まどろみの中にいると、まぶたの裏に浮かぶ景色がある。
それはいつか見た夢なのか、記憶なのか、はっきりとしたことはわからない。
ある時は“戦争”をしていた。
襲いかかる軍勢を、無秩序な雷撃で薙ぎ払う。
身体が“いい”と思っていた。自分の力を、誰に気遣うことなく存分に振るうことが、喜びだった。
ある時は“料理”をしていた。
仕留めた獣の肉、森の中に生えていたキノコ、よくわからない辛い草、それぞれの食材を海水を使ってまとめて煮込む。
身体が“いい”を求めていた。窮屈な身体に押し込まれていた魂が、“料理”で解放されていくような気がした。
まどろみの中にいると、かつて経験した“いい”に魂が包まれているように感じる。いつまでも、この感覚に浸っていたいと思える。今はもう手に入らない。だからこそ、焦がれるような気持ちで、睡眠を求め、その中に沈む。
焦げた匂いが、夢と現実を結ぶ。
そうだ、私は“料理”をしていたんだ。
鼻腔をくすぐる香ばしい匂いにあわててフルフルは身体を起こし、火にかけていた大鍋を降ろす。
ここは王都にある料理店『空飛ぶ鹿肉(フライング・ヴェニソン)』の厨房だ。
フルフルは大鍋の中で煮込んだシチューを、小皿に少量移して味見をする。
「うーん、大丈夫っぽいねぇ」
底が少し焦げたようだが、大きくかき混ぜなければ問題ないだろう。トマトベースの優しく、コクのある味わいのシチュー。お肉は食べやすいようにひと口大に切り、ジャガイモなどの野菜も入っている。
作り直すことも考えたが、この料理を待っている人たちは、空腹と不安の中にある。早く持っていった方が良いだろう。
それに付け合わせのパンは会心の出来だ。きっと喜んでもらえるはずだ。
「マスター、準備はよろしいでしょうか」
店の出入口から、軽装の鎧を着込んだ若い騎士が顔を出した。この男が、今回の依頼人である。
「大丈夫だよぉ。私はパンの箱を持っていくから、この大鍋を運んでくれないかい」
パンが一杯に詰まった木箱を抱えて、店の外に出る。目的地は少し歩いたところにある広場だ。
世界は今、ハルマゲドンの危機にある。
空には赤い月が浮かび、辺境には“化け物”が現れ、人々を脅かす。フルフルの店があった街も、いくつも化け物に襲われ、滅ぼされていた。
そして、その脅威は、この王都も例外ではない。
フルフルは王都を脅かす“化け物”が“幻獣“と呼ばれていることも、その背後に“メギドラル”と呼ばれる異世界と、そこに住む“メギド”と呼ばれる存在がいることも知っていた。
この世界”ヴァイガルド“は異世界“メギドラル”からの侵攻を受けている。この王都も、数日前から幻獣たちに包囲されてた。今朝には、城門の中へ侵入を許し、住民への被害も出ている。
これから向かう広場には、幻獣に襲われ、避難した住民たちがいる。
「ご協力に感謝します。今は非常時ではありますが、マスターの料理で住民の不安が少しでも和らげば良いのですが」
この若い騎士は、以前からよくフルフルの店を訪れている顔馴染みである。戦いに巻き込まれた住民たちに何か出来ることはないかと、フルフルに協力を仰いだのだ。
「君たち騎士団には王都を守ってもらっているし、これくらいなら、お安いご用だよ」
「そう言っていただけると、助かります。今回は“ソロモン王“も協力してくれています。必ずや、この王都を守りきってみせます」
ソロモン王。
メギドを従える指輪を持った存在だと、古くからの知り合いに聞いたことがある。
ソロモン王が戦っているというなら、仲間となるメギドがいるはずだ。
