これは、とある船の会話である
僕らは仕事をしていた
僕らはただ平和に仕事をするだけだった
…でも
そんな平和は簡単に壊された。
仲間が死んだ
何者かの手によって。
《Side 赤》
「なー、最近平和だよなー」
僕の前でそういうのは黄
「そういわないで仕事してよ、今日もさっさと終わらせて早く寝たいよ」
本当、この手の仕事は面倒だ
誰が好き好んで原子炉の調整をしないと駄目なのだろうか。
「はーい、それじゃあ…っと」
目の前で操作していた原子炉のパネルが緑になった。
「ふう…ほかの仕事は?」
「えっとねぇ…」
そう黄が言ったとたん、突如として原子炉が赤くなった。
これは…またか
「また
「ええ、私たちがここにいてよかったね」
「そうだな…さっさと終わらせるぞ、左を頼む」
「わかった」
さて、俺は右側を直して…よし、安定したな
「なあ、そっちでも…」
《Side 赤 OUT》
突如として鳴り響くサイレン
みんなが集合するとそこには…赤の死体があった
「どこでやられた?」
「原子炉、さっきまで生きてた。一緒に原子炉を直したから間違いない」
「みんなの経路は?青から言って行って」
「ウェポン酸素ナビ」
といったのは青
「管理保管庫電気」
と黒が続く
「医務カフェ管理」
と答えたのはコーラル
「ということは誰もキルできない…いや、黒はもしかしたらいけるのかもな」
「なぜ?」
と聞く黒に
「
と言い放つ青
「たしか電気室のベントはセキュリティにつながっていたはずだ」
「でも、黄のセルフキルって説は?」
「それもある、だがそれを考えなかった場合、一番怪しいのは黒、君だ」
投票の時間になった
「みんな、誰をこの船から
投票
投票の結果…追放されたのは黒だった
《Side ?》
「よかった、みんな僕のことを信じてくれて」
にしても危なかった
もしもうすこし議論する時間が長かったらこの船から追放されていたのは僕なのかもしれない。
ほんとうによかった…この船にいるみんながおバカさんで
さて…とりあえず名推理を披露してくれていた青は優先的に排除しないと。
その次にコーラルも殺してしまえばもはやこの船にいるのは僕一人になる。
今までできなかったことが、全部できるようになる。
ああ…たのしみだなぁ
獲物をしとめるときの苦痛の表情が
それを見るみんなの恐怖にひきつった表情が
そして絶望の味が
本当に楽しみだ
そのあと、宇宙船の中には誰も生きている生命体は見えなくなった
みんな、彼に食われたのだ
ある者は頭を刺し貫かれて
ある者は後ろから首を捻じ曲げられて
またあるものは銃で頭を消し飛ばされた
そして生きる者がいなくなった船の中で、その生命体は黄いろに包まれた服をはがし、その正体をあらわにする
そして、新たな船を探しに行く前に、船を爆散させて、新たな獲物を探しに行った。
次はどの船が犠牲になるのだろう
それはまだ、誰にもわからない。
ちょっと興味が出たので息抜きがてらに作りました