ローンはヴィシアの通信機器を鉄血の最新鋭のものにして、情報漏洩を防ごうとしていたのが第四話です。

 とはいえヴィシアからするとダンケルク達が死にかけてる時も一歩も動かず待機しており、そもそも勝手に鹵獲したセイレーン艦を大量に自国の領地で運用している事は許されざる事。ローンや鉄血側の指揮官もその事は承知であり、それでもロイヤルに打撃を与える為に味方をも騙した奇襲はここに成功したのでした。

・アードラー・プロイセン
作者の前作に当たるパラレルワールド作品である「鉄血の旗の元に」に登場する指揮官。眼帯を身につけた少年であり、ビスマルクからの信任も熱い優秀な指揮官です。とはいえ前作を見なければ分からないという訳でもなく初見の方は「鉄血側も指揮官を動員してメルセルケビール海戦に参加していた」とだけ理解していただけると。ちなみに人員は巡洋戦艦シャルン・ホルスト、グナイゼナウ。駆逐艦のZ1、Z2であり、特別計画艦のローンも含めると、如何に鉄血がこのメルセルケでの勝利に拘っているのか、そして、ヴィシアとの関係を重視しているのかが浮き彫りになりますね。

・指揮官はどんな顔してる?

【挿絵表示】


【挿絵表示】

平時はこんな顔でしょうか?

 今作の主人公であるヴィシア指揮官のイメージ画像です。彼からすると自分の家族や故郷を奪い去った殺戮機械を他国が導入し、ケビール港の防衛の為に駐留させていたのですからそりゃ問答無用でブチギレてるでしょうし、更にダンケルク達をロイヤルネイビーが襲いかかったわけで……過去最悪の機嫌の悪さに巻き込まれたマンジュウ達は泣いていいでしょう。

 そして、こんな顔がデフォの男に積極的に話しかけてくれるマルスは天使です。

 今年最後になりますがコメント、感想、評価をお待ちしております!


 皆様良いお年を!

指揮官のAIイラストの感想はどうでしょうか?

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