どういう人物なのか、気になった。ヴァイガルドを侵攻しているメギドラルは強大な存在だ。現実に王都を脅かし、この世界を最終戦争の場にしようとしている。
それに立ち向かおうというのだ。どんな連中が、そんな無鉄砲なことをしようとしているのか興味があった。
フルフルは追放メギドだ。異世界メギドラルで生まれ、魂だけがヴァイガルドに追放され、ヴィータに転生した存在。
戦争に負け、戦争を続けることを否定し、処刑されるところに、あるメギドの裁量で“追放刑“を受けた。
追放刑により、メギドとしての力は失った。ただ歳をとることなく長い時間を生きることとなった。普通のヴィータとして生活することに難しさはあるが、住まいを転々とすることで何とかやっている。
メギドラルに未練はない。本来の力でも暴れられず、好きな料理も出来ない世界に興味はなかった。
だが、ソロモン王の指輪の力があれば、かつてのように戦えるのかもしれない。料理だって、誰に咎められることなく続けていけるかもしれない。
戦うことは嫌いではないし、追放刑は別にしてメギドラルを許せない理由もある。ソロモン王の仲間になることは、悪くない選択肢に思えた。
人々が待っている広場に着いた。避難した住民とその警備にあたる騎士たちの中に、目立つ格好をした一団が混じっている。
あれが“ソロモン王”だと、ひと目でわかった。
身体に描かれた入れ墨を見せびらかすような半裸の格好に、左手にハマった五本の指輪。格好だけ見れば、どこかの荒くれ者かと言いたくなるが、まだ若さが抜けてない少年である。
彼の周りには、赤髪の元気いっぱいな少年、表情がころころ変わる溌剌(はつらつ)とした女の子と、それをちょっと冷ややかな表情で見やる少女、金髪の優男、半裸で大剣を担いだ大男がいた。
統一性の無い集団。それぞれが武器を持っているが、傭兵団だと言われても説得力が無い。
このヴァイガルドでも異質な存在感と個性。彼らはヴィータではなく“メギド”なのだろう。
それとなく様子を観察しながら、騎士団が用意してくれた木製の皿にシチューをよそい、パンと一緒に住民たちに配る。
受け取る住民たちは、最初は不安気な表情だったが、食事を始めるとホッとした表情に変わる。
食べるという行為は、単なる栄養補給以上の意味合いがある。メギドラルにいた時は、料理を他のメギドに振る舞っても、良い反応はなかなか得られなかった。料理という行為そのものを、戦争に不要だとして疎んじるメギドもいる。
だが、ヴァイガルドに来て、食事が多くの人々に喜びをもたらすことを知った。
ヴィータの両親は失敗があっても、料理を作ろうとしたことも含めて喜んでくれた。料理の腕が上達してからは村の人々がこぞって、フルフルの料理を食べたがるようになり、村で店を開くまで時間はかからなかった。寝てばかりいた自分が、みんなに受け入れられたような気がした。
自分が普通のヴィータより長命だとわかり、いくつかの村を転々とすることになっても、料理は社会に溶け込む力となった。行く先々で店を開き、料理を振る舞った。店主と客という関係であるが、慕ってくれた人々がいた。
料理は繋がりは育み、食事は喜びを産む。追放メギドというヴァイガルドにとっての異物でありながら、ヴィータたちの中でやってこれたのは料理があったからだ。
「君たちも、どうだい」
住民を必要以上に怖がらせまいと、遠慮がちに距離を取っていたソロモン王とその仲間たちに声をかけた。
料理が気になっていたのか、赤髪の少年と、溌剌とした女の子が目を輝かせて近寄ってくる。
「美味そうな匂いがしてたんだよなあ。肉入ってる? 肉!」
「キノコはキノコは?」
「あんたたち、ちょっとは遠慮しなさいよ」
