ハハッ!なぁみんなこんにちは!!俺は今!全てを捨てて大海原に出ているぞ!
何故かって?あの化け物たちを置いて来たからさ!もうね!精神がすり減ってね!んぉ〜精神性ショック死しそうだったからね!1人で船に乗ったわけ!
いや〜こんなにも1人が快適なんて…島に着いたら農作物でも耕「何してる?」
振り返ると見覚えのある白髪の姿が…えっなんで?誰にもバレないように早朝に出かけたのに…
「えっ何って…ふははは!!!」
「ん」
「お米を育てようと…」
「たいした用がないなら、戻ろ?」
「いや俺には使命がっ…て!!ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!???????」
クロに腕を掴まれ船からぶん投げられたのだった。
っておい!なんでてめぇ!俺をスノボーのように乗って操縦してんじゃねえゾボボロボロロロロロロロ!!!!!!
数分後、無事着きましたがお母さんの握った男飯おにぎりの味を思い出しました。
*
俺たちはいつものようにギルドの定食屋の席に着き昼食を取ろうとする。
「なっなぁ…シッシンカ…お隣に座ってもよいか…?///」
「もちろんです…魔王様…」
「ではお言葉に甘えて…♡」
隣に密着して座る魔王様ことマリリン様。
そして同時に俺の命が彼女の手に握られたことを意味する。
「ありゃ〜いつそんな仲良くなったんですか〜?」
「めでたい。」
面と向かって座る2人の化け物は俺と魔王様の関係を勘違いして祝福してくれる。
わぁ〜ありがとう〜そしてさようなら安心な世界よ…何故俺ごときの命が化け物3名に握られなくちゃいけないのだ…
「そう言えば知ってますか?」
「何がだ?」
「どうやら国王様が別の世界からこちらの世界へと召喚したらしいですよ。」
「はぁ…」
なんかミシミシミシン…と右腕からしてはいけない音が鳴りながらハートマークが右から見えるような気がする。
…まぁ見なかったことにしよう。
「つか、なんで転生する必要があるんだ?この国というか別に困ってないだろう?」
「いえ、どうやら魔族の方々が突然強くなったらしくてですね〜国王様がビビってつい。」
つい、か…なんか異世界から召喚された人可哀想だな…
「そうなのか…どうなんですか魔王様」
「ん?うむ、確かに耳にはしているぞ?旦那様♡」
誰が旦那様じゃこのクソガキが。
「確か、とんでもない才を持った魔族が誕生したらしくてじゃな…」
「というか全然私たちを前にして普通に喋れるようになったんですね。」
「うむ、旦那様の愛故じゃ♡」
誰が旦那様じゃ、しばくぞクソガキ。
…まぁ俺がしばかれる方だけど。
セイナが脱線した話を戻すためにコホンと、わざとらしく咳をする。
「それが3ヶ月前の出来事で、今はその異世界からの人が婚約されていた令嬢の方が婚約破棄されて追放されたらしいですね〜。」
ブフォア!?と俺はつい含んでいた牛乳を吐き出してしまう。
「そして、どうやら世界を救うための聖女様が力が必要ないと言われて追放だとか。」
「なんじゃそのテンプレの塊は!?属性盛りすぎだろどうなってんだ!!!???」
転生者がいるからって聖女様の世界を救う力がいらないって…じゃあ呼ぶなよ!聖女様の時間返してやれよ!
机を思いっきり叩いた俺は手のひらがヒリヒリしていると2人の顔はきょとんとしていた。
「何をそんなカリカリしてるんですか?」
お前らのせいだよ!!このおバカ!!
*
夜になり俺は嫌な予感がしつつも、例の路地裏に行ってみる。
…いやいや…まさかな…と思いながら俺は覗いてみるとそこには……
読了していただきありがとうございます。また次回もよろしくお願いします。