がっつくように前に出る二人を、冷ややかな雰囲気をした少女がたしなめる。
「キノコは無いけど、お肉は入ってるねぇ」
「お前らなあ。今はそれどころじゃねえだろ。いつ幻獣が襲ってくるかわからねえんだからよ」
大男は渋い顔をしつつ、目線はシチューの入った大鍋に注がれている。
緊張を強いられる非常時だからこそ、温かい食事の魅力には抗えない。
「ブネブネ、このパンすっごい美味しいよ
「ずっるい。なあ、俺にもそのシチューくれよ」
「君たちは仕方ないなあ。ブネ、ソロモン、折角の好意だ。いただいておこうか」
なし崩し的に、ソロモン王の一団はシチューとパンを受け取り始めた。
ソロモンと呼ばれた少年が、少し申し訳無さそうに、頭をかく。
「避難した人たちのための料理だろ。何か悪いな」
「また作って来るから、大丈夫だよぉ。君たちも王都を守るために戦っているんでしょう」
まだちょっと遠慮している様子が、年頃の少年らしく無い。
必要以上に気負っているようにも見える。ソロモン王として頼られているからには、相応の力も覚悟もあるのだろう。
「美味しいな。なんだか、ホッとする味だ」
「底を少し焦がしちゃったけどねぇ。あんまり胃の負担にならないように作っているから、急に戦うことになっても、問題ないと思うよ」
満足感という点では、ちょっと足りないかもしれないが、不安や緊張を感じている人たちには沁みる味わいに仕上げている。すぐに休める環境にあるなら、もっと量も多く濃い味わいのものでも出して、この少年の労をねぎらうところだ。
緊張が少し和らいだのか、食事をとっている表情は、普通のヴィータと変わらなく見える。
この少年が、なぜ戦うのか聞いてみたくなった。メギドのように、戦争社会に生きて、戦うことに喜びを見出す種族という訳ではない。好んで幻獣と戦いたいと思うヴィータなんていないだろう。
彼を戦いに駆り出すものは何か、その理由に触れることが出来れば、フルフルの中の気持ちにも形が生まれるように思えた。
「君たちはただの傭兵に見えないけどさ、なんでわざわざ“化け物“たちと戦っているの?」
「俺の故郷は、その“化け物“たちに襲われたんだ。最初は敵を討つというか、“化け物”たちに復讐してやるつもりで、戦い始めた。俺にはその力があるって、今の仲間が教えてくれたし、助けてくれた。敵討ちが終わったけど、他にも“化け物“に襲われる人々がいるって知って、放って置けなくなった」
理不尽に全てを奪われて、やり場の無い怒りをぶつけるのに、復讐はわかりやすい戦う理由だ。
だが、この少年は復讐が終わっても、戦うことを自らの意思で選んだ。幻獣の強さを、その背後にあるメギドラルの強大さを知っているはずなのに、恐れず進むことにした。
「ここじゃない私の店があった街も、化け物に襲われたんだ。私には何も出来なかったけど、君は違ったんだね」
長い時間を生きる中で、多くの人々の死に向き合った。両親にたくさんのお客さん。薄情な自分は、そこまで悲しみを感じなかった。病気や寿命で人生を終えることも、ヴィータの営みの一つだと、受け入れていたからだ。
けれど、幻獣に殺されることは違う。メギドラルの都合で、本来死ぬべきではない人々の命が奪われる。
愛着のあった街と店が壊され、自分の料理を美味しいと喜び、こんな面倒くさがりの自分を慕ってくれた人たちが、その人生を全うすることなく殺される。
戦う手段が欲しいと、どこかで思っていた。追放されてメギドの力を失ったことに、初めて後悔を覚えた。
「自分が出来ることだから、戦うことを選んだんだ。アンタも、こうやって料理を作ってみんなを安心させてるだろう。アンタは料理で、俺に出来ることは戦うことだった。そこに大きな違いなんてないよ」
この少年の下でなら、メギドの力を取り戻せる。
メギドラルの都合で引き起こされるハルマゲドンを止める戦いに協力することができる。
心は決まった。料理以外で、この世界のために出来ることをしたかった。
「ソロモン王、君にお願いがるんだ……」
突如、耳ざわりな羽音が、あたりに響き渡った。
広場に飛び出してきたのは蜂型幻獣だ。薄い4枚羽根に、獲物を噛み砕く顎と6本の脚、尻には大きな毒針が生えている。一匹、一匹では大したことないが数が多い。
「アンタは、下がっていてくれ。みんな、いくぞ」
警備の騎士たちが、住民たちを囲むように円陣を作る。フルフルもその中に押し込まれた。
ソロモン王とその仲間たちは、幻獣たちの迎撃に出る。
赤髪の少年の斧が、蜂型幻獣を真っ二つに切って捨てる。比較的小型の幻獣とはいえ、ただのヴィータが幻獣を傷つけることは難しい。
フォトンの支援を受けているのだ。フォトンは大事の恵みとして世界に満ちる力であり、メギドの力を発揮するために必要なものでもある。指輪によってフォトンを操り、メギドに与えることで、幻獣たちと渡り合う。これが、彼らの力だ。
「数が多いな。何とか一つに場所に追い込めるか。俺がまとめて薙ぎ払う」
「こんなに多いと無理よ。各個撃破で当たるしかないわ」
ひとりひとりの力では、蜂型幻獣に遅れを取ることは無さそうだ。しかし、数が多すぎた。
蜂型幻獣の数は三十を超えるだろうか。攻撃に明確な意図が無いのか、近くの目標へ手当たり次第に襲いかかってくる。
「何匹かそっちにいったぞ。誰かソロモンの守りにつけ」
「わかった。ソロモン、フォトンをこっちにも回してくれ」
金髪の優男が取り出した骨董品らしい拳銃にフォトンが込められ、蜂型幻獣を一匹、二匹と撃ち落とす。
だが、致命傷にならなかった一匹が地面スレスレを飛びながら、ソロモンに迫ってくる。
フルフルは飛び出していた。コートの下に隠した護身用の大針を握り、向かってくる蜂型幻獣に投げつける。
大針は蜂型幻獣の顔に当たった。ヴィータと同等のフルフルの力では幻獣を倒すことは出来ないが、突撃の勢いは削がれた。その間に、ソロモンの胴体を抱え込むように押し倒す。
目標を見失った蜂型幻獣が、住民たちを守る騎士たちに突っ込む。手負いの幻獣だ。騎士たちだけでも凌げるだろう。
「メギドの力が無いと幻獣を倒すのは無理だねぇ。でも、無事で良かったよ」
ソロモンの上から身体をどかして、先に立ち上がる。
フルフルの言葉に、ソロモンが目を見張った。
幻獣の存在もメギドにしか知り得ないものだからだ。
「アンタは、もしかしてメギドなのか」
「私はフルフル。ソロモン王、私にも戦う力を分けてくれないかい」
指輪がはまった左手を取り、ソロモンの身体を引っ張り上げた。
ソロモンの指輪が光り輝く。フルフルの戦う意思に、指輪が応えているのだ。
「わかった。フルフル、俺と一緒に戦ってくれ」
ここにソロモン王と契約が結ばれた。
フルフルの魂が指輪と結びつく。身体が再構成され、フォトンを扱うことが出来るメギドの力が戻ってくる。
夢の中で、幾度も反芻し、焦がれたメギドの力に、魂が喜び打ち震えた。
「くそ。キリがねえな。これじゃ住民たちにも被害が出ちまう」
「ソロモン、私にフォトンをくれないかい」
蜂型幻獣は群をなし、こちらを取り囲む。さっきみたいに撃ち漏らせば、背後にいる住民たちに被害が出る。
メギドの力を取り戻した今なら、この状況を打破できる。
「わかった、頼む。フルフル!」
フォトンが身体の中に入ってくる。
身体は高揚してるはずなのに、意識がはっきりとしない。戦う意思に応え、メギドの魂が故郷であるメギドラルと、そこで戦う情景を呼び求める。
まどろみの中で、まぶたの裏に浮かぶのは、戦場で、電撃で軍勢を薙ぎ払った光景だ。
メギド体の力を、思う存分解放する。自分を通す快感が、この身を焼き焦がせた。
焦げた匂いが、鼻腔を通った気がした。これは、身体が求める“いい”匂いだ。
「おい、そいつは大丈夫なのか。寝ちまっていないか」
「フォトンがフルフルの身体に流れ込んでいく。大丈夫……なはずだ」
まどろみの中で、“料理”を作っていたことを思い出す。メギドの力を使い、焼き焦がした獣の肉を海水に浸す。
それを口に含んだ時、メギド体の力を思う存分にふるった時とは違った解放感があった。
香ばしさが口腔から舌にのり、深く酩酊するような“いい”味わいが意識を包む。
「抑えこむのも限界だ。力を解き放つ!」
まどろみの中で、守るべき人々のことを想い描く。
料理を作ることを教えてくれた両親。店に足繁く通い、料理の味と料理人としての自分を慕ってくれたお客さんたち。
世界に自分の存在が認められたような気がした。それはメギドラルでは得られなかった、新しい喜びだ。
この“いい”世界を守りたいと思った。
混沌の中に秩序を与えて力を解き放つ。
身体を満たすフォトンによりメギドの体が形成される。
巨体を支えるのに十分な太さを持った脚に、四本の硬質な爪と踵が大地を踏み締める。
余計な肉の無いスッと伸びた胴体、胸にぽっかりと空いた空間には、雷の力が宿ったエネルギーの塊が封入され、解放される瞬間を待っている。
赤く染まった目に、涙のように頬まで垂れる赤い流星、顔の横から伸びた大きな耳からは、鹿の枝角のように巨大な針が四本ずつ生えている。
古くから伝承に語られる悪魔を彷彿とする異形が咆哮する。フルフルの怒りと世界を守りたいと願う意思が大気を揺らした。
『カオティック・レイ』
フルフルメギド体の耳から生えた巨大な針から、高電圧の雷をまとった光線が放射され、広場に降り注ぐ。
光線はソロモン王とその仲間、騎士と住民たちを避けて、的確に蜂型幻獣だけを焼き焦がした。
力の放出が終わって、フルフルの身体がメギド体から、元のヴィータのものに戻っていく。
フルフルの周りにソロモンとその仲間たちが集まってきた。
「ありがとう。フルフルの力のおかげで、被害を出さずに済んだ」
ソロモンの声が聞こえる。誰かを守るために力を使ったのは初めてかもしれない。
意識がぼんやりとしていたが、どこか清々しさを感じていた。
程良い疲れと充実感を抱え、このままベッドに飛び込みたい気持ちだ。
残念なことにここにはベッドは無い。けれど、フルフルはどこでも眠ることができる。
危機はひとまず去ったはずだ。だから、このまま睡眠欲求に身を任せたくなる。
「なんだか久しぶりに力を使ったら眠くなってきたよ。おやすみー」
身体が求めるままに、まどろみの中に沈んでいく。
うとうととした意識の中で、これから一緒に戦う仲間たちの声が聞こえた。
「おい、こんなところで寝るな。凄いんだが、そうで無いんだがわからん奴だな」
「でも、頼もしいよ。一緒に戦える仲間が増えてさ」
まどろみの中で、フルフルはかつて彼女の店があった街とそこで犠牲になった人たちのことを想う。
これからの戦いで、メギドラルに彼らを殺した落とし前をつける。
そして、何の憂いもなく人々に料理を振る舞う日が来ることを願う。
そのいつか来るしあわせをまぶたの裏に想い描きながら、フルフルは眠りについた。
(完)